2005年 2006年 2007年

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2008年度 バックナンバー


12月13日(土)付

斎場予定地既払い分6億円の返還請求を

名張市議会初の議会報告会

名張市の住民47人が、斎場予定地として名張市が購入した同市滝之原の牛舎地の土地代金等について同市監査委員に措置請求を行っていたが、同委員は棄却。住民側は「名張市及び監査委員が新たな支払いの違法性を認めていることが確認できた」として、今後、追及や訴訟を起さない方針を決めた上、3日、亀井市長に既払い代金6億341万円の返還訴訟を行うよう上申した。

伊賀市議会は全国初の議会基本条例を制定、その一環として、全議員による議会報告を開催し好評だ。一方名張市では実現に至ってはいない。しかし、有志議員5人が伊賀市議会の報告会にヒントを得て、実行を試みた。市議会の会派「自由クラブ」がそれで、7日、市内緑が丘、桔梗が丘で議会報告と市民懇談会を開催した。

 

12月6日(土)付

内保伊賀市長が所信表明

産学官で地域活性

新しく伊賀市長に就任した内保博仁市長は2日、12月定例議会の冒頭、所信表明を行い、選挙のマニフェストに基づく行政改革大綱の計画的な改革実践、職員の意識改革、情報公開とセキュリティーなど3つの約束の実行と20項目の政策展開を述べた。

三重大学は来年4月、伊賀市ゆめが丘に開設する三重大学伊賀研究拠点事業について2日、名張産業振興センターアスピアで説明会を開催、研究施設の利活用を呼びかけた。産、学、官による共同研究、新産業創出と人材育成が目的。

 

11月29日(土)付

名張市の中期財政見通し

内保伊賀市長初登庁で訓示

名張市は中期財政見通しを20日、市議会全員議会で説明。平成22年度から24年度までの3年間は、収支がマイナス、24年度決算では累積赤字が28億円になり、早期再建団体指定は避けられないことがわかった。

伊賀市の内保博仁・新市長は21日午前9時、市役所玄関で多くの職員が拍手で出迎える中、初登庁。9時30分より中央公民館で就任式に臨み「合併の4年間を検証し、新しい伊賀市の行政を進めていきたい」と訓示した

 

11月22日(土)付

3幼稚園が質問書

名張市立病院改革

学法・藤森学園(つつじが丘幼稚園)、同・桔梗が丘学園(桔梗、梅が丘幼稚園)、同・廣瀬学園(よさみ幼稚園)は17日、名張市の全市議会議員に対し、富貴の森保育園に関する質問書を自宅に送付、12月5日までに回答を求めた。

名張市はこのほど、市立病院改革プランを公表、20日の市議会全員協議会で説明。病院経営の効率化を23年度までに行い、25年度には経営の黒字化を目標としている。

 

11月15日(土)付

名張市地域制度見直し

内保氏が初当選

名張市は12日、市議会教育民生常任委員会で、現行の区長制度と地域づくり委員会制度などの地域組織を見直す方針を発表。今後、市議会と協議、(仮称)名張市地域づくり組織の設置に関する条例を3月議会で制定、21年度から施行する予定。

伊賀市長選挙は9日、投開票され、新人の元副市長・内保博仁氏(65)が元市議長の安本美栄子氏(61)と元市職員桐田昭彦氏(63)を破り初当選。当日有権者数は7万9075人、投票率は56.23%(前回49.22%)で、当選した内保氏は過半数を超える25,581票を獲得、他候補を大きく引き離した。

 

11月8日(土)付

行政改革進む名張市

「乱歩ゆかりの市」で4市交流会議設立

名張市はこのほど、行政改革の成果を示す数字を公表、事業費の削減、行政経費の圧縮のほか、職員数の漸減やラスパレイス指数が減少したことで財政指数がわずかながら改善された数字を示す資料を発表した。

