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2009年度 バックナンバー

 


12月19日(土)付

ガス料金を値下げ

神秘の世界へ キャンドルナイト

名張近鉄ガス(閑納眞一社長)は16日、かねてから中部経済産業局に申請していたガス料金の引き下げを主な内容とする供給約款変更の認可を受け、来年1月1日より実施すると発表した。
赤目四十八滝を約1000個のキャンドルで、神秘的な世界に誘い込む催しがある。19日(土)午後5時から7時30分まで、霊蛇滝広場で開催。「伊賀肉牛汁」が販売される。

12月12日(土)付

亀井市長3選出馬は熟慮中

旧長瀬小で開所式

名張市議会一般質問は7日から9日までの3日間行われ、9人の議員が登壇。初日の7日は福田博行、、永岡禎、川合滋が質問した。福田議員は亀井市長に、来年4月の市長選に出馬するかどうかを質したが、市長は熟慮中と答弁。永岡議員は急ぎすぎた亀井改革を批判、斎場移転の前地権者対応、市のまちなか再生委員会撤退問題を追求。川合議員は亀井市長の新政権への対応の遅れを指摘した。
宅配便大手のヤマト運輸が名張市長瀬の旧長瀬小学校跡で名張コールセンターを解説し30日開所式を行った。

12月5日(土)付

早く拠点病院を

存続の危機 小規模特認校

伊賀市、名張市の議員で構成する伊賀市名張市地域医療問題研究会が1日、伊賀市役所で開かれ、伊賀、名張の市立病院長を交え、救急医療問題、拠点病院問題について熱心な議論を展開した。救急輪番制の危機に対処するため、「両市の公立病院を急性期病院と慢性期病院に分ける機能分担を進めるためには、まず、両市民が納得するよう、拠点病院の建設を決めてから着手すべきだ」と全員がほぼ一致の意見。次回には議会として執行部への提言書をまとめる方針を決めた。
在校生の学習発表会と学校見学会を兼ねた「国津っ子フェスティバル」が28日開かれ、児童の保護者や地域住民ら約120人が国津小学校(雪岡正明校長)を訪れた。このフェスティバルは、小規模特認校制度が同校に適用されることが決まった平成14年から始まり、今回で8回目。国津地区だけでなく地域外の住民へのPRといった意図が含まれている。しかし、名張市は昨年度、少子化と財政難から名張市立学校校区再編検討委員会を立ち上げ、名張市内の小中学校の適正規模適正配置に向けた議論を始めた。小規模特認校の前途は明るいとはいえず、国津小学校も例外ではなく、存続の危機もささやかれ出した。

11月28日(土)付

桜とムクゲを植樹

NPOを支援するNPO誕生

韓国ユネスコ京畿道協会の金淳泰会長、林鎮邦副会長、李定来常務理事が22日、名張ユネスコ協会のフェステイバルに合わせ来日、同市桔梗が丘公民館で日本学生に、先に行われた絵画展の表賞状と金メタルを贈呈した。
なばりNPOセンター(井伊野雄二理事長)は21日、産業センターアスピアで創立記念祝賀会を行い、約115人が参加した。同NPOは、NPOを援助するNPOとして設立された。新規にNPOを設立するする人たちへの支援や災害時の支援が主な活動。

11月21日(土)付

市議会教育民生委と懇談

条件変えて継続

名張市地域づくり組織代表者議会は13日、名張市庁舎で名張市議会教育民生常任委員と地域や市民が懸念する問題について懇談会を開催。市立病院の機能分担、小中学校の適正配置、皇學館大学跡地利用問題について議会から報告をうけ、意見交換を行った。
政非常事態宣言をしている名張市は17日、市議会全員協議会で人事院勧告に準拠した給与改定を行うと共に、12月から名張市独自の給料削減案を行うと発表した。名張市は、職員給与のカットを平成15年から21年度末までの予定で行っているが、給与カットは一部内容を変えて、25年まで継続されることになった。名張市は市職員労働組合とも合意したものだと説明している。

11月14日(土)付

液化天然ガスの貯蔵を増設

地方議員の役割は

名張近鉄ガス(桔梗が丘1番町、閑納眞一社長)が八幡工業団地内、八幡製造所で進めていたLNG(液化天然ガス)貯槽設備の増設工事が終了し、13日に関係者を招いて竣工式が行われた。
伊賀・名張市議会連絡協議会主催の議員研修会は12日、名張市駅前シテイホテルで行われ、両市の議員が参加した。講師は三重大学人文学部教授・児玉克哉氏で「地方議員の役割」と題して講演した。

11月7日(土)付

健全財政への努力

補助金に公開質問提出

名張市は6日、市議会総務企画常任委員会で20年度の市政一新プログラムの推進結果を報告。それによると、20年度決算数字では2億2800万円の歳入増、3億1900万円の歳出減があり、差し引き5億4700万円の財政効果があったとしている。
伊賀市ゆめが丘地区住民自治協議会長でゆめが丘4丁目丘自治会長・竹之矢虎雄氏は15日、内保博仁伊賀市長に対し、「伊賀市が市自治会連合会へ平成17年4月から21年9月の間に交付した活動補助金1590万円について」公開質問を行い、これに関する資料の公開を求めた。

