■■ 10月27日(土) ■■

 
■大村神社秋祭り・獅子舞奉納など
地震の守り神として知られる伊賀市阿保、大村神社(金山修宮司)の秋祭りは11月2日宵宮祭、3日例大祭の日程で営まれる。
2日は午前9時から祭講参拝があり、午後6時に常夜灯と提灯に点灯。6時30分から宵宮祭が営まれ、7時30分からは獅子舞の奉納。西宮本、阿保東部区と今年再興された別府区の三区の獅子舞が参拝客の見守るなかで伝統の舞を披露する=写真上。
境内には午後5時ごろから露店が並び、家族連れなど多くの参詣客がつめかける。名張市内の住宅団地など市外から訪れる人もある。
3日は午前11時から例大祭。地域の安全を祈願する祝詞が奏上され、つづいて浦安の舞を奉納。午後零時20分からは、煮え立つ釜の湯を笹につけて参拝者に振りかけ、災いをはらって諸願成就を祈る湯神楽(ゆかぐら)神事。同30分から、みこしとなまずの山車の清祓式、40分から奉祝の餅まきが行われる。
2日から21日まで奉祝書道展も開かれる。 問い合わせは同神社(電話0595・52・1050)へ。

■認知症でも安心な暮らし「RUN伴」名張スタート
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを訴え、タスキをつないで走る「RUN 伴(とも)2018」運動が13日、三重県の西コースである名張市をスタート、ランナーたちは津市までタスキをつないだ。
午前8時、同市新町のやなせ宿には市役所職員、市内の介護事業所5チームと名張地区まちづくり推進協議会のほか、今回は名張警察署が初参加した。スタートを前に市地域包括支援センターの柴垣維乃室長が趣旨説明。続いて亀井利克市長が平成13年に名張市が掲げた理想郷プランを説明し「市はすべての市民が社会参加できる社会を目指している。ラン友は地域共生社会の国民運動としていく活動だ。支援していきたい」とあいさつした。
出発地を代表して田畑純也会長は「認知症対策として、名張地区は平成29年、オレンジリングの会を立ち上げた。人と人と支えあう楽しいまちづくりを目指している」と活動を紹介した。
警察チームは「名張の道、ゆっくり走らん会」名称で初参加。加藤匡署長は「認知症はもちろん、その家族の方も安心して暮らせる町のお手伝いをさせていただきます」と話した。市職チームの北森洋司さんは「頑張って青山越えし、津市へタスキを引き継ぎたい」と意気込みを語った。 ラジオ体操後、ランナー名を記入したタスキをかけ、自転車を先頭に8時10分スタート。市内を通り抜け津市役所に向け、さわやかな秋空の下、汗を流した。

■紅葉の赤目滝を歩く
宇陀市の三本松まちづくり協議会(勝田進会長)は11月24日、歴史散策を目的にしたウォーキング大会を開催する。今回は3回目で、伊賀と大和の県境に接した名張市赤目滝を歩く。
これまでは弘法大師が高野山を開くために歩いたとされる「大師の道」を通る室生寺コース、地元の神社仏閣を巡る三本松コースを散策した。
「紅葉の赤目四十八滝」コースは、宇陀路室生の道の駅を午前8時30分に集合し、西谷公民館から伊賀竜口を歩き、赤目滝で昼食。深まる秋に映える四十八滝を観賞した後、バスと電車で帰宅する。 同協議会の勝田会長は「健康を兼ねた催しで、毎回50人の参加がある。赤目は室生赤目青山国定公園の一部で、皆さん楽しみにしています」と話していた。

■創業100年以上45社・名張商議所長寿企業
創立60周年を迎えた名張商工会議所は17日、名張市産業振興センター・アスピアで開催した記念式典で、創業100年を超える長寿企業を表彰した。10年以上同会員に所属し、市内に事業所や本社・本店がある企業・店舗が対象。
商工会議所によると、被表彰企業は45社。創業が最も古い企業は延宝3年(1675)創業の酒類販売を営む久寿徳松田酒店(鴻之台1)。続いて漢方薬調剤薬局の田中余以徳斉薬局(榊町)。200年以上の創業が、すみた酒店(安永5年、中町)、澤佐酒造(寛政5年、夏見)、カドキ紙店(文化9年、中町)と続く。 会議所では、地域の持続した発展には地域の企業の存在が欠かせないとして、「伝統を守りながら、めまぐるしく変化する環境にも対応し、努力を重ねている企業は、まさしく地域の宝。これを支援することが地域経済にもつながる」と周年記念事業として企画した。詳細は20日号伊和新聞で掲載。