■式年造営を祝福 宇流冨志禰神社
「お春日さん」の愛称で親しまれる名張市平尾、宇流冨志禰（うるふしね）神社（中森孝栄宮司）が20年に一度の式年造営を終え、4月18日に奉祝祭と上棟祭があわせて営まれた。名張のまちではお渡りが行われ、境内には氏子らが参拝して祝福した。
今回の造営では2012年、19地区から選出された107人で造営委員会（中村尭俊委員長）が組織され、氏子などから寄せられた1億800万円の浄財で本殿屋根の銅板のふき替え、愛宕神社（新町）のお旅所の新築などの事業を実施した。
【写真は宇流冨志禰神社境内に設けた棚の上で行われた上棟祭の神事】
■「万葉集と伊賀」テーマに学習
今年度の伊賀市生涯学習セミナーは5月から11月まで5回にわたってハイトピア伊賀五階生涯学習センター多目的大研修室で催される。事前申し込みは不要。テーマは「万葉集と伊賀」。
問い合わせは市教育委員会生涯学習課（電話０５９５・２２・９６７９）へ。
日時、内容、講師は次のとおり。
▽第1回＝5月16日午後1時30分〜3時、第1部「都と伊賀」佐野宏さん（京都大学大学院准教授）、岡本栄市長、第2部「ディスカッション」佐野宏さん、中井精一さん（富山大学人文学部教授）、岡本栄市長
▽第2回＝7月3日午後1時30分〜3時「万葉時代の標準語と方言」中井精一さん（富山大学人文学部教授）
▽第3回＝9月25日午後7時〜8時30分「万葉時代の大和と伊賀」竹谷俊夫さん（大阪大谷大学准教授）
▽第4回＝10月2日午後7時〜8時30分「万葉時代の人々とその暮らし」内山純蔵さん（静岡県文化・観光部世界遺産センター教授）
▽第5回＝11月28日午後1時30分〜3時「万葉人のこころ」佐野宏さん（京都大学大学院准教授）
■忍者・忍術学前期市民講座
「伊賀・甲賀・紀州」をテーマにした伊賀連携フィールド2015年度前期市民講座「忍者・忍術学講座」が4月11日、伊賀市のハイトピア伊賀で開講し、三重大学教育学部長の藤田達生さんが「神君伊賀越えの事実」と題して話した。
問い合わせは三重大学人文学部チーム（電話０５９・２３１・９１９４）、伊賀市総合政策課（電話０５９５・２２・９６２０）へ。
今後の日程、テーマ、講師は次のとおり。いずれもハイトピア伊賀で午前10時30分から正午まで。
▽第2回＝5月9日「神君甲賀伊賀越えにおける甲賀者の活躍」甲賀忍術研究会・渡辺俊経さん
▽第3回＝6月13日「正忍記著者藤一水・名取三十郎正澄について」正忍記を読む会会長・山本寿法さん
▽第4回＝7月18日「江戸の伊賀者について」京都大学大学院生・井上直哉さん
▽第5回＝8月8日「藤田西湖研究」三重大学人文学部教授・山田雄司さん
▽第6回＝9月12日「狼煙あるいは烽火考──のろしにサイエンスの想いを馳せて」三重大学社会連携研究センター 特任教授・加藤進さん
●伊賀線まつり２０１５ 3日午前10時から午後4時まで 伊賀鉄道上野市車庫(上野市駅下車すぐ)で。線路などの保守作業に使用された2人乗り軌道自転車で車庫線内を走行し、車庫線に停めた２００系車両を撮影、伊賀鉄道の制服を着て車内放送や車両の扉の開閉など車掌機器操作を体験（整理券が必要）。ほかに伊賀線ジオラマ、鉄道模型コーナー、鉄道グッズの展示販売などがある。入場無料。雨天決行。問い合わせは伊賀鉄道上野市駅（電話０５９５・２１・３２３１）、市総合政策課（電話０５９５・２２・９６６３）へ。
●つつじ祭ウォーク 10日午前9時40分からＪＲ柘植駅前で受付を行い、同10時に出発。コースは、柘植家煉瓦─麗澤舎跡─都美恵神社─薬師寺─濱地城址─風の森社跡─余野公園。総距離は約4キロ。解散は午前11時30分ごろ。余野公園では1万5千本のつつじが時期を迎え、当日はつつじ祭が開催される。余野公園からＪＲ柘植駅まではウォーク参加者専用のシャトルバスが運行。歩きやすい服装で参加し、水筒、敷物などを持参する。小学生以下は保護者の同伴が必要。小雨決行だが、つつじ祭が中止の場合はウォークも中止される。中止の場合は当日午前七時に決定され、伊賀市商工会（電話０５９５・４５・２２１０）で確認できる。問い合わせは同商工会、市総合政策課（電話０５９５・２２・９６６３）へ。
●伊賀地域合同就職セミナー 25日午後1時から4時まで伊賀市平野中川原の上野フレックスホテルで。対象は大学、短大、専門学校、高校等の卒業予定者と未就職者。伊賀市と名張市を中心に約3、40社が参加。各社のテーブルで企業と参加者が対面する方式で進められる。参加無料。事前申し込み不要。問い合わせは上野商工会議所（電話０５９５・２１・０５２７）、伊賀市商工会（電話０５９５・４５・２２１０）へ。 |