10月31日(土)付

伊賀と名張の市立病院を経営統合

ごみステーション問題で提訴

医師不足により、危機に瀕している伊賀地域の救急医療体制を検討するため、伊賀地域医療体制整備計画検討委員会は28日、伊賀市の伊賀県民センターで3回目の委員会を開催した。事務局からは、伊賀地域医療の現況や公立病院統合に関する資料が出され、統合後は一部事務組合方式、広域連合方式、地域独立法人方式があることを説明した。これについて内田会長は両市の関係者で検討することをもとめ、同委員会では機能分担を中心に話し合いを行った。
名張市が全市的に実施しているごみステーションの大半は法律違反であるとして、これを強制させている亀井利克名張市長を名張市民の柏元三氏(桔梗が丘8)ほか3人が29日、道路交通法違反などで津地裁に提訴した。

10月24日(土)付

名張市の「退会」は撤回されず

名張地区の浸水回避

名張市がまちなか再生事業を進めるために発足させた官民協働組織「名張まちなか再生委員会」は18日、市が委員会からの退会を表明したことを受けて市役所で説明会を開き、委員10人あまりが参加、亀井利克市長や担当部局職員から退会の理由や今後の見通しなどについて聞いた。
台風18号は名張川水系に大量の降雨をもたらした。特に、名張市の赤目四十八滝、青蓮寺川(曽爾川)上流では豪雨だったと見られ、一時は河川決壊の警告もあった。上流の曽爾村役場の雨量計では、午前4時頃、一時間50lの雨量を観測、山間部ではこれ以上の雨量だと推定される。水資源機構木津川ダム総合管理所では、青蓮寺ダムの予測以上の流入量で、ダム本体が危険になっため、室生ダム、比奈知ダムの放流量を一時減らして対処、3ダムの連携操作で名張地区1180戸の浸水を回避した。

10月17日(土)付

救急当番多い名張

病院、医療で激論

伊賀市、名張市の市議会議員で構成する伊賀地域医療問題研究会の第2回会合が15日、名張市役所で開催され、両市の行政担当者、病院関係者、消防関係者が出席、それぞれの公立病院について説明を行った。2次救急輪番制については、行政は続けたい意向を示したが病院は難色を示した。
伊賀市議会報告会は6日、壬生野市民センターで行われた。担当議員は今井由輝(班長)、中谷一彦、森正敏、安本美栄子議員。今井班長のあいさつ後、中谷議員が可決された議案や認定された20年度の決算について説明した。

10月10日(土)付

名張市議会初の女性議長

危ぶまれる伊賀の救急輪番制

名張市議会は申し合わせによる役員任期が満了。7日、役員選挙が行われ、議長に藤島幸子議員(公明、3期)、副議長に森脇和徳(心風、1期)が選ばれた。名張市初の女性議員である藤島議長は「名張市の行政をとりまく課題は山積している。地方議会の役割を果たすために情報を共有し、前議長が取り組まれてきた改革をさらに進めたい。皆様の知恵を借りて市民のための議会を目指したい」とあいさつした。
全国的な医師不足で、救急患者の受け入れ体制や医療経営に大きな危機が迫っている。伊賀市立上野市民病院、岡波総合病院、名張市立病院で救急患者対策として輪番制をとっている伊賀地区の医療体制も同様、医師不足から来年4月以降、救急輪番制が続けられるかどうか、危ぶまれる深刻な状況だ。

10月3日(土)付

伊賀市庁舎はどこへ

移転地先はぜひ名張に

内保伊賀市長は9月1日、定例議会冒頭の所信表明で「新庁舎の建設場所を現在地にする」と表明。これに対し、9月議会の一般質問では、多くの議員から賛否両論の立場から質問が出されるとみられていたが、取り上げたのは松村議員ただ一人だっただけに注目を浴びた。
名張市議会は30日の全員協議会で近畿大学工業専門学校を名張市に誘致する要望書を提出する方針を決め1日、永岡議長、石井副議長、河合総務企画常任委員長が大学本部を訪ね、清水学監と杉浦専務理事に「熊野工業専門学校の移転先として是非とも当市の大学跡地に決定するよう支援と助力をお願いする」という要望書を手渡した。

9月26日(土)付

近づく名張市議会役員選挙

亀井市長「近大工専に依頼」

申し合わせ任期満了に伴う、名張市議会役員の改選は10月7日、行われる日程になっている。一般に、地方議会で議員が一番感心をもち、集中する行事が「役員改選」で、最大の関心事は議長ポストだ。
名張市議会一般質問11日は梶田淑子議員、樫本勝久議員が質問。梶田議員は皇學館大学跡地利用について、近畿大学熊野工業専門学校との交渉はうまくいくのかとの疑問を投げつけ、亀井市長は「同大学を訪問、理事と面会し、誘致をお願いした」と答えた。

