■■ 1月5日(水) ■■

 
■松明調進行事テーマに親子ふれあい文化塾
 名張市青少年育成市民会議は、奈良県の東大寺・二月堂への松明調進行事をテーマにした「親子ふれあい文化塾」の参加者を募集している。後援は市教育委員会。
 二月堂のお水取り行事に使用される松明は赤目町一ノ井でつくられ、東大寺に奉納される。文化塾ではこの伝統行事を三回にわたって親子で学習、体験し、ふれあいを進める。
 日程は、第一回が三十日午後一時半から三時まで名張市役所一階大会議室で。ビデオ上映もまじえ、お水取りと松明調進行事の学習会を行う。
 第二回は二月十一日。赤目町一ノ井の極楽寺境内で、地元の松明講の手で進められる松明づくりを見学。午前十時から正午までの予定。
 第三回は三月十二日。東大寺への松明送りに参加する。午前五時二十分、市役所に集合し、極楽寺から徒歩とバスで松明を運ぶ。参加者の性別や年齢は問わないが、親子とも健康で、山道(獣道)を含め十キロほど歩けること。
 第一回は全員参加、第二、三回は希望者のみ参加。参加は無料だが、第三回はバス料金を参加者が一部負担する。
 申し込みは二十六日までに電話で同会議事務局(市教育委員会生涯学習・青少年室、電話0595・63・7892)へ。

■伊賀蕉門映像祭入賞作品決まる
 松尾芭蕉生誕三百六十年を記念して二〇〇四伊賀びと委員会や前田教育会などがビデオ作品を募集していた「伊賀蕉門映像祭」の入賞者が決定した。
 募集のテーマは「芭蕉に見る日本の心」。芭蕉の句やゆかりの地を題材にした第一部門「芭蕉に見る日本の心」、伊賀に焦点を合わせた第二部門「伊賀の自然と文化」、芭蕉生誕記念事業を対象とする第三部門「伊賀の蔵びらき事業」にわかれ、三百六十秒以内の作品を募集した。入賞は次のみなさん。
 ▼大賞=「芭蕉に見る日本の心」山本雅久(伊賀市緑ケ丘南町、成安造形大学生)
 ▼第一部門賞=「芭蕉に見る日本の心 おくの細道 月山」大門敏雄(仙台市、会社員)
 ▼第二部門賞=「伊賀の秋を彩る上野天神祭」田中良三(大阪府河内長野市、元会社役員)
 ▼審査員特別賞=「四国霊場に芭蕉を見た」「伊賀 芭蕉さんの足跡をたずねて」山口章(伊賀市希望ケ丘東、無職)、「上野天神秋祭のころ」西垣貴志(伊賀市白樫、会社員)
 ▼第三部門賞・「おいでなして祭と芭蕉さん」上野商工会議所女性部(冨田悦子部長)


●名張市青少年センタ(松崎町、電話0595・64・3478)の一月の催し日程は次のとおり。主催者の都合で変更される場合がある。カッコ内は主催者、連絡先。料金は前売り入場料。
 ▼第十九回新春謡曲仕舞大会(名張市社会教育振興会、主管・名張能楽振興会/電話0595・64・3478・市青少年センター)九日正午・午後五時。無料。
 ▼新春舞踊花舞台(新春舞踊花舞台/電話0595・63・5035・藤間緋桜さん)十六日午後零時三十分・四時。無料。
 ▼第十八回名賀名張教育文化講座(県教職員組合名賀支部・電話0595・68・8810)二十二日・午前十時・十一時三十分・午後一時三十分・三時。入場整理券が必要。
 ▼第三十六回慈善吹奏楽演奏会チャリティーコンサート(伊賀吹奏楽連盟/電話0595・65・1721・名張桔梗丘高校・田森さん)三十日午後一時三十分・四時。五百円。
 