「怪人二十面相」などで知られる探偵、推理小説家の江戸川乱歩にゆかりのある県下の都市・名張、亀山、津、鳥羽の4市が30日、「乱歩都市交流会議」を立ち上げ、各市長らが趣意書に署名した。

 

11月1日(土)付

視察2000人突破

今岡市長に返済訴訟

全国市議会に先がけて、市議会基本条例を制定した伊賀市議会には、全国の市区町村議員や事務局員の視察が絶え間なく、22日には、視察者が2000人を突破した。

今岡陸之伊賀市長に対し24日、1億100万円の貸金返済を求める訴訟が提起された。訴えたのは伊賀市千歳の造園業社長・岡留博良氏。平成4年9月から同5年11月10日までに7回にわたり、今岡氏に貸し付けた1億100万円を返済せよというもの。訴状は24日、津地方裁判所伊賀支部で受理された後、同氏は伊賀市役所で記者会見を行った。

 

10月25日(土)付

関西系デジタル放送再送信

開園予定を延期

伊賀上野ケーブルテレビは15日、大阪の民放4社の地上デジタル放送を27日から放送を開始すると発表。伊賀地域の23,318世帯(9月末)に配布されるが、青山地区は名張のCATVが送信しているため、従来どおり。

名張市は21日、市議会全員協議会で、名張市富貴ケ丘6番町の市有地に民間事業者が建設する保育所・富貴の森保育園の開所予定を21年度から22年度に延伸、定員を60人から90人とすると発表した。名張市は「定員増など諸般の事情があり、開設が遅れることになった」と説明。

 

10月18日(土)付

白熱の論議 伊賀市長選公開討論会

川上ダム地質説明会

伊賀市長選に立候補を予定している桐田、内保、安本3氏が13日、伊賀市西明寺の市文化会館で公開討論会を行った。約500人の聴衆を前に3氏は、市政の重要課題について持論を展開した。

水資源機構川上ダム建設所は9月20日、川上ダムの地質説明会を行い、同所で映像などによる説明と現地確認を行った。ダム湖内に活断層があるのか?地元関係者、行政も参加した説明会のリポートを。

 

10月11日(土)付

伊賀市駅前再開発市の負担は約12億円

名張市議会新議長に永岡氏

伊賀市が進めている近鉄伊賀線の上野市駅前再開発事業は、総工費56億円の都市計画事業で、多額の出費だとして疑問をもつ市民は多く、伊賀市の大きな政治問題になっている。そんな中、伊賀市議会の一般質問で今岡市長は「伊賀市の実質負担は約12億円である」ことを明らかに。

名張市議会の役員改選は9月定例会最終日に行われ、議長に永岡禎議員、副議長に石井政議員、が当選。議会選出の監査委員には、橋本隆議員が承認された。

 

10月4日(土)付

7日に名張市議会役員選挙

社会を明るくBBSアコースティックライブ

名張市議会の議長など議会役員任期は9月までとなっており、10月7日には市議会役員選挙が行われ、新役員が誕生する。目下、水面下で会派を中心とした調整がおこなわれている。

伊賀市あやま文化センターで9月28日、「BBSアコースティックライブ08」が催され、伊賀市と名張市から16歳以下の子どもたち約100人が、ピアノ、ギター、ダンスなどを披露した。

 

9月27日(土)付

名張市総合体育館2重管理問題浮上

試運転を開始。伊賀南部クリーンセンター

名張市議会9月一般質問で浦崎陽介議員は「名張市総合体育館は指定管理者制度を導入しているが、体育館には市の職員も常駐、管理が2重では」と発言。また指定管理者制度について“内部告発”と称する投書が本紙に寄せられており、今後波紋を呼びそうだ。

伊賀市奥鹿野に建設している新清掃工場は完成が近づき22日、初めてごみを投入し、試運転を開始した。
工場の名称は伊賀南部クリーンセンターと命名、搬入ルートは県道松阪-青山線または広域農道を利用。

 