9月19日(土)付

今年度中に第3プログラム

右手首切断の労災

名張市の「ごみゼロ・リサイクル社会を目指すアクションプログラム」の改訂を協議していた市快適環境審議会(木本凱夫会長)は8日、検討結果報告書を亀井利克市長に提出した。
伊賀南部環境衛生組合の清掃工場・伊賀南部クリーンセンターで今年5月24日、作業員が右手首を切断する事故が発生していたことが15日、判明した。名張市議会本会議で梶田淑子議員の質問に、同組合・清滝勇人事務局長が答えた。

9月12日(土)付

止まらない会員減少

内保伊賀市長表明

全国の商工会議所の会員数の減少が深刻だ。名張商工会議所もピーク時の会員数1369件以来じわじわと減少。長引く不景気による企業経費削減や、廃業などによる自営業者の減少が主な理由だが、会員の高齢化と後継者不足もあり、歯止めがかからない。同会議所は今月と10月を「会員増強キャンペーン月」と考え、50件増の目標を掲げ対策に当たる。
伊賀市の内保博仁市長は1日、市議会9月定例会の冒頭、所信表明演説を行い、「総選挙の結果、政権交代が行われ、地方分権が一層進むものと考える。今後、国の予算編成や地方財政対策を注視しながら、弾力的に対応したい。伊賀市が構想しているグランドデザイン、市駅前開発、新芭蕉翁記念館、市庁舎記念館については、旧上野地区で2回、旧町村地区で1回づつ説明会を開催、おおむね理解が得られた」と話した。

9月5日(土)付

民主・中井氏が圧勝

市民参加でバイオマスを

第45回衆議院選挙は8月30日に行われ、自民、公明党の与党が凋落、民主党が大躍進する結果になった。民主308議席、自民119議席、公明20議席という民主が過半数を超える地殻変動な数字になり、三重県でも小選挙区制で三重5区を除き民主が圧勝した。
生ごみや木くずなど動植物から生まれた再生可能な有機性資源「バイオマス」をテーマにしたフォーラムが29日、名張産業振興センター・アスピアで催された。名張市が農林水産省の提唱を受けてバイオマスタウン構想の策定を進め、総合的なバイオマス利活用システムの構築を目指しているのに合わせ、バイオマスへの理解を広めようと市と名張商工会議所とが共催。約百人の市民が集まった。

8月29日(土)付

医療問題解決へ提言

基調提案などでフォーラム

伊賀市、名張市議会からそれぞれ10人ずつ、計20人で構成する伊賀地域医療問題研究会が26日発足、第1回会合が伊賀市で開催され、会長に森岡昭二、副会長に福田博行議員を選任、来年3月以降のめどが立っていない救急3輪番制や拠点病院について各議員が意見を発表、1年後を目標に両市が抱える医療問題に提言を行うことを確認した。
名張市は、生ごみや木くずといった動植物から生まれた再生可能な有機性資源を利活用するため、地域内で産学官などが連携して総合的なシステムを構築するバイオマスタウン構想の素案をまとめた。4月に設置された市バイオマスタウン構想策定協議会が具体的なプランづくりを進めてきたもので、9月8日から市民のパブリックコメントを募集して最終的な調整を進め、早ければ年内にも農林水産省に提出する。29日開催の「バイオマスフォーラム」では、入場者に素案の概要版が配付される。

8月22日(土)付

名張にも薬物の恐怖

得するエコ生活

名張商工会議所女性会は8月1日、夜回り先生で親しまれている水谷修氏の講演会とケータイゴングによる「なばりしゃべり場」を名張産業振興センターアスピアホールで開催した。日本商工会議所が提唱する、こども未来財団の児童健全育成活動助成事業の一環で同女性会が「名張から青少年を取り巻く誘惑の被害者や加害者がでないことを願いたい」と発案、青少年健全育成や名張について、市民が真摯に向き合ってもらおうと企画したもの。
今年は異常気象が多い。災害地のテレビニュースでは、年配の人が「今まで経験したことがない大量の大雨だった」「滝が降ってくるような雨だった」という予想外のコメントを報じている。この異常気象はエルニーニョ現象など、地球の温暖化が関係しているとのことだ。そんな中、三重県地球温暖化防止活動推進センター長、三重大学学長補佐、理学博士の朴恵叔教授の講演会が7月31日、名張市の桔梗が丘公民館で開催され、約70人の住民が熱心に耳を傾けた。

