■■ 10月27日(土) ■■

 

■名張山草愛好会があす展示会
結成30周年を迎えた名張山草愛好会(小谷勉会長)は28日、名張産業振興センター・アスピアで「秋の山野草・小品盆栽展」を催す。例年は2日がかりの行事だが、今年は一日だけの開催となる。
会場には、会員24人が丹精こめて育てた作品を140鉢あまり展示。即売コーナーでは会員が株分け、挿し木、実生などで殖やした余剰苗を市価より安く販売する。
栽培に関する相談や入会希望も受け付ける。
午前9時から午後4時まで。
問い合わせは小谷会長(電話0595・68・1173)へ。

■40年前の訪中団の記録 小野彰則さんが出版
名張市中町で小野食料品店を営む小野彰則さん(77歳)が冊子『世界青少年交流協会主催の第一回訪中団に参加して』をまとめた。日中国交正常化が実現した1972年、全国から選抜されて中国を訪れ、帰国後、伊和新聞に24回にわたって連載した文章を収録、国交正常化四十周年を記念して発行した。
小野さんは名張市が発足した54年、名張高校を卒業し、青年団活動に携わって衆議院議員だった故・川崎秀二氏の知遇を得た。
川崎氏は日中友好に尽力したことで知られ、田中角栄と周恩来の両首相が北京で国交正常化の共同声明に調印する直前には、会長を務めていた世界青少年交流協会から訪中団を派遣した。
小野さんはその団員募集に応じ、選考試験にパスして団員27人の一員として中国大陸の土を踏んだ。
国交正常化40周年の記念すべき年に日中関係が悪化していることには胸を痛め、「隣国とは仲良くしていかなければなりません。先人の努力を無にすることなく、友好関係を保つ努力が望まれます」と話している。
冊子はB5判、60ページ。

■大村神社の秋祭り2日に宵宮
地震の守り神として知られる伊賀市阿保、大村神社(金山修宮司)の秋祭りは二日宵宮、三日本祭りの日程で営まれる。
同神社の秋祭りがもっともにぎわうのは、二日の宵宮祭。午前9時から祭講参拝があり、午後5時30分に常夜灯と提灯に点灯。6時30分から宵宮祭が営まれ、7時30分からは獅子舞の奉納。江戸時代からつづく伝統の行事で、西宮本と阿保東部区の獅子舞保存会が参拝客の見守るなかで舞う。
境内には午後5時ごろから露店が並び、家族連れなど多くの参詣客がつめかける。名張市の住宅団地など市外から訪れる人もある。
3日は午前11時から秋季例大祭。地域の安全を願う祝詞(のりと)が奏上され、つづいて豊栄の舞、浦安の舞が奉納される。午後零時20分から湯神楽、30分からみこしとなまずの山車の清祓式、40分から奉祝の餅まきが行われる。
2日から23日まで書道展も開かれる。
問い合わせは同神社(電話0595・52・1050)へ。

■おきつも劇場 オリジナル劇
名張市の劇団「おきつも名張劇場」は11月3、4両日、美旗市民センター2階ホールで第16回公演「明智探偵事務所のありふれた一日…。」を催す。 江戸川乱歩作品にもとづき、哀野夕さんが脚本を手がけたオリジナル作品。少年探偵団に入団したいという女の子の面接試験が行われることになり、団員たちは明智探偵事務所に集合するが……。演出は三枝孝行さん。
開演は3日が午後6時30分、4日が同2時。前売りは一般1,500円、小・中・高校生は500円(いずれも当日は300円増し)。
問い合わせは三枝さん(電話0595・63・2279)へ。


●読書会 11月5日と19日、名張市夏見、市勤労者福祉会館一階小会議室で。テキストは神津健一さんと田中路子さんの『脳内汚染・心の病を治す栄養療法』(長崎出版)。両日とも午後2時から4時まで。参加費百円(資料代、会場費)。担当は、食事と発達障害を考える会の清野さん(電話・ファクス0595・64・0619)。
●名張教会バザー   名張市夏見、日本キリスト教団名張教会で11月3日、恒例のバザーが催される。
関係者が持ち寄った手芸品、掘り出し物、リサイクル品、野菜などを即売し、うどん、カレー、手づくりケーキなども販売する。収益の一部は災害地の支援と名張市の福祉活動に役立てる。午前10時から午後2時まで。
問い合わせは同教会(電話0595・64・1982)へ。
●第九を歌う会   「名張第九を歌う会」は12月16日、名張市のアドバンスコープADSホールで催す「市民コンサート 第九」へ向けて合唱経験者を募集している。現会員、賛助会員をあわせて100人規模の大合唱団を目指している。
対象は、過去に「第九」を合唱したことがあり、11月からの仕上げ練習に四回以上参加できる人。性別や年齢は問わない。参加費は6,000円(練習と演奏会の参加費を含む)。
仕上げ練習の日程は、11月が3日、10日、17日、24日、12月が1日、8日、15日。いずれも午後7時30分から9時30分まで名張公民館で。11月17日は「一万人の第九」指導者の清原浩斗さんが特別レッスン、24日は指揮者の朝倉洋さんによる指揮合わせ。
参加申し込みは事務局の中野一宏さん(電話0595・63・4783、090・5612・4989)へ。


