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2010年度 バックナンバー

本紙は12月18日号をもって本年度納刊とし、25日号は休刊いたします。元日号は増頁いたします。


12月18日(土)付

医療体制は見直しへ

来月に三重大学発協働セミナー

伊賀市名張市は13日、市議会全員懇談会、市議会全員協議会をひらき、3月に両市が締結した伊賀市立病院、名張市立病院についての確認書は実現できないとして、新たに伊賀市立上野総合市民病院と名張市立病院の医療関連協定を締結する旨を発表。これにより3月締結された両病院の機能分担は事実上実現は見送られ、経営統合や伊賀地区の拠点病院構想も将来の課題となった。新協定では、機能分担をやめ、診療科目による特化を行い、伊賀市立病院はがん、消化器治療、名張市立病院は血管内治療を中心とする循環器科医療を行うことに。

産学官の連携をめざして設立された三重大学伊賀研究拠点による地域活性化を考える「第2回三重大学発産学官連携セミナーin伊賀2010」は来年1月28日、ヒルホテルサンピア伊賀4階白鳳の間で催される。産学官連携に興味のある企業関係者ら市民の参加を呼びかけている。


12月11日(土)付

河川レンジャー3人が活動

みえ防災文化づくりシンポ

河川レンジャー。聞き慣れない言葉かもしれない。国土交通省近畿地方整備局の木津川上流河川事務所(名張市木屋町)が一昨年3月に制度化し、同年10月に河川レンジャー2人を任命。昨年度、新たに1人が加わり、合計3人の地域住民が河川レンジャーとして活動している。12月6日、名張産業振興センター・アスピアで催された初の「木津川上流管内河川レンジャー懇談会」を傍聴してみた。

三重県では、昭和19年12月7日に発生した昭和東南海地震の記憶を風化させず、自主的な防災活動の機運を高めようと、12月7日を「みえ地震対策の日」と定めている。この日にちなんで4日、アドバンスコープADSホールで「みえの防災文化づくりシンポジウム」を開催、県内各地から中高年の男性を中心に延べ約300人が訪れた。


12月4日(土)付

名張市補正予算12億9620万円

年内に仮排水路完成

名張市は29日12月定例会議に提案する12億9620万円の一般会計補正予算案や条例の改正案など計11議案を発表。内訳は補正予算7件、条例関係4件。一般会計関係で最も金額が大きいのは、希央台公益施設用地活用事業の7億7314万円。希央台2番町の15000平方メートルの公益施設用地を民間事業者に貸し付けて利活用を図るため、市土地開発公社が先行取得している用地を市が買い戻す資金を計上した。

独立行政法人水資源機構が伊賀市青山川上の前深瀬川に建設を計画している川上ダムの仮排水路トンネル工事が年内に完成する。全長276メートルで、このほどコンクリートのライニング(覆工)が終了、前深瀬川の流れを切り替える準備が近く完了。ダム本体の着工は現在、国で再検討中であり、着工の可否は23年夏頃、結論が出される。


11月27日(土)付

伊賀市補正予算17億4900万円

目標達成率37〜100%

伊賀市は22日、一般会計約17億4900万円の補正予算を発表した。学校校区再編計画の遅れで、現行の校舎を当面使うための耐震補強工事に、総額3億3500万円の工事費や、市立病院への赤字補てん金として、伊賀市としては初めての約1億円を含む総額17億4900万円の補正予算を提案する。

名張市立病院改革検討委員会は24日、21年度の病院改革プラン4項目、111分類を評価、これの目標値の達成度を発表した。それによると、市民に信頼される安心、安全の病院づくりは71%、地域医療との連携強化は57%、効率的な病院経営は37%、働きがいのある病院づくりは100%の達成率になった。


11月20日(土)付

はずむ地方主権 近く関西広域連

とれたて!名張&消防フェスタ

近畿の2府4県と周辺4県の知事による近畿ブロック知事会議が12日、大阪市住吉区咲州の大阪府咲州庁舎で開催、会議では国の出先機関の予算や人員、権限を近く結成を予定している関西広域連合に「丸ごと移管する方針」を求める合意がなされた。また、各府県からはそれぞれ共同で取り組むべき問題が提起された。

「地産地消とスローライフ」「都市と農村の交流」「食の安全・安心」「防災、防火意識の普及」をテーマに、名賀地区労働者福祉協議会、JA伊賀南部、伊賀森林組合、名張市農業委員会、名張市消防本部、名張市が主催した「とれたて!名張&消防フェスタ」は13、14日、名張市役所周辺で開かれ、約2万人の市民でにぎわいをみせた。


11月13日(土)付

健全財政を維持

旧消防本部跡地利用の検討へ

名張市は8日、市議会総務企画委員会で19年度から21年度までの第2次市政一新プログラムの成果を報告。財政効果全般では過去8年間、歳入の減少に伴う歳出抑制により、歳入を下回る健全財政を維持。その結果財政指標もよくなっている。

名張市消防本部は8日、市議会総務企画常任委員会で同市栄町の旧消防本部跡地の利用について、解体取り壊し後、更地にして、土地利用が具体化するまで暫定的に駐車場として利用すると説明した。