8月8日(土)付

松阪市長らが視察

衆議院解散・地元で熱い戦い

新しい地域づくり組織を発足させ、地域づくり代表者会議を7月28日に立ち上げた名張市。翌日の29日には、松阪市から市長以下7人の視察団が訪れた。就任して数か月。32歳の山中光成松阪市長とまちづくり推進課長、地域政策担当参事、地域担当職員、政策担当秘書らが名張市役所を訪問、前田副市長はじめ奥村地域づくり室長、秋永副室長から、名張市のまちづくり組織について説明を受けた。その後、一行は、美旗ミュージアムといわれる歴史文化を生かした美旗まちづくり協議会を訪問、役員から説明を受けた。
衆議院が解散され18日告示、30日投票の運びとなった。今回の選挙は政権交代をかけた選挙であり、自民、公明対民主との厳しい決戦である。三重1区では、共産党は出馬せず、自民党・川崎二郎、民主党・中井ひろし氏の一騎打ち。幸福実現党が出馬すると見られているが、実質的には川崎、中井候補の戦いである。名張市内の川崎陣営は夏見、中井陣営は蔵持の国道沿いに事務所を開設した。後援会への開所披露、事務所開き行事は川崎陣営が3日、中井陣営は7日開催した。川崎陣営の事務所開き、4日の中井陣営の津市の決起集会を取材した。

8月1日(土)付

地域づくり代表者会議発足

大空の番人開設53周年

市区長会、地区区長会を廃止した名張市は、新しく組織を市内14地区に発足させる条例を4月1日から施行、このほど実際の組織作りがほぼできあがったことから、14地区の代表者で組織する地域づくり代表者会議を28日、発足させた。
航空自衛隊第一警戒群電子通信隊の笠取基地は、青山山脈笠取山に施設をつくり、レーダーで日本の領空を監視している。26日、基地開設53周年記念行事があり、施設を一般公開、多くの人が訪れた。

7月25日(土)付

市内38地区で議会報告会

福祉法人に委託

伊賀市議会の「花の木地区報告会」は17日、花の木公民館で開催。伊賀市議会を視察中の静岡県沼津市議員が5人見学する中、今井由輝、安本美栄子、本城善昭、中谷一彦議員が出席。報告会で議員側は、6月定例議会での条例案や議決事項の説明後、その他の問題として、議員の行政への要望事項の記録問題、市の各種審議会、委員会の委員の委嘱年齢について説明があり、市民側からも意見が出された。
名張市内にある市立保育所を21年度、22年度に分けて民営化する方針を決めた名張市は23日、21年度分の経営者を公表。委託先は名張西保育所(南町)を社会福祉法人弘仁会(国津園)、名張東保育所(美旗)を名張育成会(西原)、西田原保育所をこもはら福祉会(花の里)に決定した。

7月18日(土)付

市内38地区で議会報告会

キレイキレイボランティア

伊賀市議会は定例会の後、6班に分かれて市内38地域(住民自治協議会単位)で報告会を開催することになっている。6月議会の報告は7月、9月議会議会の報告は10月、12月議会の報告は1月とそれぞれ翌月に行うことを原則とし、各班の議員は6〜7か所を担当することを申しあわせている。6月議会の報告は、7月6日阿波地区、7月9日の上野南部地区、10日の小田地区で行われ、各地区の問題が取り上げられた。
最高気温30度を超える夏日となった11日、皇学館大学社会福祉学部(春日丘・櫻井治男学部長)の職員と学生が名張の町中の清掃活動を行う「キレイキレイボランティア」(学友会主催)を行った。

7月11日(土)付

全国最上位の三重県

3法人が申し出

平成15年から18年まで経済成長率が全国で1、2位という好調な三重県はこの間、県税は390億円の増収だったが、国の三位一体改革で地方交付税が650億円削られ、財政は苦しくなった。これについて三重県の安田副知事は1日、元三重県議の会合最近の財政状況を説明。
名張市は皇學館大学の跡地利用について、全国の学校関係法人にダイレクトメールで広報、公募し、6月末で申し込みを締め切った結果、3法人の応募があったと発表した。

7月4日(土)付

土地鑑定で追及

藤森工業と正式調印

伊賀市は、サンピア伊賀の民営化に伴い、第3セクターの(株)伊賀が5月20日から運営することになったが、同施設が所有している駐車場、進入路などを向い側の伊賀市文化会館も使用していることから、この土地を伊賀市で購入することになり、これについて6月議会の一般質問で中谷議員がとり上げた。
名張市は30日、藤森工業株式会社(東京都・藤森秋彦社長)と同社が市滝之原工業団地1号地に工場立地に関する協定書を市役所で締結した。これにより、6か月以内に土地売買契約を締結し、平成22年に工場建設に着手、23年3月から操業する。

