■若々しい個性の100点あまり・卒業制作などで名張高美術部展
県立名張高校の美術部展がこのほど名張市元町のイオン名張店3階、リバーナホールで開かれた。卒業記念に作品展を、という3年生部員の要望で始まり、今年が6年目。3年生2人と1年生3人の部員のほか総合学科で美術を学ぶ2年生6人や卒業生らも出品、油絵やデッサン、立体など若々しい個性あふれる100点あまりが入場者を楽しませた。
3年生の濱田なつみさん(伊賀市朝日ケ丘町)は百号の卒業制作「ベンガルワシミミズク」などを出展。動物が好きで、写真や図鑑を参考にして鳥や象などを描いてきたが、卒業制作は自宅で飼っているミミズクがモチーフ。美術部の活動は「ほかの高校の美術部とも交流できて楽しかった」という。4月からは大阪芸術大学で本格的に絵を学ぶ。
もうひとりの3年生、宮田朱里さん(伊賀市柘植町)の卒業制作も百号の大作で、好きなロックバンド「amazarashi」の命名の由来にちなんだ「僕らは雨曝しだが『それでも』」というタイトル。映像から刺激を受けて人物を描くことが多く、感情移入しながら造形してゆく過程が面白いという。卒業後は奈良芸術短期大学に進み、独自の色合いに惹かれるという日本画の道に進む。
■報告や朗読など「雪解」のつどい
少年時代を伊賀で過ごした作家、横光利一の人と文学をしのぶ第17回「『雪解(ゆきげ)』のつどい」が15日、伊賀市柘植町の柘植公民館ホールで催される。関係者でつくる実行委員会が主催する。
余野共子さんが「文学碑『蟻臺上(ありだいじょう)に餓えて月高し』建立と除幕式の思い出」、山本智子さんが「山本家所蔵横光利一書簡を巡って」と題して報告を行ったあと、実行委員会による朗読と解説「作品『三つの記憶』から」と追悼報告「岸宏子の見た横光利一」がある。
会場には絵手紙グループ「いろは」が横光作品を題材に制作したイメージ絵巻、横光利一書簡が展示される。
午後1時から受付を行い、1時30分から3時40分まで。資料代300円。申し込み不要。
■青山高原を走る・つつじマラソン
第28回青山高原つつじクォーターマラソン大会は5月31日、青山高原ロード折り返しコース(室生赤目青山国定公園内道路)で催される。主催は伊賀市、青山スポーツクラブ。
種目は▽3キロ=小学生男女(3年生以上)、一般男女(中学生以上)▽5キロ=一般男女(同)▽クォーター=一般男女(同)。
午前10時から開会式を行い、スタートは3キロ部門が同10時30分、5キロ・クォーター部門が同11時。
参加料金(傷害保険料を含む)は一般三千円、中高生千五百円、小学生五百円。各種目男女別上位6位までを表彰し、上位3位までに記念品、参加者全員に大会Tシャツを贈る。地場産品抽選会、高齢者賞などもある。
申し込みは、@インターネット(ランネット、スポーツエントリー)A郵便振替B事務局に参加申し込み書を持参─のいずれかで。締切は4月17日。
問い合わせは同大会実行委員会事務局(伊賀市上野丸之内、ハイトピア伊賀四階、市スポーツ振興課内、電話0595・22・9635、電子メールsports@city.iga.lg.jp)へ。
●サークルまつり 7、8両日、伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀五階で。上野サークル協議会が主催し、市教育委員会が後援する。参加団体は、詩吟同好会、上野合唱団、劇団上野市民劇場、コール・フラウミント、上野民謡若葉会、民謡やよい会、琴修会煌めき、上野マジック友の会、上野尺八同好会、上野美術クラブ、伊賀スポーツダンスクラブ、伊賀上野山草会、伊賀さつき会、伊賀上野琴趣会、上野陶芸同好会、伊勢型紙サークル、書道サークル、上野スケッチ教室、ラクガキクラブ、楽しいフォークダンス教室。問い合わせは同協議会事務局(中央公民館内、電話0595・22・9637)へ。
●企画展示 29日まで伊賀市上野丸之内、上野図書館2階展示コーナーで「坂倉準三が描いた伊賀上野建築群」。午前9時から午後5時まで。月曜休館。
●企画展示 4月19日まで伊賀市上野丸之内、上野歴史民俗資料館2階多目的室で「伊賀郷土史研究の先駆者たち」。午前9時から午後4時30分まで。月曜休館。入場無料。 |
【大作を出展した濱田さん(左)と宮田さん=名張市元町のリバーナホールで】 |