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2013年度 バックナンバー


12月14日(土)付

一般質問に9議員が登壇

飲酒運転根絶

名張市議会一般質問は9日から11日までの3日間、9人の議員が登壇。市政の各般について質問を行った。初日の9日は細矢一宏議員、森岡秀之議員、永岡禎議員が登壇。細矢議員は高齢化に向けた政策整備、学校の防災対策。森岡議員は総合防災訓練の検証、総合型スポーツクラブの再構築、蔵持地域の道路問題について質問した。

 
三重県下で今年、交通事故で死亡した人が88人、名張署管内でも3人になった。忘年会シーズンを迎え、酒を飲んだ人に運転させず、酒を飲まない人が運転するハンドルキーパー運動をすすめている名張署は11日、モデル事業所に八幡工業団地のボルグワーナー社を選び、名張安全協会代表が委嘱状を手渡した。

12月7日(土)付

賛否両論 意見白熱

食と芸術の秋に17万人

伊賀市青山地区で計画中の川上ダムの水を伊賀市の上水道として求めるかどうかについての説明会が30日、ハイトピア伊賀であった。市民からは賛否両論があり、岡本栄市長は「市議のみなさんに市民の意見を汲んでもらい、12月定例市議会で討議し、集約した結果を私が国や県に伝える」と述べた。

 
B1グルメ、三重の魅力・名張元気フェア、隠街道市。秋空の下、名張市で開催した一大イベントは多くの入場者でにぎわいをみせた。同実行委員会の主催者発表によると、入場者数は、ご当地会場9万人、元気フェア会場43000人、隠街道市37000人で延べ17万人が来場。ボランティアスタッフは2日間で1200人が動員、名張での「お・も・て・な・し」を行った。同委員会では、「交通トラブルなど特に事故はなく、秋晴れにも恵まれ、大盛況」と分析。特に、ごみ清掃など“陰”の働きが大会を支え、「名張市はこれほどまでボランティアが充実していたとは思わなかった」とうれしい悲鳴をあげる関係者もあった。

11月30日(土)付

亀井名張市長進退には言及せず

姉妹提携協定を延長

就任以来、3期12年目を来年4月に任期満了する名張市の亀井利克市長は27日、定例記者会見で「12月議会で4期目へ挑戦するのかどうかの質問があった場合、どのように答えるのか」との質問に対し「進退については答えない。1月7日の後援会の新年の集いで明らかにしたい」と答えた。

 
名張ユネスコ協会のフェステイバルが23日、桔梗が丘公民館であり、日韓の学生絵画展が開かれ、絵画応募の学生が表彰された。また、ユネスコ教室が開かれユネスコについて学んだ。絵画展では日韓双方の学生が作品50点を出展、合計100点が展示された。

11月23日(土)付

伊賀市水道部が調査結果報告

名張市が都市計画を全面見直し

川上ダムの水を上水道に利用する利水問題で伊賀市水道部は20日、市議会全員協議会で利水63億円、撤退161億円が必要だとする説明を行った。伊賀市水道の水源は、市水道部が「川上ダムがないと水不足」という調査結果をまとめ、岡本栄市長に報告、市長は「年内にも結論を出す」意向を示しているが、前途は多難。そこで浮上したのが名張市の水道水利権。両市との連携で水問題は解決可能とする考えは、三方両得の話となるはずだが…、検証してみた。

 
名張市はこのほど、都市計画の全面的な見直しを行い、12日の市議会産業建設委員会、19日の全員協議会で都市計画路線の一部廃止、特定用途制限地域の説明を行った。今後、26年1月12日の広報なばりに掲載し、同13日から地域づくり協議会などへ説明を行う予定。その後、40日間、意見を受け付ける。5月中旬に産業建設委員会に報告する予定。

11月16日(土)付

名張10万人まちづくり・「わ」が設立総会

伊賀市合併には後悔

「名張10万人まちづくり『わ』」の設立総会は13日、名張産業支援センターアスピアで行われ、来賓として、亀井利克市長(前田副市長代理出席)、石井政市議会議長、名張観光大使で落語家の桂三弥さん、同ミュージシャンの竹田京右さんが出席した。