6月27日(土)付

どう守るか伊賀の医療

伊賀市の水道一本化

名張市、伊賀市の6月議会で「伊賀圏内で救急医療、高度医療をどう守るか」が重要なテーマとして取り上げられた。医師不足による救急車の受け入れ不能問題や伊賀全体の医療体制をどう守るかの議論が交わされた。伊賀市議会で証言を求められた上野総合市民病院の村山卓院長は「このままでは、伊賀地域住民の健康と命は守れない」「新しい体制をとるための時間はわずかしかない」と悲痛な警告を発し、証言を求めた森岡昭二議員は、早急に新しい体制を構築するよう市長に迫った。
伊賀市域旧6市町村の水道管路が連結、ゆめが丘浄水場が完成を受け、伊賀市は21日、完成式典を行った。川上ダムが完成すれば、市内全区域に給水されることになる。旧6市町村には、北から阿山水道、伊賀水道、山田簡易水道、島ヶ原簡易水道、上野上水道、阿保上津簡易水道、南部簡易水道などがあり、それぞれ水道が独立した給水事業行っていたが、この完成を機に給水を一本化することができるようになった。

6月20日(土)付

全国でも珍しいサミット開催

市民活動拠点に

少人数で、きめ細かな指導や、豊かな自然の中で多種多様な体験学習ができる小規模特認校制度。名張市では、平成15年度から18年度の試行期間中、国津、滝之原、長瀬の3小学校を対象に制度を導入した。児童生徒数が少なくなった学校を存続させるため、校区外からの入学、転学を可能にする仕組みだが、試行期間後、長瀬小は比奈知小と統合され、現在、同制度が適用されているのは、国津小と滝之原小学校の2校になった。そんな中、国津小学校で「小規模特認校サミット」が開かれ注目を浴びた。
名張市が土地を民間業者に賃貸し、業者がビルを建設するという手法で希央台五番町に整備が進められていた官民複合施設「Navarie(なばりえ)」が13日オープンし、関係者が名張の新しい「顔」の完成を祝った。

6月13日(土)付

活発な一般質問と答弁

土砂災害防災訓練17団体が参加

伊賀市議会一般質問初日の10日は、4議員が登壇。学校統廃合、鳥獣害対策、バイオマス構想、保育所の正規職員問題などを質問。生中正嗣議員が校区再編を取り上げた。伊賀市の校区再編は深刻で、歴史と伝統ある過小校数校を廃校、地区が合意する場所へ学校を新設する計画で進められている問題は注目を浴びた。
三重県主催、伊賀市共催の三重県土砂災害防災訓練は7日午前9時から伊賀市立長田小学校で伊賀市、三重県、国土交通省、気象庁など17団体が参加して行われた。

6月6日(土)付

Nabarie13日オープン

「高齢者居座り」の声も

名張市が土地を民間事業者に賃貸、事業者は商業ビルを建設する名張市の官民複合施設「Nabarie(なばりえ)」が13日、名張駅東口希央台5番町にオープンする。名張市は同ビルの一部を賃借し、その中に市民活動センター、男女共同参画センター。人権センターが入居する。
名張市シルバー人材センターの21年度の総会は29日、名張市青少年センターで開催され、21年度の事業計画の承認や役員改選が行われたが、理事役員改選の方法と結果について会員から不満が出されている。また、副理事長の選任手続きについて、理事会が紛糾、前理事長が総会で陳謝する場面もあった。

5月30日(土)付

健全化団体転落を回避

企業進出の明るいニュース

名張市は26日、市議会全員協議会で、財政早期健全化計画の素案を示した。3月の市議会では、「24年度から累積赤字が早期健全化基準を超え、早期健全化団体転落は避けられない」と説明してきたが、プロジェクトチームを編成、新たな取り組みを検討した結果、同団体転落は回避できる見通しとなった。
名張市は26日、全員協議会で市立長瀬小学校跡にヤマト運輸(株)が顧客からの電話を受ける受電所(コールセンター)、美旗新田地区の市有地にノーベル製菓の工場が進出、雇用の増大につながる明るい話題を報告した。

5月23日(土)付

伊賀のモデル的存在に

独立リーグ参加へ

伊賀市青山桐ヶ丘団地(1800世帯、人口約5千人)の住民自治協議会は、従来からある自治会、NPOまちづくり桐ヶ丘、桐ヶ丘公民館、桐ヶ丘商店会を包含し、伊賀地域の住民自治組織としてはモデル的存在であるといわれている。伊賀地域でまちづくりに携わる住民自治団体は、伊賀市では住民自治協議会、名張市では地域づくり組織(まちづくり委員会)に包含することが目標とされているが、実態は多様。そんな中、桐が丘の住民自治協議会は20日、総会を開催、注目を集めた。
関西独立リーグに参入を目指している「三重スリーアローズ(三重県民球団)」(津市)を運営する株式会社三重ベースボールサポートの代表取締役壁矢慶一郎さんと広報部の松井かれんさんが18日、名張市の亀井市長を表敬訪問し協力を求めた。

5月15日(土)付

なぜ行政が住民自治を推進?

