■■ 4月25日(土) ■■

 

■名張の875種を冊子に〜名張市青蓮寺の山口繁一さん
自然観察のベテラン、植物愛好家で有名な名張市青蓮寺の山口繁一さん(90)は、市内で確認した花875種を冊子にまとめた。1990年から「花見つけ自然教室」を主宰、参加者と一緒に見つけた花の名や開花時期の目安を記載している。
山口さんは近鉄を定年退職後、公民館長に就任。地域活動の一環で自然教室を始めた。高齢者を中心に多くの人が参加し、見つけた花の名前と日付、場所を記載。山口さんがそれらの花を撮影して図鑑と照合して冊子にまとめた。1000種類を、見つけるのを目標に活動を続けてきた。
今回は6〜7年ぶりに冊子2種類を改定。新型コロナウイルスの感染が続く中「この機会に室内での改定作業を済ませよう」と編集を進めた。
名張市内で見つけた自然の花をまとめた冊子は、花を開花時期の目安順にまとめ、見つけた人の名前147人も記載。
科目分類表の冊子には、教室で確認した花と、名賀農学校長だった谷本さんが採集した赤目地区周辺の植物目録を引用併記し市内の意植物の変遷を紹介した。
山口さんは「最近はセイヨウタンポポなどの外来種が増えた。一方で、ヤマツツジなどの在来種が減る傾向が分かった。最も好きだったササユリも減った」と語る。
そして「野山は僕の遊び場で毎日楽しんでいる。散歩では人と近く接触することはない。土手に座ると周囲の花が見えるし手が届く」と話し、冊子の活用を進めている。冊子は山さん宅で借りて他所でコピーすることができる。問い合わせは青蓮寺の山口繁一さん。電話63局3028まで。

■名張市からのお知らせ
新型コロナウイルス感染症拡大阻止に向けた「三重県緊急事態措置」について
三重県では、4月16日に政府から全国に「緊急事態宣言」が発出されたことや、県内でも新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることをふまえ、4月20日、県民の皆様の“命と健康”を最優先に考え、今後取り組むべき対策である“新型コロナウイルス感染症拡大阻止に向けた「三重県緊急事態措置」” 〜5つのお願い〜を取りまとめました。
皆様におかれましては、ご自身や大切な家族、友人の“命と健康”を守るため、新型コロナウイルス感染症を他人事ではなく、我が事としてご認識いただき、ご協力をお願いいたします。
○詳しくは、三重県ホームページ(https://www.pref.mie.lg.jp/)をご覧ください。
新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について
新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大する中、インターネットの掲示板やSNS等で、感染された方やその家族、外国から帰国された方や外国人の方、医療機関従事者やその家族などに対する心ない誹謗中傷、勤務先や行動先への風評被害が懸念される情報、根拠のない差別的な書き込み等が広がっています。新型コロナウイルスの感染を理由とした不当な差別、偏見、いじめは決して許されるものではありません。
ウイルス感染は他人事ではありません。今日にも自分や大切な家族にも起こりうる事態であるということを認識し、偏見や差別につながる行為、人権侵害、誹謗中傷等は絶対に行わないでください。感染された方は社会全体で守るべきです。誤った認識や不確かな情報に惑わされて、人を傷付けることのないよう、また、不確かな情報を拡散しないよう、国や県・市が発表する正しい情報に基づいて、冷静な行動をお願いいたします。
法務省の人権擁護機関では、不当な差別やいじめ等の様々な人権問題についての相談を受け付けています。
○みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)
開設時間…平日8時30分から17時15分まで
電話番号0570・003・110