オキツモの山中会長が自社の企業改革を描く
『最強の経営手法』出版
 名張市に本社を置くオキツモ株式会社の山中克敏会長が、日経BP社から『最強の経営手法TOC』を発行した。同社がTOCを導入して企業改革を進めた過程をノンフィクションの読みものとして紹介する内容。同志社大学大学院で執筆した修士論文をベースに完成させた。
 同社は山中さんの父・重治さんが創業した三栄化学工業所が前身。山中さんは1963年、大学を中退して2代目社長に就任。事業を特殊塗料の製造販売に特化して飛躍的に業績を伸ばし、2000年から会長。
 同年、イスラエル人の物理学者、E・ゴールドラット博士が開発したマネジメント手法「TOC(セオリー・オブ・コンストレインズ$ァ約理論の条件)」を導入し、営業や開発など全社を挙げて改革に取り組んできた。
 山中さんは「TOCの成果は絶大。本書の話が過去のサクセスストーリーではなく、これから直面する新たな制約にチャレンジする強い会社にするための第一歩になれば」としている。
 B5判、302ページ。本体1,600円。発売は日経BP出版センター。

山中克敏会長

Copyright 2001 Iwa np.,co. Allrights reserved.