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2012年度 バックナンバー


12月15日(土)付

岡本市長が初答弁

名張市議会多岐にわたる質問

伊賀市議会一般質問は10日から13日まで行われ、23人の議員が質問に立ち、岡本栄市長の施政方針、市政の課題について質問。注目されたのは、市庁舎建設問題、医療問題、観光振興、校区再編問題、川上ダム問題、震災ガレキの受け入れ問題等で新市長としての方針を聞いた。

名張市議会12月定例会の一般質問は9人の議員が登壇。7、10、11日の3日間、質疑が行われ、ITの利用、道州制問題、消費税値上げの自治体への影響、福祉、教育、子ども関連の問題、農村のインフラ整備、獣害対策、財政問題、公立高校統合問題など多岐にわたったが、市政における大きなテーマがないことから、特筆すべき事項が少ない質問となった。今回は、初日の福田博行、田合豪、橋本マサ子議員の質疑を掲載。

12月8日(土)付

病院再生と産業振興を

景観づくりで受賞・美旗まち協が報告

伊賀市の岡本栄市長は4日、伊賀市議会12月定例会の冒頭、市政方針表明の演説を行った。市長は、自らが選ばれた意義と責任を痛感。「市民は市政のリセットを切望している」と感じ、「しがらみのない市政を推進したい」と強調した。また、「市庁舎建設はゼロベースで見直し、財政についても根本から見直したい。観光や伊賀の特産物の販売促進は、自らが先頭に立って全国に発信したい。病院は緊急に再生する必要があり、早急に検討を始めたい」と述べた。施策の各論の大要は以下の通り。

名張市の地縁法人・美旗まちづくり協議会がこのほど、「美( うまし)近畿景観づくり活動賞」を受賞し、同協議会の室谷芳彦会長ら役員が4日、市役所に亀井市長を訪ね、受賞報告を行った。同賞は、関西6府県と三重、福井、鳥取、徳島県でつくる近畿ブロック景観研究会が主催、景観づくり活動を顕彰するもので、近畿知事会議加盟のブロック内約100団体から応募があり、8団体が受賞した。

12月1日(土)付

伊賀の行政財政改革に期待

指定管理者不在に名張市ADSホール

伊賀市の岡本栄市長は27日、伊賀市議会全員懇談会で市庁舎の建設計画を白紙にするとして、現在、設計を委託している日建設計との契約を21日に解除したと発表した。市長選挙の争点でもあった新市庁舎問題を今後、「ゼロベースで見直し、本庁と支所のあり方を含め、さまざまな選択肢を示しながら、 市民と共に計画をまとめたい」と述べた。

名張市教育委員会は、名張市松崎町のADSホール(青少年センター)の運営を指定管理者に任せており、近く契約が満期になることから、市は来年度以降の管理者の応募を行ったところ、応募者がなかったことを明らかにした。

11月24日(土)付

岡本新市長が初登庁

15地区の地域プラン総合計画に導入

任期満了(20日)に伴う伊賀市長選挙で初当選した元関西テレビアナウンサー岡本栄氏(61)は21日、新市長に就任した。同市丸之内の市街地再開発ビルハイトピアで同日、就任あいさつがあり、岡本市長は市の幹部約100人に、「市長になりたいと思って市役所に来たのではない。仕事をするためにきた。選挙期間中には、多くの市民にお会いしたが、伊賀市の行政変革には熱い思いを感じた。透明性のある市政を行いたい」と訓示。その後の記者会見で、副市長は、12月議会で承認を得たい。教育長は考え方の違う人を選びたい」と語った。

名張市は20日、市議会全員協議会で15地区の地域づくり組織(まち協)が作成した地域づくりプランを市総合計画後期基本計画に組み入れ、25年度から予算に計上することを明らかにした。地域づくり組織の計画が市の総合計画に組み入れた、県下でも珍しいケース。合併した市は、従前の市町村の総合計画を地域計画として、新市の総合計画に組み入れているが、住民が自ら作成した地域計画を市の計画とした名張市の方針は、地域づくり(まちづくり)の先進都市と評価されそうだ。財政苦しい名張市だが、24年度から地域部を新設、地域づくりへの意気込みは強い。

11月17日(土)付

伊賀市長に岡本氏当選

忍者の発祥地は名張

伊賀市長選挙は11日投開票され、新人の元関西テレビアナウンサーの岡本栄氏(61)が、25962票、獲得し、元市企画総務部長の赤沢行宏氏(62)16,769を破り、大差で初当選した。現市長は業者との温泉旅行が発覚し、1期限りで引退を表明した中、政治経験、行政経験のない岡本氏が「あかんやろ」をスローガンに市政刷新を訴えた。有権者は「しがらみのない市政」を選び、岡本氏は大差で当選した。当日有権者数は7万7215人、投票率は55.94%(前回56.23%)だった。

第7回隠街道市の記念講演会が11日、名張藤堂家邸であり、伊賀忍者研究会長の池田裕氏が「伊賀市喰代(ほおじろ)と隠(名張)の忍者」と題して講演、伊賀忍者は名張の黒田の悪党が元祖ではないかと話した。忍者に関する文献はなく、正史には記述がない。忍者は証拠を消すのが通常で記録は残っていないが、忍者の発祥は、赤目四十八滝で修行していた修験道の行者に学んだ忍法に由来するのではないかと推論した。

11月10日(土)付

伊賀市長選・明日投票、新人に審判

ワールドカフェで地域の健康を考えよう

4日告示の伊賀市長選挙は明日11日投票、即日開票が行われる。2人の無所属新人が立候補。選挙戦では、岡本栄候補(61、下友生)が、「問題が多い伊賀市市政を刷新したい」と述べると、赤沢ゆきひろ候補(62、ゆめが丘)は「45年の経験を生かし、新しい伊賀市政を構築したい」と訴えている。

