■長岡国人さん「石の脱皮」18日から堤側庵で作品展
名張市新田の堤側庵ギャラリーで十八日から二十四日まで「長岡国人展」が催される。
長岡さんは一九四〇年、長野県生まれ。多摩美術大学を卒業し、東京でグラフィックデザイナーとして勤務したあと、六六年から二十七年間、ドイツに住んだ。西ベルリン国立大学で絵画と版画を学んだあと、銅板画作家として国際的に活躍。ブルガリア、オーストリア、ポーランドなどの国際版画ビエンナーレでグランプリをはじめ数多く受賞。国際展の審査委員も務めている。
ヨーロッパ、アメリカや日本国内で百二十回あまりの個展を開き、帰国後は京都精華大学の教授として若い世代の指導にあたっている。
堤側庵では二〇〇四年以来、二回目の個展。和紙、柿渋、弁柄など日本古来の素材を使用し、環境破壊の進む世界が脱皮して蘇生することへの願いを託した「石の脱皮シリーズ」=写真=の立体的な作品を展示する。午前十一時から午後六時まで。問い合わせは堤側庵(電話0595・65・2081)へ。
■橋本さんの刺し子・吉住自在庵に展示
名張市下比奈知の伊賀まちかど博物館「吉住自在庵」で十七、十八両日、橋本みよさんの刺し子作品展が開かれる。地元でものづくりに携わる人の作品発表の場となる展示会「自在庵来て見てだぁーこ」の企画。
橋本さんは八十三歳、下比奈知在住。地元公民館の刺し子教室で指導を受けた。仕事着や日用品の傷みの激しい部分に、工夫をこらした刺し子を施しているが、「古いものに新しい命を吹きこむのはとても楽しい作業」という。橋本チエさん、山本峰子さんが友情出展。
入場者には下比奈知散策マップをプレゼント。豚汁、ふきだわら、山菜おこわ、喫茶もある。
午前十一時から午後四時まで。問い合わせは吉住さん(電話0595・68・1110)へ。
■矢埜さんがピアノロビーコンサート
伊賀県民センターの第四十二回ロビーコンサートは二十七日、伊賀市四十九町の県伊賀庁舎一階ロビーで催され、ピアニストの矢埜(やの)陽子さんが「優しいピアノでなごみの時間を」と題した演奏を披露する。
矢埜さんは大阪音楽大学卒業、アトリエ・ムジカピアノ教室主宰。演奏曲目は、ウォン・ウィン・ツァンの心なごむ曲から「Indian Summer」「夏の風車」など数曲、懐かしい日本の歌から「浜辺の歌」「しゃぼん玉」など数曲、美しいクラシック音楽から「G線上のアリア」と「四季」より「ラルゴ」など数曲。
会場では、伊賀農林商工環境事務所が第十三回「伊賀のいろいろご紹介」として、伊賀花き園芸振興会の活動を紹介。午前九時から午後四時まで展示即売も行われる。午後零時十五分から五十分まで。入場無料。申し込み不要。問い合わせは同センター生活課(電話0595・24・8137)へ。
■名張ピアノコンクール23日まで出場募集
名張文化協会と名張市社会教育振興会は七月二十三日、名張市青少年センターで開く第三十三回名張ピアノコンクールの出場者を募集している。
部門は?小学一・二年生の部?同三・四年生の部?同五・六年生の部?中学生の部?高校生の部。昨年までにこのコンクールで金賞を受賞した人は、同じ部門では参加できない。課題曲から一曲と自由曲を演奏する。
申し込みは二十三日必着で、所定の申し込み書と、演奏する自由曲のコピー譜、出演者の住所、氏名を記入して八十円切手を貼った封筒(返信用)を同封し、〒518‐ 0712、名張市桜ケ丘三〇八八‐九一、同協会事務局へ郵送する。
参加料七千円は二十三日までに、百五銀行名張支店(普通預金 店番403 口座番号410802 口座名=ナバリブンカキョウカイピアノコンクール)に振り込む。問い合わせは同事務局(電話0595・64・2132)へ。
■『伊賀市史』第四巻が完成。古代・中世の資料を収録
伊賀市が二〇〇四年度から進めてきた『伊賀市史』の第一回配本として第四巻『資料編 古代・中世』が完成した。
神話の時代から藤堂高虎が伊賀国に入国した慶長十三年(一六〇八)までの史料約千二百点を収録。市内に伝わる古文書や古記録から、古事記や日本書紀といった歴史書、東大寺文書、都の僧侶や貴族の日記、さらに古代の木簡や墨書土器、中世の棟札まで、貴重な史料が掲載されている。
市史は『古代・中世』『近世(江戸時代)』『近現代(明治以降)』にわかれ、それぞれの通史編と資料編、さらに『年表・索引』で全七巻。二〇一五年度の完結を予定している。
A五判、上製本、ケース入りで本文千十八ページ。地図などを収録したCD‐ROMが付録となっている。価格は五千円だが、六月一日までに市総務課市史編さん係や伊賀・名張両市の主要書店などで予約すれば四千円になる。問い合わせは市史編さん係(電話0595・52・4380)へ。
■歌謡やマジックなど多彩18日に名張育成園まつり
