■■ 9月7日(土) ■■

 

■中学卒業し自衛官への道「国民のために働きたい」
陸自高等工科学校で学ぶ小谷憲作君
夏休みが終わった。進学で故郷を離れ、この時期に帰省して家族と夏を過ごした人も多い。名張市つつじが丘南7番町、小谷憲作君(17歳)=写真=もそのひとりだ。
小谷君は横須賀市にある陸上自衛隊高等工科学校の2年生。あまり馴染みのない校名だが、普通科高校と同じ一般教育、工業高校レベルの技術を身につける専門教育、さらに陸曹候補者になるための防衛基礎学を3年間で身につける学校。
生徒は男子のみ。全員が寮で生活し、卒業後は一年間、陸曹候補生としての教育を受ける。それが終われば三等陸曹に昇任し、陸上自衛隊でもっとも若い陸曹として各地の部隊に配属される。
小谷君が高等工科学校への進学を決めたのは、市立南中学2年のとき。もともと自衛官志望だったという父親の会社員・英智さん(54歳)から自衛隊のことを聞かされて育ち、国を守る仕事にあこがれた。
「高校を卒業してから防衛大学に進学する道もありましたが、できるだけ早く自衛隊の世界に溶け込みたいと考えました」と進路をしぼり、約20倍の難関を突破。自衛官への道を歩き始めた。
学校では「区隊」と呼ばれる30人前後のチームが単位。1学年に11の区隊があり、体育祭や水泳大会などの行事も区隊の対抗で行われるが、「区隊がひとつの家族のようにまとまって目標を達成できたとき、最高の喜びを感じます」という。
午前6時の起床から午後11時30分の消灯まで、授業と自習のほか、清掃、朝礼、体力練成、さらに洗濯やアイロンがけといった日課までこなす。「窮屈な生活だろうと予想していましたが、実際には先輩とも気さくにしゃべれて楽しい雰囲気です」
自衛官の仕事は「国民のために働くという点に、一般の会社勤めでは得られないやりがいを感じます」。学校で学ぶこともいつか国民のために役立てられると確信している。
高等工科学校に関する問い合わせは自衛隊三重地方協力本部伊賀地域事務所(伊賀市緑ケ丘東町、電話0595・21・6720=平日の午前九時から午後六時まで)へ。

■18日「伊賀の里 民話がたり」 蕉門ホール語り部塾が10周年
伊賀市大谷、前田教育会館蕉門ホールを拠点に活動する「蕉門ホール語り部塾」(北泉優子塾長)の十周年記念公演「伊賀の里 民話がたり」が18日、同ホールで催される。共催は前田教育会。
同塾は、伊賀に伝わる民話をふるさとの言葉で語り継ぐ活動をつづけ、各種施設や小学校、幼稚園、老人会などで語りを披露している。
第1部は会員による語りで6話を上演。第2部はトークショー「伊賀弁の魅力を語る」。出演は岡本栄市長(予定)、宮崎慶一さん。ほかに会員による語り2話がある。
午後6時30分開演。会費700円。
問い合わせは同塾事務局(電話0595・24・2329=ステージコラブレーションIGA)、前田教育会(電話0595・24・5511)へ。

■名張市施設見学会1日コースを募集
名張市は「わたしたちの施設見学会」の参加者を募集している。
対象は市内在住の人。募集人数は各見学日20人(最小催行人数10人)。
見学コースは▽午前=浄水場─アドバンスコープスタジオ見学─市民情報交流センター▽午後=市庁舎─子どもセンター─老人保健施設ゆりの里。午前9時から午後3時ごろまでの一日コースとなる。
実施日は9月25日、10月2日・22日、11月6日・13日。参加者には昼食場所(市役所会議室)を用意する。
受付は先着順。申し込みは各実施日の10日前までに広報対話室(電話0595・63・7402)へ。

