■青山ハーモニー15周年演奏会
一九九一年に旧青山町で結成された青山ハーモニーの結成十五周年記念演奏会が二十六日、伊賀市の青山ホールで催される。同市、市教育委員会などが後援。
七年目、十年目、十三年目につづく四回目の単独コンサート。一部は唱歌メドレー「ふるさとの四季」、二部は女性作曲家・木下牧子さんの無伴奏作品に挑戦する。
三部は昭和二十年代を背景にした十曲のメドレー「TOKYO物語」を披露し、四部は生きることの意味を語りかける組曲「二度とない人生だから」。指揮は藤森唯史さん、ピアノは藤森真理さん。
午後二時開演。入場料は一般千円、高校生以下七百円。入場券発売所は青山ホール、秋永たばこ店、ダイヤモンド神山、ブックスアルデ近鉄店。
■伊賀地域などの短歌愛好者で組織する風人(かざびと)短歌会(鈴木幹子代表)の年刊作品集「風人」第四号=写真=が刊行された。
吟行や例会での相互批評などを通じ、それぞれの主題を追求している会員たちが、短歌やエッセイなどを寄せている。
刊行は年一回。四号には会員二十五人が近作「私の十首」と鑑賞文「私の好きな歌」を寄せ、ほかにエッセイ、評論、歌紀行も収録している。
A5判、九十四ページ。本体五百円で、伊賀地域の主要書店で販売している。
会員を募集しており、例会は毎月第四日曜に伊賀上野交流研修センターで開催。
問い合わせは事務局の仲川忠道さん(電話・ファクス0595・21・5508)へ。
おもな収録作品は次のとおり(敬称略)。
【私の十首】
「燕よろこぶ」赤木敏子
「天寿だよ」東寿代
「ア・ラ・カルト」生田幸子
「水雲」石川勉
「生をたしかむ」一条節子
「うぬぼれの愛」岡崎千賀子
「苦きよもぎ」坂下晴彦
「親鳩」志野八重子
「火の鳥」鈴木幹子
「苔の褥」鈴木雄治
「鳩笛」高橋澄子
「池の平」堤順子
「葬の周辺」仲川忠道
「花うつぎ」永田照子
「水辺のさくら」七澤敏子
「フォークダンス」服部愛子
「黄金の粒」濱田能子
「暮らし」松村千代子
「取替工事」安本信子
「春潮」山本純子
「降る音」山本晴子
「キャッチボールを」吉田恵美子
「一九六九」吉増浩志
「煉獄に落つ」吉輪康一
「旅立ち」米田紀子
【エッセイ・評論・歌紀行】
「くちびるに歌を」吉増浩志
「『禁忌』の和歌の意味│私の実朝ノオト│」坂下晴彦v
「個性の三重奏│鈴木幹子著『つかのまの夕虹』│」山本晴子
「短歌を創る上で心がけていること│初心者 並びに燃え尽き症候群の方へ│」七澤敏子
「緑のシャワーを浴びつつ│ミホミュージアムそして石山寺へ│」鈴木幹子
●彩の会作品展
十一、十二両日、名張市つつじが丘公民館二階会議室で。絵画作品を出展。第九回。午前十時から午後五時まで。
●名張産業振興センター本日の催し物 [一日・水]高島易断三世霊宝閣出張鑑定▽ひばり歌謡教室▽三重労働局主催就職支援セミナー [三日・金]実用書道教室▽ウェルネット会員様のつどい▽講談社作品講評会▽鎌倉彫▽高島易断三世霊宝閣出張鑑定▽(株)ユニクロ面接会場
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】
●名張市青少年センター(松崎町、電話0595・64・3478)の八月の催し日程は次のとおり。主催者の都合で変更される場合がある。カッコ内は主催者、連絡先。
▼観阿弥創座の地「なばり夏能」(名張市、市教育委員会、市社会教育振興会/電話0595・63・7897=市教委文化振興室)四日午後三時〜五時。千円。中学生以下無料。
▼北見典子バレエスクール第十二回発表会(北見典子バレエスクール/電話0595・63・3680=北見典子さん)五日午後五時三十分〜八時三十分。無料。
▼石川華乃バレエスタジオ第六回発表会(石川華乃バレエスタジオ/電話080・1428・7174=石川華乃さん)十一日午後三時〜七時。無料。 東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵の名画を上映する「一日まるまる映画館」は九月二日、名張市青少年センターで催される。市社会教育振興会と市教育委員会が主催する今年度文化庁優秀映画鑑賞推進事業。
入場料は一本だけでも四本でも五百円。プレイガイドはネクスト・ワン名張本店、一二三書房、ブックスアルデ近鉄店・名張本店、前田文具夏見店、リバーナ一階サービスカウンター、市教育委員会文化振興室、市青少年センター(以上名張市)、井筒屋書店あかもん店、サワノ楽器店、FUKUZAWAラジオ店(以上伊賀市)。
問い合わせは同センター(電話0595・64・3478)へ。
作品は次のとおり。
▼また逢う日まで(午前十時三十分〜午後零時十九分)一九五〇年、東宝(大船)。脚本は水木洋子と八住利雄、監督は今井正、出演は岡田英次、久我美子、滝沢修、河野秋武、杉村春子ほか。ロマン・ロランの小説「ピエールとリュイス」を原作に、青春の悲劇を格調高く描く。
▼青い山脈(午後一時〜三時五十二分)一九四九年、藤本プロ=東宝。原作は石坂洋次郎、脚色は井手俊郎と今井正、監督は今井正、出演は原節子、杉葉子、木暮実千代、池部良、伊豆肇ほか。封建的な因習が残る地方の小都市を舞台に、戦後民主主義で脚光を浴びた自由恋愛や女性の自立を明朗に描く。
▼野火(午後四時十五分〜五時五十九分)一九五九年、大映(東京)。原作は大岡昇平、脚本は和田夏十、監督は市川崑、出演は船越英二、滝沢修、ミッキー・カーチス、石黒達也、浜村純ほか。戦争末期のレイテ島の戦場で、食糧難のため部隊からも病院からも見捨てられた主人公の運命を描く。
▼ぼんち(午後六時三十分〜八時十四分)一九六〇年、大映(京都)。原作は山崎豊子、脚本は和田夏十と市川崑、監督は市川崑、出演は市川雷蔵、京マチ子、若尾文子、草笛光子、中村玉緒ほか。大阪の船場で四代つづいた老舗の一人息子が、女系家族の中で甘やかされ、それゆえに悪戦苦闘する様子を描く。
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