地域住民の健康をどうすれば維持できるか。この問題を、コーヒーを飲みながらカフエの雰囲気でリラックスして自由に討論する新しい討論方式「ワールドカフェ」が31日、名張市保健センターで開催された。リーダーは三重大学医学部の家庭医療専門医、指導医の吉本尚助教。参加者は、名張市立病院の若い医師や医学生と名張市保健センター、地域包括支援センターの職員、名張市「まちの保健室」の看護師などのキャリアウーマンで、自由な発想で和気あいあいと討論し、見事な結論を出した。

11月3日(土)付

市の課題で2氏舌戦

督促状364件誤送付

伊賀青年会議所は29日、任期満了(11月20日)に伴う11月4日告示、11日投開票が行われる伊賀市長選挙の公開討論会を、同市ゆめが丘の「ゆめポリスセンター」で開催した。無所属で出馬表明している元関西テレビアナウンサー:岡本栄氏(61)=同市下友生と元市企画総務部長:赤澤行宏氏(62)=同市ゆめが丘3(立候補表明順)が市の課題について討論した。市民約180人が傍聴した。

名張市上下水道部は29日、上下水道料金の口座払いで支払い済みの364世帯に、督促状を誤って送付したと発表した。市が料金徴収を委託している「第一環境」(本社東京)のデータ処理ミスが原因で、同社職員が対象家庭や事業所を訪問、謝罪した。

10月27日(土)付

鈴木知事と亀井市長が公開対談

近大高専創立50周年を祝って

鈴木英敬三重県知事と亀井利克名張市長が20日、名張市武道交流館で公開対談を行った。地域資源を生かした地場産物の振興と発信、障害者や引きこもり若者の社会復帰のきっかけになる農業への雇用、林業振興と防災の原資を目的とした森林税の創設と市町村配布など、多岐にわたる分野で意見を交わした。市民約220人が傍聴した。

昨年、名張市春日丘に移転開校した近畿大学工業高等専門学校は20日、創立50周年の記念祝賀会を開催、亀井利克名張市長、川口佳秀名張商工会議所会頭、森岡秀之名張市議会副議長、中森博文、北川裕之県議会議員、井川敏雄名張市地域づくり組織代表、市民団体代表などの名張市民、近畿大学関係者らが参加して創立50周年を盛大に祝った。

10月20日(土)付

地域医療教育研修センター開設

名張新高は平成28年度に

三重県から今年6月、地域医療支援病院の承認を受け、地域医療の中核病院として、地域の医療機関との連携を進めている名張市立病院は14日、名張市百合が丘の同病院内に地域医療センターを開所した。今後は、市立病院や地域の医師、医療従事者の生涯教育、研修を実施する計画だ。これにより、臨床研修病院として、医学生や初期研修医、後期研修医の積極的な受け入れを図り、医師確保にも役立つことになった。また、三重県の地域家庭医育成拠点施設として、総合医、家庭医の育成にも寄与、「病院のグレードも上がる」と期待されている。事業費は2900万円で三重県が2分の1負担。

名張市の高校再編化を考える第5回伊賀地域高等学校活性化推進協議会は17日、三重県伊賀庁舎で開催され、県教委は、「統合新設は平成28年度に実施したい。普通科7〜8学級とし、この中に、進学に特化したコースをつくりたい」と発言し、これに賛同する委員が多数を占めた。統合する学校(場所)については、今後の課題となった。

10月13日(土)付

震災がれきで明言

解散決議は再度否決

内保博仁伊賀市長は9日、伊賀市議会全員懇談会で東日本大震災のがれき焼却問題について、「地元は協定があるため、試験焼却するのは、認めないと言っている」「がれきの受け入れは市民の意見を尊重すべきだ」と明言した。がれき処理は伊賀南部環境衛生組合(管理者・亀井利克名張市長)が、清掃工場周辺の伊賀市青山地区の住民代表に試験焼却を求めていたが、地元代表は「他地区のごみは受け入れないという立地協定がある。受け入れはできない」としている。

伊賀市議会は9日、副議長選挙を巡る贈収賄事件で、2人の議員が起訴されたのを受け、6人の議員が議会解散案を審議する臨時議会の開催を請求した。臨時議会では、市議会解散に関する決議案が審議されたが、採決の結果、反対19、賛成7の賛成少数で否決された。

10月6日(土)付

議長に永岡氏を選任

名張市土地開発公社解散

名張市議会の申し合わせによる任期(1年)満了の役員改選が3日行われ、議長に永岡禎議員(心風会、52)、副議長に森岡秀之議員(清風クラブ、57)が選任された。永岡議員は4期目で2回目の就任。森岡議員は1期目で選ばれた。監査委員は吉住美智子議員(公明、56)を選任した。永岡氏は1989年初当選、4期目。名張市鴻之台、会社員。森岡氏は2010年初当選、1期目。同市蔵持町里、農業。

名張市は土地開発公社の解散を行うことを決め、解散許可を三重県に申請していたが4日許可が下りた。同公社には、銀行からの借入金12億3700万円の債務があり、これを名張市は国の「第3セクター改革債」を借入れて代位弁済(肩代わり返済)を行い公社の借入金は完済した。

