■■ 1月8日(土) ■■

 

■年賀はがきで大当たり!フジモリでセール開幕
あなたのはがき、当たってますか──。名張市内と榛原町に三店舗を展開するメガネセンター「フジモリ」で新春恒例の人気セールが始まった。お年玉つき年賀はがきの抽選番号が各店の電話番号に合致していれば、そのケタ数に応じてレンズの価格が安くなる。フジモリのどの店舗でも有効で、今年は対象番号が追加された。
番号は各組共通で、下6ケタがすべて合っていれば希望のレンズを無料でプレゼント(メガネ一式の購入に限る)。下5ケタで7割、下4ケタで6.5割、下3ケタで6割、下2ケタで5.5割、当たりはがきのない場合でも5割が、レンズ価格から割り引きされる。
今年の官製年賀はがきであれば、宛名や差出人は関係なく有効。家族、近所、知人、職場など、だれに宛てたはがきでもかまわない。書き損じたものでもOKだ。
当選の番号は、641970(名張駅前店)、658530(桔梗が丘店)、852110(サンクシティ榛原店)と、新年の西暦と1月にちなんだ201101。創業した西暦と創業以来の営業年数の193576も、新しく当選番号に加わった。

■フォトクラブ光影21日から15周年展
フォトクラブ光影(クラブ長=杉村浩さん)の15周年記念写真展は21日から23日までジャスコ新名張店3階リバーナホールで催される。
同クラブは平成8年度に名張公民館が主催した初心者のための写真教室が母体。翌年、自主サークルとして発足し、現会員は女性4人を含め21人。月1回の講座のほか撮影会、作品展示会などに取り組んでいる。
自由課題で1人2点を出展。風景や花、街角、人物など多彩な作品が展示される。
午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。
出展は次のみなさん。
今矢勇、今矢志げ子、岩田昭十七、奥村泰弘、郷ひとみ、杉野昭正、杉村浩、竹本健、田伏恭子、寺川昌太郎、寺田清郎、中森公久、中森千栄、長谷川清、藤原淑隆、松田賢治、南義雄、三村宏、村橋加大、毛利公、山中孝允、菊田実(特別出品)

■絵画教室どんぐり14日から第26回展
名張市赤目公民館で活動する絵画教室どんぐり(代表=山本登さん)は14日から16日まで元町、ジャスコ新名張店3階リバーナホールで第26回絵画展を催す。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
出展は次のみなさん。
工藤俊治(講師)、岩田登志子、小林政利、吉田仁一、山本登、山本冨貴子、山本栄治、勝村恭子、堀井輝雄、松井昌子、浅川眞里衣、塚越ふみ子、福井功、池井初女、久継玉子、佐野由実

■おきつも名張劇場が22・23日泉鏡花の「海神別荘」を上演
名張市を拠点に活動する市民劇団「おきつも名張劇場」(中子統雄代表)は22、23両日、名張市美旗市民センター2階多目的ホールで泉鏡花作品「海神別荘」を上演する。第14回公演。市教育委員会と名張文化協会が後援する。
「海神別荘」は大正2年に発表された戯曲。人柱として海神の公子の妻となり、海底の別荘で暮らす美女が、故郷の親に会うため陸に帰るものの、蛇の姿になっているせいでだれからも受け入れられず、ふたたび別荘に戻る。
鏡花生前には上演されることがなかったが、近年、芥川比呂志、坂東玉三郎らの演出で舞台化されている。おきつも名張劇場が鏡花作品に挑むのは「夜叉ヶ池」以来二度目。
キャストとスタッフは、辻本秀一、赤塚元、山本衣子、福森譲、松本妙子、知花敬子、岡田美華、山本夢、奥村和子、越山琴和、名和健治、越山森羅、松本寿次、三枝孝行、貝増一三、森岡順子、宮崎康、前田善孝、生杉哲寛のみなさん。
会場には泉鏡花の関係者の協力により、遺品などが展示されるという。
22日は午後6時30分、23日は同2時に開演。開場は30分前。前売り券は一般1,500円、小・中・高校生500円(いずれも当日は300円増し)。前売り券は松崎町、三枝堂分店で取り扱っている。
問い合わせは同分店(電話0595・63・2279)へ。
無料招待券プレゼント、14日締切
「海神別荘」の無料招待券を3組(6人)の方に抽選でプレゼントします。ご希望の方は官製はがきに「無料招待券希望」と書き、住所、氏名、電話番号を明記して、伊和新聞社(〒518-0710 名張市上八町1482)へお申し込みください。締切は14日とし、当選者の方にお知らせします。


・消防出初式 8日午前9時から名張市総合体育館で。式典終了後、鍛冶町橋下流の名張川左岸で一斉放水を行う(雨天中止)。消防車両通行への協力を呼びかけている。問い合わせは消防救急室(電話0595・63・5990)へ。


