新入生五人を迎え第九期がスタート
 名張能楽振興会が主催する児童謡曲仕舞教室(杉原邦巳代表)の第九期がスタートした。名張公民館でこのほど開講式が開かれ、新規の受講生五人も先輩にまじって初めての稽古を経験した。
 観阿弥ゆかりの地で子供のうちから能楽に親しめる場を、と平成四年に開講され、対象は幼稚園児から中学生まで。同振興会の新春謡曲仕舞大会をはじめ、県民文化祭や国民文化祭などの舞台に立つ。教室は今年度から市教育委員会との共催となった。
 新しい受講生は、小学二年生から四年生まで男子二人、女子三人。開講式で杉原代表から謡曲と仕舞の話を聞いたあと、卒業まで貸与される仕舞扇を手渡された=写真。つづいて、先輩の受講生五人が仕舞「熊野」と連吟「鶴亀」を披露し、新入生は真剣な表情で見守っていた。
児童謡曲仕舞教室

Copyright 2001 Iwa np.,co. Allrights reserved.