 ■■ 1月7日(金) ■■

 
■コカリナの第一人者
黒坂黒太郎さん招き16日に県民カレッジ
 三重県生涯学習センターは十六年度「みえ県民カレッジのつどい」として十五日、県文化会館中ホール(津市一身田上津部田、県総合文化センター内)で「木霊(こだま)が歌う楽器コカリナ〜黒坂黒太郎がたどった発見と感動の旅〜」を催す。
 コカリナは東欧ハンガリーの民族楽器で、「桜の木でできたオカリナ」の意。黒坂さんによって日本に紹介され、黒坂さんと日本の木工家が改良を加えて、より精度の高い楽器となった。
 一九九八年の長野オリンピックでは、道路新設のために伐採されなければならなかった木からコカリナを製作、オリンピック会場で子供たちが演奏したことにより、多くの人に知られるようになった。
 黒坂さんは一九四九年、長野県生まれ。大学卒業後、フォークシンガーとして活動。日本全国やアメリカ、イギリス、韓国を歩き、地球環境や生活をテーマにした歌を演奏。九五年、コカリナを知り、ハンガリーで製作方法を学んだ。長野オリンピックでの活動は課題図書『コカリナの海』のモデルになった。
 年間百二十ステージのコンサートを行い、テレビの出演やBGMも手がけている。
 ボーカルは矢口周美さん、ピアノは福沢達郎さん。
 午後一時半開場、二時開演。前売り券は一般千円(当日千二百円)、小・中学生五百円(当日六百円)。
 問い合わせは同センター(電話059・233・1151)へ。

■「赤目瀧」も素謡で披露 新春謡曲仕舞大会
 名張市社会教育振興会は九日、市青少年センターで第十九回新春謡曲仕舞大会を催す。主管は名張能楽振興会。市教育委員会が後援。
 出演は、名張松声会(観世流)、児童謡曲仕舞教室(同)、邦謡会(同)、桔謡会(同)、名張千鳥会(同)、青風会(観世流)、名張金剛会(金剛流)。日舞の藤間緋桜の会と箏曲の菊苑会が協賛出演する。
 素謡「加茂」「小督」「東北」「三輪」、仕舞「熊野」「鉄輪」「田村」などのほか、江戸末期に名張でつくられ、昨年復曲されて話題を呼んだ「赤目瀧」も素謡で披露される。
 開演は正午。入場無料。

■かがやきフェス参加者を募集中
 名張市こども支援センターかがやきは十五日、「かがやきフェスタ2005」を催す。
 対象は市内在住の子育て中の親子。内容は、むすび座の人形劇「フレーフレーももたろう」「へびくんのおさんぽ」、手作りコーナー(おもちゃ、手形)、布おもちゃの作り方、絵本の読み聞かせ、カプラ(積み木)コーナーなど。午前十時から午後三時半まで。
 参加無料。定員は先着八十組。申し込みは十四日までに電話かファクスで同センター(電話0595・67・0250、ファクス66・5650)へ。

■市民活動団体の法人化を考える
 市民活動を推進するための講演会「市民活動団体の法人化を考える」は二十六日、名張市勤労者福祉会館二階大会議室で開かれる。
 講師は「市民フォーラム21・NPOセンター」事務局次長で、民間非営利活動組織(NPO)発展のための活動をつづける松本美穂さん。法人化のメリットとデメリット、要件などを学ぶ。午後一時から三時まで。受講無料。
 受講申し込みは必要ない。問い合わせは市民活動支援センター(電話0595・63・5325)へ。

■ギャラリー楽で新春写真二人展
 名張市松崎町、ギャラリー楽(電話・ファクス0595・63・2212)で十四日から十七日まで「新春写真二人展」が開催される。二〇〇四年度第十回楽展。
 ともにフォトクラブ和光に所属する石尾定義さん(富貴ヶ丘)が「花幻想」、吉田以彦さん(桔梗が丘)が「鶴八態」と題して、半切サイズの作品八点ずつを出展する。
 午前十時から午後五時(最終日は四時)まで。


●禁煙サポート
 二十五日午前九時半から十一時まで名張市保険センターで。呼気中一酸化炭素濃度の測定と保健師による個別相談を行う。申し込みは電話で市健康相談室(電話0595・63・6970)へ。