9月20日(土)付

当初より1.5倍増加・新清掃工場の燃料費高

同日選請願は不採択か

新清掃工場は10月1日から試運転が始まる。この焼却炉には補助燃料として灯油が使われるが、原油高騰で当初見込みの年間8600万円より1.5倍の増額が見込まれ、4700万円の追加が必要になることが明らかに。原油高が続くと、新清掃工場の運転に深刻な影響が。

伊賀市議会は18日、総務財政委員会を開き、伊賀市自治連合会から提出されていた市議選挙と市長選挙の同日実施を求める請願を審議したが、賛成少数で不採択とした。今後、本会議での審議が注目されるが、再度不採択の場合、同会は再提出する構え。

 

9月13日(土)付

安本市議が出馬表明・新人3つ巴戦に突入か

振り込め詐欺撲滅を・仮想ATMに50人参加

11月2日に告示される伊賀市長選挙に同市の安本美栄子議員が8日、無所属で立候補を表明。「政策立案はゼロの段階から市民の意見を取り入れ、立案すべきで双方向の市政にチェンジしたい」と立候補の動機を。

県警生活安全企画課「振り込め詐欺被害防止キャラバン隊」と名張警察署は9日、旧細川邸「やなせ宿」(新町)で、仮想ATMを使用した参加体験型被害防止教室を開催した。参加したのは、同地区の老人会会員など約50人。

 

9月6日(土)付

内保氏が正式出馬表明

あらためて防災考

今岡市長の任期満了に伴う、市長選挙は11月2日告示、9日投票、即日開票されるが、立候補を正式に表明しているのは、8月末現在では、元市職員の桐田昭彦氏1人だけだったが1日、前副市長の内保博仁氏(65)が出馬を表明。伊賀地内の総合病院の統合再編、上野市駅前市街地ビル建設構想は再検討し、伊賀市庁舎については場所を含め、初めから検討すると述べた。

地震大国の日本。日本列島には活断層が多い。伊賀地方では、木津川断層、名張断層のほか、数個の断層があり、中でも木津川断層は、幕末の安政伊賀大地震を起こしている。9月1日は関東大震災記念日で防災の日、あらためて伊賀の活断層と防災を考えてみたい。

 

8月30日(土)付

ごみ有料化は無効

医師不足病院統合で解決

名張市桔梗が丘の住民が、ごみ処理有料化は名張市議会が議決していないため無効であるとして「ごみ収集手数料徴収処分取り消し」の判決を求める訴えを20日、津地方裁判所に提起した。

三重県議会(萩野虔一議長)は26日、県内の市町村議会と共通の課題を議論し、同時に議会改革について意見交換を目的とした、第1回目会合を伊賀市のフレックスホテルで開き、伊賀市、名張市の議員と県議が参加、県、市が抱える病院問題、議会の改革について話し合った。

 

8月23日(土)付

伊賀市議会アンケート結果

獣害対策に本腰

伊賀市議会アンケート調査が行った大型プロジェクトの市民意見調査はほぼ終了し8日、結果を公表。これによると、上野市駅前再開発事業については82.6%が縮小変更を求め、市役所の建設場所は、四十九町が45.16%、現在の丸之内が36.3%、北平野周辺11%。芭蕉記念館建設場所は52.93%が桃青中学跡地に賛成という結果が出た。

宇陀・名張市鳥獣害防止総合対策事業が今年6月、国で承認され、このほど両市に交付金が支給されることになった。鳥獣による農産物への被害が全国的な問題になり、山間部の農家は野菜が作れない深刻な事態になっていた。被害者は県議や国会議員に対策を要望、議員立法による鳥獣害被害防止特別措置法が今年2月から施行され、全国の市町村は、鳥獣害対策防止計画を作成し、本格的に取り組むことに。

 

8月16日(土)は休刊致します


8月9日(土)付

同日選挙実現に向け

名張市土地改良区が発足

伊賀市の市長選挙は合併時の平成16年11月に行われたが、市議選挙は合併特例法により5か月後の4月にずれている。これは、議員を納得させるための措置だが、市民には「議員の気まま」ととられ、議会報告会でも同日選挙実施の声が出されている。そんな中、市長選挙と市議選挙を同日に行えば経費が約4000万円安くなる上、市長選挙の投票率も上がるため、実施すべきだと伊賀市自治会連合会の有志が運動を始め、注目を浴びている。

