伊賀の蔵びらき来月開幕
ひと・たび・しぜん・こころの豊かさ
 いよいよ開幕です\。伊賀に生まれた松尾芭蕉の生誕360年を記念し、伊賀地域の自然や風土、歴史、文化などの魅力を紹介する「生誕360年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業が5月16日にスタートする。
 伊賀・伊勢両国を治めた藤堂高虎が「秘蔵の国」と呼んだ伊賀の文化や自然を蔵のなかの宝にたとえ、蔵を開いて360度の全方位に発信、さまざまなイベントで交流を進めるのがねらい。
 11月21日まで半年にわたり、官民合同の2004伊賀びと委員会が地域住民とともに練りあげたさまざまなイベントが、「ひと」「たび」「しぜん」「こころの豊かさ」の4つのテーマでくりひろげられる。
▼たび(オープニング)芭蕉が「奥の細道」に旅立った5月16日(旅の日)に事業がスタート。伊賀七市町村から上野市の俳聖殿 をめざすウォーキングなど多彩なイベントで幕開けを告げる。
▼しぜん(伊賀体験・夏イベント)7月24日から8月8日まで。伊賀地域の自然を生かした体験型の催しを展開。キャンプや手づくり体験など40あまりのイベントが伊賀の夏を彩り、参加者をもてなす。
▼ひと(芭蕉さん月間)10月9日から11月12日まで。上野市の芭蕉祭(10月12日)と伊賀町のしぐれ忌(11月12日)を中心に、芭蕉の心をたずねる。メイン事業の世界俳諧フュージョン2004では、国内著名俳人との吟行、講演、シンポジウム、連句などを通じて俳句の世界を発信。
▼こころの豊かさ(フィナーレ)11月6日から21日まで。名張市をメイン会場にフィナーレを迎える。伊賀に生まれた芭蕉、江戸川乱歩、観阿弥をとりあげ、「こころの豊かさ」を追求。半年にわたる事業を集大成する。

3月、上野市内で50日前交流会があり、関係者が親睦を深めた

2月、開幕百日前のPRイベントが県庁正面玄関前で開催された

 
問い合わせ】 2004伊賀びと委員会事務局(上野市四十九町、県上野庁舎四階、電話0595・24・8191、電子メールbasho@pref.mie.jp)へ。
伊賀の蔵びらき事業ホームページではイベント紹介や参加者募集、クイズなどを通じて伊賀の魅力を全国に発信中
URL http://www.iga2004.jp/

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