9月29日(土)付

議会最終日に改選

反省文と減俸でけじめ

議員にとって議長、副議長、監査委員などのポストは大きな関心事。それだけにさまざまな裏工作がある。役員選挙にからむ贈収賄事件が起こった伊賀市議会は別として、名張市議会でも、議長などの重要ポストを巡っては、会派や古参議員が暗躍するといわれている。派閥やボスが影響力を行使した自民党総裁選も少し変わったが、名張市議会は旧態依然のままのようだ。新人か2度目の議長か、副議長は――。名張市議会の9月定例会の最終日は議長、副議長、監査委員、常任委員長の改選が行われる。

議会役員選挙を巡る贈収賄事件で元議長、現職の副議長が逮捕された伊賀市議会は、9月定例会の直前や会期中に全員懇談会や議会運営委員会会派代表者会議などをたびたび開催、「伊賀市議会の信頼回復に関する決議」という反省文を決議することで9月議会最終日の前日26日、全員懇談会を終了。27日の本会議で決議案を議決した。さらに、松村頼清議員が3か月の報酬10%カット案を緊急提案、賛成多数で可決した。

9月22日(土)付

赤澤氏が出馬表明

高齢者向け住宅建設

任期満了に伴う11月11日投票の伊賀市長選挙に、元伊賀市市企画総務部長の赤澤行宏氏(62)=同市ゆめが丘3丁目=が15日、無所属で立候補することを表明した。赤澤氏は本紙の取材に対し、「伊賀市合併6年、不祥事で有名になった伊賀市を立て直したい。行政経験を生かして力強い伊賀市をつくりたい」と抱負を語った。

名張市は19日、市議会総務企画常任委員会で、同市鴻之台の市有地(元中学校予定地、ナフコ隣)に、高齢者向き住宅を建設する新事業者と賃貸交渉を始めることを明らかにした。

9月15日(土)付

内保市長が不出馬表明

近大高専神野校長が講演

伊賀市の内保博仁市長は11日、市議会本会議の冒頭、11月20日の任期満了に伴う市長選挙には、健康上の理由で立候補しないと表明した。市長は本会議終了後、記者会見を行い、重ねて「不出馬の理由は健康上の理由であり、市の出入り業者との温泉旅行問題には関係ない」と強調した。

全国私立高等専門学校協会の会合が先月25日、名張市の近畿大学工業高等専門学校(神野稔校長)であった。同協会の会長を務める神野校長が、『存続移転を巡っての学校経営』と題し講演を行った。同講演は一般にも公開している「市民公開講座」の年間プログラムの一環。高専関係者のほか、名張市民も神野校長の経営学を聴講した。

9月8日(土)付

県の受け入れ不必要

改めて陳謝

NPO法人廃棄物問題ネットワーク三重(吉田ミサオ代表)など、伊賀の市民団体が1日、松阪市役所市長応接室で、東日本大震災のがれき処理について山中光茂松阪市長と面談した。山中市長は、「松阪市はがれき受け入れに反対の立場をとっているが、松阪市の事情ではなく、三重県で広域処理する必要がないからだ」という考えを示した。また、同市長は震災復興支援で岩手県陸前高田市と交流があり、久慈市とも電話で何度も話し合っていることから、「広域処理は東京都、大阪市などが大量に引き受け、周辺地域の県や自治体も引き受け計画が確定している。新たに三重県が引き受ける必要はない。むしろ迷惑になる」とショッキングな内容を話した。

伊賀市の9月定例会が4日開会され、北出議長は開会冒頭、「贈収賄事件で議員2人が逮捕されたことは大変遺憾でお詫びいたします」と反省の弁を述べた。欠員の副議長には選挙の結果、田山宏弥議員が選ばれた。内保市長は所信表明の冒頭、市の出入り業者との温泉旅行について陳謝した。市長不信任の動議が出されたが否決された。

9月1日(土)付

岡本栄氏が出馬の意向

伊賀市始まって以来の不祥事

「伊賀は関西」提唱者で関西テレビアナウンサー岡本栄氏(61)が11月行われる伊賀市長選挙に出馬することになり、9月3日10時から、伊賀市西明寺の事務所で出馬表明の記者会見を行う。同氏は大阪の関西テレビ在職中も伊賀市に住んでおり、現在は関西テレビを定年退職し、帝塚山大学非常勤講師と神戸女子大学非常勤講師をかねている。

副議長選挙を巡り元議長、現職副議長が贈収賄事件で逮捕され、議会事務局が家宅捜索を受けた伊賀市議会は31日、全員協議会を開催。9月議会の開催日に副議長の補欠選挙を行うことを決めたが、今回の事件について、議員からは「市民は怒っている、このままでよいのか」「自主解散をして、市長選に合わせて出直し選挙をすべきだ」などの意見も出された。

8月25日(土)付

中森・北川県議名張市まち協で報告

平和の鐘鳴らそう

名張市地域づくり組織(まち協)代表者会議は21日、24年度第3回代表者会議を開催し、会議終了後は名張市選出の中森博文、北川裕之県議会議員を招き、県政報告と懇談会を開催した。主な県政事項として、震災がれきの受け入れ、名張地区の高校再編問題、救急医療問題、国道368号線改良など道路問題が報告された。

67回目の終戦記念日を迎えた8月15日、名張市の地蔵院青蓮寺(耕野一仁住職)で「平和の集い」があった。戦時中に墜落した米軍機B-29の墜落現場で搭乗員の米軍兵士の追悼式が行われた後、青蓮寺境内で参列者は、日生学園第一高校と付属中学校のハンドベルの演奏で平和を祈った。今年はアメリカの総領事も初めて参加、「米兵を温かく弔っていただきありがとう」と感謝を述べた。

