星　　　安	名張駅前
タンポポを利用したユニークな商品開発で人気を集める和洋菓子製造販売の「星安」（本店�＊ｼ張市平尾）に、新しく2種類のドリンクが登場した。 　タンポポの根と黒糖でコーヒーの風味を生み出した「癒（ゆ）あがりのたんぽぽコーヒー」と、赤目町長坂の梅でつくったジュースにタンポポの根の成分を加えた「たんぽぽと梅のジュース」。どちらも名水百選に選ばれた大峰山麓・洞川のわき水「ごろごろ水」を使用し、120�M入り190円。 　同じくタンポポの成分をまじえ、あっさりした甘さに仕上げたアイスキャンデー（120円）も発売を開始。猛暑の時期に涼を呼ぶラインアップだ。 　タンポポは肝臓病や胃潰瘍などに効果があるとして漢方で古くから利用され、ヨーロッパでも家庭酒にしたり花から根まで食べることで強壮や強精に役立てている。
星安はこうしたタンポポの秘められたパワーに着目、2002年秋の「たんぽぽコーヒーゼリー」を手始めにクッキー、マドレーヌなどタンポポを用いた商品をあいついで開発。現代人の健康志向にぴったりマッチして支持を集め、いまでは「タンポポの星安」としても知られつつある。 　タンポポは中国産のものを使用しているが、星安孝悦社長は「こちらの目の届くところで栽培された安心安全なものを」と竜口の農家に栽培を依頼。約100平方メートルの農地で6月に植えつけが行われ、根が十分に育つまで3年がかりで様子を見守るという。 　「市内のほかの業種にもタンポポの利用を働きかけ、栽培の場も広げて、タンポポの関連商品をそろえることで地域振興の起爆剤にしたい。夢は『タンポポでまちおこし』です」と星安社長。タンポポが名張市の新しい「顔」になる日を夢見ている。 　問い合わせは名張駅前本店（電話0595・63・5050）へ。	タンポポを利用した「タンポポコーヒー」などドリンク２種類とアイスキャンデー
ドリンクとアイスが新登場 夢はタンポポでまちおこし