■上野工高が茅町・桑町駅に Xマスのイルミネーション
もうすぐクリスマス。近鉄伊賀線の茅町駅と桑町駅に十一日、上野工業高校の生徒がイルミネーションの飾りつけを行う。
近鉄伊賀線は利用者が年々減少し、経営努力だけでは存続が困難な状況とされるが、地域に不可欠な公共交通機関であり、とくに高校生にとってなくてはならない通学の足であることから、県伊賀県民センターが上野工業高校と協力、伊賀線活性化の試みとして駅舎の飾りつけを手がけることにした。
「みんなで守る伊賀線」を合言葉に、上野工業高校が駅舎のデザインとイルミネーションの飾りつけを担当。井上電気工業がボランティアで駅舎内の配線工事を行い、近鉄がイルミネーション点灯のための電力を、県民センターが材料を提供する。
十一日午後、茅町と桑町の両駅で生徒たちがイルミネーションなどの飾りつけを行い、この日から来年一月九日まで毎日、午後五時から十時まで点灯される。
このほか、上野市駅では伊賀上野NINJYAフェスタ実行委員会が中心となって忍者をモチーフに、広小路駅では広小路商店会、芭蕉街商店会、農人町自治会が中心になって芭蕉をモチーフにイルミネーションを設置することが検討されている。
■おきつも合唱団 ロビーで演奏会
県伊賀県民センターのロビーコンサート「歌声に包まれて クリスマスを」は十九日、伊賀市四十九町の県伊賀庁舎一階ロビーで開かれる。二十四回目。午後零時十五分から五十分まで。
出演は名張市を拠点に活動するおきつも女声合唱団。一九八四年に誕生し、翌年から欠かすことなく年一回の演奏会を開いている。指揮は代表の藤原保信さん、ピアノは福岡真由美さん。
曲目は「スタバト・マーテル」「荒城の月」「クリスマス聖歌集より『聖夜』『もろびとこぞりて』『星の世界』」「ロミオとジュリエット」「亜麻色の髪の乙女」。
入場無料。申し込み不要。問い合わせは同センター総務・生活室(電話0595・24・8137)へ。
■池やダムめぐり 渡り鳥ウォッチ
伊賀市環境保全市民会議は来年一月二十一日、市内と周辺の池やダムをバスでめぐり、カモ、ハクチョウ、オシドリなどの渡り鳥を観察する「環境ウォッチング」の参加者を募集している。
集合は午前八時五十分、伊賀市役所西玄関(上野西小学校側)。九時に出発し、午後四時帰着の予定。
参加費(資料代)は大人千円、小・中・高校生五百円。定員四十人(先着順)。中学生以下には保護者の同伴が必要。昼食は参加者が用意する。双眼鏡などがあれば持参する。
申し込みは十九日午前八時三十分から電話で受け付ける。問い合わせは伊賀市役所本庁環境政策課(電話0595・22・9637)へ。
■来春採用看護師 試験は1月28日
伊賀市は来年四月一日採用予定の看護師を募集している。
人数は五人程度。対象は看護師(婦・士)免許を取得または来年三月末までに取得見込みで、昭和四十二年四月二日以降に生まれた人。 試験は一月二十八日午前九時から上野総合市民病院で作文と面接。提出書類は職員採用試験受験申込書。
受付期間は十二月二十八日まで。受付は午前八時半から午後五時までで、土・日曜と祝祭日は除く。郵送の場合は書留郵便とし、二十六日消印まで有効。
問い合わせは市総務部職員課(〒518‐8501、上野丸之内一一六、電話0595・22・9605)、上野総合市民病院事務部庶務課(〒518‐0823、四十九町八三一、電話0595・24・1111)へ。
■56人が個性競う 伊賀美術作家展
伊賀地域を拠点として活動する美術作家が個性を競い合う第八回伊賀美術作家展は三日から十日まで伊賀市上野中町、上野ふれあいプラザ二階で開かれている。
会員五十六人が絵画と立体を出展。午前十時から午後五時(最終日は四時)まで。入場無料。二階会議室では「実験展」を同時開催。
出品者は次のみなさん。
浅名佳子、東俊一、赤松絵里子、石川勉、磯澤宣昭、乾京子、入江浩、岩田登志子、上田真澄、恵村正大
尾坂喜子、長船侍夢、上田慎二、上田保隆、工藤俊治、久保由紀子、小阪のり子、小牧昭夫、小牧郁子
権蛇高司、坂根純子、桜田和子、杉本禮子、津田義夫、堂本清文、冨嶋多恵子、富田義孝、中尾範子、中川吉史
中島克子、中村映弥、西田浩司、西田陽一、箱林一正、花岡洋三、廣重明、藤田りよ、古川忠志、房州則子