テナント募集のお知らせ
名張産業振興センターでは事務所としてご利用いただけるテナント入居者を募集しています。
※名張産業振興センター 4階部分 15平方メートル
テナントの詳細およびお問い合わせは名張商工会議所総務管理課(電話0595・63・0080)へ。
名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第5土曜除く)午後7時30分〜8時30分
▽場所=名張産業振興センターアスピア
▽講師=松山比香里先生、芝田記代先生
▽参加費=500円/1回・1人
▽服装=自由(動きやすい服装、靴でお越しください)
▽持ち物=タオル、飲み物等
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】




冊子を手にする小野彰則さん


秋祭りで奉納される獅子舞

 ■■ 10月27日(土)伊賀版 ■■

 

■34人が力作出品・伊賀美術作家展
第14回伊賀美術作家展(主催=伊賀美術作家展実行委員会、伊賀市)は11月3日から7日まで伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀五階多目的ホールで開かれる。
34人が力作を出品する。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。入場無料。
出品者は次のみなさん。
赤松絵里子、浅名佳子、東俊一、石川勉、乾京子、入江浩、梅田純子、恵村正大、北崎昌彦、小阪のり子、小牧昭夫、小牧郁子、坂井克成、津田義夫、堂本清文、冨田儀孝、冨田幸司、永井学、中尾範子、中川吉史、中嶋克子、二井澄子、西田浩司、西田礼子、箱林一正、廣重明、古川忠志、堀川不二夫、Hope Doe、前野知恵子、宮里美代子、森実春美、森中喬章、山岡泰祐


●しぐれ忌 11月12日、伊賀市柘植町の万寿寺で。松尾芭蕉をしのび、午前9時30分から式典、10時20分から、いがまちランプの会会長の梅田徹さんが「俳諧は老吟の骨」と題して講演。そのあと芭蕉公園を自由散策。絵手紙などの展示も。しぐれ忌俳句大会は10日、ふるさと会館いが小ホールで。午後零時30分から受付、1時に開会。「藍生」主宰の黒田杏子さんの講演「俳句作者として生きる」も。問い合わせは伊賀支所振興課(電話0595・45・9111)へ。

 

 ■■ 10月23日(火)伊賀版 ■■

 

■城下町に華麗な時代絵巻
上野天神祭 きょう宵宮で開幕〜だんじり9基と鬼が行列
城下町を祭り一色に染めあげる上野天神祭は23日に開幕し、24日から25日の本祭にかけて華麗な時代絵巻をくりひろげる。
伊賀市上野東町、菅原神社の例大祭で、約四百年の伝統をもつ国重要無形民俗文化財。華やかな幕で飾られた九基のだんじり=写真=が町を行き、恐ろしい面をかぶった鬼の行列が人気を集める。
23日には東御旅所で午後7時から宵宮祭。宵山は同7時から9時まで本町筋、二之町筋でだんじりに提灯、ぼんぼりを飾り、ろうそくに点灯して展示する。
24日の足揃えの儀は、午後2時から4時まで三之町筋で鬼行列、同1時から4時まで本町筋、二之町筋などでだんじり巡行。宵山は同6時30分から9時まで本町、二之町筋などで提灯に点灯してだんじり巡行。
25日の本祭では午前九時に東御旅所を出発し、巡行する。
上野商工会議所コミュニティ情報プラザは24、5両日の午前11時から午後6時まで「無料おもてなしお休み処」を開設。DVD「祭囃子が聞こえる町」の上映、上野天神祭ポスター展、古川忠志さんの絵画展、ミニチュアだんじり展も。

だんじりの巡行順は次のとおり。
@上野福居町「三明」A上野西町「花冠」B上野鍛冶町「二東」C上野小玉町「小蓑山」D上野向島町「鉄英剣鉾」E上野新町「薙刀鉾」F上野魚町「紫鱗」G上野中町「其神山葵鉾」H上野東町「桐本」