三重大学が産業界、行政と一体となって進めている伊賀名張市内の10土地改良区が合併し三重県知事の合併認可書を取得、名張市土地改良区(山下松一理事長)として1日、正式発足し、名張市農業センター(同市蔵持町芝出)の事務所で開所式を行った。

 

8月2日(土)付

公立病院の再編合併

産・学・官連携セミナー

地方の公的病院が医師不足など、経営上の諸問題を抱えている中、伊賀地域では、伊賀市立上野総合市民病院、岡波総合病院、名張市立病院が救急輪番制を採用、ネットワーク化を進め3か月が経過。さらに進化させるため、伊賀市は3病院を拠点病院、療養型病院に再編する構想を提案し波紋を呼んでいる。

三重大学が産業界、行政と一体となって進めている伊賀研究拠点の設置に向けた「三重大学発産学官連携セミナー2008IN伊賀」は31日、伊賀市西明寺のウェルサンピア伊賀で開催。名張、伊賀市商工会議所、伊賀北部、南部農業協同組合ら関係者120人が参加、基調講演や伊賀研究拠点機構の説明があった。

 

7月26日(土)付

最後の追い込み

検討委が初会合

伊賀南部環境衛生組合(管理者・亀井利克名張市長)が伊賀市奥鹿野に建設を進めている新清掃工場は、6月末完成だったが、完成が遅れ、3か月の工期延長となった。今後、工事は予定通り9月末完成を目指し、現場は酷暑を返上、最後の追い込みにあわただしさを見せている。暑さと苦闘する現場を訪ねた。

名張市立病院の改革プランを検討する検討委員会の初会合が24日、百合が丘の老人保健施設ゆりの里で開かれ、前田國男副市長から学識経験者、地域医療機関代表、市民代表ら9人に委員委嘱状が渡された。

 

7月19日(土)付

ごみ有料化等問題 異議申し立てを棄却

伊賀市議会 暑さの中熱い報告会

  伊賀南部環境衛生組合(管理者・亀井名張市長)がごみの有料化を決め、ごみ処理手数料を徴収する条例を議決したことに対し、桔梗が丘の住民が「組合議会には手数料を徴収する条例の議決権がなく違法」である。また、「組合が市民から違法に徴収した手数料の返還を求める」異議申し立て書を組合に提出していた問題で、組合管理者は11日、異議申し立て理由はなく、棄却する見解を示し、伊賀南部組合議会は賛成多数で棄却した。これに対し、「名張市の見解には片手落ちがあり、不親切だ」として反対する議員もあった。

伊賀市議会報告会は、議員を6班に分け、市内全域45地域で7、8月中に開催する予定である。次の9月定例議会が終われば市長選が始まり、これが終わると12月議会になる。年が明ければ、4月の市議選挙の準備に入ることから、酷暑の7、8月に全ての地区を回ろうと議員は汗をかいている。

 

7月12日(土)付

出馬「7月中は白紙だ」

名小体育館、防災ガラス受贈

伊賀市の今岡市長は、7日の市議会運営委員会で、「内保博仁副市長から7月31日付けで辞任する」辞表が出されていることを明らかにした。内保副市長は、次期市長選の準備のため、早期に退職すると見られ、緊急インタビューを行い、心境を聞いてみた。

旭硝子(株)が実施していた防災ガラス寄贈キャンペーンで、屋内運動場耐震補強工事中の名張市立名張小学校がインターネットの投票で1位になり、今年度第1期選出の2校に選ばれた。名張小の獲得票は2571票で2位の長野県飯田市は2523票だった。

 