堀川不二夫、前野知恵子、松生良人、森実春美、森中喬章、山岡泰祐
■伊賀の歴史や文化を伝える 語り部ガイドを講座で養成 伊賀上野の歴史や文化を観光客に伝える「いがうえの語り部ガイド」の講座が催される。
カルチャーボランティアいがうえの語り部の会が主催し、来年一月から三月まで伊賀市中央公民館で五回にわたって開かれる。
対象は伊賀市または伊賀地域に在住、在勤する人。四回以上の受講で修了証が授与される。
申し込みは氏名(ふりがな)、住所、電話・ファクス番号を明記して、郵送かファクスで伊賀上野観光協会(〒518‐0873、伊賀市上野丸之内一二二‐四、だんじり会館内、ファクス0595・26・7799)へ。
締切は一月十日。受付は先着順。
問い合わせは同協会(電話0595・26・7788)へ。
講座は次のとおり。いずれも午前十時から正午まで。
▽第一回=一月二十日「おもてなしの心」「松尾芭蕉」
▽第二回=二月三日「伊賀忍者」「伊賀越鍵屋辻」
▽第三回=二月十七日「藤堂高虎」「上野城」
▽第四回=三月三日「上野まち」「伊賀焼・伊賀くみひも」
▽第五回=三月十七日「実地研修」「修了式」
■小中学生対象にジュニアテニス NPO法人・スポーツ応援団IGAは二十五日、名張市中央公園テニスコートでクリスマスジュニアテニストーナメントを催す。
種目は小学生低学年(一〜三年)シングルス(男女混成)、同高学年(四〜六年)シングルス(男女混成)、中学生男女シングルス。午前九時から午後五時まで。雨天の予備日は二十六日。
参加資格は伊賀地区の小学生と中学生。定員四十人(先着順)。ほかに同NPOが推薦する選手(伊賀地区外)も出場。参加料二千円(当日徴収)。
申し込みは同NPO名張連絡所(名張市桔梗が丘二、くろぎや内、電話・ファクス0595・65・1326)へ。締切は十七日。
■親子でふれあういきいきランド
人工芝の上で親と子のふれあいを深める「親子いきいきランド」が来年一月十三日、伊賀市川合、あやまふれあい公園内「すぱーく阿山」で催される。
午前八時五十分集合。九時から阿山音頭、伊賀カルタ、輪投げ、ビンゴボードを楽しみ、昼食はおにぎり二個とお茶。午後は親子ゲートボール教室。午後四時半まで。
主催は日本ゲートボール連合。申し込みは阿山ゲートボール協会(電話・ファクス0595・43・0782)へ。締切は一月六日。
■梅が丘ロケッツ 東海大会に進出
名張市の梅が丘ロケッツミニバスケットボールクラブ(阪尾大三郎監督)の男子チーム(十九人)は三十日、名張市役所を訪れて亀井利克市長に東海大会への出場を報告、激励を受けた=写真。
十一月の県選考会で三位に入賞し、今月二十三、四日に伊勢市の県営サンアリーナで開かれる東海大会への進出を決めた。出場は四年ぶり三回目。
キャプテンの谷河友也君(梅が丘小六年)は「東海大会ではまず一回戦で勝つことが目標」、阪尾監督は「チーム一丸で全国大会進出をめざします」と意欲を見せていた。
■第九を歌う会が17日コンサート
名張第九を歌う会(松岡寿夫代表)の第十六回市民コンサート「第九」は十七日、名張市青少年センターで催される。
プログラムは、ビゼー「カルメン第一組曲」、ショスタコービッチ「祝典序曲作品九十六」、ベートーヴェン「交響曲第九番 合唱」第一〜四楽章。
指揮は河野正孝さん、管弦楽はやまなみグリーネ管弦楽団、独唱は木下和美(ソプラノ)、藤原靖子(アルト)、山口静生(テナー)、上ノ坊正明(バス)のみなさん。
午後二時開演。チケットは前売り千円、当日千二百円(高校生以下無料)。取り扱いは同センター、リバーナジャスコ、ネクストワン、前田文具、ブックスアルデ近鉄店、サワノ楽器店、青山ホール。
問い合わせは同会(電話0595・68・1777)へ。
■柔道の古賀稔彦さんが講演 成人式記念の市民大学講座
伊賀市は来年一月八日、市文化会館さまざまホールで「成人式記念講演会 市民大学講座」を開催、バルセロナオリンピック柔道金メダリストの古賀稔彦さんが講演を行う。
演題は「人生の教科書」。午後二時二十分から三時五十分まで。聴講無料。新成人は申し込み不要。新成人以外は先着三百人に入場整理券を配布する。一人二枚まで。