■月とかがり火で上野城薪能・喜多流能「羽衣」や狂言など
伊賀市の秋の風物詩として知られる上野城薪能は21日、上野丸之内の上野城本丸広場で催される。実施委員会が主催し、今年が第30回。
中秋の名月にもっとも近い土曜日に開催され、県外の能楽ファンにも定着。ライトアップされた天守閣をバックにした特設舞台で、月とかがり火の明かりのなか、能、狂言などが披露される。
演目は、仕舞「湯谷」ほか8曲(能楽教室生徒)、和泉流狂言「梟山伏」(井上松次郎さん)、仕舞「養老」(松井俊介さん)「小督」(高林呻二さん)「唐船」(松井彬さん)、「猩々」(長田驍さん)、喜多流能「羽衣」(長田郷さん)。
開演は午後6時。入場無料。お茶席(有料)が設けられる。雨天の場合は市立崇広中学校体育館で上演。
問い合わせ先は、市観光戦略課(電話0595・22・9670)、当日は上野城(電話0595・21・3148)。
21日午後3時からは史跡旧崇広堂講堂で、上野城薪能直前講座として「上野城『薪能』をもっと楽しむおすすめ講座」が開かれる。講師は喜多流の長田驍さん。無料。定員120人。申し込みは伊賀市文化都市協会(電話0595・22・0511)へ。
きょう剣道大会 お城まつり開幕
上野城薪能のほか、第34回「上野城お城まつり」で次の行事が催される。
▽少年剣道大会(伊賀剣道連盟)=9月7日午後1時から本丸広場で。雨天の場合は14日に延期。
▽弓道大会(伊賀市弓道協会)=9月16日午前10時から本丸広場で。雨天中止。
▽太鼓フェスティバル(伊賀上野白鳳太鼓ほか)=9月28日午前11時から午後2時まで本丸広場で。雨天の場合は29日に延期。
▽講演会「西嶋八兵衛伝」(講師=北出楯夫さん)=10月13日午後1時30分からお城会館2階ホールで。
▽菊花展(三重菊花芸術協会)=10月22日から11月7日まで本丸広場で。

■三重県文化功労賞・受賞吹奏楽の菅生和光さん16日に記念コンサート
吹奏楽の発展と音楽文化の振興に尽くしたとして県文化功労賞を贈られた菅生和光さんの受賞記念コンサート「風アルトキハ風ニ酔ヒ」が16日、伊賀市文化会館さまざまホールで催される。
菅生さんの指導を受けた吹奏楽関係者らが実行委員会を組織して主催し、純益は東日本大震災復興支援のために寄付する。
プログラムは3部構成。第1部では菅生さんが作編曲した「風ある時は」「天使の声」などを演奏。第2部にはゲストプレーヤーが登場し、「シャコンヌ」「クラリネット五重奏曲」ほかを。第3部はバンドステージで、「アルメニアン・ダンスPart1」「『運命の力』序曲」「船乗りと海の歌」などを披露する。
指揮とクラリネットは菅生さん。客演指揮は園田幸男さん。演奏はWAKOウィンドオーケストラ。
ゲストは中島慎子(バイオリン)、杉本正毅(トランペット)、庄司恵子(ユーフォニアム)、荒木まどか(ハープ)、波多野均(テノール)、久保田道子(ソプラノ)のみなさん。
午後1時30分開場、2時開演。前売りは一般千円、高校生以下五百円(当日は各五百円増)。
プレイガイドは、青山ホール、あやま文化センター、伊賀上野ケーブルテレビ、伊賀市文化会館、ふるさと会館いが、岡森書店白鳳店、サワノ楽器店(以上伊賀市)、アドバンスコープ、アドバンスコープADSホール、ブックスアルデ近鉄店、前田文具(以上名張市)。
問い合わせはウェブサイト「〜風アルトキハ風ニ酔ヒ〜」(http://wako2013.waf.jp/)ミュージックガーデン米田(電話0595・66・1608)、中山さん(電話090・9196・2551)へ。


市民公開講座 7日午後1時30分から3時まで名張市春日丘7番町の近畿大学工業高等専門学校1号館大教室で。テーマは「市政と県政について語る」。鈴木英敬知事が「千客万来!安全安心!三重県政のさらなる飛躍を目指して」、亀井利克市長が「社会保障制度の現状と地域医療について」と題して話す。受講無料。当日参加可。問い合わせは同校事務部(電話電話0595・41・0111)へ。
蘖(ひこばえ)展 21日から23日まで名張市元町、イオン名張店3階リバーナホールで。新たに発足した洋画のグループが「第0回」として初の作品展を開催。出展は中英夫(代表)、高原光彦、山本博一、長船侍夢さん。午前10時から午後6時(最終日は4時30分)まで。