8月11日(土)付

鈴木知事へ申し入れ

虐待から子どもを守る

「東日本大震災のがれきや、がれきの焼却灰を伊賀へ持ちこまないで」と8日、伊賀市の特定非営利法人廃棄物問題ネットワーク三重の代表理事吉田ミサオさんら27団体と58人の個人が、鈴木英敬三重県知事への緊急申し入れ書を三重県伊賀県民センターへ提出、県の小野要吉廃棄物リサイクル課長らに手渡した。文書は、地元伊賀地区で産業廃棄物問題の運動実績がある吉田ミサオさんらが作成、これに加え、笑顔でつながろう!伊賀の会(黒木美智子代表)、名張の未来を考える会(卯津江加奈代表)らの市民団体と個人が名前を連ねた。

名張市の武道交流館いきいきで5日、「第43回教育の明日を語る会」が開かれた。名張市PTA連合会、名張市小中学校長会、名張市小中学校教頭会、退職教職員互助会、三重県教職員組合名張支部の主催で、後援は名張市教育委員会。

8月4日(土)付

持ち込み断固反対

比奈知ダム胎内探険記

伊賀市の阿保地区住民自治協議会(高山泉会長、10地区加盟)は2日、夢街道あお会館で、東日本大震災によるがれき処理問題について会議を開き、全会一致で「震災がれき搬入、受け入れは認めず、反対」を決議した。同住民自治協議会では、この決議に基づき、伊賀南部環境衛生組合管理者(亀井利克名張市長)、副管理者(内保博仁伊賀市長)に、震災がれきの持ち込みの反対を表明、「これ以上説明会、説得活動は行わないでください」という文書を8月3日、組合管理者の名張市長に提出した。

水資源機構の比奈知ダム見学会が29日あり、多くの市民がエネルギーの一つ、水力発電やダムについて学習した。説明は、数組に分けて係員が案内し、ダムの構造や役割を中心に、ダム内部について参加者は平素は見られない仕組みを学んだ。

7月28日(土)付

どうなるがれき処理

名張と自然災害

東日本大震災によるがれきの引き取り、処理が問題化している。名張市議会の議員は最近、現地調査を行い、がれきの引き取りの必要性を確認した。がれき処理に東日本では「産業が少ないため、がれき処理で雇用を生み出したい」「がれきの処理を早くしないと、本格的な復興が遅れる」という両論がある。名張市議が視察した地域は、がれきの処理を応援してもらいたい地区だという。どうなるがれき処理、その議論を追った。

名張市教育委員会の生涯学習事業として皇学館大学学長・清水潔氏(名張市一ノ井出身)の講演会が21日、名張市防災センターで行われた。清水氏は水郷名張といわれる名張川は、旧名張地区で何度も氾濫を繰り返し、川道がたびたび変わってきた経緯について、名張川の歴史もひも解き、地名を根拠に古代の名張川を推理した。

7月21日(土)付

「立地協定を守れ」

気合十分 7団体が競演

伊賀南部環境衛生組合(管理者・亀井利克名張市長)は16日、伊賀市阿保の青山ホールで、伊賀南部清掃工場周辺5地区を対象に、東日本大震災のがれき処理について、初の住民説明会を開催した。会場には奥鹿野、福川、柏尾、伊勢地、桐ケ丘の5地区のほか、伊賀、名張市内から約320人が参加した。専門家の説明後、住民からは、立地協定を守れという意見が多数出された。

名張市体育協会(中森博文会長)は14日、名張市蔵持里の名張市武道交流館いききで「いきき武道フェスタ2012」を開催、武道7団体や観客約500人が参加、それぞれの技を競い合った。

7月14日(土)付

空き家再生事業・全国に先駆けた制度

「死者に敵味方はない」

国土交通省中部整備局(名古屋市)の足立敏之局長らが9日、同省の助 成事業・空き家再生制度を活用した名張市の旧長瀬小学校跡のヤマト運輸オペレーションセンター、近大高専の実験室、旧田辺三菱製薬研修所利用 の名張市総合教育センター、発達支援センターを視察、「名張市は新しい制度、概念を取り入れ、地域の課題解決と就労の場を提供している」と評価し た。一行は足立局長のほか、小林正典建政部長、宮森剛住宅整備課長と三重県県土整備部・横山賢次長、谷出慎一住宅課主幹が随行し、亀井利克市長、 杉永調整監、前田都市整備部長、中野教育部長、旭子ども部長らが対応した。

近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)の市民公開(土曜)講座が7日開催され、「名張に墜落したB-29」について、地蔵院青蓮寺の耕野一仁住職(同校非常勤講師)、「仏の真実とはなにか」について、名張商工会議所の中子統雄副会頭(同校客員教授)が講演した。耕野講師は太平洋戦争中、名張市内に墜落した米軍のB-29の搭乗員11人の供養を通じ、現在の平和について語った。中子講師は、「仏の教えは理論的に組み立てられている」として、佛教を読み解き、日本の文化や言葉に迫った。

7月7日(土)付

地元との協定順守を

三重県初 皮むき間伐

伊賀南部環境衛生組合は1日、伊賀市阿保の青山公民館で、青山地区住民自治協議会連合会傘下の6住民自治協議会の代表者を招き、震災がれき受け入れ処理についての説明会を行った。組合側からは亀井利克管理者(名張市長)、内保博仁副管理者(伊賀市長)が出席。同席した環境省の担当者は、広域処理の必要性を話し、三重県の担当者が、国の基準より厳しい安全基準値を定めた県のガイドラインなどを説明した。さらに、大学院教授が放射能の基礎知識を解説した。

