■■ 8月31日(土) ■■

 

■あの日・あの時・今は!! 松田賢治写真展
3日からやなせ宿で
名張市を襲った伊勢湾台風から60年が経過したのを機に、9月3日から同市新町のやなせ宿で伊勢湾台風の惨禍から60年「あの日・あの時・今は!!」写真展が開催される。12日まで。
昭和34年(1959)9月26日、名張を直撃した伊勢湾台風は死者11人をだし、橋や家屋の流出、堤防の決壊、床上浸水など、市民の人命財産に甚大な被害をもたらした。その後、市は災害救助法の適用を受け、自衛隊の災害派遣を要請するなどして、迅速な復旧を遂げた。
写真は台風直後の悲惨な新町商店街、新町橋、新町河畔のほか、当時の生活、服装の記録などを収めたモノクロ画像24点。さらに現在の町並みや河原など15枚のカラー写真を展示。また、当時の新町住民の生々しい体験談も紹介している。9日は休館。
問い合わせは名張市新町、松田賢治さん。電話63局2278まで。

■いが再発見 No85
伊勢湾台風から60年
5000人を超える犠牲者を出し、東海地方を中心に各地に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風(1959年9月26日襲来)から来月で丸60年となる。政府機関はこれまで「ダムは大洪水にも安全」といい続けてきたが、昨年7月に起きた西日本豪雨の大災害を教訓に「ダムには限界がある。自らの命は自分で守るのがいちばん。そのために危険があればいち早く安全なところに避難を」と方針を変えた。名張市内で伊勢湾台風に遭遇した2人も「川の氾濫するスピードは早い。とにかく水のこない場所に逃げたから助かった」と当時を思いだし、口をそろえた。
名張市内も伊勢湾台風では名張川の氾濫による家屋の倒壊、床上浸水など大きな被害を受けた。その記憶がある名張市の区長会はこの8月、防災に備えて勉強会をひらいた。そこに講師に呼ばれたのが、名張地区3ダムなどを管理する「木津川ダム総合管理所」の管理課長である廣瀬真由(まさよし)さん(43)。当日、名張川上流にある@比奈知ダムA青蓮寺ダムB室生ダムの概要やその役割、また、防災・減災について昨年7月を中心に西日本に記録的大雨をもたらした「豪雨」や一昨年の台風18号の名張川出水について説明したのだが、区長たちの思いは違った。ショックだったのは、これまで絶対大丈夫だとされていたダムに対して「ダムには限界がある。安全を守るには逃げるのがいちばん」とダム管理者にいわれたことだ。ある区長はこう話す。「いやあ、まさにあの言葉は晴天の霹靂(へきれき)。これまでダムさえあれば安心だと思っていましたから」
そこであらためて同管理所の廣瀬課長に管内にある名張川3ダムを含めた5つのダムの役割を聞いてみる。「これらのダムは多目的。1つ目は洪水調節。2つ目は河川環境の保護など。3つ目は水道、農業用水。4つ目は発電です」
ところが区長には洪水の危険があっても…
続きは8月31日号の伊和新聞に掲載しています。
※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月650円(郵送地区別途)、一部170円。

■医療講演会開催
9月7日から始まる救急医療週間を前に、名賀医師会は5日午後13時45分から名張市松崎町のadsホールで医療関連講演会を開催する。
特別講演として「世界1受けたい授業」「金スマ」で話題沸騰の名医・小林弘幸順天堂大学医学部教授が「元気で長生きするための生活習慣」と題して健康な心と体のつくり方などを解説する。自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手やアーティストらの指導にもかかわり、同大学に日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリスト≠ニして有名。「聞くだけで自律神経が整うCDブック」や「自律神経を整えるぬり絵」などの著書も。
また名張市立病院の藤井栄太郎院長が「脳卒中にならないために、自分で脈をとりましょう!」を講演する。入場無料。先着400人に粗品進呈。




伊勢湾台風で甚大な被害を受けた名張市の鍛冶町通り(昭和34年9月、伊和新聞社撮影)

 ■■ 8月24日(土) ■■

 

■小野バレエスタジオ発表会・華やかなステージ披露
名張市桔梗が丘1番町に本部教室を置く小野バレエスタジオ(代表=小野晴子さん)の第46回発表会が8月18日、松崎町のadsホールで催された。幼児から一般までの生徒ら約50人がレッスンの成果を披露した。後援は名張文化協会と小野バレエスタジオ母の会。
プログラムは「オープニング」「小品集」「バレエコンサート」「眠れる森の美女」第3幕よりオーロラの結婚などで、華やかで多彩なステージを繰り広げた。
ゲストダンサーとしてモンゴル出身のラグワスレン・オトゴンニャムさん(牧阿佐美バレエ団)、野辺誠治さん(野辺恵バレエスタジオ)、池上彰朗さん(フリー)が出演した。監修は小野晴子さん、構成・演出・振付、指導は小野亜子さん。指導助手は高谷萌夏さん。
小野バレエスタジオでは生徒を募集している。3歳以上からいつでも入会でき、年齢に合わせた指導を行っている。問い合わせは同スタジオ(電話0595・65・0504)へ。