7月5日(土)付

1日からレジ袋有料、伊賀・名張市長が共同声明

放課後に学ぶ教室の数々

伊賀地区のスーパー4社、16店舗で7月1日から実施されるマイバッグ持参運動、レジ袋有料化に向けて、伊賀市、名張市の両市長が30日、名張市役所で共同声明発表会を行った。2つの自治体が共同で取り組む事例は、全国的にも珍しい。

名張市は、今年度から、文部科学省のすすめる「放課後子ども教室」を実施している。放課後や週末に、小学校や公民館などを利用して、地域ぐるみで子どもたちの育成のための活動を行おうというのが狙い。市内の全小学校区に民間の運営組織を立ち上げ、実施され、名張市内では好評を得ている。「放課後子ども教室」をレポートした。

 

6月28日(土)付

下水積立金の開示

心身障害者医療費助成削減案は可決

名張市蔵持町緑が丘の住民団体「緑が丘の下水を考える会」(西田芳彦代表)と名張市の開発担当部長ら5人が14日、緑が丘集会所で懇談会を開催、同地区開発時から続く諸問題について話し合い、住民団体は下水問題早期の解決を要望。

名張市議会は25日、本会議を開き、6月定例会に上程されていた心身障害者医療費助成削減(条例)案を可決。同条例案は、過去1年間凍結状態にあり、行方が注目されていたが、付帯決議付きで可決。

 

6月21日(土)付

女性農業委を推薦

支援団員を新設

伊賀市議会はこのほど、議会が推薦する学識経験委員4人に女性を選んだ。農業委員会委員には議会の推薦する委員枠は4人になっており、従来は市議会議員が委員に選出されていたが、農政への女性参画が叫ばれていることから、前回から女性を委員に選ぶことになった。

伊賀市は消防団の高齢化と地区住民のサラリーマン化により、消防団員の確保が難しいことから、適正化計画を策定し、消防団員を基本団員と支援団員の2種にすることを決め、市議会に報告した。

 

6月14日(土)付

難しい後継者指名

レジ袋削減で協定

伊賀市の今岡睦之市長は6月議会で「今期限りで引退する」と述べ、今秋の市長選に立候補しないことを明らかにした。議会後記者会見で、後継者の指名はしなかったが、「内保博仁副市長(64)が立候補を決断すれば応援する」と明言。水面下で動き出した伊賀市長選挙を取材。

名張市は11日、市内の大型量販店事業者4社7店舗、11市民団体らと使用済後はゴミになるレジ袋の削減のため、7月1日からの有料化に向けた協定締結式を庁舎庁議室で行った。

 

6月7日(土)付

「法の下に平等」求め提訴

今岡伊賀市長不出馬を表明

伊賀南部環境衛生組合管内の、名張市と伊賀市青山でごみ袋料金(手数料)や実施時期が異なるのは、住民に不平等があるとして30日、名張市住民の生活を守る会(代表上村博美)が津地裁に提訴した。

今岡睦之伊賀市長は、伊賀市6月議会開会日の6日、所信表明後、次期市長選に出馬しないことを表明した。これについて、坂井悟議員は「突然の表明で驚いている。不出馬の理由が分からない。

 

5月31日(土)付

心身障害者の医療費助成削減を一部復活

理想郷テーマに25事業

名張市は独自に設けている心身障害者への医療費助成制度で、その内容と範囲の縮小案を作成。ところが当事者らから不安や継続を求める意見が出、再度見直しを行い、市議会重要施策調査特別委員会に提示。市は現在、精神障害者保健福祉手帳1級から3級、療育手帳B1、B2を所持する市民を対象に入院と通院費を独自に助成している。

平成20年度市民公益活動実践事業の選考委員会が開催された。今年度は、基本テーマを「名張市総合計画(理想郷プラン)の推進」とし、予算総額500万円。応募事業総数は35事業となった。

 