森林の間伐の代わりに、立木の樹皮を剥(む)き、放置することによって、山の保全を保とうと、名張市の提案公募型事業として認定された「しぜん・ふしぎ・ワンダーランド」(福田尚子代表)は6月30日、同市黒田で三重県初の森林間伐を行った。また、7月28日には、原子力より原始力、よみがえれ生命(いのち)の力と題した自然体験教室を実施。講師に名張市在住の家具職人を迎え、「森でつくる木工作と皮むき間伐」で自然や森への関心と環境を考える。新しい森村管理法を取材した。

6月30日(土)付

地元議員に説明不足だ

水害に備えて救助訓練実施

三重県議会は平成24年度の第1回定例会を開会し11日、伊賀地区選出の4議員が、一般質問で名張市の県立桔梗が丘高校、西高校統合問題を取り上げ、伊賀地域高等学校再編活性化推進協議会は、非公開で地元議員への説明責任を果たしていないとして県の考えを問うた。また、名張市議会は知事、県議会に要望書を提出、当日は11人の議員が傍聴に参加した。

名張市消防本部は27日、比奈知ダムで、名張消防署の救命ボート、救命索発射銃による水難救助の訓練を行った。名張市消防本部12人、名張消防署15人、名張警察署5人が参加した。

6月23日(土)付

田中善助さんの下水道を利用

台風と大雨を注視

生活排水のインフラ整備が課題となっている伊賀市と名張市。中でも大規模処理場建設は、多額の費用と時間を要するため、計画が遅れているのが現状だ。伊賀市は上野市街地の処理場、名張市は南部地区処理場建設の見通しがつかず混迷。そんな中、6月議会の一般質問で、議員から、発想の転換による新しい処理方法が提案された。伊賀市では上野市街地の下水処理を大規模処理場で行うのではなく、地域ごとの集中浄化槽で処理する方式。名張市では、大規模な南部処理場を建設する替わりに、既存の団地の処理施設を市に移管し改修するという。民営から公共に切り替える方式が出され、当局も検討を約束した。

19日、日本列島を横切った台風4号は、名張市内では大きな被害がなかったが、引き続き台風5号の接近で関係者は警戒を強めた。21日、名張川の水源地帯、御杖村に洪水警報が奈良県から出され、名張市下比奈知にある木津川ダム総合管理所では、各ダムへの流入量、ダムからの放水量を監視、各河川の流量を観測、監視、調整した。

6月16日(土)付

がれき処理問題で激論

名張の文化財、宝物発掘

伊賀南部環境衛生組合議会(管理者・亀井利克名張市長)は11日、全員協議会を開催、東日本震災のがれきを受け入れ処理問題について説明、議員の意見を聞いた。これに先立ち、名張市が受け入れに対する経過報告、三重県は、震災廃棄物処理のガイドラインや放射線の基礎知識を説明した。議員からは、がれき処理への反対意見も出されたが、「まず住民に説明し、意見を聴いてから再度報告するように」との意見が大勢を占め、議長は「議会は、まず、住民に説明することをよしとする」と締めくくった。

名張ユネスコ協会は国、県、市などの指定文化財でない、貴重な文化財や自然景観、植物などの「たからもの」を市民に紹介、顕彰する運動を始めた。第1回目は10日、「名張市民の文化財、たからもの」を訪ね、青蓮寺のササユリ群生地と中世の城館である青蓮寺城見学を企画、約100人の市民が参加した。第1部の「青蓮寺のササユリ観賞」は、地元の山口繁一さん。第2部の「青蓮寺城」は、名張市市史編纂室の山口浩司さんの案内と解説で観賞見学をした。

6月9日(土)付

市長選出馬に意欲

伊賀の手づくり作家展今年も盛況

伊賀市の6月議会は7日開会、内保博仁市長は所信表明演説を行い、次期市長選出馬に強い意欲をみせた。また、新市庁舎の建設は、現在地で平成26年度までに完了させる予定で、現庁舎の北庁舎、中央公民館の解体工事を7月から行う計画を示した。また、伊賀市の平成23年度の財政は5月末の出納閉鎖の結果、一般会計で歳入総額は477億2042万円、歳出総額は461億6930万円で繰越明許費を除いた収支は、11億8860万の黒字であると述べた。

第14回伊賀の手づくり作家展(名張シンクス主催)が2、3日、名張市産業振興センターアスピア(南町)で開催され、アクセサリーや工芸品、書や絵画など65人の作家と2人のゲスト作家(書道家・北橋松愛=太郎氏、切り絵作家・川瀬洋二氏)が特別参加、会場は多くの来場者でにぎわった。また、開催を盛り上げるチンドン屋(富都路一座=伊賀市大山田富永)の町内練り歩き、江州音頭の歌とハヤシ(伊賀青山会=伊賀市青山)やロックコンサート(Ba-seven)が会場前であり、訪れた人たちを楽しませた。

6月2日(土)付

亀井利克名張市長・がれき受け入れで表明

名張市議会全協で激論

亀井利克名張市長は28日、市議会全員協議会で東日本大震災のがれき受け入れについて、伊賀南部環境衛生組合の清掃工場が伊賀市内にあるため、受け入れ検討手順は、伊賀市や伊賀市議会の理解が必要だという考えを示し「伊賀市と伊賀市議会の理解が得られれば、伊賀南部環境衛生組合で受け入れを決め、地元に説明をしたい」と述べた。

名張地区の県立桔梗が丘高校と西高校を統合する問題を「伊賀地域高校再編活性化推進協議会」の結論だとして、名張市、伊賀市で説明会を開催している三重県教育委員会は28日、名張市議会全員協議会でも統合説明を行った。議員からは、「活性化推進協議会は非公開で行われた。議論の過程が分からない」「三重県教育委員会は結論ありきの説明だ」「なぜ突然この問題が出てきたのか」「過去3回の説明会で、市民から出された意見が反映されていない」などの厳しい意見が相次いだ。

