■近作とエッセイなど収録−風人短歌会が年刊作品集
伊賀地域などの短歌愛好者がつどう「風人(かざびと)短歌会」(鈴木幹子代表)はこのほど作品集「風人」第三号=写真=を刊行した。
同会は二〇〇二年八月に発足。伊賀市の歌人・李正子(イ・チョンジャ)さんが開いていた短歌教室のメンバーが中心になり、新たな仲間もまじえた同好会として、月一回の例会などの活動をスタートさせた。
作品集は年刊で発行し、第三号はA5判、八十ページ。会員二十五人が短歌の近作「私の十首」と鑑賞文「私の好きな歌」を寄せ、ほかに評論、歌紀行も収録している。本体五百円。
問い合わせは事務局の仲川忠道さん(伊賀市西高倉、電話・ファクス0595・21・5508)へ。
おもな収録作品は次のとおり(敬称略)。
【私の十首】
「過ぐる一夏を」河野洋子(特別寄稿)
「風の箒」赤木敏子
「一年生になる」東寿代
「ネールアート」生田幸子
「青潮さわぐ」石川勉
「原始の血」一条節子
「東」今西秀樹
「別れ」岡崎千賀子
「大楠」加村ひかり
「すぎゆくは」坂下晴彦
「梅の花」志野八重子
「那由他」鈴木幹子
「君ごころ」鈴木雄治
「落椿」高橋澄子
「野辺送り」仲川忠道
「風の民」七澤敏子
「樹々のさやぎ」服部愛子
「擬宝珠の葉」濱田能子
「二人」松村千代子
「この道」森静枝
「西域の土語」安本信子
「光る染糸」山本純子
「七色風船」吉田恵美子
「羽ぐくまず」吉輪康一
「明より暗へ」米田紀子
【評論・歌紀行】
「幻術師にあらず│前川佐美雄の世界│」坂下晴彦
「『実生』上梓を慶ぶ」河野洋子
「若葉の中を│岩倉峡からやぶっちゃの湯へ│」鈴木幹子
■5日に名張薪能
「自然居士」など
名張市の第十六回名張薪能は八月五日、朝日公園特設舞台で催される。
演目と出演は、舞囃子「自然居士」片山清司さん(観世流)、狂言「察化」茂山七五三さん(大蔵流)、能「船弁慶」分林道治さん(観世流)。
午後六時開場、六時半開演。八時半まで。無料。雨天の場合は青少年センターで。
問い合わせは市教育委員会文化振興室(電話0595・63・7897)へ。
■新設の武道交流館−見学会と公開練習
名張市蔵持町里に完成した武道館と交流館(コミュニティセンター)を併設した複合型施設「市武道交流館いきいき」で八月五、六両日、市民見学会が催され、市体育協会加盟の武道団体による公開練習が実施される。
市民見学会は五日午後一時から五時まで、六日午前九時から午後五時まで。
公開練習は、五日午後一時から三時までなぎなた・柔道・弓道、同三時から五時まで空手道・日本拳法・弓道。六日午前十時から正午まで剣道・柔道・弓道、午後一時から三時まで少林寺拳法・弓道、同三時から五時まで剣道・弓道。
一般の利用は七日に開始。
問い合わせはスポーツ振興室(電話0595・63・5339)へ。
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