申し込みは市教育委員会生涯学習課で直接、または名前、返信先住所、電話番号、必要枚数を記入し、八十円切手貼付の返信用封筒を同封して郵送で(〒518‐8501、上野丸之内一一六)。受付は十三日から二十七日まで(午前八時半から午後五時。土・日曜と祝日は除く)。
送迎車が運行し、伊賀庁舎北側駐車場を午後一時五十分、文化会館を四時十分に発車。
問い合わせは市教育委員会生涯学習課(電話0595・22・9679)へ。
■県社会人リーグ ランポーレ2位
サッカー三重県社会人リーグ一部は八チームが参加して行われ、十二月三日に順位が決定した。
名張市を拠点に活動するMIEランポーレFCは鈴鹿クラブに3対0で勝利。KMEW伊賀FCは伊勢ペルソナFCと3対3の引き分け。ランポーレFCと伊賀FCは勝ち点で並んだが、得失点差でランポーレがリーグ順位二位となった。
同FCは来年一月十三、十四日、県営鈴鹿スポーツガーデンで行われる東海社会人トーナメント(東海リーグ昇格戦)に、伊勢ペルソナFCとともに出場。トーナメントでは東海リーグ昇格(二チーム)を賭けて東海四県の八チームが戦う。
●森公美個展
六日から十日まで津市中央、三重画廊(電話059・225・6588)で。風景画を中心に近作を展示。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
●金曽明子個展
九日から十五日まで名張市桔梗が丘三番町、ギャラリー閑(電話0595・65・1361)で。日本画と陶を展示。午前十一時から午後六時まで。
●第五回書・陶・染作品展
一日から二十六日まで奈良県宇陀市室生区向渕、室生アートハウス(電話0745・92・2777)で。出展は、松島夕映(書道)、内田利彦(陶芸)、内田恭子(染色)のみなさんと、まほろば陶染房「彦庵」。午前九時から午後七時まで。定休は毎週水・木曜。
●トーク&コンサート
二十三日午後一時半から伊賀市川合、あやま文化センターさんさんホールで。シンガーソングライターの野田淳子さんが出演。三時まで。入場無料。問い合わせは市教育委員会阿山分室(電話0595・43・0154)へ。
●島ヶ原文化芸術まつり
十七日から二十日まで伊賀市島ヶ原、島ヶ原会館ふれあいホールで。幼児から高齢者までの作品を展示。午前九時から午後五時(最終日は四時)まで。問い合わせは島ヶ原公民館(電話0595・59・2291)へ。
●十二月二日付「伊和新聞」のおもな内容は次のとおり。
▼議会と議員のあるべき姿を目指す、伊賀市議会が基本条例の制定へ=伊賀市議会は「地方議会は首長の提案した議案に賛成するだけの機関ではない」として、議会のあり方、政策提案や議員活動について明文化した条例案の素案を十一月六日、公表した。
この条例案の素案は、市民とともに議会のあり方を真剣に考える伊賀市議会の諮問機関「議会のあり方検討委員会」七人が、市内の八十三団体と意見を交換し、議会内部との調整をしながらまとめあげたもので、前文と二十四条からなる。このほど最終素案がまとまり、同委員会は二十七日、安本美栄子議長に答申した。
今後、市議会全員懇談会での討議を経て、十二月定例会で提案、成立を目指す。制定すれば全国では画期的な条例になり、すでに各地から視察、勉強団が来市している。
▼名張市が副市長制を導入、特別職報酬引き下げへ=名張市の亀井利克市長は二十八日の記者会見で、来年四月から副市長を置き、特別職の報酬を引き下げることを明らかにした。
自治法の改正により市三役のうち助役、収入役はなくなり、助役に替わって権限や業務の範囲を広めた副市長制を導入することになった。また、収入役は廃止され、出納責任者として一般職員を置くことが決められた。十二月議会で副市長の定数条例を制定する。
名張市は現在、助役が空席になっており、亀井市長は「助役の空席は、庁内的にも庁外的にも厳しい。特定の分野をフォローしてもらうことが必要だ。人選は現在模索中」と話し、市長、副市長の報酬は引き下げる考えで、来年一月、審議会に委嘱し、答申を得た上で三月議会にかけたい意向を示した。
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