5月26日(土)付

教育行政に不信感

近大高専市民公開講座

三重県教育委員会が打ち出した名張市内の2高校の統合を構想する高校再編活性化推進会議の第2回伊賀地域高等学校活性化説明会は19日、名張市役所で行われた。説明会前半は、名張市内の普通科2校を統合する必要性について県教委から説明があった。後半は、会場内から出席者の意見をきいた。意見陳述には中学校現場の教員の発言も多く、突然の統合案に進路指導に困惑する実情が浮き彫りになった。最後に、再編活性化委員である上島和久名張市教育長が一般席から「発言者の意見を尊重してまとめていただきたい。できればもっと早く説明会を開催してほしかった」と発言した。

近畿大学工業高等専門学校で19日、第1回の平成24年度市民公開講座が行われた。参加者は、全体の約9割を男性が占め、同校生徒を中心に約320人。今回のテーマは「民産学官共同研究の事例紹介と今後の名張民産学官連携のあり方」と題し5人の講師が演題に立った。

5月19日(土)付

突然で拙速・桔梗高と西高統合へ

第5期市政一新会議が発足

三重県教育委員会は名張桔梗丘高等学校と名張西高等学校の統合を考える伊賀地域高等学校活性化説明会を15日、名張市役所で開催、約180人の保護者、教職員、市民が参加する中、「平成23年度伊賀地域高等学校再編活性化推進協議会」の議論内容を説明した。その中で、27年度から桔梗高と西高を合併させるという同協議会の構想案を説明後、会場からは「統合は突然であり、拙速すぎる」などの意見が強く出された。県教委は今後、19日の14時から名張市役所で、22日19時から県伊賀庁舎で同様の説明会を行う。

名張市市政一新市民会議の第5期委員が11日、亀井名張市長から委嘱され、会長に帝塚山大学法学部教授中川幾郎氏を再任した。

5月12日(土)付

5億5千万円の損害賠償

もっと知って名張市立病院15周年

名張市の市営斎場用地として同市滝之原の牛舎地を売却し、その移転先に同市滝之原名面多羅の山林を代替地として提供を受けた牛舎地の経営者が、代替地は保安林であり、市が行っていた解除手続きが遅れたため、移転ができず、牛舎地経営による利益金5億5404万円を逸失したとして4月26日、名張市に損害賠償を請求、津地裁伊賀支部に訴訟を提起したことが8日わかった。6月6日午後4時半から第1回口頭弁論が開かれる。

開院15周年を記念して名張市立病院(百合が丘西1番町)が「もっと知って市立病院」を21日開催、同病院や隣接する介護老人保健施設「ゆりの里」、市立看護学校を公開し、多くの市民が訪れた。

4月28日(土)付

道州制と中核都市制度

27年の歳月、全面開通で伊賀が一つにリンク

大阪の橋下市長が代表を務める大阪維新の会の「維新政治塾」が3月21日開講、2000人の受講生が集まった。既存の権力機構、統治機構をリセットするという考えを持つ橋下氏は「統治機構を変えなければ、政治は変わらない。中央政府が持っている権限を地方に移す。中央政府は外交と軍事だけをやり、後のことは道州政府に任せるべきだ」と主張する。自民党は橋下氏が主張する道州制の法案を作るなど、道州制と中核都市構想(合併)は早いといわれている。伊賀地域で道州制を主張している岡本栄氏、田合豪氏に道州制と中核都市について語ってもらった。

伊賀の旧7市町村を一つに結ぶ伊賀コリドールロードが3月22日、全線開通した。コリドールとはフランス語で“回廊”を意味し、伊賀地区を巡る道路で元三重県知事・田川亮三氏が命名。昭和61年に着工、27年の歳月と290億円の事業費をかけ完成。同事業は農林省が主体の「広域農道事業」と「ふるさと農道事業」で、既存の国道、県道、市道などを利用した路線も一体的に利用されている。

4月21日(土)付

ゆめづくり協動事業提案制度創設

名張市消防団入団式

名張市は18日、市役所で地域づくり代表者会議を開催、地域づくり新規事業として「ゆめづくり協働事業提案制度」を創設したことを明らかにした。

名張市消防団の入団式が15日、同市鴻之台1番町の市防災センターで行われた。新入団員は女性を含む38人で31人が出席。団員は総勢482人となった。

4月14日(土)付

伊賀市議会北出氏が初の議長に

名張市議会と商議所が懇談会

伊賀市議会は13日、任期満了に伴う役員選挙を行い、議長に北出忠良議員(爽風会)、副議長に奥邦雄議員(維新、市民クラブ)を選んだ。議長選挙には馬場登代光議員と北出忠良議員の2人、副議長選挙には奥邦雄議員と前田孝也議員が立候補、候補者本人が所信表明演説を行った。候補者への質問と答弁が行われた後、投票に入り、北出議員は初の議長に就任した。副議長は奥議員が当選。

名張市議会議員と名張商工会議所の役員議員は12日、名張産業振興センターアスピアで懇談会を開催、意見の交換を行った。市議会と商議所の懇談会は平成15年1月以来の9年ぶりの開催で市議会側18人、商議所側は執行部役員と常議員、監事、金融理財部会長、青年部会長、女性会会長が出席した。

4月7日(土)付

地域資源で名張を元気に

釜石奇蹟は防災教育

「地域資源を生かして名張を元気にしよう」という会合が25日、名張市役所で開かれた。参加者は、農業、商業、文化、ボランティアなど各界のベテラン市民で、三重大学大学院、生物資源学研究科の長屋祐一准教授を囲んで話し合った。名張市を元気にするためには、名張市の生産物がよく売れ、市外からたくさんの人が訪れてにぎわうことが大切だ。名張にある地域資源を見直して、多くの人に買ってもらい、多くの観光客を誘致するためには、どうすればよいかをそれぞれの立場で意見交換した。

