■伊賀の大村神社 総代ら迎春準備
今年もあとわずか。伊賀市阿保の大村神社(金山修宮司)ではこのほど、神社総代を中心に地域の有志三十一人が迎春準備の奉仕作業に汗を流した。
おおみそかにつく「虫食いの鐘」の掃除、境内四つの鳥居や社殿などのしめ縄の張り替え、正月にたかれるかがり火の用意などが手際よく進められた。
同神社の初もうでは元日午前零時前後からにぎわい始め、阿保東部区の獅子神楽の奉納も。旧青山町や名張市をはじめ伊賀一円や県外からも参詣がある。参拝者には新酒、甘酒がふるまわれる。元旦祭は午前七時から。
虫食いの鐘はかつての別当寺から伝わるもので、これが除夜の鐘同様、三十一日夜から一日にかけて鳴らされる。毎年、参拝者が行列をつくって順番に鐘をつき、一年の幸福を祈るのが習わしとなっている。
【写真はすす払いできれいになる「虫食いの鐘」】
納刊のお知らせ 「伊和ジャーナル」は本日で納刊となります。一年のご愛読ありがとうございました。新年は一月一日と三日に大判の新年号を発行します。来年もよろしくお願いいたします。
伊和ジャーナル社
|