 ■■ 1月8日(土) ■■

 
■芭蕉の高弟・土芳をしのび18日に墓前法要と追善句会
 芭蕉翁顕彰会は十八日、伊賀市長田の西蓮寺で、松尾芭蕉の高弟だった服部土芳の文学的功績をたたえる土芳忌追善句会を催す。伊賀地域の俳句愛好者などに参加を呼びかけている。
 土芳は明暦三年(一六五七)生まれ。元禄元年(一六八八)に蓑虫庵を開いた。芭蕉の理論を体系的に整理して伝えた俳論書『三冊子』を著し、芭蕉の句文集もまとめるなど、伊賀蕉門の第一人者として活躍した。享保十五年(一七三〇)没。
 午前十時半から土芳の墓前で法要を営み、午後一時から栄楽館二階で追善句会。雑詠一人三句を同零時四十分までに投句する。受付は零時十五分から。選者は川浪玲子、佐々木経子、水島三造、葭葉悦子のみなさん。
 参加費五百円(句集代)。西小学校東門前を午前十時に出発する西蓮寺行きバスが利用できる。法要後は栄楽館まで運行。
 参加申し込みは電話で芭蕉翁記念館(電話0595・21・2219)へ。

■講演とトークセッションで22日「新しい公」フォーラム
 「市民による行政職員人事評価策定研究会」は二十二日、名張産業振興センター・アスピアで「新しい公フォーラム2005」を催す。市民公益活動率先事業。
 市民活動・NPOコーディネーターの阿部圭宏さんが基調講演「市民が担う新しい公」を行い、行政の専門家や市民、企業、行政職員、市民活動団体関係者らによるトークセッションも。午後二時から四時まで。
 参加無料。事前申し込みは必要ない。問い合わせは同研究会の辻さん(電話0595・63・0461)へ。

■30日に伊賀駅伝
 伊賀地区駅伝競走大会は三十日午前八時半から伊賀市のゆめぽりすセンター周辺をスタート・ゴール地点とするコースで開催される。荒天時中止。
 種目は▽男子(六区間、二十三・七キロ)▽女子、中学生(五区間、十二・五キロ)。参加資格は伊賀地区内に在住、在勤、在学する人。参加料は男子一万円、女子五千円、中学生三千円。
 申し込みは十三日までに、名張市総合体育館内スポーツ振興室(電話0595・63・5339)備えつけの申し込み用紙に必要事項を記入し、参加料を添えて同室へ。

■滝之原・国津・長瀬小で小規模特認校の児童募集展
 名張市は滝之原、国津、長瀬の市内三つの小学校に小規模特認校制度を利用して転・入学する児童を募っている。十五年度から実施しているが、施行期間が十八年度まで延長された。
 同制度は、市内に住所のある人、または将来住所を移す予定のある保護者が、自然環境に恵まれた小規模校教育に賛同し、児童の転・入学を希望する場合、一定の条件を付したうえで、学校区をまたいで小規模学校への転・入学を許可するもの。
 制度を利用する場合の条件は、▽滝之原、国津、長瀬小学校のそれぞれの学校の教育活動に賛同する市内在住、または在住予定の小学生を対象とする▽通学方法は保護者の送迎を原則とし、基準により通学費の補助が受けられる▽通学期間は入学から卒業までが望ましいが、一年間の通学も可能▽希望する学校の校長面接がある▽途中転学の場合は在籍学校長の意見書を必要とする。
 募集期間は一月六日から二月二十八日まで。申し込み方法など詳細の問い合わせ先は次のとおり。
 ▽名張市教育委員会学務管理室(電話0595・63・7873)
 ▽滝之原小学校(電話0595・68・2850)
 ▽国津小学校(電話0595・69・1321)
 ▽長瀬小学校(電話0595・69・1004)


●新春写真展
 名張市内の写真愛好家による「名張・写真を楽しむ会」が二月一日まで奈良県宇陀郡室生村向渕の室生アートハウス二階で開催中。会員十八人が四季おりおりの風景写真を中心に三十六点を出展している。午前九時から午後七時まで。定休は水・木曜。会場は電話0745・92・2777。

●游風展
 十六日まで伊賀市槇山の伊賀まちかど博物館・ギャラリー30(電話0595・42・1260)で。かとうゆきえさんが招き猫をモチーフにした紙粘土絵画を出展。午前十時から午後五時まで。十、十一日は休館。

●防災フェア2005新春

 十五日から十七日までジャスコ新名張店リバーナ一階と駐車場の特設会場で。防災啓発車による地震体験、阪神・淡路大震災パネル展示、防災クイズ、防災相談などを実施。問い合わせは市危機管理室(電話0595・63・7271)へ。