■■ 3月5日(土) ■■

 
■名張市美術作家協会が新春展・チャリティ展も兼ね小品86点
名張市美術作家協会の第二十五回「新春展」が二月二十五日から二十八日まで元町、イオン名張店三階のリバーナホールで催された=写真上。
五十代から八十代までの会員十三人が、市内の風景、静物、人物など多彩な題材を個性的に表現。三十号までの小品を主体に油彩画、水彩画、日本画、パステル画あわせて八十六点が披露された。
大作を中心に展示する秋季展と並ぶ活動の柱で、チャリティ展も兼ねており、収益は社会福祉や教育のために寄付する。ここ数年は、市内小・中学校の図書購入費として役立てられている。
出展者は次のみなさん。 石井節子、稲森三明、板野和郎、大橋健作、小林芳郎、佐藤好美、三本木康彰、杉本禮子、玉置和雄、藤本晴一、房州則子、松本美恵子、山田知治

■江戸川乱歩像設置など報告・名張ロータリークラブ創立50周年記念誌を発行
名張ロータリークラブは五十周年記念誌=写真中=を発行した。A4判、百八ページ。
同クラブは一九六三年、県内九番目、国内で五百五十一番目のロータリークラブとして発足した。スポンサークラブは上野ロータリークラブ。チャーターメンバーは三十五人だった。五十周年記念事業として名張駅東口に名張出身の作家、江戸川乱歩の銅像を設置したほか、江戸川乱歩記念ミステリー小・中学生感想文コンクール、人気ミステリー作家の有栖川有栖さんによる記念講演会などを行った。
記念誌では、クラブの沿革と五十周年記念例会を紹介。五十周年記念事業の報告には、乱歩像の概要や除幕式の模様、コンクール入賞者などのほか、有栖川さんの記念講演「乱歩と探偵小説」の講演録が収録されている。
乱歩と探偵小説・有栖川さんの記念講演から
有栖川さんの講演の冒頭は次のとおり。
さきほど、名張駅東口で江戸川乱歩先生の銅像と対面してきました。まるで先生が学校や会社から帰ってくる人に「お疲れ様でした」と言葉を投げかけるように駅の方を向いて立っていらっしゃいました。記念撮影をし、名張のFMラジオのインタビューも受けました。30分ほど前にそれが電波に乗ったみたいで、仕事が一つ終わったような気がしていたのですが、これからが本番なのですよね。1時間ほど江戸川乱歩や探偵小説についてお話させていただいて、その後、30分程度、皆さんからの質問や、言いたいことがあれば言っていただくような時間を設けたいと思います。
私が名張に来たのが6回目とご紹介いただいたのですが、よく分からないのです。2、3回なら分かっても6、7回になるとよく分からなくって…。先ほど、乱歩にゆかりのある清風亭さんで、うなぎのお昼をご馳走になりました。私が前に来た時の色紙が飾ってあって「乱歩を訪ねて七度名張」と書いてあるのですよ。前回が7回目だったようなのですが、それも怪しい。だいたい7回目だろうと、7回と名張をかけたような気もするので、いいかげんなのですが7回か8回ぐらい名張に寄せさせてもらっています。 大阪の人間なので、名張は近いですよね。今日も特急で50分、速いですね。京都へ行くのに45分、名張とあまり変わらないので、ちょこちょこ名張へ来ているのです。名張に来るのは、いつも江戸川乱歩がらみです、親戚や友達がいるわけでもなくて。

■横光利一しのぶ「雪解」のつどい
少年時代を伊賀で過ごした新感覚派の作家、横光利一(一八九八〜一九四七)の人と文学をしのぶ第十八回「『雪解』のつどい」(実行委員会主催)が二十日、伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀五階大研修室で催される。
横光が県立第三中学(現・上野高校)を卒業して百年になることから、「三中時代の横光利一」をテーマに開催する。番條克治さんによるレポート「三重三中時代の横光利一」のあと、上野高校放送部が「雪解」を朗読し、福田和幸さんが解説。つづいて高校生と実行委員らのトーク「横光利一に見る伊賀、三中」がある。
会場には「雪解」の原稿(複写)を展示し、絵手紙グループ「いろは」が横光作品の「イメージ絵巻」を披露する。 午後一時から受付を行い、一時三十分から三時四十五分まで。資料代三百円が必要。

■松明調進参加者きょうまで受付
名張市赤目町一ノ井の松明講による奈良・東大寺への松明奉納をサポートしている「春を呼ぶ会」は、十二日に行われる松明寄進行事の一般参加者を募集している。きょう五日まで受け付けている。
当日は午前五時五十分、市役所前バス停留所(正面入口前方)に集合し、バスで赤目町一ノ井の極楽寺へ。同六時三十分、同寺を徒歩で出発し、坂ノ下交差点を経て笠間峠を越え、同八時四十分から旧笠間小学校で朝食。そのあとバスに乗車し、針テラスでの休憩を挟んで奈良市内までバスで移動。同十時三十分から徒歩で東大寺へ向かい、同十一時、同寺南大門に到着。二月堂で解散する。帰りは午後二時、名張市役所行きバスが南大門横駐車場を出発する。
定員は先着八十人。参加資格は問わないが、健康で山道(獣道)を含め十キロ程度歩ける人。運動のできる簡単な服装で参加し、雨や寒さの対策として雨具、手袋などを準備する。 参加費は三千五百円(バス代、保険代を含む)。申し込みは、はがき、ファクスで受け付けている。電話申し込みは受け付けない。申し込みは、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して、〒518‐0729、名張市南町八二二‐二、名張産業振興センター一階、名張市観光協会内、春を呼ぶ会(ファクス0595・63・9138)へ。折り返し参加要項と参加費の振込用紙が郵送される。