ごみ収集で市議会と懇談

名張市の地域づくり組織、伊賀市の住民自治協議会が、新しく住民自治の主役になろうとしている。名張市には区制度、伊賀市には自治会があり、行政はこれを利用し統治している状態の中で、さらに、大規模な住民自治組織をつくろうとしている行政の狙いは何か。
名張市桔梗が丘地区の2会場で10日、市議会教育民生常任委員会と地域住民との懇談会が催された。ごみ収集のステーション化について意見を聞くとともに、地域の生の声を伝えたいと、ステーション化を実施していない7地区の区長が市議会に開催を求め、7議員が出席した。ステーション化への協力を要請する議員が大半を占めたが、住民側には戸別収集の継続を求める声が強く、ステーション化反対の意志が改めて示された。一方の議員側にも、将来的には全市で戸別収集を実施すべきとする意見が多かった。亀井利克市長が近くステーション化未実施の地域に入り、説明を行う予定があることも懇談の中で明らかにされた。

5月9日(土)は休刊させていただきます
5月2日(土)付

名張市中期財政見通し修正

全協予算部会が初討論

名張市は27日、市議会全員協議会予算部会で、昨年10月発表した中期財政見通しを修正すると発表した。修正の原因は、急激な景気後退に伴う法人市民税の減収と皇學館大学撤退に伴う和解金の受け入れにより、収支の見通しが変わってきたことによる。
名張市はこのほど、市議会全員協議会予算部会を新設し27日、第1回会合を開いた。予算案は執行部が作成、議会が予算案を審議承認する制度になっているが、予算案ができる前に議会が政策提言を行い、予算案に盛り込むべきだとして、予算部会が設置された。市長は市民代表、議員も市民代表という2元代表制の考えから作られたもの。

4月25日(土)付

進化か、後退か全国1の伊賀市議会

名車70台が通過

伊賀市議会でこのほど、役員選挙が行われ、無会派の議員が副議長、総務委員長、同副委員長に就任した。地方議会としては珍しいケースだけに、「進化か、後退か」その実態を総務委員長になった安本美栄子議員と副委員長で新人・25歳の稲森稔尚議員に聞いてみた。
クラシックカーのロードレース「ラ・フェスタ・プリマヴェレラ2009」の一行が20日、名張市上比奈知の比奈知ダム左岸道路を通過した。奈良県御杖村から、国道368号を名張へ西下、ダム湖を横切る赤岩大橋を渡り、ダム左岸道路に入って、いくつかのチェックポイントを通過した。

4月18日(土)付

伊賀市議会議長に坂井氏

来月10日に住民懇談会開催

伊賀市議会で14日、役員改選が行われ、議長に坂井悟、副議長に中本徳子議員が選ばれた。議長選挙には3人、副議長選挙には2人の立候補があり、候補者本人が所信表明演説を行った。候補者への質問と答弁後、投票が行われ、正副議長が決まった。
名張市議会は14日、議会運営委員会で桔梗が丘7地区の区長から出されている「家庭ごみ収集に関する懇談会開催」の要望を検討し、担当の教育民生常任委員会所属議員が懇談会に出席することを決めた。日程は5月10日、桔梗が丘南公民館午前10時、桔梗が丘公民館午後2時から。

4月11日(土)付

区長会は解散へ

ゆめテクノ伊賀完成

名張市区長会は3日、武道交流館いきいきで総会を開催、名張市区長会、地区区長会の解散を決議した。地域住民の代表者としての164人の区長は従来どおりだが、市からの委嘱制度は廃止。区長設置規則にあった名張市区長会、地区区長会制度も廃止した。
三重大学が産業界、三重県、伊賀市や企業と連携する共同研究拠点施設の竣工式が3日、伊賀市ゆめが丘で内保博仁伊賀市長、内田淳正三重大学学長が出席して行われた。三重大学や民間の研究者が参加する「産・官・学」連携の研究施設で、新産業の創出や資源の活用、環境対策、地元文化の研究などを行う。

4月4日(土)付

伊賀市住民自治協立ち上げ

知らなかった皇大撤退

平成16年合併した伊賀市は、地域振興委員会を設置、活性化してきた。しかし、住民自治協議会の中央組織がなく、協議会全体を統括する組織がない状態が続いている。そこで、有志が発起人となり29日、全市的組織を目指す連絡協議会の立ち上げ会を開催。伊賀市に届出を行うとともに6月6日の設立総会に向け、市内全域の協議会の参加を呼びかける。
皇學館大学名張学舎廃止について名張市民はもちろん、卒業生も驚きを隠せない中、同大学の教授らは28日、名張市内でOBを集め、オープンゼミ(大野、檜垣、吉田ゼミ)を開催、大野光彦教授、松岡武夫教授、吉田明弘准教授が廃止発表に至るまでの経過をつぶさに報告した。

3月28日(土)付

皇大撤退で覚書

市民、市政へ厳しい意見や不満を

皇學館大学が名張学舎の撤退を表明、これについて名張市は、同大と折衝していたが合意に達したので25日、名張市市役所で、亀井市長と学校法人皇學館の佐古一冽理事長が覚書に調印し、長岡禎市議会議長が立会人として署名した。
名張市議会の会派・自由クラブは17日、3回目の議会報告会を産業振興センターアスピアで開催、市民から市政について厳しい意見が出された。同会派のメンバーは梶田淑子議員(代表)、松崎勉、中川敬三、田合豪、高田稔嗣氏の5議員で構成、昨年、蔵持緑が丘、桔梗が丘で開き、今年初めての開催になる。