昨年3月11日の東北大震災を受け、名張市の防災講演会「想定外を生き抜く力」が27日開催され、講師の群馬大学大学院教授、広域首都圏防災研究センター長の片田敏孝教授は「釜石市の小学生1927人、中学生999人のうち、14学校の管理下にあった児童生徒は、全員が無事だった。釜石の奇蹟といわれているが、これは、生徒は先入観念を持たず、想定にとらわれず、避難を優先したことによるものだ」と防災教育の大切さを話した。

3月31日(土)付

上野市駅前ビルが完成

災害時の応急対策協定

伊賀市は24日、上野市駅前再開発ビル「ハイトピア伊賀」の竣工式を開き、関係者140人が完成を祝った。また、同ビル3階に入居する上野商工会議所も完成を祝い、式典を行った。

名張市と市内の6福祉法人は30日、鴻之台の防災センターで災害発生時や外国からの武力攻撃を受けた場合、特別な配慮を必要とする避難者を福祉避難所で受け入れる協定を結んだ。また、災害時、応急対応ができるよう、三重県建設労動組合名張支部(杣川支部長)とも締結した。

3月24日(土)付

常勤の医師が6人増

伊賀コリドール完成し開通式

名張市、名張市立病院は21日、記者会見を行い、4月から常勤務医師を31人、5月には32人、9月には33人を確保し、過去最大だった平成14年の常勤医師数28人を上回る医師数が確保できたと発表した。三重大学への寄付講座設置により、常勤医師が増えたことも影響している。増員により、救急、入院への対応は十分となり、伊賀地域の救急負担率50%でも余裕があるとしている。

伊賀地域の旧6市町村を巡る伊賀コリドール(回廊式基幹農道)が完成し22 日、伊賀市大内で伊賀広域農道整備事業推進協議会(伊賀市、名張市)による竣工式が行われ、関係者が開通を祝った。

3月17日(土)付

春を呼ぶ会に授与

法人認可の申請第1号

奈良東大寺二月堂のお水取りに使う松明を寄進している名張市赤目の「伊賀一ノ井松明講」、この行事を支援している市民団体「春を呼ぶ会」がユネスコ未来遺産に登録され10日、登録証授与式が同市赤目公民館であり、東大寺元管長の橋本聖圓長老はじめ、亀井名張市長、市議、県議、地元地域づくり協議会長、区長、近大高専教員ら多くの来賓や地元関係者、市民が参加した。

名張市の美旗まちづくり協議会は法人化を決め9日、室谷芳彦会長が名張市を訪れ、地縁法人設立認可の申請を行った。地縁法人は名張市長が認可した後、法務局に登記申請を行う。区や自治会の法人化はすでに行われているが、地域づくり組織としては第1号となる。

3月10日(土)付

地域のビジョン発表会

統合計画案浮上

名張市内にある15の地域づくり組織(まちづくり協議会)が3日、鴻之台の防災センター研修室で一堂に会し、それぞれの地域ビジョンを発表した。各組織は「自分たちの町は自分たちの手で作ろう」を合言葉に、15地域がそれぞれの特性を生かし、地域の将来について思考と議論を重ねた内容が示された。同時に名張市も市内15地域の将来計画である地域ビジョンの実現には財政的な支援が必要であると判断、地域づくりの予算を25年度から計上する。発表は名張地区を皮切りに、15地区の代表者がスライドなどを使って説明した。

三重県教育委員会が名張市にある県立名張桔梗丘高校と名張西高の統合を27年度をめどに計画していることが8日、明らかになった。同日、名張市議会終了後、亀井市長が全議員を前に、「上島教育長は12日の本会議に出席できないため、議会の了承を得たい。理由は同日、県教育委員会で高校の統廃合に関する会議があるためだ」と説明。

3月3日(土)付

空き室は6区画

名張市長が激励

伊賀市は28日、市議会全員懇談会で、同市丸之内に建設中の上野市駅前再開発ビル「ハイトピア伊賀」は、3月24日竣工式を行う予定だと発表した。が、1、2階の商業スペースで現在入居が決まっているのは、16区画のうち10区画であることが分かった。

平成23年度に名張市から自衛隊に入隊する予定者の激励会が24日、名張市役所で亀井名張市長や自衛隊、自衛隊協力団体の役員ら7人が出席して行われた。

2月25日(土)付

過去最大の予算規模に

全国初の発達支援センター

名張市は23日の定例記者会見で、平成24年度一般会計の当初予算総額は前年比を5.3%上回る260億5700万円で過去最大の予算規模であると発表した。

名張市は17日、市議会全員協議会で名張市総合教育センター、同子ども発達支援センターを同市百合丘西5番町の民間会社の研修所を買収、改修後の25年4月オープンを目指す計画案を発表した。

2月18日(土)付

建築文化考える会・庁舎設計に意見書

シュミレーション訓練・三重県のドクターヘリ

伊賀の建築文化を考える会(滝井利彰代表、一級建築士10人で構成)は13日、伊賀市が示した丸之内に建設を予定している市庁舎基本設計案に対し、意見書を提出した。同会は現庁舎をはじめとする坂倉準三氏の設計作品群を保存することを求めて結成した団体で、今回、伊賀市が新庁舎建設に当たり基本設計案を発表し、市民に意見を求めていることから、専門家の立場からあえて意見を提出した。