名張市美旗中村の名張育成園で十八日、地域との交流を進め、施設や障害への理解を深めるための「育成園まつり」が催される。名張育成会が主催し、同園保護者会が共催。虹の会、市ボランティア連絡協議会、皇學館大学などが協力。雨天決行。
午前十時に始まり、大和幸司さんの歌謡ショー、名張マジック友の会のマジックショー、オレンジヴォイスの合唱、日生学園のハンドベル演奏、ホットポイズンのストリートダンス、パシオンのマンドリン演奏などが多彩にくりひろげられる。
ほかに、午前十時四十五分から模擬店、作品展示即売、ゲームコーナー、正午からバザーがある。アートバルーン職人、ローカルヒーローも登場。問い合わせは同園(電話0595・65・0271)へ。
■青蓮寺川のアユ漁、6月1日に解禁
いよいよ初夏。アユ釣りの名所として知られる青蓮寺川では六月一日にアユ漁が解禁される。
今年は四月二十二日と五月八日、約十万匹の稚アユが放流され、放流後の水温、水量ともに最高で、生育は順調という。
釣り専用区域が設けられ、のぼりが目印。青蓮寺川香落漁業協同組合の休憩所は、前日から開放される。
入漁券は一般解禁(年券)一万円、同(日券)三千円(二日から)。販売所は漁協休憩所、プロショップかつき、アングラー釣具店、まんぷく亭、紅葉亭。
友鮎販売所は漁協休憩所、プロショップかつき、まんぷく亭、紅葉亭。問い合わせは同漁協(0595・64・1130)へ。
■染め替えや丸洗い・きものクリニック
たんすのなかで着物が泣いていませんか│。中尾呉服店パークシティ店で二十四、二十五両日、「きものクリニック」が催される。
染め替え、ガード加工、丸洗い、洗い張り、染み抜きといった技術で、着物をよみがえらせるクリニック。京都から職人が来場し、無料で見積もりを受け付ける。午前十時から午後八時まで。問い合わせは同店(電話0595・63・0614)へ。
■フラワーアレンジ、6月からの受講生
名張市赤目町新川、マナコフラワーアカデミー(斎藤ヤス子さん主宰)が「フラワーアレンジメントを楽しむ会」の六月からの生徒を募集している。
世代に関係なく、楽しみながら稽古を進める。会費は三千円(花材なども含む)。入会金なし。
月一回、次のどの教室で受講してもいい。
▽名張市=武道交流館いきいき(新)(第三日曜午後一時半?)
▽名張市=アスピア(第三金曜午前十時?)
▽伊賀市=ゆめが丘(第二土曜午前十時?)
▽伊賀市=上野ガスショールームフラム(第二金曜午後一時半?)、同(新)(第二日曜午後一時半?)
通常のレッスンと資格コースも募集しており、アレンジメント、ブーケ、コサージを指導する。右の教室のほか、火・金・土曜は斎藤さんの自宅で開講(月二回でも一回でもよい)。申し込み、問い合わせは斎藤さん(電話0595・64・2467)へ。
■ステンドグラスのサーナ教室作品展
名張市春日丘一番町、グラスアートスタジオ・サーナの第七回ステンドグラス・サーナ教室展は二十二日から二十五日まで元町、ジャスコ新名張店三階のリバーナホールで催される。
講師は林田さなえ、藤本悦子、藤本陽子のみなさん。出展の生徒は四十一人。午前十時から午後七時(最終日は五時半)まで。問い合わせは同スタジオ(電話0595・64・1514)へ。
■フリーマーケット・山添村で出店募集
奈良県の山添村商工会青年部は六月一日、同村花香房駐車場で催すフリーマーケット「やまぞえ市場」の出店者を募集している。
出品できるのは、古着、雑貨、日用品、農産物、特産品など。料金は一ブース(二×二・五メートル)千円。午前十時から午後三時まで。会場は名阪国道山添インターチェンジを降りてすぐ。
締切は二十六日。問い合わせ、申し込みは同青年部(電話0743・85・0033、ファクス0743・85・0035、ホームページhttp://www.seinenbu.org/yamazoe/)へ。
■町家を語る対談とコーラス、31日に初の「町家ぶんか塾」
伊賀市農人町の「まちやガーデン伊賀・色々」で三十一日、「町家ぶんか塾」の第一講「真のぜいたくを町家の暮らしに学ぶ」が催される。
京都有形文化財の町家「杉本家住宅」の杉本千代子さんとアナウンサーの岡本栄さんが対談し、女声コーラス「アンサンブル・ビアンカ」が演奏を披露する。
受講料は千円(コーヒー、紅茶、スイーツつき)。い組は午後一時半から三時十五分、ろ組は同三時三十分から五時十五分。いずれも定員二十五人。
往復はがきに、申し込み責任者の住所、氏名、電話番号と希望者全員の氏名(一枚で三人まで)、返信面に申し込み責任者の住所、氏名を記入して申し込む。い組、ろ組どちらが第一希望かも記入。希望を調整する場合がある。締切は二十二日(消印有効)。問い合わせは「伊賀のたたずまいの会」の中山さん(電話090・1754・2060=午前九時?午後五時)へ。
|