■■ 9月29日(土) ■■

 
■秋の全国交通安全運動・9月30日 交通事故ゼロを目指す日
秋の全国交通安全運動期間中の22日、名張市では「交通安全フェスタなばり2018」がアスピア名張店で開催された。
こども免許証の発行、自転車シュミレーター、交通安全グッズ射的などの体験コーナーのほか、ステージではアンシンダーLショー、ひろしくんの交通安全クイズがあり、子どもたちは大喜びだった。 あす30日は交通安全運動の最終日で「交通事故死ゼロを目指す日」。期間中は「早めのライトと反射材」を合言葉に▽子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶を重点に取り組みを行う。

■名張文化協会 創立40周年迎え、記念フェスティバル
名張文化協会は創立40周年を迎え、29、30日の両日、アドバンスコープADSホールで周年記念フェスティバルを開催する。
耕野一仁会長のあいさつ後、40周年記念被表彰者として文化協会設立功労者の中嶋一民氏(事務局長10年、副会長8年)、役員功労者として山ア清司氏 (会長7年、監事6年)、角谷英明氏(副会長10年、会計4年)の3人に感謝状が贈られる。
また、永年在籍会員として団体では伊賀シンフォニックアカデミー吹奏楽団、名張マンドリンクラブ、日本民謡渓城会、コーラスつぼみ、名張茶華道会、藤間緋桜の会、観世流 名張松声会、日本民謡和泉会、観世流名張邦謡会、おきつも名張劇場、福井書道教室、個人では高北通子、耕野一仁、小野晴子、奥野年光米田眞理子、乾 裕香、北見典子さんに表彰状が手渡される。 「芸術の風 文化薫るまち」をテーマにした同フェスティバルは、29日が式典と洋楽、洋舞があり、午後1時から4時まで。30日は大正琴、邦楽、邦舞、午前10時から午後4時30分。いずれも日ごろの活動を披露する。入場無料。

■民謡をたずねて・渓城会がステージ
日本民謡渓城会の第三十四回「民謡をたずねて」が十月二十八日、名張市総合福祉センターふれあい大ホールで催される。入場無料。
日本民謡協会、日本民謡協会東近畿連合会、三重県民謡民舞連合会、名張市教育委員会などが後援。名張市民文化祭参加。
全国各地の代表的な曲を中心に貴重な文化遺産である民謡の数々を紹介し、舞台と客席が一つになったステージを繰り広げる。
賛助出演は、姫野正己(石川)、民谷弘次(愛知)、成世吉昌(栃木)、藤間宏美樹(新潟)、大井若鵬(長野)、庄鳳扇(鹿児島)、小林ふじ智(茨城)、実舞怜姫(愛知)の皆さん。
会主・副会主のステージでは、島藤渓佳さん(宮城)と島藤渓城さん(富山)が秋の山唄、越中おわら節を披露。そのあと伊賀上野小唄と名張音頭でフィナーレを飾る。 午後零時二十分に開場し、同三十分開演。終演後、粗品進呈。

■大井着付教室が10月開始生募集
名張市桔梗が丘五番町、大井着付教室は十月に授業を開始する「きもの着付」の生徒を募集している。
時間は▽午前十時〜正午=火曜(二日〜)、木曜(四日〜)▽午後一時〜三時=火曜(二日〜)、木曜(四日〜)▽午後六時三〇分〜八時三〇分=月曜(一日〜)。
授業内容は▽着付と着せ方▽半巾帯結び、名古屋帯、二重太鼓のお太鼓結びほか。期間は本科三か月終了、専門コース有、資格取得可。月謝四千円(月四回、振り替え可)。練習用の着物・帯は無料で貸与される。★以前習っていたが、もう一度にも対応します。 問い合わせ、申し込みは同教室、電話0595(65)4390へ。

■いが再発見 No73
秋の味覚、名張市の物産品・ブドウが食べられるシーズンである。青蓮寺湖ぶどう組合に所属する観光ぶどう園では7月20日から10月いっぱいまでぶどう狩りを始めている。進物、贈答用に粒の大きい生食ブドウを生産する美旗ぶどうの「西口ぶどう園」でも7月下旬から販売を開始。一方、リカーチャレンジ特区に指定された名張市では、今秋から旧国津小学校跡地につくられた「國津果實酒醸造所」でいよいよワインの生産が始動する。
期待十分 地元・名張のブドウとワイン
観光ぶどう園が始まって48年目を迎える青蓮寺湖観光村・組合長の辻本一夫さん(60)に話を聞く。観光ぶどう園の最盛期は38軒あったというが、現在、専業で営業しているのは16軒。ぶどう園経営者も高齢化し、後継者難もあるという。
「最盛期は9万人もお客さんがきてくれていたのですが、昨年の入場者は3万5000人ほど。レジャーも多様化してきましたから昔ほどではないです。それでもブドウの好きな人は毎年、来てくれます。比較的女性の方が多いかな。年に3回もわざわざきた人もいて驚きました」
ぶどう狩りは10月までだが、時期によってブドウの種類が違う。辻本さんが教えてくれる。「8月いっぱいまでがデラウエアとマスカット、9月からは巨峰とベリーAの種無し。10月からがベリーAの種ありになります」。
ブドウの最近の好みについても話してくれる。「ブドウもね、種なしであれば売れる時代。本当は種ありのほうがおいしいのに」と辻本さん。巨峰はもちろん種あり。そのほうがおいしいからだ。ただ、4、5年先にはすべてのブドウが種なしに変わっていくとも予想している。ブドウ人気のむずかしさも実感しているのだ。「だってイチゴの収穫は5回もできる。それに比べブドウは1回だけ。経営的にもたいへんなのです」と。
その弱点を補うのがブドウのおいしさを知ってもらう宣伝活動。「私も観光所回りをしています。やっぱり止めたらたいへん。継続は力なりですよ」。
最後にぶどう狩りの楽しさを辻本さんに聞いてみる。「やっぱり自分でこれぞといったブドウを選んでとれる。そして自由に食べられることです。それにぶどう狩りは午前中がいい。涼しいときに食べるブドウは最高においしいですよ」。
名張・桔梗が丘の住宅地にある「西口ぶどう園」を訪ねた。ブドウ処理の作業場の裏にブドウ畑が広がる。同園の2代目で、現在は息子夫婦に経営を譲り、顧問に退いている西口隆久さん(71)に今年のブドウの生育を聞いてみる。
「露地物がよくないです。6月の気温が低かったせいですが。ところがよくしたもの、ハウスもののできがいいのですよ」
西口さんによれば、露地ものと呼ばれる普通の畑で栽培したブドウは、低温の時期があったため生育がもうひとつ。それに比べ例年、ハウスの中で気温が上がり過ぎるブドウが、外気の低温に助けられ順調に生育。おいしいブドウができたというのだ。
西口園は初代が1963年に始めた。今年で55年目を迎える。
続きは7月21日号の伊和新聞に掲載しています。 ※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月650円(郵送地区別途)、一部170円。