5月24日(土)付

伊賀市長選挙立候補者に聞く・桐田昭彦氏

近づく農業委員選挙

11月の任期満了に伴う伊賀市長選挙に5月12日、伊賀市庁舎で立候補を表明した元同市職員の桐田昭彦氏は監査委員会事務局を経験した行政マン。長期にわたる今岡市政に不祥事が起こり、トップ代行の必要性を強調し市長選に臨む。

3年ごとに実施される農業委員統一選挙は名張市でも、7月6日立候補選挙が行われる。新しい農業政策が求められているだけに関係者意外からも注目が集まっている。そこで、農業委員会選挙と今後の農政にスポットを当ててみた。

 

5月17日(土)付

悪化する公立病院経営

幼保一元化・新たな連携づくり大切

深刻な医師不足によって、伊賀地域の総合病院である名張市立病院、伊賀市立上野総合市民病院、岡波病院は、救急患者受け入れに対し、輪番制を4月からスタートさせた。さらに将来、3病院は機能分担を行うことや伊賀地域で拠点病院をつくる構想も浮上している。

名張市は、13日、就学前教育保育に関する検討委員会の提言内容を市議会教育民生常任委員会に報告した。 それによると、就学前児童教育の目指すべき方向は▽官民一体のサービス提供▽普遍性、権利性、選択性、公平性を具備したサービスの提供▽民営化ガイドラインの遵守を挙げている。

 

5月3日(土)付

根強いステーション化反対

区、まちづくり、自治会を統合

4月から始まった、家庭用ごみ収集有料化に加え、ステーション化問題で混乱が続いている名張市桔梗が丘地区で27日、同5番町2区住民を対象に、ごみ説明会が開催された。桔梗が丘南小学校を会場に、出席者は約150人。
名張市は現行の区制度、まちづくり(地域づくり)委員会制度や住宅団地での住民自治組織である自治会についての整合性、一体性議論が起こっていることから、調査研究を行う。今年3月31日報告書が提出され、関係者に資料を配布した。内容は、区制度の見直し、まちづくり委員会との統合、自治会と区、まちづくり委員会との融合など。

4月26日(土)付

議会議決なく無効「有料化は市条例必要」

新喜劇みられまっか?

名張市が4月1日から実施しているごみ回収手数料(ごみ有料袋)徴収は、「名張市議会の議決がなく無効である。手数料の徴収は市条例に基づくものではない」と、住民から返還を請求する審査請求が22日、亀井市長あてに出された。
2011年4月からデジタル放送が始まると、伊賀地方では関西放送局の4、6、8、10チャンネルが見られなくなると昨年9月、本紙は掲載し、話題を呼んだ。事態を重くみた伊賀市、名張市と伊賀上野ケーブルテレビ会社は、関係先に受信の働きかけを行い、結果、監督官庁の総務省が動きはじめ、前途に解決の兆しが。

4月19日(土)付

伊賀市議会基本条例制定から1年、注目の的

伊賀市議会 議長に森岡氏が就任

全国の議会に先駆けて、市議会基本条例を制定した伊賀市議会。制定から1年、伊賀市を訪れた議員は合計146団体、延べ1234人。議会基本条例によって伊賀市議会がどのように変わったのかの「実行編」と同時に、基本条例に携った関係者からの話を交えて紹介。
伊賀市議会は15日、臨時議会を開会、新議長に森岡昭二氏(54)、副議長に森正敏氏(67)を選任した。議員から選任する監査委員には勝矢節義氏(75)が承認された。

4月12日(土)付

名張市・伊賀市の予算比較

地籍調査を推進

名張市、伊賀市の20年度予算が確定。一般会計予算は、名張市総額222億7500万円、伊賀市は総額421億8147万円となり、伊賀市は名張市の1.9倍の予算規模となる。人口比率は大差ないが、予算規模には大きな隔たりがあることがわかった。
私たちが住んでいる土地には、所在地と番地がついている。また、所有者の名前や面積も明らかにされ、これらの資料は法務局に登記されている。しかし、登記簿の記載面積と現地面積が一致しないことが多い。そんな現状があることから、国は国土調査法により地籍調査を行い、公図の訂正を進めている。実情を検証してみた。

