■■ 6月2日(土) ■■

 
■いが再発見(27)
「へえ〜 そうなんだ。伊賀は素晴らしい」と好評を博している「いが再発見」。これまで慢性甲状腺炎を世界に広めた「橋本病」や大歌人に賛美された才女・白秋の妻、「大河ドラマに高虎を」と奮闘する伊賀文化産業協会専務理事の福田和幸さんらを紹介している。今週は「川の駅」構想を紹介したい。
加速し出した水と触れ合う「川の駅」構想
名張川の河川改修を機に三重県の西の玄関口になる名張市で、「道の駅」ならぬ「川の駅」をつくろうと動き出した。名張川と宇陀川の合流点である黒田地区がその候補地で、国土交通省・木津川上流河川事務所による名張川の引堤事業(河川改修)を名張市のまちづくりにつなげようと、地元住民や関係者が集まり、これまで4回、ワークショップ(討論・研修会)を開催。水と触れ合う交流拠点として「淡水魚資料館」を設置したいなど、具体的な構想も持ち上がってきた。同河川事務所による引堤事業は今年から本格化。それに伴い「川の駅」構想も加速化している。        (小谷 虎彦)
川の存在
名張市は市街地を取り巻くように名張川が流れている。そのため台風などで洪水が起こればその被害も大きい。過去には1953年(昭28)の台風13号による床上浸水、1959年(昭34)の伊勢湾台風では死者も出るほどの災害になった。この結果、治水対策として川の上流に青蓮寺ダム、室生ダム、比奈知ダムができ、比較的水量が安定してきた経緯はある。しかし、昨年10月の台風21号による洪水では箕曲(みのわ)地区で一部が冠水した。最近、断続的に発生するゲリラ豪雨も含め、いつ何時、災害が発生するかも分からないのである。
2009年(平成21)に国交省から「淀川水系河川整備計画」が出され、その中で名張川の引堤及び河道掘削による流下能力の確保が位置づけられたことを受けて、当時の名張商工会議所会頭らが国交省に要望書を提出。河川整備・維持管理と共にまちづくり…
続きは5月12日号の伊和新聞に掲載しています。 ※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月650円(郵送地区別途)、一部170円。

■サマーバレーコンサート眠れる森の美女〜北見典子バレースクール
名張市春日丘1番町に本部を置く北見典子バレエスクールの亀山支部は6月10日、亀山市文化会館でサマーバレエコンサート「眠れる森の美女」〜The Sleeping Beauty〜を開催する。
悪魔の呪いで眠っていた姫が王子のキスで目覚めるという童話は、老若男女に親しまれている。
ゲストダンサーは北川優佑さん。舞台監督は角野明則さん。タートルワークアウト、名張よさみ・青山よさみ幼稚園後援、入場無料、開場午後1時、開演1時30分。 問い合わせは同本部、電話63局3680まで。