■■ 10月3日(■■

 

■新米で新酒の仕込みが始まる・登録有形文化財の北村酒造で
十月を迎え、秋もいよいよ本番。あちこちから季節のたよりが届けられるが、名張市新町の北村酒造では、新米を使った新酒の仕込みが始まった。
酒蔵の中で、前夜に蒸したキヌヒカリの新米を、「こしき」と呼ばれる用具を使用して蒸気で蒸す作業が進められる。本格的な仕込みは年明けの一月、「寒仕込み」に始まり、四月ごろまでかけてさまざまな種類の日本酒が仕込まれる。
新酒として出回るのは秋。「名張では昔から、十月下旬の名張祭りにあわせて新酒を出すのがならわし」といい、同酒造でも十月の中旬から下旬にかけて、新酒の販売が始められる。この時期限定の伊賀流地ビール「紅葉」は仕込みが終わり、発売されている。
登録有形文化財に
北村酒造の店舗兼主屋や酒蔵など四件がこのほど、登録有形文化財(建造物)に登録された。伊賀・名張両市の酒蔵が登録されるのは、これが初めて。店舗兼主屋は初瀬街道に面して建ち、明治初期築造の木造二階建て。酒蔵は名張川に臨んでおり、対岸から見た名張のランドマーク的な存在だったとされている。
ほろ宵コンサート
北村酒造内のイベントスペース「酒蔵空間」では十日、開設四周年を記念した「秋のほろ宵ライブ」が催される。「大地の贈り物」と題し、伊賀の田園風景を描きつづける伊賀市在住の日本画家、松永伸さんをトークゲストに迎える。
演奏は、大槻温子(ソプラノ)、日向恵子(フルート)、松田典子(ピアノ)のみなさん。曲目は「里の秋」「風の子守歌」「十五夜お月さん」「君をのせて」など。
会費二千五百円(ドリンクとつまみ付き)。定員は先着八十人。予約、問い合わせは電話0595・63・0010へ。

本番へ向け合唱経験者を募集
12月の市民コンサート「第九」
 名張第九を歌う会は十二月二十日、名張市青少年センターで催す第十九回市民コンサート「第九」へ向けて合唱経験者を募集している。
 今年は五月に練習を始め、新人十人も加入してハーモニーに磨きをかけているが、ステージをより充実したものにするため、一回でも「第九」を歌ったことがある人を対象に、十一月からの仕上げの練習に参加してくれるメンバーを募ることにした。
 今年は初めて日生学園高校合唱部が加わることになっため、いままで以上の盛りあがりが予想されるといい、客席をまじえた大合唱も例年どおりくりひろげられる。
 当日は午後二時開演。第一部はスッペ「軽騎兵序曲」、ヨハン・シュトラウス「美しく青きドナウ」など、第二部がベートーベン「交響曲第九番ニ短調合唱付」。入場料は前売り千円、当日千二百円、高校生以下は無料。
 参加申し込みは事務局の中野一宏さん(電話0595・63・4783、090・5612・4989)へ。演奏会で「第九」を歌ったことがあり、仕上げ練習に四回以上参加できる人が対象。参加費は六千円(八回の練習と演奏会の参加費。一回払い)。
 仕上げ練習の日程は次のとおり。時間はいずれも午後七時三十分から九時三十分まで。
 ▽十一月=七日(名張公民館)、十四日(武道交流館いきいき)、二十一日(名張公民館)、二十四日(美旗市民センター)、二十八日(名張公民館)
十二月=五日(名張公民館)、十二日(同)、十九日(やまなみホール)

■五つのフォトクラブが合同展
名張市内の公民館を拠点に活動する五つのフォトクラブが一堂に作品を展示する「五クラブ合同写真展」が九日から十二日まで名張市元町、ジャスコ新名張店三階リバーナホールで催される。
 出展するフォトクラブは、光影(名張公民館)、和光(比奈知同)、美光(美旗市民センター)、写楽(蔵持公民館)、錦(錦生同)。講座や撮影会など一年間の活動の成果を披露し、クラブ間の交流も進める。作品は自由課題で、講師作品も含め半切サイズの作品が一人一点ずつ、合計八十八点が展示される。
午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。


名張市制五十五周年記念事業 四日、市青少年センターで演劇公演「池袋わが町」とトークショー。午後一時三十分からトークショー「わが町を語る」。「池袋わが町」は二時十分開演。
森公美個展 九日から十三日まで、名張市さつき台二番町の「ギャラリー○」(電話0595・74・0021)で。午前十時から午後四時まで。
第三十八回伊賀陶芸会展 十日から十二日まで伊賀市上野茅町、上野ガスショールーム「フラム」(電話0595・26・6855)で。会員十八人の作品と日常食器などを展示即売する。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
第五回デジタル写真二人展 十日から十二日まで名張市新町、旧細川邸「やなせ宿」で。富貴ヶ丘二番町、東出勲・昭子さん夫妻が「水のある風景(秋・冬)」と題し、手すき伊勢和紙とホワイトフィルム(鏡面光沢)を使用したデジタルプリント作品を出展。午前九時から午後五時(最終日は四時)まで。問い合わせは東出さん(電話0595・63・4428)へ。
赤目中学校PTAバザー 十一月二十二日午後一時三十分から同校体育館で。タオル、シーツ、制服、体操服、書籍、文具類、石鹸、洗剤類、食器類、食品類、日用雑貨などを販売。バザー用品の提供を呼びかけており、同PTA地区委員が受け付けている。出品は新品に限り、制服と体操服以外の衣類は出品できない。