本日の行事
▼9月9日(月)▽記帳相談会
▼9月12日(木)▽定例役員会=正午〜
3年後、5年後を見据えて自ら変えるぞ!経営革新! 消費税転嫁対策事業「経営革新塾」開催のご案内
平成26年4月、27年10月と短期間に2回の消費税引き上げが予定されていますが、消費税引き上げに際し、円滑かつ適正な転嫁ができるよう「転嫁対策特別措置法」が成立しました。そこで価格転嫁に資する本質的な経営力の強化にポイントをおいた「経営革新塾」を開催いたします。
消費税の円滑な転嫁対策以外にも、少子・高齢化やグローバル化、デフレ対策等かつてなかった新しい経営課題に直面する事業所の皆様方にとりましては、この経営課題をいかに解決していくか、日々悩んでおられることと思います。
経営革新に取り組むことで、自社の現状を分析し強みや魅力を引き出しながら、付加価値の高い事業を行い利益を生み出す会社に変えていくためのビジネスプランを策定することが可能になります。
経営者、経営幹部、後継者の皆様方にはぜひこの「経営革新塾」にご参加いただき、新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
▽日時=10月1日(火)、8日(火)、15日(火)【3日間コース】午後5時30分から8時30分(3日とも)
▽場所=名張産業振興センター(アスピア)〔4階、会議室D〕
▽受講定員=20名(※お申込み先着順)
▽参加料=無料
▽受講対象=すでに事業を営んでいる経営者、経営幹部、後継者等で下記のニーズをお持ちの方を対象とします。○新たな事業展開を図りたい○新規の市場開拓を図りたい○新たな商品・サービス等の開発を目指したい○自社の技術・商品・サービス等を活かして下請けからの脱却を目指したい○既存事業の底上げのための戦略プランの具体化を図りたい
▽講師=伊藤公昭氏(株式会社三重銀総研取締役コンサルタンティング部長、三重大学特任教授)
▽申込・問合せ先=名張商工会議所中小企業相談所(名張市南町、電話0595・63・0080)
議員改選のお知らせ
名張商工会議所議員は、平成25年10月31日をもって任期が満了となります。
議員は、一号議員(40名)、二号議員(25名)、三号議員(10名)により構成されておりますが、そのうち一号議員は、会員の立候補ならびに推薦された一号議員候補者の中から選挙により決定いたします。(議員候補者が定数以下の場合は選挙をおこなわず一号議員となります)

@選挙の期日=【立候補届・推薦届の届出期間】8月5日〜9月19日(土日を除きます)【選挙投票日】10月1日(即日開票)
A選挙の場所=名張商工会議所
B選挙する議員の数=一号議員定数40名
名張商工会議所職員募集(採用試験案内)
@職種=総合職
A仕事内容=地域総合経済団体として、地域商工業者への支援をはじめとし、地域活性化、まちづくり、観光振興、会員向け各種サービス事業等多岐な業務に携わって頂きます。
B応募資格=昭和58年4月2日以降に生まれた人で、4年制大学を卒業または、平成26年3月末までに卒業見込みの人。普通自動車免許取得者。
C採用人員=一人
D選考方法=第一次試験10月6日(日)…一般教養試験・作文、第二次試験10月中旬〜下旬…面接(第二次試験は、第一次試験合格者に別途通知します)
E待遇=給与および勤務条件は、名張商工会議所規定によります。
F応募方法=下記書類を添えて、平成25年8月19日(月)から9月20日(金)までに名張商工会議所まで持参または郵送してください。@履歴書(写真添付)A卒業見込み証明書または、卒業証明書B成績証明書。*持参の場合は平日の午前8時30分から午後5時まで*郵送の場合は簡易書留郵便で9月20日(金)午後5時までの必着とします*応募書類の返却はいたしません。
G採用予定日=平成26年4月1日
*応募先およびお問い合わせ先=〒518-0729 名張市南町822-2 名張商工会議所(電話0595・63・0080)
名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第5土曜除く)午後7時30分〜8時30分
▽場所=名張産業振興センターアスピア
▽講師=松山比香里先生、芝田記代先生
▽参加費=500円/1回・1人
▽服装=自由(動きやすい服装、靴でお越しください)
▽持ち物=タオル、飲み物等
※どなたでもご参加できます。初めての方も、お子様とご一緒のご参加も歓迎いたします。一日だけのご参加もOKですよ。
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】










































 ■■ 9月7日(土)伊賀版 ■■

 