3月21日(土)付

撤退覚書調印・議会から慎重論

名張市議会一般質問

名張市は17日、市議会全員協議会を開催、23年3月末に撤退を表明している皇學館大学福祉学部について、大学と合意、内容を報告した。また撤退に際して、市と大学が双方で覚書(案)を作成し議会に示した。議会の同意を得て即日、調印の予定だったが、議員からは「性急すぎる」「議会軽視だ」という意見が続出、調印は延期された。
名張市議会一般質問第2日の10日は、樫本勝久、浦崎陽介、三原淳子議員が登壇した。浦崎議員は定額給付金、緊急雇用対策、学校統廃合、視聴覚障害者の補装具、市民の命を守る救急病院について質問、定額給付金は5月支給が明らかになった。

3月14日(土)付

公開アンケート実施

名張市議会一般質問

伊賀市東部地区自治会連絡協議会は9日、15日告示の伊賀市議会議員選挙立候補予定者に市議定数削減や議員報酬、議会報告会などのアンケート調査を行った。各候補者からの回答結果は、告示以降に公表、有権者の判断材料にしたいとしている。
名張市議会3月議会の一般質問は9日から始まり8議員が登壇。柳生議員は皇學館大学撤退問題について亀井市長の責任を問いただした。松崎議員は、斎場予定地問題について市長に問いただした。

3月7日(土)付

宇陀・名張地域獣害防止広域対策協議会開催

高規格救急車を寄贈

サルや鹿の獣害に悩む東大和・西三重地区では、宇陀・名張地域獣害防止広域対策協議会を結成、情報交換と対策を行っている。サルは時々、里に現れ、作物をあらしているため、住民らは花火やパチンコで追い払っているが、次第に大胆になっているのが現状だ。そこで、同協議会では1日、名張市武道交流館いきいきで、犬を使ってサルを追い払う方法が試みられ、効果を挙げている事例を紹介する研修会を開催、東大和西三重に生息するサルの実態と犬によるサル駆除について、約80人の参加者が熱心に耳を傾けた。
日本損害保険協会は3日、高規格救急車を名張市に寄贈した。同名古屋支部の村越副長は「自賠責保険の運用利益で購入し寄贈した。今までに1595台を寄贈している」と話した。亀井市長は「最近は伊賀地区での救急輪番制のため、救急車4台が必要で、あと1台ほしかった。苦衷を察していただいたのか、よいタイミングで寄贈いただきありがたい」と感謝の弁を述べた。

2月28日(土)付

名張市地域制度を見直し

伊賀市住民自治協議会交流開催

名張市は19日、市議会全員協議会で、現行の区長制度を改め、新しい地域づくり制度に移行する最終案を示した。関係条例案は3月議会に提案される。現在の区長設置規則を廃止、区長は市長の委嘱制から届け出で制に変更、名称については、区長、自治会長いづれかを選択制にする。区長、自治会長が並存する地域は、いづれかに統一する。また、現在ある名張市区長会、地区区長会は廃止される。地区区長会の機能は、地域づくり組織に移行されることになる。市区長会は廃止されるが、地域づくり組織の上部団体として、地域づくり代表者会議を設置し、相互の連携を図る。
伊賀市の37自治協議会が、初めて一堂に会する交流会が22日、伊賀市ゆめが丘のゆめポリスセンターで開かれた。帝塚山大学の中川幾郎教授の講演に続き、分科会に分かれ、それぞれの地域協議会が抱える問題について話し合った。その中で、住民自治協議会の上部組織である連絡協議会を結成し、情報交換をする必要性を強調する意見が多く出された。内保博仁伊賀市長は連絡協議会の必要性を認め、地域協議会が自発的に連絡機構を結成することに賛意を示した。伊賀市は自治基本条例を17年4月制定、内容は全国に誇るものだが、各地域の住民自治協議会が抱える問題点があることが、この交流会で明らかになった。

2月21日(土)付

大型事業は4月発表

どうする伊賀の医療

内保博仁伊賀市長12日、3月定例市議会開会の冒頭、施政方針演説を行い「21年度の予算編成は、事業の集中と選択を進め、プライマリーバランス(歳入歳出の均衡)の維持に努めた。大型プロジェクトについては4月には市民に示したい」と述べた。
救急医療体制の深刻さを増す伊賀地域で、連合三重伊賀地域協議会などが主催の「伊賀地域の医療をどうすべきか」を考えるシンポジュームが14日、名張市武道交流館いきいき「多目的ホール」で行われ、医師、看護師、救急救命士、市民らがパネラーになり、過酷な現状を報告、意見交換を行った。亀井利克名張市長、内保博仁伊賀市長も聴講した。

