■■ 7月17日(土) ■■

 
■おかげさまで13周年 にぎやかに「第12回やなせ祭り」開催
7月11日、名張市新町の旧細川邸「やなせ宿」で第12回「やなせ祭り」が開催された。
九州南部をはじめ各地で豪雨が続き心配されていた天気も、朝から真夏を思わせる好天に恵まれ、たくさんの人が訪れた。
まちなか運営協議会が「もっとやなせ宿を知ってもらい足を運んでいただこう」と、2008年6月7日オープンの翌年から毎年6月に実施してきた。しかし、昨年はコロナ禍で中止、13周年になる今年は、「まん延防止重点期間」中の6月から1カ月延期し、期間も例年の2日から1日にするなど規模を縮小しての開催となった。
午前10時、亀井利克名張市長の挨拶で始まった「やなせ祭り」は、屋外での「ミニSLに乗ろう」や市民グループSWICHなばりの七夕チャリティーイベント「短冊に願いをこめて」など。屋内では「お抹茶体験」やワンデイレストランなどが開催された。また伊賀琉真太鼓や名張高校吹奏楽部の演奏など、それぞれ趣向を凝らしたイベントで小さい子どもたちをはじめ、多くの参加者を喜ばせていた。 やなせ宿池田毅館長は「コロナ禍により昨年は中止となり残念な思いだった。今年は万全の感染防止対策を取りながら、参加者の同意と協力を得ながら実施でき、喜んでいる。天気もよく、参加いただいた皆さんには満足いただけたのでは。皆さんのお陰で実施できたことに感謝している」とうれしそうに語った。

■清らかな心 はすの花 今が見頃
弘法大師が青蓮寺で「青い蓮が咲き開く風景を見た」いう言い伝えから、ハスの名所として知られている地蔵院青蓮寺(耕野一仁住職)。2005(平成17)年、伊賀市の慶明寺から蓮根を譲り受けたのが始まりで、今年は4月に植え替え、6月中旬から花を咲かせ始めた。今年は例年より少し早く花を咲かせているという=写真。 境内に並ぶ100鉢のハスは白やピンク、紫など30種類ほどあり、ハスの花言葉「清らかな心」を感じさせる。見学に訪れた人も、静けさの中にある見事なハスに見とれ、心清らかな一時を楽しんでいた。見頃は7月いっぱいの午前中、優しい香りが青蓮寺の境内を包んでいる。(7月12日撮影)

■いが再発見 No169
夢の古民家で料理店 スパイスカレー店「BIGSPICE」
天正伊賀の乱で伊賀衆が織田信長と戦った決戦地として知られる名張市赤目町柏原に古民家のスパイスカレー店「BIGSPICE(ビッグスパイス)」がこのほどオープンした。大阪・枚方市から移住した夫婦が開いたもので、店のスパイス料理はすべて妻の杉本美和子さん(37)が受け持つ。太い梁(はり)や高い天井など古民家の持つ魅力に取りつかれた2人は「古民家で料理店を開くのが夢だった。皆さんにはまだ知られていませんが、伊賀市や宇陀市からもスパイスカレーが食べたいとわざわざきてくれています。将来はこの部屋を使ってイベントやワークショップも開きたい」と夢は広がる。
赤目口駅から赤目四十八滝方面へ歩いて15分くらいのところに、その店はある。集落の中にある古民家だが、看板もなく初めて訪れるには分かりづらい。「店への案内板くらい道の角っこに出した方がいいのでは」というと店長の杉本さんは「みなさんにそういわれるのです。でもなかなか忙しくて」というだけ。今年2月25日にオープンしたばかり。コロナ禍の中での開店でもあり、たいへんなことは分かるが、それにしてもおおらかである。杉本さんによると、奈良県の宇陀市や山添村からわざわざ食べにくるお客さんがいるという。「スパイスカレーの好きな人が多い。大阪までは行かれないから、という人もいます」
聞いてみるとSNS(ネット交流サービス)を使ってお店の宣伝をしているらしい。だから店への道順もスマホで調べればすぐわかるのだ。看板が無ければ店を探すことのできないアナログ人間にはその辺の感覚がもうひとつピンとこないのである。
さっそく本日のカレープレート(950円)を注文する。青い大皿にかなりの量のカレーが出てくる。全体が黄色から茶色で、どれが肉で野菜なのかよく分からない。杉本さんによれば肉と地元野菜を使ったカレーが2種、おかず7種が皿に盛ってあるという。口に入れるとカレー独特の風味が口に広がる。ただし辛くない。スパイスカレーといえばピリッとするものだと思っていたが、どうも勝手が違う。甘いような、ちょっと酸っぱいような微妙な味わいである。辛くないですね、というと「私、辛いのはダメなんです」と杉本さん。おかずの説明も受けるがカタカナが多くて、正直よく分からない。お皿の上にちょこんとのったパパドと呼ばれるマメせんべい、黄色のターメリックライスくらいは見て理解できたが。
杉本さんにどうしてカレー店を開くことになったのかを聞いてみる。「もともと料理に関心があり特にカレーが好きだったということです。カレー専門店に勤めたこともないし、インドへももちろん行っていません。すべて独学。スパイスや食材を勉強してカレーを作っては知人、友人に提供して味見してもらいました。スパイスカレーは作り手によって味が変わります。そこが魅力なのかもしれません」
杉本さんは金沢市の生まれ。エステの店で8年間仕事をしたが、もっと体の仕組みについて勉強したくなり大阪の鍼灸師養成の専門学校に入学する。
続きは6月19日号の伊和新聞に掲載しています。 ※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月760円(郵送地区別途)、一部200円。

■「メガネ決算セール」メガネセンターフジモリ
名張市内と榛原に3店舗を展開するメガネセンターフジモリは、「お客様に快適で見やすいメガネを提供する」を心がけ、サービス向上に努めている。その為に、お客様の要望をしっかり聞き、一人一人に合わせた測定や、フレーム調整、それにレンズ選び、フレーム選びをサポートしている。
そんなフジモリ全店で「メガネ決算セール」を開催中だ。開催期間は9月5日まで。期間中はメーカーにも協力してもらい、良い商品を喜んでいただける価格で提供する。同店スタッフは「良いメガネをぜひこのチャンスにお求め下さい!フレームだけでも、レンズだけでも大歓迎です!」と、決算だからできる割引をアピール。また「最近は国産のフレーム・レンズの人気が高まっています。当店でもフレームの国内最大の生産地・福井県鯖江市のフレームを豊富に取り揃えています。ぜひこの機会に世界的にも高い評価を得ているメイドインジャパンのクオリティーをお確かめください」と話す。もちろん国産ブランドフレーム、国産レンズも大幅値引きに応じる。
また同店は高い技術も売りだ。その一つに両眼視機能検査がある。「見る物がダブって見える、目の位置が少しズレてくる。目が疲れやすい…等は、両眼視機能の問題かもしれません。親身になってお聞きします。技術を主に置いているフジモリならではのメガネ造りを体験して下さい」とアドバイスしている。
喜ばれている2つのポイント
◎ジュニア(小1〜中3)世代の方は、成長期で度数が変わりやすい。業界最長の「ジュニア2年間保証」を付けていれば、その間に何度、度数が変わっても無料で交換OK! ◎白内障で手術した方の術後のメガネの度数変換は1年間「シニア保証」で安心!


第12回やなせ祭り


地蔵院青蓮寺のハス


杉本美和子さん


本日のカレープレート