4月5日(土)付

名張市桔梗が丘・暗礁に乗り上げかごみ問題

住民バスがスタート

ごみ減量化を目指すとして名張市は4月1日から、ごみ袋の有料化、収集のステーション化を実施しているが、区長会がとりまとめを辞退した桔梗が丘地区については、いまだ解決に至っておらず、名張市は区ごとに理解を求める説明会を実施している。
年度が変わった1日、名張市錦生地区、青蓮寺百合が丘地区でまちづくり委員会による出発式が行われ、「ほっとバス錦」と「ゆりバス」の運行がスタートした。

3月29日(土)付

名張中心部インフラ完成、課題と将来性

斎場建設問題・2億7,100万円請求

名張市は23日、都市計画事業として取り組んできた中央西土地区画整理事業(希央台)の完成を祝い、市役所で竣工式を行った。108億円、32年の歳月を要した同事業の経緯と課題を探った。
斎場予定地として名張市と売買契約をしていた、同市滝之原の牛舎地所有者が、名張市に売買代金の残金など2億7100万円の支払いと同遅延損害金の支払いを求め18日、津地方裁判所に訴えを起こしたことを、このほど名張市は明らかにした。

3月22日(土)付

市議会の議決必要と投書

市政の具体的展望を

名張市が4月から実施するごみ収集有料化は、市議会の議決がなく、地方自治法違反で、将来、訴訟が起こった場合、市民から収集料金の返還を迫られる事体が起こるという市民からの投書があった。
「名張市3月定例議会は、政策、予算についての大切な議会である。与えらた時間で、議会本来の緊張感のあるシリアスな政策論争をしたい」と登壇した森脇和徳議員(新風会)は10日、亀井利克市長に、市政の展望について質問した。

3月15日(土)付

どうするのか 伊賀の医療

名張市副市長に前田氏

医師不足が深刻化している伊賀地域の医療をどう守るか?。地域内の喫緊の課題であることから、伊賀地区の3総合病院は、解決に向け救急医療の輪番制を4月から開始することになった。しかし、同制度は緊急避難的なものであり、抜本的な解決策ではないといわれている。そこで、3総合病院での2次医療については、今後、各病院が得意科目の分担集中で、診療する機能分担構想や高度医療を集中させる拠点病院設置構想が将来の課題となり、関係者で議論される。これに先立ち、伊賀市は庁内の検討委員でまとめた「地域医療マスタープラン」を公表、今後、予定される伊賀地域内関係者による検討会のたたき台として役立てたいとしている。
亀井利克名張市長は11日、副市長に生活環境部長の前田國男氏(56)の起用を決め、市議会に内示した。3月定例会最終日の26日に人事案件が上程され、承認されれば4月1日から就任する。現在、厚生労働省から出向している伊藤経人副市長は、出向期間の2年が満了したことから同省へ帰任する。

3月8日(土)付

都市計画の見直しを

農業委員は必要か

名張市都市計画審議会は29日、平成18年8月の現委員(第34回委員)任命(委嘱)後、初めて開催され、審議会長に辰巳雄哉氏(名張商工会頭)を互選した。審議会では、国の法改正による都市計画路線の新しい表示法や路線名称の変更について審議され、承認された。
国の地方分権改革委員会(丹羽宇一郎会長)は昨年11月16日、地方分権の推進に当たり「中間的な取りまとめ」を発表、その中で、自治体は必ずしも農業委員会を設置する必要がないとし、必置規制を廃止して、自治体が事情に応じた任意の設置決定をすべきだと指摘している。

3月1日(土)付

地域づくり協が実践交流会

新清掃工場で紛糾

 
名張市内14地区のまちづくり委員会で構成する、地域づくり協議会の実践交流会が武道交流館いきいきで開催、コミュニティや地域の問題について意見交換を行った。
伊賀南部環境衛生組合は本会議を開会。7億円の減額補正、清掃工場建設の遅れ、伊賀・名張各市の異なる条件に対する組合負担の不公平感などの議論があり紛糾した。
 

