■妖怪の姫と若い侍の「たった一度の恋」描く
劇団「座☆名張少女」が泉鏡花の「天守物語」
劇団「座☆名張少女(ざ・なばりおとめ)」の二〇〇五年度公演「天守物語」は十六日、伊賀市阿保の青山ホールで催される。
「天守物語」は泉鏡花が大正六年に発表した戯曲。「夜叉ケ池」に並ぶ傑作とされ、美しい妖怪の世界に対比させることで人間の傲慢さを風刺しながら、妖怪と人間との「たった一度の恋」を描く。
舞台は「白鷺城」と呼ばれる姫路城の天守。人間が登ったことのない最上層には美しい妖怪の姫君とその一族が住んでいたが、姫君が下界で行われた鷹狩りの鷹を奪い取ったため、城主から鷹を探し出すよう命じられた若い侍が天守に足を踏み入れる。姫と侍は心を通い合わせるが、下界に降りた侍は濡れ衣を着せられて追われる身となり、ふたたび姫の待つ天守を目指す……。
出演は、浅田純一郎、尾崎圭胡、神谷仁美、玄場翔子、小西薫、小西徹、管田久美、下雅井ミエ、SHOMI、辻本秀一、中山祐未、浜地幸昌、平田ゆみ、ひろみん、松本寿次、森田コウヂ、力丸てつや、LEO、山口憲一、山川美帆、よよいのみなさん。演出は森田晃次さん。
開演は午後二時、六時半の二回(開場は三十分前)。前売りは一般千円、高校生以下八百円(当日はいずれも三百円増し)。小学生未満無料。チケットは青山ホール、ネクストワン名張店、ブックスアルデ名張本店・近鉄店で取り扱っている。
電話・ファクス予約、問い合わせは森田さん(電話・ファクス0595・62・1373、携帯電話080・5166・8612)へ。
■写団なばり写真展
写真愛好家グループ「写団なばり」(菊田実代表)の第六回写真展は七日から十日までジャスコ名張店三階リバーナホールで催される。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
メンバー十人が五点ずつ、計五十点を出品。四季おりおりの風景を中心に、連作や組写真が披露される。出品者は次のみなさん。
清水春美、瀬森義和、中村満、西山和佑、東出勲、東出昭子、宮崎欽二、山本潤吉、菊田実、佐藤政宏
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