■■ 1月19日(土) ■■

 

■元永定正さんと榊莫山さん2月に伊賀市で移動美術館
伊賀が生んだ二人の巨匠、元永定正さんと榊莫山さんの作品展が2月2日から11日まで伊賀市文化会館で催される。県立美術館の移動美術館として同館、伊賀市文化都市協会などが主催する。
元永さんは1922年(大正11)生まれ。十代で漫画家を志したが、洋画家の濱邊萬吉と出会い、油絵制作を開始。52年(昭和27)、神戸に移って抽象作品を制作。吉原治良主宰の具体美術協会に参加し、独自の技法で国内外から評価を得た。
66年、ニューヨークに滞在し、翌年ヨーロッパをめぐって帰国。アクリル絵具やエアブラシと出会い、簡潔で明るく、ユーモラスな作風に移行して、難解な抽象絵画のイメージを一新して多くの支持を集めた。
立体造形、絵本、パフォーマンスなどジャンルを超えて活躍し、2011年10月、88歳で死去した。
榊さんは1926年(大正15)生まれ。少年時代から書や絵画に関心を抱き、戦後まもなく奈良の書家・辻本史邑に師事して書の道に入った。
日本書芸院展などで頭角を現したが、辻本が死去したのを機に58年(昭和33)、所属していた団体を脱退して個展での作品発表をつづけ、独自の世界を確立した。
50歳を過ぎ、大阪から伊賀に帰ったあとは、故郷の豊かな自然のなかでみずからの詩と書、絵を一体にした「詩書画」の世界を追求。おおらかでユーモラスな人柄はテレビコマーシャルなどでも親しまれた。
書だけではなく絵画や写真も手がけ、中国と日本の書の歴史を研究するなど、ほかに例のない芸術世界を実現して2010年10月、84歳で死去。
2日午後2時から県立美術館学芸員・毛利伊知郎さんによるミニ講演会「元永定正と榊莫山」がある。聴講無料。11日午前11時からは毛利さんのギャラリートークも。
開館は午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。会期中無休。
問い合わせは伊賀市文化都市協会(電話0595・22・0511)へ。

■生命のつながりをわかりやすく・2月に千石正一さんの映画上映
昨年死去した動物学者・千石正一さんが魚や昆虫、動植物が織りなす生命のつながりをわかりやすく解説する「いのちはみんなつながっている」の映画上映会が2月3日、名張市松崎町のADSホールで催される。
県の新しい公共を支える資源循環の基盤づくり事業。同映画上映実行委員会と特定非営利活動法人なばりNPOセンターが共催し、名張・伊賀両市の教育委員会が後援。
ほかに、NPO「地域と自然」理事長で中町にある「ちょいまるカフェ」マスターの中西崇雄さんと同委員会委員で千石さんのマネージメントを担当していた間曽さちこさんの特別講演、ちょいまるずとザ・ヒノキーズの友情出演がある。
午後1時開場、1時30分開演。入場無料。
問い合わせは、なばりNPOセンター(電話0595・64・0051)へ。

■波多野均さんとトレーニングを
前田教育会は2月23日、伊賀市大谷の蕉門ホールで開く蕉門大学講座「波多野均先生と一緒にヴォイストレーニング」の参加者を募っている。
波多野さんは伊賀市出身で、愛知県立芸大からウィーン国立音大に進み、テノール歌手としてヨーロッパで活躍。1992年に帰国し、芸大や音大などで指導。この日の講座では疲れない発声と明瞭な発音を習得する。
午後1時30分から。参加料(当日徴収)は一般千円、高校生以下五百円。申し込みは所定の用紙に記入し、郵送かファクスで同教育会(伊賀市大谷670、電話0595・24・5511、ファクス0595・24・7878)へ。締切は2月17日。

■つつじマラソンのイラスト募集
5月26日開催の青山高原つつじクォーターマラソン大会をPRするため同大会実行委員会はTシャツイラストを募集している。
作品は、大会名称(日本語・英語)を必ずイラストに含める。日本語は「第26回青山高原つつじクォーターマラソン大会」、英語は「The 26th Annual Tsutsuji Quarter Marathon in Aoyama Highlands」。
色数は、白色・黒色のほかに三色まで。自作未発表のものに限る。応募は1人1点。住所、氏名、年齢、性別、連絡先(電話番号)、Tシャツ希望サイズ(S、M、L、LL)を作品裏面に記入し、郵送または事務局に直接持参する。だれでも応募できる。
紙媒体の場合は、A4判の白色画用紙を使用。画材は自由。画像ファイルの場合は、A4サイズでプリントアウトした作品(裏面に必要事項を記入)にCDへ保存したものをあわせて提出。データサイズは、CD一枚(720メガバイト未満)までとする。ファイル形式はとくに定めないが、一般に広く利用されている形式を利用する。締切は3月29日。
賞は最優秀賞1点(1万円相当商品と応募作品Tシャツ)、優秀賞2点(5千円相当商品と応募作品Tシャツ)、入選(応募作品Tシャツ)。 
応募・問い合わせ先は同実行委員会(〒518‐1422、伊賀市平田652‐1、市教育委員会スポーツ振興課内、電話0595・47・1284)。

