■■ 9月19日(金) ■■

 

21日から秋の全国交通安全運動
秋の全国交通安全運動は二十一日から三十日までの期間で催され、三重県では県交通対策協議会をはじめとした関係機関・団体が協力、県民に交通安全を呼びかける。
運動の基本は、高齢者の交通事故防止。重点は▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽飲酒運転の根絶││の三点。
高齢者の事故防止では、高齢者の行動特性や運動能力を理解し、保護意識をもって運転することをドライバーに呼びかけ。高齢ドライバーには、高齢者運転標識の表示と、運動・運転能力など身体機能の低下を自覚し、ゆとりをもって安全運転を、と訴える。
二十一日午前十時からは鈴鹿市稲生町、鈴鹿サーキットで「交通安全県民フェア」が催され、県警音楽隊の演奏、交通安全クイズやゲームなどがくりひろげられる。

清水春美さんが風景写真で初個展
風景写真に取り組んでいる名張市緑が丘中、清水春美さんの初めての個展「魅せられて?四季燦々?」が二十六日から十月二日まで近鉄百貨店桔梗が丘店B館一階の桔梗ホールで催される。
清水さんは、市美術展の写真部門無鑑査出品者で、県美術展や富士フォトコンテストで入選。名張市で活動する「写団なばり」「光彩なばり」のほか、伊賀市の「若葉」、奈良県御所市の「一会」というフォトクラブにも所属している。
四季の自然に感動や安らぎを感じ、十年にわたって中判カメラで撮りためてきた作品から、春は花、夏は水、秋は紅、冬は氷雪と四季それぞれのモチーフにまとめた三十二点を展示。独自の感性で表現した自然美の世界を披露する。
午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
【写真は出展作の「春のシンフォニー(静岡・海津)」】

?あすから動物愛護週間
犬や猫など、ペットにかかわる苦情やトラブルが増えている。とくに市街地や集合住宅などで、飼育に関するマナーが守られないために問題が起きるケースが多いという。
食事の世話や健康管理はもちろん、犬の係留、むだぼえに対するしつけ、放し飼いをしている猫のトイレのしつけや、繁殖を希望しない場合はそのための処置なども、すべて飼い主の務めだ。
家族と同様の愛情をもってペットに接することが大切な一方、動物としての本能や習性にも配慮する必要がある。たとえば、極端に甘やかされた犬は人間を自分より「格下」と 認識し、飼い主の命令を聞かなくなる。
二十日から二十六日までは動物愛護週間。一九二七年に始まり、七三年制定の「動物の愛護および管理に関する法律」で法的にも位置づけられた。各種週間は数多くあるが、法律で定められているのはこの週間だけ。
動物への愛情と正しい飼い方に基づき、人と動物の豊かな環境を作るのが週間の目的。ペットを飼っている人もそうでない人も、身近な動物について考えてみる機会にしたい。

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 ■■ 9月17日(水)伊賀版 ■■

 

講演会に講談と音楽もまじえ「高虎の魅力」探るフォーラム
 藤堂高虎の入府四百年にちなみ、高虎が治めた伊賀の地で高虎の魅力を探るフォーラム「高虎の魅力?講演と音楽絵巻?」が十月四日、伊賀市上野丸之内の伊賀上野城天守閣二階で催される。
 午後一時に第一部が始まり、三重大学教授の藤田達生さんが「藤堂高虎の藩(くに)づくり?伊賀を中心に?」と題して講演。藤田さんは一九五八年、愛媛県生まれ。神戸大学大学院修了。専攻は日本中世史・近世史で、藤堂高虎と藤堂藩の研究がライフワーク。おもな著書に『日本近世国家成立史の研究』(校倉書房)、『江戸時代の設計者││異能の武将・藤堂高虎』(講談社)などがある。
 第二部は同二時四十分から。講談とリュート演奏による音楽絵巻「新藤堂高虎伝?わが命、この国とともに…?」があり、旭堂南青さんの講談と高本一郎さんのリュート演奏が披露される。南青さんは一九八〇年生まれ。近畿大学文芸学部を卒業し、上方講釈師の旭堂南左衛門さんに弟子入り。創作にも意欲的で、上方講談界の成長株と目されている。
 高本さんは相愛大学音楽学部在学中にリュートに魅せられ、フランスに渡ってリュートを学んだ。国内外の著名な音楽家と共演し、全国でソリストとしても活躍。台本は中野順哉さん。同三時二十分終了の予定。参加費は千円(伊賀上野城登閣代を含む)。申し込みは往復はがきで、参加者全員の氏名と代表者の氏名、住所、連絡先を明記し、「伊賀・夢・街道づくり協議会」事務局(〒518‐8533、伊賀市四十九町二八〇二番地、県伊賀県民センター総務・生活室内、電話0595・24・8137)へ。一枚で三人まで申し込める。締切は十九日必着。定員七十人。