2月14日(土)付

ごみステーションで決議書

皇大問題で議員の責任

名張市が昨年4月から実施した家庭ごみの有料化とステーション方式に対し、戸別収集を行っている桔梗が丘地区で、名張市はステーション方式の実施を通告したが、10人の区長がこれに抗議、代表者が決議文を10日、名張市の前田副市長に提出した。区長は「事前の説明もなく、住民はますます納得しない。亀井市長や前田副市長が直接住民に説明して、納得を得るべきだ」と抗議した。
名張市区長会(井川敏雄会長)は6日、市役所で名張市議会との懇談会を開催、市橋、小沢副会長、各地区長幹事20人が出席した。市橋副会長が司会、区長制度の見直しや議員の役割、皇學館大学撤退、病院経営、議員報酬や区長報酬など、多岐にわたり、意見交換が行われた。特に皇大誘致問題について、議会の責任を問う話もあった。

2月7日(土)付

新証拠と対応を提案

伊賀市議報告会は継続

皇學館大学名張学舎撤退問題で、名張市と皇學館大学との取り決めに、途中撤退、廃校時についての明確な条項がなく、専門家の間でも対応の解釈がわかれ、名張市も対応を弁護士に相談している状態だった。ところが誘致反対を進めていた市民グループが保存していた資料から、大学側の方針が明確に。今後の撤退交渉、処理について新しい提案を文書で申し入れた。
「開かれた議会を目指す会」が昨年全国市区議会を対象にアンケート調査を行い「公開度、活動は全国一」の折り紙を付けられた伊賀市議会だが、昨年は議会報告を8月に1回開いただけで、評価とは違う結果になった。

1月31日(土)付

工業高専が関心

産学官連携セミナー

皇學館大学が名張学舎を22年度から閉鎖する報告は、名張市を震撼させた。名張市の総合企画政策室へは、行き先を心配する市民や、大学誘致コンサルタント、企業からの打診も多い。同室では、「正式な話はなにもない。大学の意向もあるし、今はできない」としながらも、数件の問い合わせがあることを示唆した。
三重大学、伊賀マッタケ十字軍らは23日、「産学官連携セミナーIN伊賀」を伊賀市西明寺のウエルサンピア伊賀で開いた。前田広人・大学院教授らが、研究拠点をテーマに基調講演を行い、伊賀市と連携したBDF利用の研究、伊賀森林組合と共同ですすめるマツタケ栽培などについて説明、約130人が参加した。

1月24日(土)付

皇學館大学名張学舎を閉鎖

大学誘致議論 議事録再現

亀井名張市長は16日市議会全員協議会で、皇學館大学から、名張学舎を閉鎖、伊勢市の本部に集約する方針の申し出があったことを明らかにした。6億5976万円が未償還。名張市にとっては文字どおり負の遺産に。
皇學館大学誘致事業は、本紙の調査で誘致計画がずさんだった事も判明。富永市長の責任は重いが、承認した当時市議会にも責任が。あらためて、平成8年3月議会の議事録を要約して掲載した。

1月17日(土)付

平成の新成人

恒例の消防出初式

名張市は12日の成人の日を前に11日、夏見の総合体育館で成人式を開催。新成人848人が出席した。今年は新成人12人が企画、受付、司会を行った。
恒例の名張市消防出初式は10日、名張小学校で行われた。終了後、新町川原で消防団、消防本部の一斉放水が行われ、5色の水が勢いよく放列された。

1月10日(土)付

両市で新春の記者会見

どうなる道州制

名張市と伊賀市の仕事始めとなった5日、亀井利克名張市長と内保博仁伊賀市長は市職員を前に新年の意気込みを語った。また、恒例の記者会見は伊賀市が5日、名張市が7日に行われ、今年の抱負、政策を述べた。
道州制が議論されている。全国をいくつかのブロックに分け、自治体をつくり、国の権限を地方に移譲するというのが基本的な考え方だ。伊賀地域は、関西州か中部州かどちらにするのか、が住民の関心は強い。昨年、名張市議会で道州制について議論され、本紙新年号の県議座談会でも取り上げた道州制議論。三重県議会では検討委員会を設置、報告書も出され、徐々に話が進みつつある。そこで、道州制についての具体的な議論を紹介したい。

1月1日(木)付

進む消防の広域化

伊賀市議会全国1位

市民生活を守る常備消防組織は現在、各自治体の消防本部や小規模自治体による組合消防が中心となり活動している。総務省消防庁では、十分な消防態勢のための施設整備には、おおむね30万人以上の人口が必要とする目標を示している。この第1段階として、名張市と伊賀市の消防本部が、広域化を目指し協議を始めた。
地方議員らでつくる「開かれた議会をめざす会」は12月11日、全国806市区議会を対象に「議会活性化等に関するアンケート調査」を行い、伊賀市議会を1位と評価し表彰した。同会の資料によると、名張市議会は43位。また都道府県議会ではでは三重県議会が4位となっている。