■伊賀市出身の孤高の洋画家・津で中野英一さんの遺作展
伊賀市に生まれ、二紀会で活躍した洋画家、中野英一さんの遺作小品展が17日から21日まで津市中央、三重額椽ビル内の三重画廊で催される。
中野さんは1926(大正15)年生まれ。終戦後、絵を描き始め、49年に三重県展初出品。以後、議長賞、知事賞、中日奨励賞などを受賞し、県展審査員も務めた。
55年には二紀展に初出品し、褒賞、佳作賞、同人賞、同人優賞などを受賞。77年に会員となった。
80年、二紀会三重支部の結成に携わり、支部長に就任。2005年に退会し、死去。三重画壇の孤高の画家として知られた。
来年1月22日から27日まで県立美術館県民ギャラリーで遺作展が開かれるが、今回はそれに先がけ、油彩、コラージュ、水彩、版画などの小品を展示する。午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。
問い合わせは同画廊(電話059・225・6588)へ。
■絵画など4部門で10月に市展「いが」
第9回伊賀市民美術展覧会(市展「いが」)は10月23日から27日まで上野丸之内、ハイトピア伊賀五階で催される。
公募の入賞・入選作品、審査員・運営委員作品、無鑑査作品が展示される。
公募出品者資格は、1998(平成10)年4月1日以前に生まれ、市内在住・在勤・在学・出身の人。
出品点数は一部門につき一人一点。自己の制作した未発表の作品に限る。他の公募展で入賞・入選した作品、新聞や雑誌などに掲載された作品は発表作品とみなすが、グループ展・個展の出展作品は未発表とみなす。出品は無料。
作品の搬入は、10月15日午前10時から午後8時までハイトピア伊賀5階で。出品申し込み書、作品預り証に必要事項を記入し、受付に提出する。作品には所定の出品票を貼付する。審査会は16日午後1時から公開で行われる。表彰式は27日午後2時からハイトピア伊賀4階で。3時から4時までは審査員による作品講評会。搬出は27日午後4時から8時までと28日午前10時から午後1時まで。
問い合わせは本庁企画財政部企画課(電話0595・22・9621)へ。
作品規定は次のとおり。
【絵画部門】平面作品で20号から100号までのもの。原則として額装する。日本画・油彩画はガラス・アクリルガラス付額縁は出品できない(水彩画・版画などは除く)。
【彫塑工芸部門】立体作品は手動可能で、幅1.5×奥行1.5×高さ2メートル以内のもの。平面作品は縦1.5×横1.5メートル以内のもの。
【写真部門】半切以上全倍までの作品。組写真は全4倍に収める。デジタル写真はA3以上全倍まで。パネル張りまたは額装とする。ガラスおよびアクリルガラス付額縁、裏打ちのないものは出品できない。
【書道部門】体裁は、表装し、額・枠張り・屏風・帖・巻子仕立てとする。ガラス・アクリル額縁は出品できない(篆刻を除く)。大きさは、額・枠張り等は外形200×200センチ以内。および、本紙寸法、全紙の2分の1以上。仮名・小字の額装は全懐紙以上。帖・巻子は縦35センチ以内×横200センチ以上400センチ以内。篆刻は39×30センチ以内。所定の用紙で釈文を添付する。
●第39回創造美術会中部支部展 26日から30日まで伊賀市上野丸之内、ハイトピア伊賀3階の上野商工会議所ホールで。洋画、日本画、陶芸を展示。午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。連絡先は森岡達生さん(電話0595・23・0857)。
●七夕笹飾りコンクール 31日から8月6日まで伊賀市の銀座商店街で。個人でも団体でも参加できる。笹飾りの材料は雨に濡れてもよいものでリサイクル品など。笹竹の支給は30日、笹飾りの搬入は31日。参加募集は16日まで。申し込みは伊賀上野銀座商店街振興組合(電話0595・24・2044)へ。
●親子で学ぶ文化財ウオーク 8月10日午前9時から午後零時30分まで。伊賀市上野丸之内、ハイトピア伊賀五階に集合し、一乃湯、蓑虫庵、武家屋敷入交家住宅を見学。対象は市内小学生とその保護者。定員15組。子供だけでは参加できない。参加料は大人300円、子供100円。参加者は水筒、筆記用具を持参。申し込みは8日から18日までに上野公民館(電話0595・22・9637=土・日曜と祝日を除く午前9時から午後5時まで)へ。申し込み多数の場合は23日午前10時から同公民館で公開抽選。
●放送大学 10月に入学する今年度第2期の教養学部の学生を募集している。学生は▽全科履修生(4年以上在学し、大学卒業をめざす)▽選科履修生(一年間在学し、希望する科目を学ぶ) ▽科目履修生(半年間在学し、希望する科目を学ぶ)。入学資格は、全科履修生は18歳以上で高等学校卒業または同等以上。ほかは15歳以上であればよい。入学試験はない。募集は8月31日まで。問い合わせは放送大学三重学習センター(電話059・233・1170)へ。
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