11月6日(土)付

伊賀・名張両市議20人の組織が解散へ

近大高専移転で起工式

昨年8月に発足した伊賀市・名張市議会地域医療問題研究会は1日、伊賀市役所で会合を開き、研究会の解散を決めた。同研究会は両市の市議10人ずつの20議員で結成、中間提言を行うなどの活動をつづけてきた。今後も必要があれば会合を開くという。

来年3月撤退する皇学館大学名張学者の跡地へ移転が決まった近畿大学工業高等専門の設備整備工事の起工式が31日、皇大名張学舎(名張市春日丘)の敷地内で行われた。実験棟や雨天練習場、野球場を新設するとともに、来年2月ごろから既存校舎を改修、4月の移転に間に合わせる。


10月30日(土)付

行政効率良い名張市

「子ども条例」の意義を

伊賀市、名張市の21年度決算報告が9月議会で認定された。一般会計の決算(支出額)は伊賀市436億65486千円、名張市267億15052千円で、伊賀市の予算規模は名張市の約1・63倍。人口は伊賀市約10万00288人、名張市8万2162人で、人口比率は伊賀市は名張市の約1・2倍だが予算規模では大きな開きがあった。そこで、両市の決算を考えてみた。

名張市の武道交流館いきいきで23日、「ばりっ子すくすく計画」推進講演会(主催=名張市子ども権利委員会、名張市教育委員会、名張市。共催は、名張市青少年育成市民会議、名張市子ども会連合会、名張市PTA連合会)が開催された。講師は、関西学院大学教育学部の浜田進士准教授。グループワーク形式を取り入れ、「気づいていますか?子どもの気持ち 聞こえていますか?子どもの本音〜名張市子ども条例の意義」の講演を行った。


10月23日(土)付

予定価格の37.5%で落札

美旗古墳群世界遺産登録を

伊賀南部環境衛生組合は18日、同組合定例議会で名張市青蓮寺の旧清掃工場の解体工事が8日、9,990万円で落札されたことを報告、承認を求めたが、議員からは安すぎると懸念する意見が出された。組合は「仕様書に基づいて解体工事をするよう監督する」と答弁し承諾された。

名張市の美旗地区まちづくり協議会が設置している美旗地域史跡保存委員会は3日、国指定の史跡・美旗古墳群の現地調査を行い、今後の保存や活用を検討することになった。調査結果は、まちづくり協議会を通じて名張市教育委員会に報告され、名張市から三重県に報告される。市は県に調査を依頼、三重県の調査の結果によって、ユネスコの世界遺産に登録されるよう運動を開始する。


10月16日(土)付

外部委員が政策を評価

名張駅舎が開設80年

名張市考査委員(委員長・中川幾郎帝塚山大学教授)は13日、名張市の事務事業(政策)25件について、継続、拡大、改善などの、事業評価報告書を亀井市長に提出した。

近鉄名張駅(名張市平尾)が昭和5年10月10日、開業して80年目を迎え、「誕生80周年記念イベント」が10、11日の両日、同駅で開催された。


10月9日(土)付

赤目滝入込客減少の対策は

旧町の7不思議を探検

名張市議会一般質問2日目の29日は幸松孝太郎議員(みらい)、三原淳子議員(共産)、吉田正己(清風ク)が登壇。幸松議員は新人ながら財政問題、名張市総合計画について質問。三原淳子議員は、医療問題について様々な角度から質問した。もう一人の新人・吉田正己議員は市立病院問題、赤目滝の観光客、道路問題について質問した。

こどもの体験活動をひろめる会「おもしろこどもクラブ」(石谷靖乃代表)は、「旧町の七不思議を見つけよう」と題して参加者を募集していたところ、9人が参加して3日、市民活動支援センターに集合、探検をスタートした。


10月2日(土)付

名張市議会一般質問

4部門に力作競う

名張市の9月定例会一般質問は9月28日から30日まで3日間にわたって行われ、8月の改選で当選した新人6人を含む10議員が登壇、市が直面する課題を質問した。多くの議員が地域医療の問題をとりあげ、医師の確保や伊賀市との連携をめぐる質問が相次いだほか、財政再建の現状を問う質問もあった。女性議員は4人が質問に立ち、女性の立場から医療や子育て支援に関する答弁を求めた。

第53回名張市美術展覧会(主催=市、市教育委員会、協賛=岡田文化財団)は9月29日、丸之内の市総合福祉センターふれあいで開幕した。絵画、書道、写真、彫塑・工芸の4部門に165点が寄せられ、審査の結果入賞・入選した絵画51、書道27、写真63、彫塑・工芸23の計百64点が展示されている。努力賞以上の入賞者は63人だった。最終日の3日には表彰式と審査委員による講評会が開かれる。