蕉門ホール語り部塾きょう公演

 伊賀に伝わる民話をふるさとの言葉で語り継ぐ活動をつづける「蕉門ホール語り部塾」(北泉優子塾長)の五周年記念公演「伊賀の里 民話がたり」が十七日、伊賀市大谷の前田教育会館蕉門ホールで催される。
午後六時開場、六時三十分開演。会費七百円。
問い合わせは、同塾事務局(ステージコラブレーションIGA、電話0595・24・2329)、前田教育会(電話0595・24・5511)へ。

ギャラリー30で絞りの点描画展
 伊賀市槇山のアート&クラフト「ギャラリー30」で十七日から二十一日まで「京の絞り職人展」が開かれる。
 出展は、京の絞り職人衆による京都絞栄会(京都市中京区)。職人四十人で昭和十四年に発足し、分業制で伝統的工芸品を制作、問屋を通じて専門店に流通させているが、多くの人に絞りの魅力を知ってもらいたいと、展示会を開いている。
 作品は、絞りによる点描画。絞り染めで五百色以上に染めあげた布を二?三ミリ四方の大きさに切り、ピンセットで貼りあわせた「絞画(こうが)」と呼ばれるオリジナル作品で、春の「高瀬川」、夏の「京の夜景」=写真、秋の「平安神宮の神苑」、冬の「雪の金閣寺」と京の四季を表現した四点が披露される。絞りスカーフ、はぎれ、着物の展示即売もある。
午前十時(初日は午後一時)から午後五時(最終日は三時)まで。入場無料。問い合わせは同ギャラリー(電話0595・42・1260)へ。

  
 

 ■■ 9月13日(土) ■■

 

北川尊是さんが第七回水墨画展
 名張市豊後町の水墨画家、北川尊是さんの第七回作品展が二十二日から二十五日まで名張産業振興センターで催される。
 趣味の水彩画から水墨画に転じ、独学でプロになった北川さん。十二月には東京の国立新美術館で開かれる第十五回雪舟国際美術協会展にも出品する。
 出展は水墨画の大作と墨彩画、俳画に色紙や短冊なども小品もまじえ約八十点。午前九時から午後五時まで。
【写真は出展作の一点「森の朝」】

医師の講演などがんフォーラム
 がんの予防と啓発をテーマにした第一回「名張市がんフォーラム」が二十一日、市武道交流館いきいきで催される。名張市がん・難病相談室サポーターの会による市民公益活動実践事業。
 午後一時に始まり、三重大学医学部付属病院長の内田淳正さんが「最新のがん治療について」と題して話す。内田さんは大阪大学医学部卒、二〇〇五年から現職。講演内容は、肝がんの先進的治療、大腸がんの化学療法、泌尿器腫瘍や乳がんの治療など。
 つづいて、岡波病院看護師の中滉子さんが 「緩和ケア(がんの痛苦除去)について」を講演。中さんは三重大学大学院卒。〇七年、がん看護専門看護師の資格を取得した。
 ほかに「がん患者によるパフォーマンス」として日本舞踊や大正琴演奏などの披露や、ロビーのパネル展示と連動した「がん患者と遺族による体験発表」も。午後四時十分まで。入場無料。参加者全員に協賛の企業などからおみやげがある。
申し込みは電話・ファクス0595・64・0619(清野さん)、電子メールkitto-07@e-net.or.jpへ。


伊賀の里 民話がたり
十七日午後六時三十分から伊賀市大谷の前田教育会館蕉門ホールで。伊賀に伝わる民話をふるさとの言葉で語り継ぐ活動をつづける「蕉門ホール語り部塾」(北泉優子塾長)の五周年記念公演。会費七百円。問い合わせは前田教育会(電話0595・24・5511)へ。
蔵持地区歴史ウォーキング
二十一日午前九時から正午まで杉谷神社(大屋戸)などで。「みてみて名張」による「名張探訪十選コース」の第二回。定員は先着三十人。参加費五百円。申し込みは電話で森さん(電話0595・66・5350)へ。
障害者スポーツ大会
二十八日午前十時から午後三時まで名張市総合体育館で。申し込みは十六日までに市社会福祉協議会地域福祉課(電話0595・63・1111)へ。