 
開かれた議会を目指して、市議会と市民が市政全般にわたり、自由に情報や意見を交換する伊賀市議会の報告会は、第6班が8日、壬生野地区市民センターで開催し、北出忠良班長、福田香織、中井光一、森岡昭二議員が出席した。24年度の決算報告の認定と25年度の補正予算を説明。消防本部建設用地の取得などが報告された。その後、質疑応答があり、市庁舎問題など多岐にわたり質問があった。

11月9日(土)付

岡本市長が国交省へ要望

東京浅草で伊賀市がイベント

伊賀市の岡本栄市長は5日、記者会見を行い、9月の台風18号の復旧対策について6日、国土交通省を訪れ、事務次官や関係者に伊賀市の治水対策を要望する内容を説明した。「9月の台風18号で被害を受けた堤防を兼ねている国道422号の早期復旧や三田地区の浸水対策などを提言したい」としてる。

 
伊賀市は10月25日から27日の3日間、東京都台東区で岡本栄市長らが出席し、伊賀の名産、伊賀米や伊賀牛などを紹介するイベントを行った。25日は台東区区民会館で台東区関係者、東京商工会議所台東支部役員、浅草観光連盟、上野観光連盟、浅草商店街関係者を招待し、交流会と試食会を行った。伊賀市からは三重県、上野商議所、観光協会、JA伊賀北部、菜の花プロジェクト、大山田農林公社、伊賀市議長、岡本市長らが参加した。

11月2日(土)付

コスト安い名張水道・水質良好な伊賀水道

B1グルメ名張へ

伊賀市と名張市の水道事業の事業報告、決算報告が両市の9月議会に提出、それぞれ承認された。では、その事業内容や決算内容はどうなっているのか。両市を対比すると、水道原価は名張市の方が安く、財務内容も健全。一方、伊賀市水道は原水の水質が良いが、事業は借入金が多く、過去の累積赤字も多いことが分かった。事業報告、決算報告にもとずき概要を見てみたい。

 
11月30日と12月1日の2日間、名張市の朝日公園(朝日町)で開かれる食のイベント「圏際、食彩、文化祭〜ご当地グルメでまちおこしin名張」(実行委員会主催)に参加するご当地グルメの団体が決まり、同実行委員会はこのほど発表した。

10月26日(土)付

防げ 消費者トラブル

エネルギー問題を考える・近大高専 公開講座

名張市は21日、名張市消防本部防災センター(鴻之台1)で消費者被害防止ネットワークを立ち上げるキックオフ大会を開催した。お年寄りなどが悪質なセールスや勧誘の被害に遭わないようにするのが目的で、行政や警察、地域づくり、消費者団体13団体が連携する。国の資金を使って調査や啓発に取り組む「市消費生活者被害防止ネットワーク・プロジェクト」の一環。県内では初めての試みで、消費者庁の河津司消費生活審議官、三重県警察本部の前川善英犯罪抑止対策室長、三重県環境生活部の別所志津子井三重県消費生活監らも出席した。

 
近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)の公開講座「エネルギーを考える」は19日、同高専で開催され、「次世代バイオ固形燃料・バイオコークス」について、近畿大学の井田民雄准教授が講演、また、「シェールガスで変わる日本のエネルギー事情」について、大阪ガスエネルギー技術部顧問の久米辰雄氏が、最新のエネルギー事情を紹介、日本のエネルギーに明るい展望があることを紹介した。

10月19日(土)付

芭蕉像の出展断念

札郷土史家・松鹿昭二氏が講演

伊賀市議会は16日、全員協議会を開き、来年2月の「さっぽろ雪まつり」に松尾芭蕉の雪像を出展する予算の執行凍結を求めた9月議会での付帯決議を解除するかどうかの採決を行い、結果、賛成少数(10人)で同議案は否決された。岡本栄市長は「議会の理解が得られず残念だが中止する」と話した。