9月18日(土)付

約4億5千万凍結

認識薄い医師不足

名張市の旧斎場予定地の地権者に土地代残金2億7,100万円と遅延損害金を支払うよう7月14日、津地方裁判所の判決命令を受けた名張市は、これを不服として控訴したため、裁判所が名張市の銀行預金を差し押えた問題が波紋を呼んでいる。債権者は仮執行ができるという判決が下されたことから、債権者の請求で津地裁は名張市の定期預金を差し押さえたもの。これに対して、名張市は強制執行停止申し立てを行っており、差し押えの実行は中止されている。しかし名張市は強制執行停止申し立ての供託金1億5千万円を供託しており、差し押さえられた預金と供託金で約4億5千万円が凍結されることになった。

伊賀地域の救急医療は深刻である。とりわけ、伊賀市立上野総合市民病院では、内科医が転勤や退職などで一時は1人になる事態も。最近は少し医師が増えたようだが、深刻な事態は変わっていない。そんな中、伊賀市議会9月定例会では、市民の不安を受けた伊賀市市議会議員から強い突き上げ質問があった。


9月11日(土)付

救急医療を考えるシンポジューム

4保育所が3法人に

救急の日の9月9日、名張市松崎町のアドバンスコープADSホールで社団法人名賀医師会が主催する、「救急医療週間の講演会」が行われた。第1部は「新しいワクチンのお話」と題し、なばりこどもクリニックの稲持英樹院長と藤本産婦人科の藤本和子院長が講演。ヒブワクチン・肺炎球菌・新型インフルエンザワクチン・子宮頸ガンワクチンなどについて話した。引き続き第2部が行われ、5人が「名賀地域の医療を考える」とそれぞれ講演した。その後、討論会が行われる予定だったが、時間不足のため行われなかった。参加者は、老若男女約200人。

保育所民営化を進めている名張市は、7月23、25、27日と9月7日に開催した民営化移管先法人選定委員会の決定により、このほど桔梗が丘保育所など市内の4保育所の民営化を決めた。


9月4日(土)付

名古屋高裁が農薬再鑑定の方針示す

67人が所在不明者

名古屋高等裁判所で8月30日、名張毒ぶどう酒事件をめぐる高裁と検察、弁護団の2回目の3者協議が開かれた。非公開だったが、同高裁は奥西勝死刑囚(84)が犯行に使用したとされる農薬ニッカリンTを新たに製造して再鑑定する方針を伝え、検察側と弁護側の双方に鑑定の条件を書面で提示するよう求めたという。

全国で100歳以上の高齢者の所在不明が次々と判明している中で、名張市は27日、戸籍簿調査を発表した。戸籍上、生存した状態になっている100歳以上は81人。現在調査中としながらも、81人中、14人は名張市に戸籍と住民票があり、すでに生存か確認をしている。しかし、14人を引いた67人は、戸籍上は生存で所在不明者としている。


8月30日(月)付

投票率は過去最低の60.65%

庁舎基金や医師待遇

任期満了に伴う名張市議会議員選挙は29日、投開票が行われ、新議員の顔ぶれが決まった。定数20に対し26人が立候補し、現職14人、新人6人が当選。現職1人、元職1人、新人4人が涙をのんだ。投票率は60・65%と前回(62・03%)を下回り、過去最低となった。当日有権者数は6万6742人。

伊賀市は25日、庁舎建設基金15億円などを含む総額20億3571万円の補正予算案を9月議会に提案すると発表。また、市立病院の医師、看護師の待遇を改善する条例案を提案する。


8月23日(月)付

激戦!26候補が第一声

延滞金計算に誤り

8月31日任期満了に伴う第15回名張市議会議員選挙は22日告示、26人が届け出を行なった。手続きを済ませた各陣営は足早に事務所へ。出陣式を終えた候補者は街宣車に乗り出発、地元中心に立候補のあいさつ。1週間の熱い戦いが始まった。

名張市は20日、市税収納の電算システムを委託している電算会社のプログラムミスで、延滞金を誤徴収している可能性があることを公表した。


8月7日(土)付

辰巳商議所会頭が勇退

半寄生植物に興味

平成7年から5期、15年間、名張商工会議所のトップとして、地域の経済の発展に尽力した辰巳雄哉会頭(74)は5日、8月の定例役員会で今年の10月で会頭職を辞職する旨を伝えた。また、後任について、「9月の定例役員会までの1か月間に、名張市の将来を分析しながら、次期の会頭を指名し、同意を得られたら、発表する」と述べた。辰巳会頭は2年前の改選時も引退を表明、後継者が現れず、残りの2年の約束で会頭を受けた経緯があるだけに、今回の辞任の意思は固い。

伊賀地域を中心に珍しい虫や植物の観察記録を本紙「善子がのぞく虫と花」コーナーで紹介した近藤善子さん(桔梗が丘)は4日、名張市教育所小学校理科研究部会の夏期講習の講師として教壇に立った。会場は桔梗が丘小学校。


7月31日(土)付

8月の空白は2日間

関西番組放映可能に

伊賀市、名張市が26日に発表した伊賀地域3病院の8月の救急医療輪番制は、上野市民病院の医師不足の為3日間の空白日があったが、上野市民病院で応援の医師を確保、空白日は2日、30日の2日間になったと発表。

