■■ 10月31日(■■

 

■東出さん夫妻が写真の二人展
名張市新町、旧細川邸「やなせ宿」でデジタル写真の二人展を開いた富貴ヶ丘二番町の東出勲・昭子さん夫妻=写真。「水のある風景(秋・冬)」をテーマに、それぞれのカメラアイで切り取った十六点を披露した。
 二人とも市内の公民館講座で写真を学んだが、キャリアは昭子さんが一年先輩。「リタイア後の趣味として軽い気持ちで始めましたが、深みにはまってしまいました」と勲さん。
 夫婦で撮影旅行に出かけることも多く、とくに秋はスケジュールが目白押し。ともに七十代なかばだが、紅葉や秋祭りなど、魅力的な被写体を求めて遠近に足を運ぶ。
 同じ場所で撮影しても、勲さんは歩き回って題材を見つけ、昭子さんはじっくり腰を据えてシャッターチャンスを待つという。
会場には福井、山梨、和歌山、新潟などで撮影された作品が展示され、伊勢和紙にプリントした作品も。多くの入場者でにぎわった。

■手芸品や農産物名張教会バザー
 名張市夏見、日本キリスト教団名張教会で三日、この時期恒例のバザーが催される。午前十時から午後一時まで。
リサイクル品、手芸品、花や、さまざまな掘り出しもの、毎年人気を集める有機農産物などを即売する。
ほかに、ケーキとクッキーのコーナーを開設し、コーヒー、紅茶、ポークカレー、おでん、うどん、ちぢみ、豚汁なども販売する。
収益の一部は日本ユニセフ協会を通じて難民の子供たちのために役立てる。
問い合わせは同教会(電話0595・64・1982)へ。

■23会員が近作など寄せる風人短歌会が年刊作品集
 伊賀地域などの短歌愛好者で組織する風人(かざびと)短歌会(鈴木幹子代表)の年刊作品集「風人」第六号=写真=が発行された。
吟行や例会での相互批評などを通じ、それぞれの主題を追求している会員二十三人が、近作「私の十首」=別掲=と鑑賞文「私の好きな歌」を寄稿。ほかに評論、エッセイ、紀行文も収録。A5判、九十六ページ。本体五百円。
問い合わせは事務局の仲川忠道さん(電話・ファクス0595・21・5508)へ。
私の十首
「五態のうさぎ」生田幸子
「異国の漁師」石川勉
「五百羅漢」一条節子
「おぼろなり」岡崎千賀子
「魚のならい」坂下晴彦
「残り香に佇む」志野八重子
「湯村の杜」新矢由紀
「黒衣の君よ」鈴木幹子
「霜銀波」鈴木雄治
「薄絹のショール」高橋澄子
「青空の遍路」仲川忠道
「花も見ず」永田照子
「華蓮とおはなし」中村理英子
「母の挽きうた」七澤敏子
「援農の友」濱田能子
「義父逝きぬ」深尾千恵
「六月」松村千代子
「水は奔れり」安本信子
「六月が来る」山本純子
「街川」山本晴子
「不犯ならざり」吉増浩志
「ぼちぼちいけよ」吉輪康一
「絵手紙届く」米田紀子


ストリートフェスティバル 十一月一日午前十時から午後四時まで名張市の南百合が丘集会所からのメイン道路で。地域住民の手づくり雑貨を販売し、パフォーマンスや飲食コーナーも。
青山ふるさと美術文化展覧会 十一月七日から九日まで伊賀市の青山ホールで。絵画、書、彫塑、写真、工芸、生活工芸、生花などの作品を展示。青山文化サークル連絡協議会、青山老人クラブ連合会、青山公民館が共催。午前九時から午後五時(最終日は一時)まで。問い合わせは青山公民館(電話0595・52・1110)へ。


生活習慣病健診と定期健診のお知らせ
 下記により生活習慣病健診および定期健診を実施いたしますので、ぜひこの機会に受診ください。
▽健診日程=十二月七日(月)午前九時から(受付時間は後日連絡いたします)
▽健診会場=名張産業振興センター四階C、D会議室および健診車
▽健診料金(消費税込)=A生活習慣病予防健診:会員一万五千円、非会員一万六千円B定期健康診断:会員八千八百円、非会員九千八百円
▽申込方法=申込書にご記入の上、健診料を添えて名張商工会議所事務局(電話63・0080、ファクス64・3211)までお申し込みください。
▽申込締切=十一月六日(金)
▽健診実施機関=近畿健康管理センター
名張商工会議所/電話0595・63・0080



 ■■ 10月31日()伊賀版 ■■

 