普通救命講習会 二十一日午前九時から正午まで名張市防災センターで。対象は市内在住、在勤者で十五歳以上の人。定員は先着二十人。申し込みは六日から十二日までに名張消防署、桔梗が丘分署、つつじが丘出張所に受講者が直接行う。問い合わせは名張消防署(電話0595・63・0999)へ。


名張桜まつりフリーマーケット出店者募集について
今年四月九日に開催される名張桜まつりイベント当日のフリーマーケットの出店者を募集いたします。
応募方法、注意事項等については、名張桜まつりホームページ(http://www.nabari.or.jp/sakura/index.html)をご覧いただくか、名張桜まつり実行協議会事務局(電話63・0080)までお問い合わせください。出店料は、名張市民の方は一ブース二千円(免許証などの住所・氏名等が確認できるものをご持参下さい)、名張市外の方は一ブース四千円です。三月六日(日)午前九時から名張産業振興センターアスピアにて、先着五十ブースのみの受付となりますので、ご希望の方はお申し込みよろしくお願いいたします。
名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第五土曜日は休み)午後七時三十分〜八時三十分
▽場所=名張産業振興センターアスピア
▽講師=松山比香里先生ほか
▽参加費=一人一回五百円。動きやすい服装、靴でお越しください。
▽持ち物=タオル、飲み物等。
※都合により場所の変更がある場合もありますので、名張商工会議所HP女性会バナーもしくは電話63・0080までお問い合わせください。 【名張商工会議所/電話0595・63・0080】






講演する有栖川さん(2013年4月20日、名張産業振興センターで)

 ■■ 3月5日(土)伊賀版 ■■

 

■名張市美術作家協会が新春展
名張市美術作家協会の第25回「新春展」が2月25日から28日まで名張市元町のリバーナホールで催された=写真。
50代から80代までの会員13人が、伊賀地域の身近な風景、静物、人物など多彩な題材を個性的に表現。30号までの小品を主体に油彩画、水彩画、日本画、パステル画あわせて86点が披露された。
チャリティ展も兼ねており、収益は社会福祉や教育のために寄付する。ここ数年は、市内小・中学校の図書購入費として役立てられている。
出展者は次のみなさん。 石井節子、稲森三明、板野和郎、大橋健作、小林芳郎、佐藤好美、三本木康彰、杉本禮子、玉置和雄、藤本晴一、房州則子、松本美恵子、山田知治

■第三中学の卒業百年を迎え横光しのぶ「雪解」のつどい
少年時代を伊賀で過ごした新感覚派の作家、横光利一(一八九八〜一九四七)の人と文学をしのぶ第十八回「『雪解』のつどい」(実行委員会主催)が三月二十日、伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀五階大研修室で催される。
横光が県立第三中学(現・上野高校)を卒業して百年になることから「三中時代の横光利一」をテーマに開催する。番條克治さんによるレポート「三重三中時代の横光利一」のあと、上野高校放送部が「雪解」を朗読し、福田和幸さんが解説。つづいて高校生と実行委員らのトーク「横光利一に見る伊賀、三中」がある。
会場には「雪解」の原稿(複写)を展示し、絵手紙グループ「いろは」が横光作品の「イメージ絵巻」を披露する。午後一時から受付を行い、一時三十分から三時四十五分まで。資料代三百円が必要。桃青の丘幼稚園の運動場を駐車場として利用できる。

■市民ふれあい農園利用者募集中です
伊賀市は予野・青蓮寺開畑地内にある市民ふれあい農園の利用者を募集している。
募集区画は、小区画が二百二十一区画(五十平方b/区画)、大区画が三十五区画(百平方b/区画)。一人何区画でも利用できる。
利用料は、小区画が年間一万五千円(一区画)、大区画が年間三万円(一区画)。使用期間が十二か月に満たない場合は月割りの額になる。百平方b以上の区画利用では面積に応じて割引がある。
付帯施設は、ログハウス(管理棟)、トイレ、ロッカー・シャワー(有料)、農機具(一部有料)。
利用期間は契約月から来年三月三十一日まで(継続更新できる)。途中解約はできない。
申し込みは、明日が楽しみな里づくり委員会(〒518‐1152 伊賀市予野一一四四〇番地の二、農村ふれあいセン ター内、電話・ファクス0595・39・1250)へ。後日、市と貸付契約を締結する必要がある。
問い合わせは、市農林振興課(電話0595・43・2302)へ。

■伊賀・名張両市舞台のドラマ・NHK津が制作し全国に発信
NHK津放送局は、伊賀市と名張市を舞台に三重県の魅力を全国発信する「地域発ドラマ」を制作し、二〇一六年度冬に放送すると発表した。
「レトロ家電屋」を経営する家族の再生を描く。配役など詳細は未定。伊賀、名張両市で撮影し、衛星放送の「BSプレミアム」で放送する。


初瀬街道まつり 六日午前十時から午後三時まで伊賀市阿保の初瀬街道阿保宿周辺(伊賀市青山支所周辺)で。内容は、初瀬街道散策ウォーク、駕籠かき体験、参宮講看板展(県指定有形民俗文化財)、旧旅籠暖簾の展示、獅子神楽、和太鼓演奏、吹奏楽コンサート、餅つき、焼きいも販売、屋台飲食販売、スタンプラリーなど。当日は歩行者天国となり、周辺の道路が一部規制される。問い合わせは同まつり実行委員会(阿保地区市民センター内、電話0595・52・2000)、青山支所振興課(電話0595・52・1112)へ。