2011年7月24日で現在の地上アナログ放送が終了、日本のテレビはアナログから地上デジタル放送に切り替えられる。これに伴い伊賀地区では電波法で決められている東海地区の放送しか見れず、地域外の関西の放送は見れない事になる。しかし、関係者の努力により関西系の番組も放映が可能になった事がわかった。


7月24日(土)付

斎場地残金訴訟名張市が控訴へ

パブリックコメントの結果発表

斎場予定地として契約した土地残金の未払金について、津地方裁判所伊賀支部から支払い命令を受けた名張市は21日、市議会を開会、控訴と仮執行停止の申し立てを決めた。

伊賀市は市庁舎建設基本計画案に対するパブリックコメントの募集結果を発表した。5月14日から6月13日までの期間で市民からコメントを募集し、18人から156件の意見が提出された。「計画や今後の設計への意見反映に努めるもの」が45件、「計画内容の説明や文言の訂正に努めるもの」が42件、「その他」が69件あった。


7月17日(土)付

名張市に支払い判決

27陣営が説明会出席

名張市が富永市長時代から、斎場予定地として契約していた土地代の残金が未払いになっている問題で、土地所有者が契約書通り残代金を支払うよう求めた裁判の判決が14日、津地裁伊賀支部であり、売主の主張が認められ、名張市に残金の支払いと明け渡し日から換算する年5分の利息の支払いを命じた。

8月22日告示、29日投票の名張市議会選挙立候補予定者説明会は13日、名張市役所で開かれ、現職、元職、新人合わせて27陣営が参加した。


7月10日(土)付

上農校に防災拠点

伊賀市議会報告会始まる

三重県はこのほど、廃校が予定されている三重県立上野農業高校跡地を伊賀地域の防災拠点に整備すると発表した。名阪国道友生インター、中瀬インターかた近く、広大な県有土地があるのが理由。

伊賀市議会の22年度報告会が始まった。全議員を6班に分け、今年度中に38地区を順次回るスケジュールが決められた。会場は地区市民センターを中心に行われ、議員は定例議会の報告や重要課題の報告を行い、それに対する質疑応答が行われる。報告事項のほか、市政の懸案事項、救急医療の問題、庁舎建設、大型プロジェクト、学校再編などについて意見が出される。議会側は説明を行う一方、市民からの要望をまとめ、議長を通じて行政に伝達する。


7月3日(土)付

梁瀬水路の水利権を言及

機能分担先送り

名張市議会一般質問最終日の17日、山下松一議員が、名張市懸案の旧斎場用地問題の解決、名張川未改修部分の高岩井堰の改築と慣行水利権の維持について亀井市長の対応を質した。斎場問題で亀井市長は、牛舎地地権者による売買残代金請求訴訟は7月14日に判決が出され、その後、対応を図ると回答。河川改修は高岩井堰改築を必要とし、改築した場合は、法定水利権が設定され、梁瀬水路の取水期間は稲作期に限られる可能性があることがわかった。

伊賀市長、名張市長は25日、伊賀地域の救急医療について記者会見を行い、上野総合市民病院、名張市立病院の一方が救急機能を持つ「機能分担」について、7月からの実施が困難になったことを明らかにし、輪番制を継続すると発表した。


6月26日(土)付

伊賀市庁舎建設位置報告会意見もとに提言

気持ちよく誘致を

伊賀市の新しい庁舎の建設位置について、伊賀市は現在地での建設を前提として市民に広報を通じ、パブリックコメントを募集したが、応募はなく、市民の意見をもっと聞くべきだという意見が相次いでいる。こんな中、6月の市議会一般質問で、上野地区選出の安本美栄子、岩田佐俊議員の議長経験者が、現在の計画について疑問を投げかけた。

名張市は5月25日、近畿大学工業高等専門学校の誘致について、学校法人近畿大学と合意書を交わし、春日丘の皇学館大学跡地を無償譲渡する調印をしたが、18日の6月市議会予算審議で、無償譲渡の議決の必要性について、議員の意見と市の見解が異なった。


6月19日(土)付

くい違う両市長発言

苦しい財政なのになぜ

6月の伊賀市、名張市議会での市長発言が両市民の注目を浴びている。伊賀市の内保市長が6月議会所信表明で「7月からも現在の輪番制を維持する」方針を明らかにした。一方名張市亀井市長は、「3月に確認した締結した確認書通り機能分担を実現したい。現在伊賀市と協議中であり、まとまれば共同で記者会見をしたい」と述べ、両者の説明に食い違いがみられた。

新政権誕生後、地方から中央への要望は、民主党の県連合会へ提出するシステムが導入された。三重県でも同様、県庁をはじめ、各市町や団体が民主党県連戦略局に要望書を提出しているが、名張市だけが提出していないことが16日、市議会の一般質問で明らかになった。


6月12日(土)付

両市長が所信表明

地域づくり代表者会議開催

名張市議会6月定例会は10日開会、28日まで19日間開かれる。10日は亀井市長の施政方針表明が行われ、亀井市長は「3期目に臨み、福祉の理想郷を実現し、達成から躍進へ進化させたい」と述べた。また、伊賀市議会は3日、本会議を開会、会期を23日間とし、学校設置条例の一部改正案など9議案が上程され、10日から一般質問が行われた。