■若い世代を応援「ホンキの就職」
若い世代のための就職応援プログラム「ホンキの就職」が3月4、7、11、14日、伊賀市上野中町の上野ふれあいプラザ3階で催される。
自己分析と自己理解を深め、応募する仕事の選択肢を広げることや、就職活動の進め方を見直し、応募件数を増やすことなどを目標に、4日にわたって講座が進められる。
講座のテーマは、1日目「適職診断で自分を知り、就職マーケットを知ろう」、2日目「『就職するってどういうことか』をみんなで考えよう」、3日目「『自己PR』を伝えるコツをつかもう」、4日目「『志望動機』を伝えるコツをつかもう」。
対象は15歳から39歳までの求職中の人(高校生と大学生を除く)。開催は4日とも午後1時から5時30分まで。定員10人。参加無料。
申し込みは2月28日までに、いが若者サポートステーション(電話0595・22・0039、ファクス0595・26・0002)へ。


●再就職準備セミナー 2月1日午前10時から正午まで名張市市民情報交流センター会議室で。女性を対象に再就職への不安を解消する講座。求職活動中の女性ならだれでも参加できる。受講無料。定員先着十人。問い合わせ、申し込みは三重県男女共同参画・NPO課(電話059・224・2225)へ。
●どんぐり絵画展 18日から20日まで名張市元町、イオン名張店3階リバーナホールで。赤目公民館で活動する絵画教室「どんぐり」の第28回絵画展。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。出展は工藤俊治(講師)、岩田登志子、小林政利、吉田仁一、山本登、山本冨貴子、山本栄治、勝村恭子、堀井輝雄、福井功、浅川眞里衣、池井初女、久継玉子、斎藤至康、中森クニ子、宇野幸江のみなさん。
●集展 25日から27日まで名張市元町、イオン名張店3階リバーナホールで。つつじが丘公民館で活動するフォトクラブ「集い」の第10回作品展。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。出展は奥田清一、小野重之、熊村宇多子、栗原捷一、三分一勉、高松敏昭、谷垣昌子、橋本啓子、淵之上勇、山根貞雄のみなさん。
●歴史講演会 26日午後1時30分から名張市武道交流館いきいきで。家康を語る会を主宰する川崎記孝さんが「近世三百年を開いた関ヶ原の戦い」と題して話す。無料。問い合わせは同会(電話0595・45・3232)へ。
●名張市男女共同参画推進フォーラム 27日午後1時30分から市武道交流館いきいきで。NPO女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ代表理事・正井礼子さんの講演などがある。参加無料。申し込み不要。問い合わせは市生活環境部人権・男女共同参画推進室(電話0595・63・7559)へ。
●アートバザール2013 30日から2月3日まで津市中央、三重画廊(電話059・225・6588)で。アートフォーラム三重による絵画、オブジェ、陶芸などの小品展。午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。