■名張のまちで「隠(なばり)街道市」きょう開幕
名張旧町地区の活性化をテーマにしたイベント「隠(なばり)街道市」が三十一日に開幕する。名張地区まちづくり推進協議会が主催し、二日間にわたってさまざまな行事をくりひろげる。
おもな催しは次のとおり。
▽宇流富志禰神社=能楽奉納(三十一日のみ)、能面展示、むかし風景ジオラマ展、京都未生流生け花展示
▽中町・上本町周辺=飲食コーナー、作品展示販売、バザー、「地産地消」展示即売
▽榊町駐車場=三重県物産市
▽藤堂邸=名張歴史探訪講演会、行燈展示・点灯ほか
▽アスピア=二〇〇九ガス展
▽ やなせ宿=くみひも実演、皇學館大・学生地域活動展示

■舞台や展示などで11月に伊賀市民文化祭
 伊賀市民文化祭二〇〇九は十一月、次の日程で催される。
【舞台部門】
 ▽オープニングセレモニー、新舞踊、マジック=七日午後一時、市文化会館
 ▽大正琴の響演=十四日午後一時三十分、市文化会館
 ▽芸能祭(吟剣詩舞、相撲甚句)=十五日午後一時三十分、市文化会館
 ▽音楽祭(声楽・器楽)=二十一日午後一時三十分、市文化会館
 ▽洋舞・ジャズダンス=二十二日午後一時、市文化会館
 ▽カラオケの競演=二十二日午前十時三十分、あやま文化センター
 ▽ライトミュージック=二十二日午後零時三十分、上野西小学校多目的ホール
 ▽日本の唄とおどり(日舞・三曲・民謡・民踊)=二十三日午前十一時、市文化会館
【展示部門】
 ▽絵画、書、写真、手芸、工芸、華道など=二十日〜二十三日、午前九時から午後五時(最終日は四時)、上野ふれあいプラザ
【協賛部門】
 ▽演劇:劇団上野市民劇場=八日午後二時、あやま文化センター、入場料千五百円(高校生以下千円)
 ▽「万葉集を楽しむ」短歌サークル「万都弥(まつり)」=十四日午前十時?午後三時、上野東部公民館
問い合わせは本庁文化国際課(電話0595・22・9624)へ。


島ヶ原文化芸術まつり 十一月一日から三日まで島ヶ原会館ふれあいホールで。各種団体の展示を行う。午前九時から午後五時(最終日は四時)まで。問い合わせは島ヶ原文化芸術まつり実行委員会(電話0595・59・2291)へ



 ■■ 10月30日(■■

 

■「気負わず楽しく歌います」大瀬戸光子さんコンサート
名張市桔梗が丘五番町、大瀬戸光子さん=写真=が独唱を披露するコンサート「翔け光子 夢の世界へ!」が十一月三日、伊賀市阿保の青山ホールで催される。
大瀬戸さんは六十六歳。一昨年十月、初のコンサートを同ホールで開催し、ステージで歌いたいという若いころからの念願を実現した。誰にも師事せず、好きなように歌ってきたという大瀬戸さんは「声楽をちゃんと習っていたら、自分の限界に気がついて挫折していたと思います」。
今年に入って仕事を辞め、張り合いや生きがいを見失ったような気になったことから、二度目のコンサートにチャレンジ。「気負わずに、お客さんといっしょに楽しめるステージを」という。
プログラムは、「里の秋」や「浜千鳥」など広く親しまれた曲のほか、グノーやシューベルトらの「アベマリア」、ヘンデル「私を泣かせてください」、プッチーニ「私のお父さん」などの歌曲も。
ベートーベンのピアノソナタ「月光」をBGMに、「六十の手習い」で始めたという茶道を舞台で披露するコーナーもある。ほかに、友人の石原弘子さんが万葉集の歌二首を独唱、森脇渓松さんが都山流尺八を演奏する。
午後二時開演。四時まで。入場無料。

