ススキの草原で知られ、年間四十万人近い観光客が訪れる奈良県宇陀郡曽爾村の曽爾高原で十七日、高原をライトアップする「山灯り」=写真=が開幕する。 同高原は約三十八ヘクタール。「関西の軽井沢」と呼ばれ、ススキのシーズンには一面が銀の穂に埋めつくされる。山灯りでは、高原のほぼ中央に位置する湿原「お亀池」をめぐる約九百メートルの遊歩道に灯ろうを設置し、夕景から薄暮の幻想的な眺め、さらに満天の星空を楽しむ。今年で三年目の催し。午後五時半から八時まで(日没により変更される場合がある)。 二十五日まで。問い合わせは曽爾村役場むらづくり推進課内、曽爾観光協会(電話0745・94・2101)へ。