■22人の新作で名張市美術作家協会新春展
名張市美術作家協会(杉本禮子会長)の第十四回新春展は二十六日から二十九日までジャスコ新名張店三階リバーナホールで催され、来場者でにぎわった℃ハ真。
同会は、市内の洋画家が「横一線」に並んでより高いレベルを目指そうと発足。チャリティを兼ねた新春展と秋季展の年間二回の展示会を柱に、デッサン会やスケッチ旅行などの活動を重ねている。
会場には、新春展初出展となる会員も含め二十二人の会員が一人一点ずつ、二十号か三十号の新作を出品。それぞれに独自の世界を追求した力作ぞろいで、ゆっくり足をとめて鑑賞してゆく市民が多かった。
チャリティ作品としてF四号の小品を二点ずつ出展し、収益は社会福祉に役立てることにしている。
出展は次のみなさん。
石川勉、石谷淑子、入江浩、大畠洋、喜多村明美、工藤俊治、久保昭年、久保照男、小林芳郎、佐藤好美、杉本禮子、高原光彦、竹内正明、玉置和雄、辻村弘行、平野奈美子、藤本晴一、房州則子、松本美恵子、森川祥夫、山口陽子、山田知治
近鉄桔梗が丘では
16日から三人展も
名張市美術作家協会メンバーによる三人展「美を求めて」が十六日から二十二日まで近鉄百貨店桔梗が丘店A館三階催会場で開かれる。
出展は、元会長の小林芳郎さん(水彩、日本水彩画会会員)、前会長の久保照男さん(油彩、二紀会所属)、現会長の杉本禮子さん(同)。この顔ぶれによる三人展は初めて。新作約八十点が披露される。
午前十時から午後七時半(最終日は六時まで)。
■元暴走族の非行カウンセラー伊藤幸弘さんが名張で講演会
名張ロータリークラブと名張市PTA連合会、伊賀地区県立高等学校PTA連絡協議会は五日、名張産業振興センター・アスピアで、非行カウンセラーで元暴走族「相州連合」総長の伊藤幸弘さんによる講演会「こんなオレでも生きててよかった」を開く。市教育委員会、県高等学校PTA連合会が後援。
伊藤さんは一九五二年、神奈川県平塚市生まれ。高校中退後、構成員一万五千人の相州連合二代目総長を経て、自動車修理工場勤務のかたわら青少年育成カウンセラーを始める。マスコミで紹介され、全国から問い合わせが殺到。九九年、伊藤幸弘教育研究所を設立し、所長となる。
かわいがってくれた母の死もあり、親、学校、社会に反抗。高校三年のときに大げんかをして退学。七四年、相州連合を結成し副総長、七五年には二代目総長となる。抗争をくりかえし、構成員一万五千人のトップになる。
七六年、道交法違反、傷害罪容疑などで逮捕され、禁固一年の服役。出所時、逮捕前に働いていた自動車板金会社の社長に温かく迎えられたことから更正をめざす。
七九年ごろ、校内暴力のリーダー格の親から相談を受け、一日で解決。以来、親たちから相談を受け、マスコミでも取りあげられて、大きな反響を呼ぶ。九九年、衆議院青少年問題特別委員会で意見陳述を行う。子育て協会静岡支部長、静岡県教育協同組合顧問などを兼務。
「私の体当たり子育て・子直し論」「親が変われば子供も変わる」などのテーマで、非行問題の本質ともいえる親子の関係性などを通し、問題解決のための実践的取り組みと対応のための活動をつづけている。
午後一時半から三時まで。入場無料。問い合わせは名張市PTA連合会事務局(電話・ファクス0595・64・6318)へ。
■7日に細川邸の蔵びらき「なばりの原風景」紹介も
名張地区既成市街地の町並みや路地を地域資源として活用することを目的に活動する「からくりのまち名張実行委員会」(北村嘉孝会長)は七日、新町の細川邸で蔵の開放などをメインにした「細川邸の蔵びらき」を行う。
鍛冶町、蛭子神社の「八日えびす」が七日宵宮、八日本祭りという日程で催されるのにあわせ、「名張まちなか再生プラン」の目玉として整備が検討されている細川邸を会場に、市民交流の場を提供する。「からくりのまち名張」の冬事業。名張市が共催。
細川邸に残る名張川側の蔵では、午後三時から八時まで昭和二、三十年代の「なばりの原風景(風俗)」を放映。東大寺二月堂への松明奉納行事の松明と資料も展示する。
母屋側の蔵では、午後三時から手打ちそば(限定五十食、四百円)と竹燗酒(限定、百円)を販売、同五時から、なばりからくりしるこ(限定二百食)を無料でふるまう。
同五時から蔵のライトアップも。
このほか関連事業として、名張市観光協会は七日正午から鍛冶町の児童公園で、はまぐり入り粕汁の千人鍋をふるまい、名張商工会議所青年部は七日午後五時から九時までと八日午前十時から同町、岡崎醤油店倉庫に「ほろよい屋台」を開設。地元鍛冶町区は七、八両日の日没後、蛭子神社周辺で「七福神あんどん」を点灯する。
●名張市青少年センター(松崎町、電話0595・64・3478)の二月の催し日程は次のとおり。主催者の都合で変更される場合がある。カッコ内は主催者、連絡先。料金は前売り入場料。
▼ふれあい芸能フェスティバル(ふれあい芸能フェスティバル/電話0595・64・7784=野々口康男さん)五日午前十時〜午後五時。無料。
▼ワールドピース・ナウinなが(三重県教職員組合名賀支部/電話0595・68・8810)十一日午後一時三十分〜四時三十分。無料
▼第五回大人たちのdokidokiコンサート(名張市社会教育振興会、大人たちのdokidokiコンサート実行委員会/電話0595・64・3478=市青少年センター)二十六日午後一時三十分〜三時五十一分。無料。
●絵てがみ教室
名張公民館と蔵持公民館で自主サークルとして活動する「絵てがみ教室」が四月に始まる新年度生を募集している。名張は第四水曜、蔵持は第四土曜に活動。いずれも午後一時半から約二時間。講師は水彩画家の小林芳郎さん。会費は両教室とも年間六千円。希望があれば見学を受け付ける。連絡は徳島さん(電話0595・65・1903)へ。 |
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