 
名張市新町の「やなせ宿」で5日、やなせ宿郷土史講話会が行われ、郷土史家・松鹿昭二さんが江戸時代の伊勢街道(初瀬街道)について、スライドを使いながら講話した。

10月12日(土)付

石井氏を議長に選出

札幌雪まつり参加

申し合わせの任期満了に伴う名張市議会の役員選挙が7日行われ、議長選挙には石井政(3期、公明党)、山下松一(7期、清風クラブ)、橋本マサ子議員(5期、共産党)ら3人が立候補し、石井議員が議長に当選した。また、副議長には豊岡千代子議員(1期、心風会)が選ばれた。監査委員には幸松孝太郎議員(1期、みらい)が選任された。

 
伊賀市の岡本栄市長は7日、定例記者会見を行い、東京上野公園で「忍者フェスタIN上野恩賜公園」と銘打った12月7、8日両日の催しで、忍者衣装300着を用意した忍者変身処(どころ)や手裏剣打ちが体験できる「体験道場」を設置することを明らかにした。また、岡本市長は札幌雪まつりに「芭蕉雪像」を出品する問題について、現在、開催している総合計画と市庁舎整備意見交換会で、住民の声を聞き、結論を出す方針を示した。これまで出された各会場の意見について、岡本市長は「議会は予算の執行を凍結する付帯決議をしているが、地域では、前向きにやれという声もあり、出展の申込期限の16日には間に合わせたい」と話した。

10月5日(土)付

名張市立病院と名賀医師会が連携

ほっとまち茶房ききょう開店

名賀医師会(矢倉政則会長)と名張市立病院(伊藤宏雄院長)は25日、提携している在宅患者の急変時には、開業医の要請で、市立病院で24時間365日受け入れる「在宅医療救急システム」を10月から発足させると発表した。

 
名張市の桔梗が丘公民館に2日、同地区のコミュニティーが経営する「ほっとまち茶房ききょう」が誕生した。地域住民がふれあい交流の場として気軽に立ち寄れるサロンが目的。

9月28日(土)付

前名張市議田合氏出馬表明

名張市総合防災訓練1万5千人が参加

前名張市議会議員の田合豪氏(49)は20日、伊勢市役所で記者会見し、任期満了(11月14日)に伴う伊勢市長選挙(10月20日告示、同27日投票)への出馬を表明した。現職の鈴木健一氏はすでに出馬表明、24日には市議の長田朗氏が出馬表明をしている。地元では現職独走とみられていたが、告示1か月を前にして、田合氏と長田氏の突然の出馬表明で三つ巴選挙が行われることになり、波紋が広まりそうだ。

 
名張市は22日、災害発生時の応急対策を検証し、市民の防災意識の高揚と習熟を目的に総合防災訓練を行った。訓練は南海トラフを震源とする巨大地震が発生、震度6を観測し、家屋の倒壊や死傷者があったと想定。また、三重県の沿岸部では強い揺れや津波があり、県外からの支援は沿岸部に集中し、名張市への支援は見込めない。さらに、市外から重症者の受け入れを要請されているという設定で行い、名張市と市内15地域のまちづくり組織が主催、国土交通省、三重県や名張警察も参加した。市民14608人、関係機関院561人が参加した。

9月21日(土)付

市政全般にわたり一般質問

伊賀市の3国道通行止め

名張市議会一般質問は10日から12日まで3日間行われ、9人の議員が登壇。市政各般にわたっての質疑があり、初日の10日は富田真由美、福田博行、豊岡千代子議員が質問を行った。富田議員は、民生児童委員の支援、学校のいじめ問題と読書習慣、福田議員は、名張市の産業、観光の振興と市立病院の充実と拡大について、豊岡議員は、保育問題、教育問題について質問した。

 
15、16日の台風18号は全国各地に被害をもたらしたが、伊賀地区では山間部に500ミリ前後の降雨があり、道路の決壊なども報道された。木津川水系では、柘植、高尾で500ミリ台、名張川上流でも神末で500ミリを記録している。被害は伊賀市内に多く、名張市内では少なかった。

