■■ 4月17日(土) ■■

 
■東京オリンピック 聖火リレー伊賀・名張に
3月25日、福島県をスタートした東京オリンピック聖火は、4月7日三重県に入り、四日市市、鈴鹿市、鳥羽市、伊勢市などをリレーして、8日伊賀市へと引き継がれた。午前9時30分伊賀上野城本丸広場を出発した聖火は、伊賀市役所までの5・1`を25人のランナーによって運ばれた。
伊賀エリア
伊賀市の第1走者は、歌手の鳥羽一郎さん。「子どものころテレビで見ていた」東京五輪に聖火ランナーとして関われることの喜びを噛みしめるように、城の石段を一歩一歩進んでいった。午前10時30分過ぎに、伊賀市の最終ランナーとして聖火を運んだのは、くノ一忍者として伊賀忍者博物館内でショーを行っている渡邊未央さん。国内はもちろん海外でも三重県の文化である忍者ショーを行い、三重県の魅力を発信している。岐阜県から未央さんの応援にやって来たご両親の敏夫さんと恵利子さんは「お世話になっている伊賀市に恩返しができれば。伊賀市の最終ランナーに選んでいただき光栄です」と笑顔で拍手を贈っていた。
午前10時40分過ぎ、聖火は次のリレー地の名張市の赤目四十八滝へと引き継がれた。
伊賀エリアの25人の走者順番と出発地は以下の通り。1鳥羽一郎さん・伊賀上野城、2清水進一さん・俳聖殿前、3宮田英樹さん・上野公園入口、4北川丈博さん・上野高校東門前、5山原裕美さん・丸之内交番前、6澤田政英さん・だんじり会館前、7伊藤沙彩さん・丸之内交差点、8田上啓史さん・上野東町ポケットパーク前、9大田智洋さん・銀座二丁目バス停 北側、10舘美穂さん・伊賀上野銀座商店街振興組合北側、11中川知花良さん・茅町交差点北側、12八田由香さん・桑町バス停向かい、13原隆久さん・桑町交差点南側、14山根秀昭さん・伊賀上野アーチ南側、15久末秀史さん・上野大橋北詰、16西井三千さん・上野東IC南側、17大橋明日美さん・伊賀警察署口交差点、18清水楓真さん・上野市民病院口交差点北側、19奥泰洋さん・市民病院下〔上野総合〕バス停南側、20林達也さん・本郷口バス停、21恵川裕行さん・四十九町交差点、22庄山輝さん・ゆめが丘西口交差点東側、23永田遥輝さん・四十九跨道橋北東側、24田晴加さん・伊賀市役所南、25渡邉未央さん・市役所前ラウンドアバウト交差点手前。
名張エリア
オリンピックの聖火リレーは伊賀市を抜けた後、名張市に到着。市内屈指の観光地・赤目四十八滝の不動滝付近からスタートした。トップランナーは梶谷穣さん。
スタートの合図が渓谷に響き、不動滝の手前に集合していた多くの観客が拍手を送った。聖火は次々とランナーに引き継がれ、赤目キャンプ場でゴール。次の開催地である松阪市へ引き継がれた。 名張エリアの11人の走者順番と出発地は以下の通り。1梶谷穣さん・赤目四十八滝不動滝、2クマさん・霊蛇滝広場、3蛭川竜次さん・行者滝、4前川美優さん・赤目四十八滝入口、5南川江梨香さん・赤目小公園、6松原智久さん・赤目滝バス停、7尾上隆之さん・入場山門西、8萩森くるみさん・赤目滝橋前、9大西博之さん・県道赤目滝線1、10小田原博さん・県道赤目滝線2、11伊藤茂一さん・県道赤目滝線3。

■「メガネ大感謝祭」メガネセンターフジモリ
名張市内と榛原に3店舗を展開するメガネセンターフジモリは、「お客様に快適で見やすいメガネを提供する」を心がけ、サービス向上に努めている。その為に、お客様の要望をしっかり聞き、一人一人に合わせた測定や、フレーム調整、それにレンズ選び、フレーム選びをサポートしている。
名張駅前に出店して早や40周年
フジモリ名張駅前店は、今年で40周年を迎える。それを記念してフジモリ全店で「メガネ大感謝祭」を開催中だ。開催期間は5月31日まで。期間中はメーカーにも協力してもらい、良い商品を喜んでいただける価格で提供する。「良いメガネをぜひこのチャンスにお求め下さい!フレームだけでも、レンズだけでも大歓迎です!」との事だ。
また同店は高い技術も売りだ。その一つに両眼視機能検査がある。「見る物がダブって見える、目の位置が少しズレてくる。目が疲れやすい…等は、両眼視機能の問題かもしれません。親身になってお聞きします。技術を主に置いているフジモリならではのメガネ造りを体験して下さい」とアドバイスしている。
喜ばれている2つのポイント
◎ジュニア(小1〜中3)世代の方は、成長期で度数が変わりやすい。業界最長の「ジュニア2年間保証」を付けていれば、その間に何度、度数が変わっても無料で交換OK! ◎白内障で手術した方の術後のメガネの度数変換は1年間「シニア保証」で安心!

■いが再発見 No159 火渡り神事で安全祈願
観光シーズンの到来を告げる「春の赤目四十八滝まいり」が3月28日、名張市赤目の赤目四十八滝で行われた。入山者の安全を祈る赤目四十八滝渓谷保勝会の恒例行事で、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、滝みそぎは中止。山伏たちによる大護摩供と護摩木祈願、火渡り修行だけになった。火渡りには一般人14人も参加、マキの残り火の上を熱さに耐えて素足で歩き、自身の健康を祈った。また同渓谷入口にある赤目自然歴史博物館では「―滝まいりウイーク」の一環として特別展「赤目と忍び そのルーツは修験道か、悪党か」が開催中。忍者と修験道、地域豪族・悪党との関わりを展示している。18日まで。
あいにくの小雨の中の決行となった。参加者は渓谷入口近くの延寿院不動堂で安全祈願をした後、ホラ貝を手にした山伏が先導して行場の霊蛇滝へ。例年は、その奥にある千手滝で行われるが、水かさが増したため、安全のため手前にある滝に変更された。霊蛇滝の前には祭壇が設けられ、行者7人による安全祈願法要が始まった。やがて5段に組まれた護摩壇に火がつけられる。たちまち燃えさかり、もうもうと煙が立ち上る。その煙を体に浴びながら修験者たちは一心不乱に願文を読み上げ、経を唱える。その行を見守る参加者たち。周りに厳粛な雰囲気が漂う。間もなく行者たちは吹き上げる炎の中に祈願者の寄進した護摩木をくべ、さらに祈りの経を唱え続ける。
護摩壇の火は人間の業(ごう)である煩悩(ぼんのう)や罪、けがれを焼き尽くすかのように燃えさかり、やがて火の勢いはだんだん弱まっていく。その瞬間を見計らっていたかのように山伏たちは次々と裸足になり、護摩をたいた残り火でくすぶっているマキの上を歩いていく。7人の行者すべてがである。その姿を見て「熱いだろうな。私にはできない」と思ってしまう。それほど迫力があった。
山伏の火渡り神事が終わり、これで終わりと思ったがそうではなかった。一般の参加者14人が次々とまだ一部燃えているマキの上を素足で歩いていく。若者がいる。男性ばかりと思っていたら違った。女性もいる。それも一人ではない。さらに小学生も火種の残る護摩壇木の上を裸足で渡って行く・・・
続きは4月3日号の伊和新聞に掲載しています。 ※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月760円(郵送地区別途)、一部200円。


名張エリア第1走者の梶谷穣さん