■月とかがり火で上野城薪能・喜多流能「羽衣」や狂言など
伊賀市の秋の風物詩として知られる上野城薪能は21日、上野丸之内の上野城本丸広場で催される。実施委員会が主催し、今年が第30回。
中秋の名月にもっとも近い土曜日に開催され、県外の能楽ファンにも定着。ライトアップされた天守閣をバックにした特設舞台で、月とかがり火の明かりのなか、能、狂言などが披露される。
演目は、仕舞「湯谷」ほか八曲(能楽教室生徒)、和泉流狂言「梟山伏」(井上松次郎さん)、仕舞「養老」(松井俊介さん)「小督」(高林呻二さん)「唐船」(松井彬さん)、「猩々」(長田驍さん)、喜多流能「羽衣」(長田郷さん)。
開演は午後6時。入場無料。お茶席(有料)が設けられる。雨天の場合は市立崇広中学校体育館で上演。
問い合わせ先は、市観光戦略課(電話0595・22・9670)、当日は上野城(電話0595・21・3148)。
21日午後3時からは史跡旧崇広堂講堂で、上野城薪能直前講座として「上野城『薪能』をもっと楽しむおすすめ講座」が開かれる。講師は喜多流の長田驍さん。無料。定員120人。申し込みは伊賀市文化都市協会(電話0595・22・0511)へ。
きょう剣道大会 お城まつり開幕
上野城薪能のほか、第34回「上野城お城まつり」で次の行事が催される。
▽少年剣道大会(伊賀剣道連盟)=9月7日午後1時から本丸広場で。雨天の場合は14日に延期。
▽弓道大会(伊賀市弓道協会)=9月16日午前10時から本丸広場で。雨天中止。
▽太鼓フェスティバル(伊賀上野白鳳太鼓ほか)=9月28日午前11時から午後2時まで本丸広場で。雨天の場合は29日に延期。
▽講演会「西嶋八兵衛伝」(講師=北出楯夫さん)=10月13日午後1時30分からお城会館2階ホールで。
▽菊花展(三重菊花芸術協会)=10月22日から11月7日まで本丸広場で。

■小野バレエスタジオが発表会・「眠れる森の美女」など多彩に
名張市桔梗が丘1番町、小野バレエスタジオ(代表=小野晴子さん)の発表会がこのほど松崎町のアドバンスコープADSホールで催され、幼児から大人までの生徒がレッスンの成果を披露した。
開設2年目に初開催し、これが40回目の発表会。小野晴子さんと亜子さんが親子で構成・演出・振付を担当し、ゲストはラグワスレン・オトゴンニャムさん(牧阿佐美バレエ団)、末原雅広さん(ソウダバレエスクール)、高島康平さん(川上恵子バレエスクール)。
「フィガロの結婚」でオープニングを飾り、「プチコンサート」「バレエコンサート」では多彩な踊りを披露。メインは「眠れる森の美女」の第三幕。姫と王子のパ・ド・ドゥをはじめ華麗なステージがくりひろげられた=写真。
小野晴子さんは「小さい子供たちも客席の拍手によって努力の成果を実感できたと思います。幼児から大人まで、どの世代にとってもやりがいのある発表会になりました」と話していた。
生徒を募集しており、詳細の問い合わせは同スタジオ(電話0595・65・0504)へ。

■菅生さんの受賞記念コンサート
吹奏楽の発展と音楽文化の振興に尽くしたとして県文化功労賞を贈られた菅生和光さんの受賞記念コンサート「風アルトキハ風ニ酔ヒ」が16日、伊賀市文化会館さまざまホールで催される。
菅生さんの指導を受けた吹奏楽関係者らが実行委員会を組織して主催し、純益は東日本大震災復興支援のために寄付する。
3部構成で、第1部では菅生さんが作編曲した曲を演奏。第2部にはゲストプレーヤーが登場し、第3部はバンドステージ。指揮とクラリネットは菅生さん。客演指揮は園田幸男さん。演奏はWAKOウィンドオーケストラ。午後2時開演。前売りは一般千円、高校生以下五百円(当日は各五百円増)。
問い合わせはウェブサイト「〜風アルトキハ風ニ酔ヒ〜」(http://wako2013.waf.jp/)ミュージックガーデン米田(電話0595・66・1608)、中山さん(電話090・9196・2551)へ。