21世紀のエネルギーを考える会・みえ 地区別講演会・名張
エネルギーや環境問題に関しては、国民一人ひとりが自分自身の問題として捉え、考え、行動することが大切です。低炭素社会の実現は、地球に暮らす私たちに安心、快適、豊かさをもたらし、私たちにはそれを次世代に残していく責任があります。
私たちは「環境との調和を図ったエネルギーの確保」等による低炭素社会の実現について、正しく理解していただけるように拡大を図ってまいります。
▽日時=2月14日(木)午後2時〜4時、受付…午後1時30分〜
▽会場=名張産業振興センター(アスピア)多目的ホールアスピア(名張市南町822‐2)
▽講師=竹内純子氏(国際環境経済研究所主席研究員)
▽テーマ=「ドイツに学ぶ環境・エネルギー政策の今後」〜再生可能エネルギーの実力は!?〜
▽講師プロフィール=1994年、慶応義塾大学法学部法律学科卒業。同年、東京電力入社。99年、同社初の人材公募により尾瀬の自然保護活動担当に就任。「東京電力自然学校」副校長を経て、その後、地球温暖化国際交渉とエネルギー政策の担当となる。2011年末退職。農林水産省生物多様性戦略検討会委員、21世紀東通村環境デザイン検討委員等歴任。12年1月よりNPO法人国際環境研究所主席研究員。2月より一般社団法人フォレストック協会理事。
▽プログラム=午後2時〜2時10分…開会挨拶、2時10分〜3時50分…講演会、3時50分〜4時…閉会挨拶
▽参加申し込み=2月12日(火)までにファクスまたは郵送で、参加者名(ふりがな)、会社・団体名、所属・役職、電話番号、ファクス番号、電子メールアドレスを明記して名張商工会議所(〒518‐0729、南町822‐2、ファクス0595・64・3211)へ。
▽問い合わせ先=名張商工会議所(電話0595・63・0080)
▽主催=21世紀のエネルギーを考える会・みえ
▽共催=名張商工会議所
第133回簿記検定試験要項
▽主催=名張商工会議所、日本商工会議所
▽試験日=2月24日(日)
▽試験会場=名張産業振興センター「アスピア」一階アスピアI(都合により、変更する場合がありますので、ご了承下さい)
▽試験開始時間=3級…午前9時、2級・4級…午後1時30分
▽受験資格=学歴、年齢、性別、国籍に制限はありません。
▽申込受付期間=1月25日(金)まで
▽申込場所=名張商工会議所管理課(南町822‐2、電話0595・64・5353)
▽申込要領=〈申込書類〉@申込書A受験料(申込後の受験料は試験施行中止などのほかは返還しません)〈申込方法〉@直接申込の場合…申込期間中に上記のものを添えてお申し込みくださいA郵送による場合(申込期間中に必着のこと)…現金書留に申込書、受験料を同封してください。一人で二つの級を受験される場合は、それぞれ別個に申込書を提出してください。申込受付後の変更、取り消しはお断りします。
▽受験料=2級…4,500円、3級…2,500円、4級…1,600円(上記受験料には消費税も含みます)
名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第5土曜除く)午後7時30分〜8時30分
▽場所=名張産業振興センターアスピア
▽講師=松山比香里先生、芝田記代先生
▽参加費=500円/1回・1人
▽服装=自由(動きやすい服装、靴でお越しください)
▽持ち物=タオル、飲み物等
※どなたでもご参加できます。お子様とご一緒のご参加も歓迎いたします。一日だけのご参加もOKですよ。
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】







 ■■ 1月12日(土) ■■

 

■ホームレス支援にピリオド・19、20日に最後の呼びかけ
 大阪のホームレスを支援する活動をつづけていた伊賀市上野玄蕃町、南出寛三さん(七十七歳)が活動にピリオドを打つことになった。
南出さんは一九三五年(昭和十年)、名張町(当時)の元町で生まれ、名張高校卒業まで名張で過ごした。
二十年ほど前、大阪の地下街でホームレスを見かけ、段ボール箱に身をひそめるようにして夜を過ごす姿に同情して、温かい豚まんをふるまったのが支援を始めるきっかけになった。
月に一回、ホームレスが集まる西成区の通称あいりん地区を自動車で訪れ、衣類や食料などの支援物資を手渡すようになった。
七、八年前、街頭に立って支援物資を募ることを思い立ち、ほぼ毎月、伊賀市と名張市の街角で市民に提供を呼びかけてきたが、物資を運搬していた自動車が故障したのを機に活動を終えることにしたという。
街頭での支援物資提供の呼びかけは、十九日に伊賀市で、二十日に名張市で行うのが最後となる。