■隠街道市あす開幕
名張旧町地区で三十一日と一日に催される「隠(なばり)街道市」のおもな関連イベントは次のとおり(主催、出演などの敬称略)。
 ▽能楽奉納(一日午後二時三十分〜)と能面展示(両日)=宇流冨志祢神社/名張能楽振興会▽琴演奏(一日午前十時〜、十一時〜)=同神社/土居昌代、福井花奈、福森直子▽京都未生流生け花展(両日)=同神社/京都未生流、濱野祐翠▽裏千家(一日午前十時〜午後三時)=同神社二の鳥居前/勝田宗典▽再現!初瀬街道むかし風景ジオラマ展示(両日)名張風物詩切り絵まちなか五十景(両日)=同神社/みてみて名張、川瀬洋二
 ▽ヒップホップ&バトントワラーズパレード(両日)=三十一日午前、一の鳥居イベント広場。一日午後、まちなか界隈パレード
 ▽三重県物産市(両日)=榊町商店街駐車場/名張市物産振興会、津市物産振興会、名張商工会議所青年部
 ▽昭和のかおり まちなか銭湯(両日)=新町温泉、玉乃湯/午後一時〜
 ▽くみひも実演、体験、展示(両日)=やなせ宿/中内中
 ▽藤堂家邸無料開放(両日)講演「郷土史探訪」(両日)=藤堂邸/名張史跡顕彰会、三十一日午前十時「名張の忍者」、午後一時「名張で旗あげした観阿弥」。一日午前十時「史跡顕彰活動について」、午後一時「東大寺文書と黒田の荘」
 ▽歴史影絵劇上演(両日午後一時三十分〜)=伊賀まちかど博物館はなびし庵/要予約(電話63・0032)、席料四百円(茶菓子付き)
 ▽ ジャスコ・リバーナテント市(両日)=ジャスコ一階東出入口/ジャスコ新名張店、リバーナ同友店会








 ■■ 10月29日(■■

 

■琴伝流琴名会大正琴の集い
琴伝流大正琴琴名会の「大正琴の集い」は三十一日午後一時三十分から名張市総合福祉センターふれあいで催される。市民文化祭参加。
同会所属のグループが練習の成果を発表する。演奏曲目は「恋の町札幌」「真夜中のギター」「トルコ行進曲」「白鳥の湖」ほか。入場無料。
出演は▽ポピー▽あざみの会▽はなみずき▽琴美会▽チェリーズ▽わかば▽マリンブルー▽フローラ(友情出演)▽アヴィス(同)。
問い合わせは中西さん(電話0595・63・4659)へ

■伊賀市阿保 大村神社で秋祭り
地震の守り神として知られる伊賀市阿保、大村神社(金山修宮司)で、十一月二日宵宮、三日本祭りの日程で秋祭りが営まれる。
同神社の秋祭りがもっともにぎわうのは、二日の宵宮祭。午後五時に常夜灯点灯、六時三十分から宵宮祭の祭典があり、七時から地元保存会による獅子舞の奉納が行われる。
獅子舞は江戸時代からつづく伝統行事で、西宮本、阿保東部区、別府区の三つの獅子舞保存会が参拝客の見守るなかで舞う=写真。
境内には午後五時ごろから露店が並び、家族連れなど多くの参詣客がつめかける。名張市の住宅団地など市外から訪れる人もある。
三日は午前十一時から秋季例大祭の祭典。午後零時十五分から湯神楽、零時三十分から餅まきを行ったあと、みこしと大なまずの花車が同一時に出発し、祭り気分を盛り上げる。
問い合わせは同神社(電話0595・52・1050)へ

■子供たちのすこやかな成長を
もうすぐ十一月。七五三の季節です。十一月十五日の七五三は、三歳、五歳、七歳の子供たちが祝福される日。子供たちは美しい晴れ着に身を包み、すこやかな成長が祈願されます。
もとは一定の日が定められていなかったといい、とくに地方では七五三という名称もありませんでしたが、明治以後の東京で盛んになり、いまでは全国で見られます。名張地方では昭和四十年代から盛んになり、現在では十一月の日曜日、各地の神社がにぎわいます。
七五三は、子供には初の晴れの日。お宮参りのほかにも、美しい晴れ着での記念撮影など、心のこもった演出でこの日を迎えたいものです。

■「隠街道市」が31日に開幕
名張旧町地区の活性化をテーマにしたイベント「隠(なばり)街道市」が三十一日に開幕する。名張地区まちづくり推進協議会が主催し、二日間にわたってさまざまな行事をくりひろげる。
おもな催しは次のとおり。
▽宇流富志禰神社=能楽奉納(三十一日のみ)、能面展示、むかし風景ジオラマ展、京都未生流生け花展示
▽中町・上本町周辺=飲食コーナー、作品展示販売、バザー、「地産地消」展示即売
▽榊町駐車場=三重県物産市
▽藤堂邸=名張歴史探訪講演会、行燈展示・点灯ほか
▽アスピア=二〇〇九ガス展
▽やなせ宿=くみひも実演、皇學館大・学生地域活動展示


