■春の叙勲で瑞宝単光章〜増井明さん
2年前から名張厚生協会の理事長に就任。伊賀市木興町の自宅から名張市に通勤して38年目になる。
昭和28年、大阪の生まれ。地元の工業高校から京都市の花園大学に入り社会福祉を学んだ。卒業後、尼崎市役所に就職したが退職。印刷会社を経て40歳を超えた78年、大阪府四条畷市内の特別養護老人ホームの職員になった。これが地域福祉への第1歩となる。3年後の81年、妻の実家である旧上野市に転居。社会福祉法人名張厚生協会の職員となり、名張特別養護老人ホームの指導員にもなった。
主な仕事は相談業務。当時は廊下のいすに座り、何もせずに日々を過ごしている高齢者が多かった。そこで旅行クラブを立ち上げ、入所者と少ない金額ながら、旅行費用を積み立てた。年に1度の楽しみ。岐阜市の長良川の鵜飼や温泉など、バス旅行は喜ばれた。・・
続きは5月25日号の伊和新聞に掲載しています。※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月650円(郵送地区別途)、一部170円。 |