三重県ドクターヘリが16日、シュミレーション訓練を名張市立病院で行い、名張市立病院スタッフと名張消防本部救急隊が参加した。

2月11日(土)付

名張市が空き家管理条例案

市民の意見を反映

名張市は7日、教育民生常任委員会で3月議会に空き家管理条例案を提案する方針を説明した。同条例案は、名張市内で空き家が増え、庭木や雑草が茂り、生活環境が悪化、景観を損ねているほか、害虫の発生や廃棄物の投棄など、健康被害や火災、犯罪の発生もあることから、関係地区の社会問題になり、一定の歯止めを打つのが狙い。

伊賀市は計画を進めている新庁舎の基本設計に市民の意見を取り入れる「市民との協働検討会」を5日、ゆめが丘のゆめぽりすセンターで開催した。市は市民の意見を設計に反映したいとしている。

2月4日(土)付

名張市地域組織代表が市長らと懇談会

三重大が名張研究・基調講演で成果を発表

名張市地域づくり組織(まちづくり)代表者会議=井川敏雄会長=の新春懇談会が30日、名張市役所で開かれ、地域づくり組織代表者15人と亀井利克市長、福田博行議長、島孝彦名張警察署長が出席した。亀井市長はあいさつの中で「名張市はカイショウがないが、地域づくり組織の活動は日本一だ。地域主権制度の法案を検討している総務省の審議官が『名張市の制度を参考にしたい』ということで問い合わせがあった。国が認めた初の地域活動だ」と話した。続いてあいさつに立った福田議長は「他の自治体から名張市へ来る視察団は、公民館の指定管理制度と地域づくりの勉強が目的だ。名張市の地域づくり組織は、日本一というのは過言ではない。これは、皆さん方の努力の結果だ」と地域づくり関係者の活躍を称賛した。

三重大学大学院人文社会科学研究科は「三重の文化と社会」をテーマとした研究成果の発表会を28日、名張市役所で行った。名張を研究場所に選んだ成果を地域振興やまちづくりに生かしてもらおうと企画、第1部が豊福裕二教授による基調講演「名張市の経済と社会」、第2部は山中章教授が「名張市の歴史と文化」について古代王権と名張の研究成果を発表した。

1月28日(土)付

三重県と伊賀地域の医療体制

伊賀市議会追加工事代金1億円承認

伊賀地域の医療体制、特に救急医療について危機が叫ばれて久しい。さる1月15日、鈴木英敬三重県知事と亀井利克名張市長が公開で政策課題を議論する対談があった。名張市が選んだテーマは伊賀地域の医療問題だった。地域の医療問題とは医師不足の問題である。知事と名張市長の1対1の対談からみえる伊賀地域の医療を検証した。

伊賀市は26日、臨時議会を開き、注目の上野市駅前再開発ビルの追加工事代金9975万円を含む工事請負契約変更案を賛成15、反対11で可決した。この議案は昨年6月議会で継続審査とされ、9月議会で否決された。否決の理由は、問題の埋蔵物が発現したのは昨年3月3日であり、当時、議会は開会されていたが、議会報告はなく、産業廃棄物として業者に処理を指示しその後、契約を締結し処分終了後、6月議会に工事変更議案として提案したことで議会軽視だという声が多かった。12月議会では提案が見送られていた。

1月21日(土)付

鈴木知事と亀井市長が対談

なぜ氏名を公表しない

鈴木英敬三重県知事と亀井利克名張市長の対談が15日、名張市蔵持里の武道交流館いききで行われ、伊賀地域の医療体制をテーマに語り合った。亀井市長は冒頭、伊賀地域の医療体制を説明、外科、産婦人科、内科などリスクの高い診療科目に医師が不足している現状を指摘した。鈴木知事は、医師への無料職業紹介や医学生への修学資金貸与制度など、医師確保に向けた県の取り組みを説明した。

名張市は1月4日、市職員が市立看護学校の入学金や授業料約1000万円を横領したと発表、本人を懲戒免職処分とし、刑事告訴を行う方針を明らかにした。しかし、本人の名前は公表しなかった。記者会見では記者から刑事告訴をする職員の氏名を明らかにするよう求められたが、市は規則により公表できないと拒否し、氏名は報道されなかった。

1月14日(土)付

教育環境の向上目指しセンター構想を提言

消防の出初式

名張市教育センター構想策定検討委員会(委員長・梶原久代前県立名張高校長)は12日、名張市防災センターで会議を開き、7回に及ぶ討議の結果をセンター構想としてまとめ18日、亀井利克市長に提言書を提出する。

名張市消防本部、名張市消防団の出初式が7日、同市夏見の体育館で行われ、消防士や各地の消防団員が参加、防火への決意を新たにした。

1月1日(祝)付

ユネスコ未来遺産に春を呼ぶ会

伊賀市長と調査で面談

社団法人日本ユネスコ協会連盟は26日、名張市の春を呼ぶ会(福本進治代表)を「ユネスコ未来遺産」に指定したと発表した。日本ユネスコ協会の推薦に、名張ユネスコ協会(辻本進会長)と三重県ユネスコ協会連絡協議会(谷岡経津子理事長)が当たった。
地震について文献に基づく調査を行った結果、「伊賀市上野丸之内地区は三重県下で唯一の再液状化地区で、過去に2度液状化現象を起こしている」事実をつきとめた伊賀市民オンブズマンは、内保博仁伊賀市長に、市役所周辺道路を含めた地域を専門家による調査を申し入れていたが12月26日、内保市長と面談した。冒頭、調査結果を質問したオンブズマンだが、内保市長は「庁舎の耐震化については設計事務所に指示した」と答えるだけで、周辺道路の液状化については、まったく触れなかった。