■おきつも女声合唱団 30日に演奏会
「神代のリズムとワルツの融合」をテーマにしたおきつも女声合唱団(藤原保信代表)の第二十二回演奏会は三十日、名張市青少年センターで催される。日本古謡とヨーロッパの近代音楽を結びつける実験的なステージが披露される。
メインになるのはヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」の「仮面舞踏会」と、日本古謡の「さくら」とを融合させる試み。明るい曲調で日本人にも親しまれているワルツから、日本独特のリズムをもつ古謡へ、さらにワルツへ、となめらかな間奏をはさんでふたつの曲が交互に演奏される。
「さくら」を歌うメンバーは、巫女を思わせる白い衣装で登場。素材選びから知恵をしぼり、和紙を使用して手づくりしたコスチュームが、ステージに日本的な幽玄の世界をくりひろげる。
プログラムは四部構成。一部では「主を祝福せよ」など宗教音楽やバッハ「G線上のアリア」、ベートーヴェン「月光のバラード」を、二部では「シェルブールの雨傘」や「アメージング・グレース」などの海外のポピュラー曲を披露。
三部では日本の唱歌と歌謡曲をとりあげ、「アカシヤの花」「波浮の港」「北の宿から」「カチューシャの唄」などを。最後の四部で「仮面舞踏会」と「さくら」に挑戦する。
藤原代表は「団員が過去最少の二十人ということで、いままでにない緊張感がありますが、全員が集中して舞台に臨みたいと思います」という。
午後一時半開場、二時開演。指揮は藤原代表、ピアノは福岡真由美さん。福岡さんは「仮面舞踏会」と「さくら」の間奏の編曲も担当。後援は市教育委員会、名張文化協会、奈良県合唱連盟、関西合唱連盟。
入場料千円。チケットは市青少年センター、桔梗が丘書店、前田文具夏見店、一二三書房、長谷川堂書店、ブックスアルデ本店・近鉄店・リバーナ店(以上名張市)、さわ楽器(伊賀市)で発売中。
問い合わせは千村さん(電話0595・68・1159)へ。
■心身障害児・者−ボランティア養成
心身に障害のある人を支援するボランティアの養成講座が身体障害者デイサービス事業所かしの木ひろば(伊賀市上野寺町)で開かれる。
二十九日に開講し、来年三月まで毎月一回、土曜日に開く。研修、体験、見学を通じて、ボランティアの理念や心身障害児・者への支援活動について学ぶ。午前十時から正午まで。受講無料。
申し込みは二十一日までに同事業所(電話0595・21・2745)へ。
■伊賀線七夕飾り
近鉄伊賀線活性化協議会と伊賀市、伊賀県民センターは七月七日から約一か月、伊賀線沿線の十駅に十九の保育所・幼稚園などの子どもたちがつくった七夕飾りを飾りつけ、上野市駅では駅の係員が伊賀線利用者のうち希望者先着三百人に短冊を配布。
■水生昆虫観察会
「伊賀の森と水の恵みを子どもたちに」を合言葉に活動する自然学校はじっこクラブは十五日、水生昆虫観察会「川の虫をつかまえよう!」を催す。
午後一時半、伊賀市伊勢路の上津コミュニティーセンターに集合、青山川で川の虫をつかまえ、観察する。四時まで。雨天中止。
対象は幼児、小・中学生、一般。小学生以下の参加には親の同伴が必要。持参品は、たも、かご、濡れてもよい靴と服(または水着)、着替え、タオル、筆記用具、バケツなど採集物を入れるもの。参加費百円(保険代・資料代)は当日徴収。
申し込みは十三日までに電話かファクスで同クラブの林辰久さん(電話・ファクス0595・52・2570)へ。
■きらめきフェス
伊賀市更生保護女性の会青山支部(魚住節子支部長)は八月六日、青山ホールで子育て支援地域活動として第十二回「きらめきフェスティバル」を催す。後援は市教育委員会、市社会福祉協議会青山支所など。
母親の立場から非行防止に取り組む同会が、大人と子供や近隣社会の交流の場を提供し、夏休みの思い出づくりを手助けする。参加者を募っている。
午後零時半から四時まで。参加無料。会場で募金への協力を呼びかける。小・中・高校生のボランティアスタッフも募集している。
申し込みは十日から十七日までに、魚住支部長(電話0595・52・1453、ファクス52・2756)へ。
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