名張市地域づくり(まちづくり)代表者会議は4日、希央台の名張市市民情報交流センターで22年度第1回会議を開催、役員改選が行われたが、発足後1年目のため、井川敏雄会長、室谷芳彦会長代行、多田昭太郎、富山修副会長の留任を決定した。


6月5日(土)付

救急救命センターが三重大病院に

消防庁舎完成

生命にかかわる重篤患者をいつでも受け入れることができる救急救命センターが6月1日、津市の三重大学病院に開設された。3次救急を担う救急救命センターは、24時間専従の医師や看護師が常に待機し、複数の診療科目にわたるすべての患者に対し、高度な医療をほどこせることを条件として、厚生省が指定する病院。三重県知事は厚生省の機関委任事務により、審査の結果、三重大病院を救急救命センターに指定。これにより、中勢伊賀地域の救急医療に光が差してきたといえる。救急救命センターとはどのようなものだろうか、取材した。

名張市が昨年5月から建設を進めていた名張市消防本部、名張消防署、名張市防災センターの建築工事が終了し25日、市議会議員、報道関係者に建物を公開した。


5月29日(土)付

近畿大学が移転合意

改革志す古参議員

名張市は25日、学校法人近畿大学と近畿大学工業高等専門学校が同市春日丘の皇學館大学福祉学部跡地へ移転する合意書調印式を行った。世耕弘成副理事長ら9人の関係者が出席、立ち会いの上、移転合意書に調印した。これにより、近大高専の熊野市からの移転が確実となり、今後は、さらに具体的な協議を行い、7月上旬に詳細な取り決めの協定書を締結する。

伊賀市議会改革推進委員会は19日、議員定数、報酬の見直し、市長選挙との同日選について、全議員を対象にアンケート調査を行うことを決めた。アンケートは記名式とし、結果は集約して公表する。今後、各地区で開く議会報告会で市民の意見を聞いて方針を決める。定数削減、市長市議同日選挙という難問に取り組む伊賀市議会改革推進委員会は今後、どう取り組んでいくのか取材した。


5月22日(土)付

5年間で6.1%減員

管路接続部で漏水

名張市は14日、市議会総務企画常任委員会で第2次定員適正化計画案を発表。これによると、平成22年4月1日現在の職員869人を27年度には816人とし、5年間で53人、6.10%の減員をはかる内容となっている。数値目標は類似団体別職員数や定員回帰指標などを参考にしながら、第1次計画の57人、6.16%の実績を目標水準として設定している。

青蓮寺ダムから名張市、伊賀市の農地へ灌漑用水を送水している送水管が、名張市富貴ケ丘団地内で昨年8月11日、漏水事故を発生させ、大量の水が周辺に流れ出た事件について、施設所有者の農水省東海農政局、使用管理者の青蓮寺用水土地改良区事務局や事故調査をした調査機関の担当者は15日、名張市富貴ケ丘集会所で管路沿線の住民を中心に説明会を行った。


5月15日(土)付

「おとちゃん見ててな」環境保護戦いの記録出版

介護付き老人ホーム旧町に

伊賀市の上野ニュータウン自治会長で、NPO法人・産業廃棄物ネットワーク三重代表の吉田ミサヲさんが産業廃棄物業者との戦いを記録した著書「おとちゃんみててな」の出版祝賀会が8日、伊賀市のヒルホテルサンピア伊賀で開催され、全国の環境保護団体関係者、県議、市議約110人が出席。中井ひろし国家公安委員長もかけつけ、お祝いを述べた。

要支援、要介護の認定者を対象にした、介護付き老人ホーム「えがお」が8日、名張市松崎町に開所、亀井利克市長らが出席して落成式を行った。介護サービス業の株式会社えがおサポート(中村善治社長)が開設したもので、鉄骨3階建て延べ949平方rで25室(床)が個室。共有スペースとして、食堂ホール、畳コーナーがある。協力医療機関は名張市立病院、釜本医院(木屋町)、鴻之台歯科診療所(鴻之台4番町)、みゆき森整骨院(大阪市生野区桃谷5丁目)となっている。


5月1日(土)付

迷走する庁舎観光振興も

Gウィークは名張のパワースポットへ

新築、改築、移転・・伊賀市庁舎をどうするのか-、について伊賀市の庁舎建設検討委員会は13日、南庁舎を改修、北庁舎を新築。全面建て替えの2案を答申したが、2日後の15日、内保市長は市議会全員協議会で、現在地で全面建て替えの意向を示した。そんな中、民間の「伊賀の建築文化を考える会」「先人の思いを街づくりに」の会は25日、緊急シンポジュームを開催。市庁舎新築について活発な議論を展開した。迷走する庁舎建築問題の意見に迫る。

名張市観光協会は市内の5か所をパワースポットに選び、「生命や活動のエネルギーにしては」と呼び掛けている。紹介されたのは、赤目四十八滝、竜王水、赤岩尾神社、青蓮寺の国津神社の杉とひのき、勝手神社の5か所。連休に訪れてみては・・・。