第八回ふれあいフェスティバル 三十日午前八時三十分から名張市の桔梗が丘中学校と桔梗が丘公民館で。同校区内の保護者や地域住民が協力し、児童・生徒の舞台発表、作品展示、音楽部の発表、合唱コンクールなどを行う。


一歩進んだ簿記講座(初級〜中級)
やさしい記帳と身近な税金
▽日程=十一月十二日(木)…現金出納帳・預金出納帳のつけ方、十三日(金)…決算書の書き方
▽場所=名張商工会議所四階会議室C
▽時間=両日とも午後一時三十分から三時三十分
▽講師=田畑浩正税理士
▽受講料=会員二千円(非会員四千円)テキスト代含む
▽申込先=名張商工会議所(電話63・0080、ファクス64・3211)
▽主催=名張商工会議所中小企業相談所
名張商工会議所/電話63・0080


今年四月、国立横浜国際会議場で開かれた琴伝流大正琴第二十四回全国大会に出演したみなさん






















 ■■ 10月24日(■■

 

■世界遺産の熊野古道を歩こう!
おわせ海・山ツーデーウォーク
11月21・22日開催 参加者募集

尾鷲市は十一月二十一、二十二両日に開く「第六回おわせ海・山ツーデーウォークバスツアー」の参加者を募集している。
世界遺産「熊野古道二十一日馬越峠越え、二十二日八鬼山」を中心とした「日本ウオーキング協会公認コース」を歩く。
参加者には「方位磁石付き携帯ボールペン」や住民による「食のおもてなし」などのさまざまな特典がある。
コースは▽上野産業会館(7:30)-桔梗が丘東口(8:00)-名張駅西口(8:15)-熊野古道(昼食)-熊野古道センター-お魚市場おとと(ショッピング)-名張駅西口(19:00)-桔梗が丘東口(19:10)-上野産業会館(19:40)。
最小催行人数は三十人。参加費は五千八百円(大会参加費・交通費・昼食代等込み)。
申し込み・問い合わせはknt!近畿日本ツーリスト津支店担当の西山さんまたは鈴木さん(電話059・227・5516/営業時間=午前九時〜午後五時四十五分、土日祝定休)へ。締切は十一月四日。
写真は上から熊野古道センター、地元住民による「食のおもてなし」、馬越峠、八鬼山=PR






 ■■ 10月24日()伊賀版 ■■

 

■世界遺産の熊野古道を歩こう!
おわせ海・山ツーデーウォーク
11月21・22日開催 参加者募集

 尾鷲市は十一月二十一、二十二両日に開く「第六回おわせ海・山ツーデーウォークバスツアー」の参加者を募集している。
 世界遺産「熊野古道二十一日馬越峠越え、二十二日八鬼山」を中心とした「日本ウオーキング協会公認コース」を歩く。
 参加者には「方位磁石付き携帯ボールペン」や住民による「食のおもてなし」などのさまざまな特典がある。
 コースは▽上野産業会館(7:30)-桔梗が丘東口(8:00)-名張駅西口(8:15)-熊野古道(昼食)-熊野古道センター-お魚市場おとと(ショッピング)-名張駅西口(19:00)-桔梗が丘東口(19:10)-上野産業会館(19:40)。
 最小催行人数は三十人。参加費は五千八百円(大会参加費・交通費・昼食代等込み)。
 申し込み・問い合わせはknt!近畿日本ツーリスト津支店担当の西山さんまたは鈴木さん(電話059・227・5516/営業時間=午前九時〜午後五時四十五分、土日祝定休)へ。締切は十一月四日。
写真は上から熊野古道センター、地元住民による「食のおもてなし」、馬越峠、八鬼山=PR





「気負わず楽しく歌います」名張市の大瀬戸光子さん青山ホールでコンサート
 名張市桔梗が丘五番町、大瀬戸光子さん=写真=が独唱を披露するコンサート「翔け光子 夢の世界へ!」が十一月三日、伊賀市阿保の青山ホールで催される。
 大瀬戸さんは六十六歳。一昨年十月、初のコンサートを同ホールで開催し、ステージで歌いたいという若いころからの念願を実現した。誰にも師事せず、好きなように歌ってきたという大瀬戸さんは「声楽をちゃんと習っていたら、自分の限界に気がついて挫折していたと思います」。
 今年に入って仕事を辞め、張り合いや生きがいを見失ったような気になったことから、二度目のコンサートにチャレンジ。「気負わずに、お客さんといっしょに楽しめるステージを」という。
 プログラムは、「里の秋」や「浜千鳥」など広く親しまれた曲のほか、グノーやシューベルトらの「アベマリア」、ヘンデル「私を泣かせてください」、プッチーニ「私のお父さん」などの歌曲も。
 ベートーベンのピアノソナタ「月光」をBGMに、「六十の手習い」で始めたという茶道を舞台で披露するコーナーもある。ほかに、友人の石原弘子さんtが万葉集の歌二首を独唱、森脇渓松さんが都山流尺八を演奏する。
午後二時開演。四時まで。入場無料。


