■謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
すっかりおなじみになった写団なばり代表、松田賢治さん(名張市新町)の新春写真展。1月1日付伊和新聞の「ふるさとなばり四季10景」では、ふるさとが見せるさまざまな表情を鮮やかなカラー印刷でお楽しみいただけます。
大正15年に誕生した伊和新聞は今年が創刊91年目。毎週土曜発行で、定期購読料は1か月650円です(送料別)。お申し込みは伊和新聞社(電話0595・63・2355)へどうぞ。 伊和ジャーナルと伊和新聞を、本年もよろしくお願いします。
■伊賀シンフォニック吹奏楽団50周年演奏会
伊賀地域を拠点に活動する市民バンド、伊賀シンフォニックアカデミー吹奏楽団(吉永昌平会長、山本順仁団長)の創立50周年記念演奏会が12月17日に名張市のアドバンスコープADSホールで、18日に伊賀市文化会館さまざまホールで催された。
同楽団は1966年、上野高校などの高校吹奏楽部OBを中心に上野バンドアカデミーとして誕生。県内初の市民吹奏楽団として活動をつづけ、68年に伊賀ウインドアカデミーに改称、73年に現団名になった。毎年12月の定期演奏会を柱に、コンクールやコンテスト、招待演奏会や式典演奏など、伊賀地域内外のさまざまな場で息の合ったハーモニーを響かせている。 プログラムは3部構成。創立50周年記念委嘱作品「忍び・伊賀の里」が披露されたほか、歴代の指揮者のうち四人が思い出の曲のタクトを振るなど、楽団の歩みと重ね合わせて多彩なレパートリーが演奏された(ADSホールで)。
■雪景色で独自の境地〜水彩画家 小林芳郎さん
18回目の個展を開いた名張市東町の小林芳郎さん。イオン名張店3階のリバーナホールに11月、風景や草花などを題材に75点を展示した。絵の具ではなく白い紙の色を生かした雪景色で独自の境地を際立たせる。市内の赤目滝や青蓮寺湖、県外に足を運んで近江八幡などを描いた作品も出品された。
美術の教科書を手がける大阪の出版社に勤務し、第1線で活躍する画家に接して刺激を受けたことから、32歳で水彩画を始めた。制作に励むかたわら、市美術作家協会や名張水彩画会の創設に携わり、退職後は市内の市民センターで水彩画と絵手紙の指導もつづけている。 個展のテーマは「美を求めて」。2年に1度はチャリティー展とし、6回目を迎えた。売り上げは市教育委員会を通じて小・中学校の美術関係図書の購入費に充てられる。会場には特別支援学級などの児童・生徒らから届いた礼状も公開され、「子供たちの手紙は何よりの励みになります。チャリティーはこれで最後にするつもりですが……」。
■大賞で頂点を極めた〜洋画家 森公美さん
名張市西原町、森公美さんの個展は2年に1度、津市中央の三重画廊で12月に催される。昨年はサムホールから百号まで、2年のあいだに制作した38点が披露された。
森さんは伊賀市生まれ、大阪芸術大学芸術学部油絵専攻を卒業し、1978年に創造美術会の創造展に初入選。以後、会員賞などを獲得してキャリアを重ね、昨年6月には東京都美術館で開かれた第69回創造展で百号の油彩画「雅」が最高位の創造美術大賞を受賞した。
個展でも披露された「雅」は、長くメインテーマとしてきた山を描いた作品だが、日本画の技法を取り入れるなど自在なタッチでダイナミックな世界を表現した。会場には受賞作の原型となった作品も展示され、草花やペットをモチーフにした小品も人気を集めていた。 大賞の受賞で創造展の頂点を極めたことになるが、「これからは他人の評価を気にせず、自由気ままに、自分で心から納得できる絵を追求します」。
■八日戎の福娘を募集
名張市観光協会は2月7、8両日、鍛冶町の蛭子神社で営まれる八日戎の手伝いをする福娘を募集している。名張に春を呼ぶ祭礼として知られ、参道では名物のはまぐりが販売されて人気を呼ぶ。福娘は着物姿で、両日にわたって商売繁盛の縁起物「吉兆」などを授与するほか、事前のPRや取材にも協力する。
対象は、市内在住か、市内に在学または勤務している人、生誕地が名張の人、親戚が名張在住の人など、名張にゆかりのある人で、二十歳以上30歳以下の未婚女性。2月7、8両日の八日戎と1月22日の福引きに参加できる人にかぎる。3人を募集。
選考は1月22日午後2時から3時まで同神社で。福引きで福(当たり)を引いた強運の人が福娘になる。福娘には同神社からお礼が贈られる。当日の着物の着付は主催者が用意する。
申し込みは1月13日午後5時までに、はがき、ファクス、電子メールで、タイトルに「福娘募集」と記載し、同協会事務局(〒518‐0729 名張市南町822‐2、アスピア1階、電話0595・63・9148、ファクス63・9138、電子メールinfo@kankou-nabari.jp)へ。申し込み用紙は同協会ホームページ(http://www.kankou-nabari.jp/)からダウンロードできる。
新年告知板
●名張市男女共同参画推進フォーラム2016 1月14日午後1時30分から蔵持町里、市武道交流館いきいき多目的ホールで。第1部は男女共同参画川柳表彰式。第2部は万協製薬社長・松浦信男さんの基調講演「イクボスが企業を成長させる〜中小企業社長のイクボスの取り組みについて」。第3部のパネルディスカッションでは松浦さんをコーディネーターに増田義子さん(ベルウイング)、高木ひかるさん(名張近鉄ガス)、亀井利克市長が「男女が働きやすい環境づくり〜女性の活躍推進〜ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて」をテーマに意見を交わす。入場無料。申し込み不要。問い合わせは市地域環境部人権・男女共同参画推進室(電話0595・63・7559)へ。
●混声合唱団コーロ・Gui冬の陣コンサート 1月14日午後2時から名張市総合福祉センターふれあいで。「歌えば楽し! コーラスの散歩道」をテーマに、広く親しまれたプログラムを披露する。指揮は小柴信之さん、ピアノは桂富佐さん。入場料五百円(中学生以下無料)。
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■松田賢治新春展
青蓮寺湖は1970年、青蓮寺ダムの完成によって誕生した。洪水調節や用水供給、発電などを目的とした多目的ダムだったが、青蓮寺湖は一帯を観光スポットに生まれ変わらせ、イチゴ狩りやブドウ狩りの観光農業も定着した。春には明るい空のもと、満開の桜が湖をはなやかに彩る。とくに厳寒の候には、そんな日の訪れが心待ちにされる。
湖畔の春 青蓮寺湖
夏の流れ 赤目四十八滝
冬の造形 蔵持町里
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