4月24日(土)付

伊賀市と名張市の行政格差

消防の伊賀広域化

伊賀市は合併を機に平成16年12月、住民自治基本条例を制定、市内37地区に住民自治協議会、1地区に地域振興委員会を設立、議会基本条例とともに先進自治体として全国の注目を集めた。一方、名張市は市内14地区にまちづくり委員会をつくり、ゆめづくり予算制度を発足させ、地域住民の自主性と地域づくりに向け、情熱を盛り上げてきた。ところが、両市とも地域には、古くから自治会、区長会があり、新しい地域づくり組織との関係調整が地域の課題となってきた。名張市は、この課題と取り組み、見事に解決。21年度から新制度を発足させたが、伊賀市はいまだに未解決であり、伊賀市の関係者から「伊賀市の行政は消極的だ。行政の質に格差がある」と指摘される事態になっている。そこで、関係者の意見を聞いて両市の地域づくりの実情と実態を取材してみた。

消防の装備や管理部門の効率化を図るため、自治省消防庁は現在の市や組合消防を広域化させる方針を決め、三重県はこれに基づき、第1段階として県下を8ブロックにまとめる(伊賀広域消防など)方針を決めた。第2段階では4ブロック(中勢世伊賀消防など)に再編成し、最終的には県下全域を1つのブロックにする計画を立てている。第1段階として伊賀市、名張市では24度末までに、伊賀広域消防を編成する予定で協議を重ねている。


4月17日(土)付

伊賀市議会議長には今井氏

庁舎は建て替えへ

伊賀市は14日、臨時議会を開き議会役員改選を行った。選挙の結果、議長に今井由輝議員、副議長に桃井隆子議員が当選。監査委員には、西澤民郎議員を選任した。

伊賀市庁舎検討委員会(会長・浅野聰三重大学准教授)は13日、南庁舎を利活用して北庁舎を新築する案と全面新築する案の2案を併記して内保博仁伊賀市長に答申した。これを受け内保市長は15日、市議会全員懇談会で「機能面を考え、経費の少ない建物にするため、現在地で新築したい」と語った。基本構想、計画案では総工費を60億円と想定、合併特例債を活用して平成25年度に完成させるとしている。


4月10日(土)付

名張市長選を顧みて

最高裁が差し戻し

名張市の舵取りを託す4年に一度の「大戦争」が終わった。低調だと思われていた選挙だが、終盤戦で盛り上がりをみせ、勝敗が分らなくなった市長選挙だった。開票の結果は、亀井利克氏20975票、辻安治氏17468票という接戦になった。選挙中の取材内容や結果が出るまで書けない動きを本紙の記者が語り合った。

名張毒ぶどう酒事件をめぐる司法の判断がまたしても揺れを見せた。最高裁第3小法廷(堀籠幸男裁判長)は5日、奥西勝死刑囚(84)の再審開始に関する判断を名古屋高裁に差し戻した。高裁では再審開始がいったん決定され、のちに取り消されたが、最高裁は有罪の根拠となった農薬の鑑定結果に疑問が残るとして、あらためて審理することを求めた。発生から49年、1審の無罪から2審で死刑に一転し、その後も転々としてきた司法の判断はどう決着するのか。


4月5日(月)付

亀井利克氏が3選果たす

明瞭にならなかった争点

民意は「継続」を選択した。現職と新人の一騎打ちとなった名張市長選挙は4日、投開票が行われ、現職の亀井利克氏(58)が新人の元国土交通省近畿運輸局次長、辻安治氏(52)を破り、3選を果たした。2期8年の実績に立ち、市政の継続による「躍進」を約束した亀井氏が、市に活力を取り戻すための「再生」を訴えて挑戦した辻氏を約3500票差で退けた。投票当日有権者数は6万6476人、投票者数は3万8761人。投票率は58.31%で、前回(18年)を2.44ポイント上回った。

前哨戦の段階から、低調さがささやかれる市長選挙だった。結局は前回をやや上回ったが、一部には投票率が50%を切るのではないかとの観測もあった。両候補の陣営からも「盛りあがらない」との声が聞かれ、有権者には「争点が見えない」という苛立ちが広がった。


3月29日(月)付

市立病院の立て直しを

実績強調、黒字財政に

新人の辻安治候補は、木屋町の選挙事務所で出陣式を迎えた。事務所に隣接する百五銀行名張支店木屋町出張所前にステージが組まれ、道路を挟んで向かい合うジャスコ新名張店リバーナの駐車場に支援者が続々と集合した。

亀井利克候補の陣営は、名張市鴻之台1番町の市役所東隣の大手書店跡に事務所をかまえ、8時30分から出陣式を開催した。


3月20日(土)付

名張JCが市長選挙公開討論会

経営統合へ前進

名張青年会議所(西山剛理事長)は18日、名張産業振興センターアスピアで名張市長選挙公開討論会を開催し、立候補を予定している現職の亀井利克氏(58)と新人の辻安治氏(52)が市政の課題や今後の展望について語った。会場には約350人の市民が詰めかけ、名張市の市長選挙では初めてとなる試みを熱心に見守った。