第百二十三回簿記検定試験要項
 ▽主催=名張商工会議所、日本商工会議所
 ▽試験日=十一月十五日(日)
 ▽試験会場=名張産業振興センター「アスピア」一階アスピア1(都合により変更する場合がありますので、ご了承ください)
 ▽試験開始時刻=一級・三級=午前九時〜、二級・四級=午後一時三十分〜
 ▽受験資格=学歴、年齢、性別、国籍に制限はありません。
 ▽申込受付期間=九月二十五日(金)〜十月十六日(金)
 ▽申込場所=名張商工会議所管理課(名張市南町八二二‐二、電話0595・64・5353)
 ▽申込要領=《申込書類》(1)申込書(一級のみ写真一枚=縦四・五×横三・五センチ)(2)受験料(申込後の受験料は試験施行中止などのほかは返還しません)《申込方法》(1)直接申込の場合 申込期間中に上記のものを添えてお申し込みください(2)郵送による場合(申込期間中に必着のこと)現金書留に申込書、受験料を同封してください。一人で二つの級を受験する場合はそれぞれ別個に申込書を提出してください。申込受付後の変更、取り消しは、お断りします。
 ▽受験料=一級七千五百円、二級四千五百円、三級二千五百円、四級千六百円。上記受験料には消費税も含みます。
 ▽合格発表=十一月二十四日(火)〜十一月二十七日(金)二〜四級、平成二十二年一月四日(月)一級。ホームページ(http://www.nabari.or.jp/、合格者の受験番号のみ四日間掲載)、名張商工会議所管理課(電話0595・64・5353)
 ▽合格証書=合格者には当所において合格証書を交付します。
名張商工会議所/電話0595・63・0080


 ■■ 10月2日(■■

 

■サンフラワー名張が現代絵画展
 名張市滝之原の社会福祉法人「サンフラワー名張」(藤原弘丈理事長)を支援するチャリティ展「現代国際巨匠絵画展」(実行委員会主催)が二十日から二十二日まで名張産業振興センター・アスピアで催され、国内外作家の百二十点が入場者を楽しませた=写真。
 同法人は設立されて三年。スタートは二十年前、障害児(者)をもつ市内の親たちが資金集めの廃品回収を始めたことだった。現在は就労継続支援施設「サンフラワー名張ファクトリー」とグループホーム「コテージ名張」を開設、障害をもつ十四人の人たちがプラスチック製品の組み立てなどの作業を進めているが、施設の老朽化が進んで屋根や床の改修が必要になってきたため、日ごろの活動ぶりを知ってもらうことも目的に、資金づくりのためのチャリティ絵画展を開催した。
  会場には、チャリティ絵画展を企画する「ほるぷA&I」の協力で、ピカソ、シャガール、東山魁偉、平山郁夫ら国内外作家の版画や、中国出身で国際的に活躍するチャールズ・チャンさんら現代作家の作品を展示。入場者はゆっくり足をとめて鑑賞していた。

■小牧さん夫妻が陶と絵の二人展
名張市桔梗が丘五番町、小牧昭夫・郁子さん夫妻が六日から十一日まで津市羽所町、アスト津一階ショッピングモール内の「ギャラリーアスト1」(電話0595・222・1522)で陶と油絵の二人展を催す。
 陶の昭夫さんは一九三九年、京都市生まれ。京都工芸繊維大学を卒業し、民間企業で技術研究。退職後の二〇〇〇年に作陶を始め、〇二年、工房開設。三重県展や朝日陶芸展などで受賞や入選を重ね、今春、新田の堤側庵ギャラリーで初個展を開いた。油絵の郁子さんは一九四二年、東京生まれ。三重県展などで入選。県洋画協会展、伊賀美術作家展などに多数出展している。
 昭夫さんは「土の乾と泥の世界を美的にとらえた作品を」、郁子さんは「貝から受けた宇宙的イメージをシリーズとして作品化しました」という。
午前十時から午後六時(最終日は四時)まで。


名張育成園バザー 十八日午前十時から午後二時まで名張市立北中学校体育館で。日用品、おもちゃ、タオル、衣類、長期保存が可能な食料品などバザー用品の提供を呼びかけている。詳細は同園(電話0595・65・0271、平日午前九時〜午後五時)へ。


第百二十三回簿記検定試験要項
 ▽試験日=十一月十五日(日)
 ▽試験会場=名張産業振興センター「アスピア」一階アスピア1
 ▽試験開始時刻=一級・三級=午前九時〜、二級・四級=午後一時三十分〜
 ▽受験資格=学歴、年齢、性別、国籍に制限はありません。
 ▽申込受付期間=十月十六日(金)まで
 ▽申込場所=名張商工会議所管理課(名張市南町八二二‐二、電話64・5353)
 ▽申込要領=《申込書類》(1)申込書(一級のみ写真一枚=縦四・五×横三・五センチ)(2)受験料(受験料は試験施行中止などのほかは返還しません)《申込方法》(1)直接申込の場合 申込期間中に上記のものを添えてお申し込みください(2)郵送による場合(申込期間中に必着のこと)現金書留に申込書、受験料を同封してください。一人で二つの級を受験する場合はそれぞれ別個に申込書を提出してください。
 ▽受験料=一級七千五百円、二級四千五百円、三級二千五百円、四級千六百円(消費税も含みます) ▽合格発表=十一月二十四日(火)〜十一月二十七日(金)二〜四級、平成二十二年一月四日(月)一級。ホームページ(http://www.nabari.or.jp/、合格者の受験番号のみ四日間掲載)、名張商工会議所管理課(電話0595・64・5353)
名張商工会議所/電話0595・63・0080