 


2月23日(土)付

清掃工場用地価格に疑問

白熱の保育所議論

 
伊賀南部環境衛生組合が18年に取得した民有地は、不動産鑑定していない上、価格は妥当ではないとして住民が、監査の上、行政処分を行うよう措置請求。
名張市議会重要施策調査特別委が開催、7項目について説明・議論が行われた。突然発表された民間保育には多くの議員が不透明性を指摘。
 

 


2月16日(土)付

3幼稚園が異議申立て

区長会が懇談会開催

 
名張市が富貴ケ丘の市有地に、民間保育所誘致計画を進めていることについて、市内の3幼稚園経営者は異議の申し立てと計画の見直しを求める意見書を提出。
名張市区長会は13日、市議会全員協議会室で名張市の市議会議員全員と懇談会を開催、17人の議員、17人の区長幹事が出席。活発な意見交換が行われた。
 

 


2月9日(土)付

富貴ヶ丘に民間保育所

突然の発表に疑問の声も

 
名張市は31日の市議会教育民生常任委員会で、富貴ヶ丘の市有地に民間の事業者による保育所建設を計画していることを明らかにした。
名張市は富貴ヶ丘に民間保育所の建設を公表したが、実績のある福祉法人がみずから土地を確保して名張市に開設を申請したわけではないことがわかった。
 

 


2月2日(土)付

下水道の受益者負担金措置請求棄却

定員を150人に増 西保育所改正案

 
名張市が徴収した下水道受益者負担金は、団地開発時に支払った開発負担金と二重払いになるとして、住民が市監査委員会に是正を求める措置請求を申し立て、同委は措置請求を棄却。
名張市は、市議会教育民生常任委員会で、西保育所(南町)の定員を改定、定員を150人にするため、3月議会に条例改正案を上程することになった。西保育所には応募者が多く、毎年定員を大きく上回っている。
 

 


1月26日(土)付

校区再編検討委員会

リサイクルに情熱

 
全国の自治体は、少子化による児童生徒数の減少だけでなく、市町村合併による財政の効率化などを理由に、公立学校の統廃合を進めている。名張市でも検討が行われ始めた。
特殊なバクテリア・YM菌(高温好気性微生物)を使い、浄化槽や下水処理場の処理カスを肥料にするという画期的な処理プラントの計画を進める民間企業が、名張市内に現れた。
 

 


1月19日(土)付

中央西土地区画整理事業

調査特別委員会を設置

 
名張市は鴻之台と平尾の中間に中央西土地区画整理事業(希央台)を完成させたが、道路以外、市の経済活性化に役立っておらず、市民生活も潤っていないという声が出始めている。
伊賀市議会は15日、臨時議会を開会、前総務部長の不祥事事件に関した調査特別委員会の設置を決めた。今岡市長、権蛇前副市長を参考人として招致、今岡市長の責任を追及する。
 

 


1月12日(土)付

名張・伊賀両市長 恒例の年頭会見

新春恒例の出初め式

 
名張市と伊賀市の両市長は職員を前に年頭の訓示を行った。共に地域の公僕としての責任感と信頼感の充実を訴えた。
新春恒例の行事、名張市の出初め式は5日、名張市総合体育館で市消防団員、消防本部職員約500人が参加。優良団員表彰後、鍛冶町橋下流の名張川左岸で7色水の一斉放水が行われた。
 

 


1月1日(火)付

伊賀の3病院統合へ

ごみ有料化決まる

 
伊賀地域の総合病院(岡波総合病院、伊賀市立上野総合病院、名張市立病院)を統合し、2次医療の拠点をつくる構想が検討されている。背景には医師不足の深刻化が。
名張市、伊賀市で構成する伊賀南部環境衛生組合議会は26日、ごみ有料化などを決める条例案を裁決、その結果、賛成4、反対4の同数となり、福田博行議長の賛成裁決で可決した。