投稿 温かい人情に支えられて
伊賀市上野玄蕃町 南 出 寛 三
 
このような結末で、大阪のホームレスの支援活動を打ち切ることになろうとは、まったく予想していませんでした。
支援物資を積んで伊賀と大阪を往復していた自動車が故障し、修理の見積りをしてもらったら、三十万円もかかるというのです。
年金生活者の私にとっては、それは大金です。
二十年続けてきた活動に、ひとつの区切りをつける時が来たのかもしれません。
「よし、この際、ホームレスの支援から手を引こう」
そう決断して、車を廃車することにしました。
長いあいだ、伊賀市と名張市のみなさんの温かい人情に支えられて、なんとかやってくることができましたが、支援物資提供のお願いは今回が最後となります。
とても親切にしていただき、支援物資以外にも、コーヒーをいただいたり、ねぎらいの言葉をかけていただいたり、多くの方々のご厚意になんとお礼を申し上げて良いのか、本当に言葉が見つかりません。
街頭に立つのはこれが最後になりますが、みなさんからお寄せいただいた温かいお気持ちは、決して私の胸から去ることはありません。
今後は、月に一回ほど、レンタカーを借りて、伊賀市の企業から無償提供していただいているバナナを二、三十個ずつ、大阪まで運び、ホームレスと細々とでもつながっていこうと思います。
これからも、どこかでお目にかかることがあったら、どうぞお声をかけてください。
先日、伊賀市の映画館でフランス映画「レ・ミゼラブル(ああ無情)」を見てきました。
私の心情がそこにあり、思わず涙を流してしまいました。
言い尽くせない感謝を込めて、最後のお願いを申しあげます。
ホームレスへの温かいお気持ちを、どうぞお寄せください。
日程は次のとおりです。
▽北伊勢上野信用金庫みなみ支店前=一月十九日(土)午前八時〜午後三時
▽イオン名張店駐車場外側、木屋町公園向かい=一月二十日(日)午前八時〜午後三時

■桜まつりのサブタイトルを募集
 名張市の春のイベントとして定着した「名張桜まつり」の実行協議会は、十八回目を迎える今年の桜まつりのサブタイトルを募集している。
多くの人に桜まつりを知ってもらい、まつりに参加してもらうことが目的。だれでも応募できる。
応募は、名張市役所一階ロビー、市観光協会、名張商工会議所、市総合体育館に設置した申し込み箱を利用するか、電子メール(sakura@kankou-nabari.jp)で。電子メールの場合は住所、氏名(ふりがな)、電話番号、サブタイトルを記入する。
同協議会がサブタイトル一点を選考し、選ばれた人には連絡したうえ、桜まつりのイベント当日に利用できる三千円分のチケットを賞として贈る。結果は桜まつり公式ホームページで発表する。
応募は一月二十八日まで受け付ける。
問い合わせは実行協議会事務局(電話0595・63・0080)へ。

■5クラブが競う・新春選抜写真展
 名張市内で活動する五つの写真サークルのメンバーが自信作を競い合う「五クラブ新春選抜写真展」が十二日から十四日まで元町、イオン名張店三階リバーナホールで催される。
朝日町、菊田実さんを講師に市内の公民館で写真を学ぶ光影(名張公民館)、和光(比奈知同)、美光(美旗同)、写楽(蔵持同)、錦(錦生同)の五つのフォトクラブが参加。昨年につづいて二回目の今年は「この一作にかける心意気」がテーマ。感性と集中力に磨きをかけ、総合的な写真力を競うという。
昨年十二月初旬まで一年のあいだに、みずから選んだ課題で撮影した五枚の組写真を提出、菊田さんによる選考で三十二人の作品が選抜され、一人二点ずつ展示される。
午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。


第二回海外販路開拓支援セミナー「知ろう学ぼう 海外ビジネス!」
▽日時=平成二十五年一月十七日(木)午後一時三十分〜三時四十五分(受付午後一時〜)
▽場所=名張産業振興センター「アスピア」四階会議室
▽内容=@「海外ビジネスに関する基本的事項について」講師=日本貿易振興機構(ジェトロ)三重・新井剛史氏A「アセアンでの事業機会」講師=三重県アセアンビジネスサポートデスク・原正一郎氏
▽対象=海外販路開拓に関心のある事業者および個人
▽費用=無料
▽定員=四十名(先着順)
※セミナー終了後、個別相談可。
○参加希望の方は事前に名張商工会議所もしくは市役所産業部商工経済室にご連絡ください。
▽お問い合わせ先=名張商工会議所(電話0595・63・0080)、市役所産業部商工経済室(電話0595・63・7824)
テナント募集のお知らせ
名張産業振興センターでは事務所としてご利用いただけるテナント入居者を募集しています。
名張産業振興センター 四階部分 十五平方メートル
テナントの詳細およびお問い合わせは名張商工会議所総務管理課(電話0595・63・0080)へ。
名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第五土曜除く)午後七時三十分〜八時三十分
▽場所=名張産業振興センターアスピア(一月十二日は都合によりスポーツマツヤマ二階で開催します)
▽講師=松山比香里先生、芝田記代先生
▽参加費=五百円/一回・一人
▽服装=自由(動きやすい服装、靴でお越しください)
▽持ち物=タオル、飲み物等
※どなたでもご参加できます。お子様とご一緒のご参加も歓迎いたします。
【名張商工会議所/電話63・0080】


ホームレス支援のため街頭に立つ南出寛三さん=昨年十二月、名張市木屋町で