伊賀市、名張市議会で15日、伊賀市立上野市民病院、名張市立病院の経営統合や機能分担について承認された。近日中に両市の関係者が調印、確認文書を交換する。
確認書は、伊賀圏内の病院は医師が不足し、救急患者への対応が困難になったことから、両病院を統合し、スタッフを総合的に運用するという内容。これにより病院の機能を急性期、亜急性期に特化し、2次救急機能をどちらかの市立病院に集約する方針だ。


3月13日(土)付

名張市議会活発に質問

副市長に異議あり

名張市議会3月定例会の一般質問は2月26日から3日間行われ、1日、質問に立った中川敬三議員は、亀井市長が「政治生命をかけて解決する」といった、斎場の位置変更に伴う牛舎跡地の解約問題を「市長はどのようにして円満解決を図られるのか」と設問した。
皇學館大学が、名張市春日丘から来春、撤退、名張市が跡地に近畿大学工業高等専門学校を誘致する方針を決定したのを受け、同市春日丘自治会の中井和完会長と学園山手住宅汚水処理施設組合の福井義明理事長は2月15日付けで亀井利克名張市長に「皇學館大学社会福祉学部撤退に係る跡地利用問題と近大高専誘致についての質問状」を送っていたことが、分かった。

3月6日(土)付

伊賀市22年予算一般会計406億計上

コミュニティビジネスで町の活性化を

伊賀市は25日、22年度当初予算を発表、一般会計406億8千万円、特別会計221億6550万円、企業会計93億2180万円、財産区3897万円の合計722億697万円を計上。一般会計予算は、子ども手当14億円、庁舎建設計費1.5億円、振興基金積立5億円、緑幼稚園建設費5億3500万円など新規事業により、総額406億円となり、昨年の387億7400万円に比べ4.9%の伸びになった。
名張市地域づくり組織代表者会議(井川敏夫会長)は28日、武道交流館いきいきで地域づくり実践交流会を開催、講師を招き「コミュニティービジネスで町の活性化を考える」をテーマに講演会を行った。講演後の第2部では町の活性化についての意見交換を行った。

2月27日(土)付

亀井陣営が事務所開きと総会

行政「ごみ減量に有効」・議員「計画がずさんだ」

亀井利克後援会は21日、事務所開きと躍進総会をかね、鴻之台1番町の市庁舎東隣の後援会事務所で開催、1150人が参集した。
名張市は9日、市議会全員協議会でごみゼロアクションプログラムを説明、ごみ減量には、家庭で生ごみを分別し専用袋で排出する案を示した。名張市は22年度から市内にモデル地区を選定して試行し、23年度から本格実施に移行、生ごみをたい肥化し、草木類は資源化する計画。これに対して議員からは、生ごみ分別排出には、収集段階で様々な問題があり、計画性にも疑問があるという声が上がった。また、生ごみをたい肥化している自治体は県下にはなく、全国的にも事例が少ないことが分かった。

2月20日(土)付

現職と新人の両陣営が出席

両市病院経営統合の調印を

任期満了に伴う名張市長選挙の立候補予定者説明会が15日、市役所で開かれ、立候補を表明している現職の亀井利克氏(58)と新人で前国土交通省近畿運輸局次長の辻安治氏(52)の両陣営が参加した。
伊賀地域医療体制整備計画検討委員会は17日、三重県伊賀庁舎で第4回委員会を開催、伊賀地域の2次救急医療体制、地域連携型医療体制整備について議論を行った。両市公立病院を経営統合し、両病院を急性期病院と亜急性期病院に機能分担を行い、2次救急への対応することを話し合った。経営統合の方式は、事務組合方式とし伊賀・名張の両市の行政と病院で経営統合のワーキンググループを立ち上げ、経営統合の準備を進めることで合意。また、両市の病院が抱える債務は、それぞれの行政が引き取ることを確認した。

2月13日(土)付

古墳利用した振興策

国庁の復元と史跡活用

名張市美旗新田地区に進出を決めているノーベル製菓株式会社は、新田水路沿いの市有地に工場を新設するにあたり、地域の活性化及び地域産業の振興を支援する主旨で名張市に5,000万円を寄付することに。同市はこれを基金に、他の政策も合わせ、新田地域にある市有地と古墳を利用した田園・歴史・文化ミュージアムの構想をたて、農業、環境、文化財保存、地域振興について美旗まちづくり協議会と関係部局が協働し立案、具体化を進める。
伊賀市坂之下で平成3年発見された伊賀国府跡について、奈良大学の坂井秀弥教授が23日、伊賀市城東中学校で「よみがえる伊賀国庁」と題して講演会を開催、歴史愛好家や地元住民が熱心に教授の話に耳を傾けた。