名張桜まつり参加団体募集について
名張の春の風物詩となってまいりました夏見中央公園での名張桜まつり事業も、年々来場者の増加を見ながら十六度目の春を迎える諸準備にとりかかっております。
つきましては、今年度におきましても桜まつりイベント日当日に模擬店出店などで参加協力いただける団体を下記のとおり募集いたします。名張市内外から来られる多くの方々へ向けて「名張の人、物、食が集結する桜まつりイベント」に参加出店し、あなたの団体をアピールしてみませんか。そして名張市恒例の桜まつりを盛りあげましょう! 参加団体募集の締切は1月21日(金)とさせていただきます。
参加団体については、まつりの企画運営、準備、片づけ等のご協力もお願いしております。参加ご希望の団体は事務局(名張商工会議所内、電話63・0080)までお問い合わせください。
▽日時=平成23年4月2日(予定)※雨天時翌日順延
▽場所=名張市中央公園周辺
▽内容=グループ、団体、会社等さまざまな出店、発表、PRが可能。〈例〉模擬店(飲食)、各種販売、体験コーナー、子供向けゲームコーナー、企業PR
▽参加協力金=5,000円
エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第5土曜除く)午後7時30分〜8時30分
▽場所=名張産業振興センターアスピア(1月8日は都合により名張市総合福祉センターふれあいホールで開催します)
▽講師=松山比香里先生、橋本照美先生、山崎ちかよ先生
▽参加費=500円/1回
▽服装=自由(動きやすい服装、靴でお越しください)
▽持ち物=タオル、飲み物等
※どなたでもご参加できます。お子様とご一緒のご参加も歓迎いたします。一日だけのご参加でもOKですよ。
名張商工会議所/電話0595・63・0080

 



















 ■■ 1月3日(月) ■■

 

■上田誠克さんの記念館 没後五年目の春伊賀市にオープン
独自の技法を追求した版画、渡米して大学や美術館で披露
上田誠克さんは1925年(大正14年)、神戸市に生まれた。大阪府庁に勤めたが、病気のため退職。33歳で大阪市立美術研究所を修了し、ペン画の制作を始めた。のち版画に転じ、62年に大阪市内の画廊で版画の初個展を開催。研究所時代に結婚した妻の郁子さんと78年に渡米し、大学や美術館などをめぐってパーフォグラフィック・アートと名づけた独自の技法による版画を披露。83年からは同様の旅行を山陰、四国、北海道など国内でくりひろげた。

初期作品の油絵(左)とペン画(右)   

移り住んだ名張市で「アパルトヘイト否!」の美術展
名張市には86年、奈良県から移り住んだ。新聞に折り込まれていたつつじが丘住宅地の広告が転居のきっかけだったという。88年、南アフリカ共和国の人種隔離政策に反対する世界の一流美術家たちが作品を寄せた巡回展がスタートし、上田さんは名張市内での開催をめざして奔走。前年完成した名張市の新庁舎を会場に「アパルトヘイト否(ノン)!国際美術展」の名張展を成功させた。
自宅2階にギャラリー開設本格的な画廊めざして旧阿山町へ
昭和から平成に改元された89年、つつじが丘の自宅2階を画廊「ギャラリー30」として開放。市内の画家、陶芸家、写真家らにも個展の会場として提供したが、来場者のための駐車スペースがないなどの理由から本格的な画廊の開設を決意し、九七年、旧阿山町の別荘地に新しい「ギャラリー30」を建築して転居。画廊を運営しながら制作もつづけ、06年4月27日、80歳で死去した。
初期作品から晩年の造形まで美術作家としての業績を紹介
画廊を受け継いだ郁子さんは、没後5年目の春を期して「上田誠克メモリアルギャラリー(記念館)」に生まれ変わらせることを決め、作品の整理など準備作業を進めている。初期の油絵、デッサン、ペン画から、オンリーワンの表現をわがものにしたパーフォグラフィック・アート、さらにアメリカを回った旅の記録や晩年に手がけた版画以外の造形作品まで、美術作家としての業績を紹介する場として4月6日にオープンする。「最初は初期作品を30点ほどご覧いただきます」と郁子さん。展示品を入れ替えながら上田作品の全貌を紹介してゆく。