青山ふるさと美術文化展覧会 十一月七日から九日まで伊賀市阿保の青山ホールで。絵画、書、彫塑、写真、工芸、生活工芸、生花などの作品を展示。青山文化サークル連絡協議会、青山老人クラブ連合会、青山公民館が共催し、今年で第四十四回。午前九時から午後五時(最終日は一時)まで。問い合わせは青山公民館(電話0595・52・1110)へ。








 ■■ 10月23日()伊賀版 ■■

 

■上野天神祭がきょう開幕!城下町に豪華な時代絵巻
例年以上の人出
 伊賀地域でもっともにぎわう秋祭りとして知られる上野天神祭が、二十三日から二十五日までの日程で催される。伊賀市上野東町の菅原神社を中心に、城下町一帯が祭り一色に染めあげられるが、十一年ぶりに金・土・日曜と重なり、例年を上回る人出になるものと予想されている。
 四百年の伝統をもつ祭りで、国の重要無形民俗文化財。豪華な九基のだんじりが巡行し、時代絵巻をくりひろげる。人気者の鬼行列も練り歩く。
 二十三日は、東の御旅所で午後七時から宵宮祭。本町通りと二之町通りでは、同七時から九時まで、だんじりに提灯などを飾り、ロウソクに点灯して展示する。雨天中止。
 二十四日の宵山では、本町通りと二之町通りで午後六時三十分から九時ごろまで、提灯に点灯してだんじりの曳行がある。鬼行列の練行は、三之町通りで午後二時から四時まで。本町通りと二之町通りでは、午後一時から四時までだんじり曳行。いずれも雨天中止。
二十五日の本祭で、にぎわいは最高潮を迎える。
先頭は上野西町
 二十五日に行われるだんじり巡行の順番は次のとおり。1、花冠(上野西町)2、三明(上野福居町)3、二東(上野鍛冶町)4、桐本(上野東町)5、小蓑山(上野小玉町)6、薙刀鉾(上野新町)7、紫鱗(上野魚町)8、其神山葵鉾(上野中町)9、鉄英剣鉾(上野向島町)

23会員が近作など寄せる・風人短歌会が年刊作品集
 伊賀地域などの短歌愛好者で組織する風人(かざびと)短歌会(鈴木幹子代表)の年刊作品集「風人」第六号=写真=が発行された。
 吟行や例会での相互批評などを通じ、それぞれの主題を追求している会員二十三人が、近作「私の十首」=別掲=と鑑賞文「私の好きな歌」を寄稿。ほかに評論、エッセイ、紀行文も収録。A5判、九十六ページ。本体五百円。
問い合わせは事務局の仲川忠道さん(電話・ファクス0595・21・5508)へ。
私の十首
「五態のうさぎ」生田幸子
「異国の漁師」石川勉
「五百羅漢」一条節子
「おぼろなり」岡崎千賀子
「魚のならい」坂下晴彦
「残り香に佇む」志野八重子
「湯村の杜」新矢由紀
「黒衣の君よ」鈴木幹子
「霜銀波」鈴木雄治
「薄絹のショール」高橋澄子
「青空の遍路」仲川忠道
「花も見ず」永田照子
「華蓮とおはなし」中村理英子
「母の挽きうた」七澤敏子
「援農の友」濱田能子
「義父逝きぬ」深尾千恵
「六月」松村千代子
「水は奔れり」安本信子
「六月が来る」山本純子
「街川」山本晴子
「不犯ならざり」吉増浩志
「ぼちぼちいけよ」吉輪康一
「絵手紙届く」米田紀子


しぐれ忌 十一月十二日、伊賀市柘植町の万寿寺で。松尾芭蕉を偲び、今年度芭蕉翁献詠俳句の特選句が奉納される。午前九時三十分から式典、十時二十分から「山繭」俳句会を主宰する宮田正和さんが「芭蕉余録」と題して講演する。午前十一時五十分まで。問い合わせは伊賀支所総務振興課(電話0595・45・9111)、芭蕉翁顕彰会(電話0595・21・2219)へ。しぐれ忌俳句大会は十一月七日、ふるさと会館いが小ホールで。午後一時に投句を締め切り、開会。問い合わせは伊賀支所総務振興課へ。