■男声の魅力を追求して10年桔梗グリークラブが演奏会
名張市桔梗が丘公民館を拠点に活動する男声合唱団、桔梗グリークラブ(奥田宏団長)は12日、アドバンスコープADSホールで10周年記念定期演奏会を催す。これまでの演奏会は同公民館が会場だったが、節目の年を記念して本格的なホールの舞台に立つことになり、40代から80代まで18人の団員が熱心な練習を重ねている。
同クラブは2006年6月、公民館の主催講座としてスタート。女声合唱の団員だった公民館スタッフがあまり例のない男声合唱の講座を企画し、団員を募ったところ市内外から約30人が集まった。平均年齢は70歳前後で、合唱経験のない人が大半だったという。
おきつも女声合唱団を指導する声楽家、藤原保信さんを講師に迎え、11年4月には自主サークルに移行。結成の年からクリスマスコンサートを開いていたが、現在は6月に定期演奏会を開催。おきつも女声合唱団のステージにも欠かさず客演し、男声ならではの重厚なハーモニーを響かせている。内外の名歌やクラシック、民謡など、レパートリーは150曲を数える。
会長の奥田さんは、団員中最高齢の87歳。「ただ楽しむだけでなく、藤原先生の信念や理論を自分たちのものにして合唱を追求してきました。歌が生き甲斐になって、毎日が充実しています」といい、藤原さんは「10年で格段にレベルが高くなり、団結力も強くなりました。会員数や年齢、体力など厳しい面もありますが、気持ちをひとつにしてステージに臨みます。男声合唱の魅力である声の厚みをたっぷり楽しんでいただければ」と話している。
おきつも女声合唱団が客演する。指揮は藤原さん、ピアノは上野あゆみさん。午後1時開場、1時30分開演。入場料は一般1,000円、中学・高校生500円。後援は市、市教育委員会、桔梗が丘自治連合協議会。問い合わせは奥田さん(電話0595・65・7197)へ。
【写真は練習に励む桔梗グリークラブ=桔梗が丘公民館で】
■芭蕉祭バンド参加者を募集
伊賀市は10月12日の第70回芭蕉祭式典で演奏する「芭蕉祭フェスティバルバンド」のボランティア参加者を募集している。
対象は、楽器を所有し、練習と式典に参加できる18歳以上の人(高校生を除く)。親子などで参加する場合は18歳未満でもよい。
募集パートは、フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、サキソフォン、トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニューム、バスチューバ、パーカッション、コントラバス。
式典は午前9時25分から11時30分まで上野公園俳聖殿前広場で催され、「芭蕉さん」「芭蕉翁讃歌」「芭蕉」「奥の細道」などを演奏する。
練習日は、6月17日、7月8・29日、8月26日、9月16日、10月7・10日。練習は午後7時30分から8時までウォーミングアップ、8時から9時30分までが合奏練習(途中休憩を含む)。練習場所は上野西小学校多目的ホールだが、6月17日はハイトピア伊賀4階多目的室、10月7日と10日は同5階多目的大研修室。
申し込み、問い合わせは市文化交流課(電話0595・22・9621、ファクス0595・22・9694、電子メールbunka@city.iga.lg.jp)へ。ファクス、電子メールの場合は住所、氏名、年齢、電話番号、所有楽器名、楽器演奏経験を記載して申し込む。 |
|