四季折々の題材楽しむ
オリジナルの四季彩画 竹林学習研究所が教室
 

 草花をはじめとした季節の題材を自由に描いて楽しむ四季彩画(しきさいが)の教室が静かな人気を呼んでいる。名張市朝日町、竹林学習研究所内に開設され、幅広い世代が四季折々のモチーフに挑戦。はがきに絵を描くなど技術を自在に活用して、生活に豊かな彩りを添えている。
 四季彩画は、教室を主宰する竹林啓子さんのオリジナル技法。水彩画、水墨画と俳画のいいところをミックスして生まれた。日本画用の顔彩と呼ばれる絵の具を用い、下絵は描かず、面相筆や彩色筆で仕上げてゆく。季節感を大切にするのが特徴で、いまの時期なら風鈴、ほたる、かき氷など、草花以外にも多彩な風物をとりあげ、メッセージを添えるのも自由。
 教室では、竹林さんの描いた手本が基本。生徒は手本どおり絵筆を運び、基本技術を身につける。にじみ、かすれ、ぼかしを生かし、背景は白のまま。黒の縁取りなどは入れず、あっさりすっきり、

さわやかに仕上げる。「15分あれば1点できあがりますから、いまでは四季彩画が生活の一部になっています」という主婦も。和紙やはがきのほか、うちわや祝儀袋、さらに座布団カバーなどの布類に描くことも可能だという。
 開講は月4回。第2・4火曜の午前と第1・3土曜の午後に、いずれも1時間半。受講は月2回で3,000円。休んだときの手本は次回に示されるため、休んでいてもレパートリーが増える。材料費は5,000円程度。開講日には無料体験を実施。詳細は同教室(電話0595・64・0468)へ。

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