上田さんの全貌を紹介する場に生まれ変わる伊賀市槇山のギャラリー30

■名張市仏教会が寄付 社会福祉と災害時に

名張市仏教会(井村道弘会長)は昨年12月、恒例の歳末たすけあい募金で檀信徒から寄せられた浄財を名張市に寄付した。
同会に加盟する市内43の寺院がそれぞれに寄付を呼びかけ、1,401,687円が寄せられた。この日は、同会の住職と同会評議会(沖中義孝会長)の檀徒あわせて5人が市役所を訪れ、亀井利克市長に寄付金を手渡した=写真。
寄付の内訳は、市社会福祉協議会に1,101,687円、市危機管理室に30万円。同管理室への寄付は6年目となり、市内で大きな自然災害が発生した場合、被災者救援などに役立てられる。
同会の歳末たすけあい募金は1945年に始まり、一時中断ののち、90年から毎年つづけられている。

■5日にロビーコンサート 菅生三千代さんが箏曲演奏
伊賀県民センターのロビーコンサートは5日、伊賀市四十九町の県伊賀庁舎一階ロビーで第75回「お正月。楽しむ、和」が催され、菅生三千代さんの筝と樫森筝保さんの尺八によるスーテジがくりひろげられる。
菅生さんは生田流宮城社大師範、三重県三曲協会副会長。昭和21年、名張市に生まれ、幼いころから母親のそばで箏に親しんだ。国内外で演奏活動を行い、各種施設への訪問演奏なども評価されて平成14年度三重県文化奨励賞を受賞。平成20年度三銀ふるさと三重文化賞受賞。伝統音楽の普及のため昭和54年から名張桔梗丘高校を指導し、三重県高等学校芸術文化祭で過去13回の優勝を果たしている。
樫森さんは昭和50年、竹保流尺八に入門し、平成7年、大師範に昇格。三重県三曲協会会員。定期演奏会や慰問演奏をつづけ、小学校の体験学習を指導している。
演奏曲目は「春の海」「みだれ」「竹田の子守唄」など。午後零時15分から50分まで。入場無料。申し込み不要。
伊賀地域の産物やイベントなどを紹介する「伊賀のとっておき」には、新春にふさわしく島ヶ原獅子神楽保存会(山菅善文代表)が登場。天狗と獅子のユーモアたっぷりなかけあいなどが披露される。
問い合わせは同センター(電話0595・24・8137、中山詩代里さん)へ。


名張市在住当時の
上田誠克さん


プレス機で厚紙に圧力をかけ、
独自の版画を追求していた若き
日の上田さん


インクを使用せず厚紙に
凹凸をつけた上田さんの
版画作品

















菅生三千代さん

 ■■ 1月1日(祝) ■■

 
■新春美術二題
メモリアルギャラリーへ
伊賀市槇山の画廊「ギャラリー30」が4月、2006年に死去した版画家で同ギャラリー主宰者だった上田誠克さんのメモリアルギャラリー(記念館)に生まれ変わる。画廊の開設は1989年。名張市つつじが丘の自宅2階を開放してスタートし、2002年に現在地へ移転した。上田さんが死去したあとは奥さんの郁子さんが独力で切り盛りしてきたが、上田さんの画業を紹介するスペースとして新たな歩みを始めることになった。 1月3日号につづく
美を求め、あすを見つめて
昨年12月に個展を開いた名張市東町の水彩画家、小林芳郎さん。ジャスコ新名張店3階のリバーナホールに、「美を求めて」と題して90点を展示した。41歳で初個展を開催し、75歳で16回目を迎えたことになる。
美術の教科書を編集発行する出版社に勤務し、第一線で活躍する画家に親しく接して刺激を受けたことから、独学で水彩画を始めた。名張市美術作家協会や名張水彩画会の創設に携わり、市美術展の審査員も務める。絵の具ではなく画用紙の白を生かして雪を表現する独自の手法で知られるが、個展ではさまざまな技法を駆使した草花、市内の身近な風景も題材にした。チャリティ展を併催するようになって、これが6回目。収益は市の教育や福祉に役立てているが、今回は市内小・中学校の特別支援学級に図書を購入する資金として寄付。「将来を担う子供たちのために」とあすを見つめる。


菊田実新春紙上展
ふるさと秀景〜四季それぞれの風景に趣を添えて〜



冬 積田神社、淡雪の朝(夏見)


春 新町河原、黄色の花さじき


夏 水辺にそそり立つ熊岩の新緑(矢川)


秋 晩秋の風情、国津長瀬の吊り橋

伊和新聞新年号ではカラー版の紙上展を
名張市朝日町、菊田実さんの写真による恒例の新春紙上展。四季おりおりの名張市内の風景をお楽しみいただきました。
本日発行の伊和新聞新年号には、菊田さんの作品をカラー印刷でご紹介する紙上展を掲載しております。あわせてご覧ください。
伊和新聞は定期購読料が一か月600円。郵送の場合は別途160円が必要。お申し込みは伊和新聞社(電話0595・63・2355)へ。



上田郁子さん

小林芳郎さん