■■ 11月21日(土) ■■

 

■12月31日まで恒例の歳末売尽くしセール・メガネのフジモリできょうスタート
あと一週間余りで師走。名張市と榛原町に三店舗を展開するメ ガネセンター「フジモリ」で、毎年恒例の歳末処分大感謝祭「メガネ売尽くしセール」が二十一日にスタートする。十二月三十一日まで、すべてのメガネを対象に今年最後の大型セールをくりひろげる。
人気の高い学生メガネセットは、小学一年生から中学三年生までを対象に、一万五千円以上のメガネを購入すれば向こう二年間の度数保証を実施。期間内であれば予算を心配することなくレンズ交換ができ、いつもベストの視力をキープ。
需要が増えている遠近両用メガネは、用途、用法やかける人のしぐさなどに合わせたレンズ選択と測定、フィッティングが必要。ただ測定してセットするだけでは快適なメガネにならないが、フジモリならキャリアを積んだ認定士が一人ひとりにピッタリのメガネをつくってくれる。
また、とくにこの時期のセールとあって、新年をいい顔で迎えるためのフレーム調整やクリーニング、鼻パッドの交換など、いずれも無料できめ細かいサービスを提供する。
店舗は、名張駅前店(電話0595・64・1970)、桔梗が丘店(0595・65・8530)、榛原サンクシティ店(0745・85・2110)。

■秋の叙勲に輝く名張市民
総務省は3日付けで、2020年秋の叙勲を発表した。叙勲受章者は4100人、外国人叙勲受章者141人。
三重県内では57人が受章した。公務員として精励した人や地域の民生・児童委員や医療などで貢献した人などさまざまである。名張市内の受章者は次の通り。(敬称略)
◇瑞宝小綬章=多田一司(71)元四日市海上保安部長▽松下光男(70)元東大阪税務署長
◇旭日双光章=尾ア正利(73)元県労委員会委員
◇瑞宝双光章=安場周次(70)元近畿地方整備局主任監査官
◇瑞宝単光章=中根慶三(68)元郵政公社職員▽中野博(70)国津ふるさと館職員。
国勢調査など調査55回・ボランテイア報われる
今回の秋の叙勲で末席ながら授与され、過去の奉仕が報われた人がいる。国津ふるさと館事務局の中野博さんだ。
中野さんは国勢調査に9回、事務所、企業統計調査4回、経済センサス調査員4回、住宅土地調査員5回、農林業センサス調査員10回、工業統計調査員14回、商業統計調査員3回、その他の調査員6回の合計55回の調査に奉仕している。
国津農協が吸収合併された名張信用農協へ就職後、県農協連の名賀支部などに勤務した。この間、各種の調査に関与した、関与したきっかけは主として区長などの推薦によるものだった。
今回めでたく報われ勲章と勲記を手にした中野さんは満足そうに「今後とも調査、統計事業に協力したい」と元気に語った。
叙勲者で守る国津ふるさと館
中野さんは現在、国津ふるさと館の事務局員として勤めている。同事務局には小坂良正さんも一緒だ。小坂さんは元近鉄社員で、奈良駅長を務めたひとで勲章をもらっている叙勲受章者の先輩である。「国津ふるさと館の事務局は勲章をもらった人ばかりでグレードが高いですね」との記者の問いかけに「事務局員2人が偶然、叙勲者だったわけで特に選りすぐったわけではありません。ただ、これからも真面目に努めるだけです」と謙虚な答えが返ってきた。

■いが再発見 No139 「歴史ある国津の里をウォーキング」
名張市の東南部にあり、地域の約9割が山林で山あり谷あり川ありの自然に恵まれた国津地域を巡る「みんなで歩こうおきつも名張国津ウオーキング」が10月18日、市スポーツ推進協議会の主催で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のためスポーツイベントが軒並み中止となり、大勢が集まる催しとしては今年初めての大会。80人が参加し、6キロのコースを歩いたが、同会の谷岡敏博副会長から「コロナ禍のストレスと運動不足の解消を心がけて」の声に励まされ、全員が完歩。さわやかな秋のひと時を満喫した。
神屋の国津運動場に集まった80人は4班に分かれ、グループごとに出発する。密集を避けるためだ。運動場の裏を回り折戸川沿いを歩く。
間もなく吉原中央バス停前に着く。「ここから道が少し細くなります」とガイドさんから注意がある。するとそれに合わせて、隣を歩いていた人が説明をしてくれる。「これは市道ですが、古くからの道です。初瀬街道以前はこの道がメーン道路。南北朝時代、北畠親房も吉野に向けて通った道なのです」
えっ、あの「神皇正統記」で知られ、後醍醐天皇の建てた南朝の忠臣もこの道を通ったと聞かされ、歴史に引き戻される。同行者の話はまだ続く。「あそこが吉原城。北畠家の家臣だった吉原氏が築いたもので、いまは木が生い茂って見えませんが上には山城の跡。向こうの木と木の間にくぼ地がありますね。あれは掘割です」
その同行者が向こうを指さした。「お寺の屋根が見えるでしょう。その向こうが国津神社です。あそこでコースの半分になります」
おお、やっと半分歩いたのかと、心なし気分が軽くなり、下を見る余裕も生まれる。道すがら話していると「きょうは布生(ふの)国津神社のお祭りで、これが終わったらお神酒をいただくのです」と教えてもらう。そうか、国津神社のお祭り日にウオーキングか。これはめでたい。
真言宗醍醐派の惣正寺の門前で休憩した後、出発する…
続きは10月24日号の伊和新聞に掲載しています。
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歳末売尽くしセールがスタートしたメガネのフジモリ


秋の叙勲を授与された中野博さん


当日は国津神社のお祭りの日。左には神主さんも