2月6日(土)付

近大高専と基本合意

学校を少子化で見直し

名張市は4日、学校法人近畿大学(本部・東大阪市)と近畿大学工業高等専門学校の名張市移転について、基本合意書を取り交わしたと発表した。同校は熊野市に先月15日、撤退を正式に伝え、その後、名張市を第1候補にあげ、交渉を進めていた。
少子化時代を迎え、小中学校の児童数が減少しているのをうけ、名張市教育委員会はこのほど、今後の方向性を示す基本方針を策定した。伊賀市ではすでに小中学校の統廃合を実施している。名張市も平成19年6月に名張市立学校区再編検討委員会を設置、適正規模、適正配置を検討、20年11月「名張市立学校の適正規模、適正配置について」の提言を行った。

1月30日(土)付

辻氏へ政策要望提出

高校活性化でシンポ

学校法人近畿大学は15日、同工業工高を熊野市から撤元近畿運輸局次長の辻安治氏に、4月3日投票の名張市長選へ新人候補として出馬を要請し、受諾された「住みよい名張をつくる会」は31日、勤労者福祉会館で集会を開き、辻氏に対し十数項目の要望書を提出。
少子化に伴う生徒数の減少から、伊賀市では小中学校の統廃合が進められ、職業系の上野工業、商業、農業の3高校が再編統合、白鳳工高としてスタートした。名張市内の県立3高校についても、伊賀地域高等学校再編活性化協議会名張分科会で地域の高校を見直す議論が始まっている。さらに、近畿大学工業高等専門学校の名張市誘致協議のニュースもある中、名張市の教育関係者は、3高校の今後について考えるシンポジュームを23日、名張市武道交流館いきいきで開催、約150人が参加、熱い議論を繰り広げた。

1月23日(土)付

近大高専と交渉へ

救急医療を考える

学校法人近畿大学は15日、同工業工高を熊野市から撤退し、移転先として名張市の皇學館大学跡地を第一候補と決めたと発表、。同大学は14日の理事会で決定し、熊野市に15日、撤退を正式に伝えるとともに、名張市に対して第一候補地として交渉する旨の通知を行った。名張市はこれを歓迎、今後、大学との合意に向って交渉を進める。
救急医療について考える伊賀市、名張市議会で構成する「伊賀市名張市議会地域医療問題研究会」の第4回研究会が15日、名張市議会で開催され、今月中に4項目の中間提言を行うことを決めた。

1月16日(土)付

再出馬、福祉の理想郷

辻氏正式出馬表明

亀井利克名張市長は12日、南町の産業振興センターアスピアで開催された後援会の新春の集いで、名張市長選挙に立候補すると表明。「市長として改革はほぼ達成できた。議会の協力、職員の協力、市民の理解によるものであり感謝したい。今後、市長としての集大成を目指し、再挑戦したい。引き続き福祉の理想郷を目指し努力したい」と述べた。
名張市長選挙は既報の通り、新人で名張市新町の辻安治氏が9日、名張市新町の集会所、新町会館で開かれた「住みよい名張をつくる会」の設立総会で、正式に養成を受託。「帰りたい名張、いつまでも住み続けたい名張を皆さんと築き上げていきたい」立候補の決意を語った。

1月9日(土)付

名張市長選挙は急変

実力検証・日本人はなぜ優秀か

無風とみられていた4月の名張市長選挙は、住みよい名張をつくる会が地元出身のエリート官僚・辻安治氏の擁立を決めた。本人は出馬の決意を固め、にわかに選挙戦の動きがあわただしくなった。現職亀井氏は後援会の総会で出馬を決意。新人と現職の対決がほぼ確定した名張市長選を控え、本紙記者による緊急座談会を開いた。
日本経済は世界一流、政治は二流といわれているが、世界での日本の総合ランクを調べてみると、日本が高ランクにあることがわかった。なぜ、日本は他の国に比べ、優秀と言えるのか。日本に生まれ、住んで幸せなのか。新年にあたり、諸文献を参考にしながら、じっくり考えてみた。

1月1日(祝)付

名張市市長選 吹き荒れるか春の嵐

伊賀市の重要な水源施設に

名張市選挙監理委員会は昨年の12月2日、任期満了に伴う第15回名張市長選挙の日程を3月28日告知、4月4日投票とした。いまのところ市長選の波風はたっていないが、重大な政策課題が山積している中、亀井現市長がさらに3選し、市政を担うのか、新たに戦う意識がある立候補者がいるのか、いないのかというのが最大の関心事となっている。果たして春の嵐が吹くのか、それとも・・
伊賀市青山に建設予定の川上ダムは、用地買収や移転はほぼ完了し、本体工事の着工を待つばかり。同ダムは伊賀市の水源であり、下流の治水が目的とされている。国交省が見直すとしている144のダムに川上ダムは入っていないが、現在、一時凍結状態。このような中、前原国土交通相から15日、三重県知事に対し、ダムに頼らない治水を求める電子メールが送られてきた。「川上ダムの凍結と直接関係ないようだが、川上ダム建設に好材料でないのは確かだ。万一、川上ダムが中止された場合、伊賀市の水はどうなるのか」という声もある。この問題を解決する手段として考えられる、青蓮寺パイロットの送水管を取材した。