9月14日(土)付

4案併記の中間案を答申

近大高専 市民公開講座で両氏熱弁

伊賀市庁舎の整備問題を検討している伊賀市庁舎整備検討委員会(会長=松山明中部大学准教授)は10日、4案を併記した中間案を岡本栄市長に答申した。松山明会長は、「今後、市が開催する市民への説明会の結果を踏まえて年内に答申をまとめたい」と話した。4案は1南庁舎を改修し不足分を建築2現在地で全面建て替え3県庁舎の隣に新築4県立ゆめドームの隣接地に新築するというもの。

 
近畿大学工業高等専門学校(神野稔校長 名張市春日丘)で7日、25年度第5回市民公開講座(名張市、名張市教育委員会、名張商工会議所後援)があり、鈴木英敬三重県知事、亀井利克名張市長が講演。鈴木知事は「千客万来!安全安心!三重県政のさらなる飛躍を目指して」と題し、県政を語った。亀井市長は「社会保障の現状と地域医療について」話し、約300人が聴講した。

9月7日(土)付

富永前市長に賠償命令

岡本市長が9月議会で所信表明

斎場予定地の購入に関し名張市に損害を与えたとして、名張市の亀井利克市長が富永英輔前市長を相手に、2億4941万円の損害賠償を求めた訴訟で、津地裁(戸田彰子裁判長)は5日、被告人・富永元市長に対して、損害金1億7785万1342円と1億5720万円に対する利息年5%を平成23年4月29日から支払うよう命じる判決があった。裁判に要した費用は10分の7を被告、10分の3を原告が負担するよう命じた。

 
岡本栄伊賀市長は2日、9月定例会の冒頭、所信表明を行い、今後の市政の各分野について具体的な方針を丁寧に説明した。主なテーマは市庁舎問題、医療と健康、伊賀の食材のPR,生活環境整備と防災対策、いじめをなくす教育、生涯教育の充実、地場産業の活性化で、リニア新幹線誘致や三重畿央への首都機能移転構想も語った。

8月31日(土)付

名張市立病院 災害拠点病院に指定

熱っぽく「金メダルへの道のり」

三重県は27日、名張市百合が丘の名張市立病院を災害拠点病院に指定した。災害時、重症者の救急救命医療を行う病院で県下で13か所目になる。
三重県の災害拠点病院に指定されている病院は伊勢湾沿岸地域に多く、大規模津波の場合、浸水を免れるのは、いなべ病院、伊賀市立上野市民病院の2病院だったが、今回、名張市立病院が指定された。

 
昨年のロンドン五輪男子柔道60キロ級で銀メダルを獲得した平岡拓晃(ひろあき)選手(28、了徳寺学園職員)の講演会が27日、名張市春日丘の近畿大学工業高等専門学校で開かれ、同校の学生や一般市民ら約250人が参加、平岡選手が柔道着姿で語る「銀メダルへの道のり」に耳を傾けた。

8月24日(土)付

上野商高跡地を購入

明治の飛躍に寄与した徳川家康の政策

伊賀市は21日、市議会全員協議会で緑ケ丘東町の旧県立上野商業高校跡地を買い取り、伊賀市消防本部や中消防署を移転する方針を示した。また、一部の校舎や体育館はそのまま残し、情報経済科建物を改修、東部地区市民センターとして利用するなどの案を公表した。

 
明治以降、急速に近代国家として胎動、世界を驚かせた日本。しかし、この土台は江戸時代にあり、江戸時代に培った制度と教育、社会制度、民族性が明治の文明開化に華を咲かせたといえる。つまり、徳川家康がつくった江戸時代の日本が礎石だが、その認識を持つ人は少ない。在野の家康研究家である川崎記孝氏(伊賀市阿山)や作家の井沢淳氏は家康の政策を評価しているが、歴史学者や既存の専門家は家康を評価していない。また、徳川家康の鎖国政策を正しかったとする歴史家も少ないが、実は多大な功績を残していた。参加者により梵鐘が打たれ、これに合わせ、市内の寺院、教会で68打の鐘が鳴らされた。

8月10日(土)付

産み育てるにやさしいなばり

住民目線で治水対策

鈴木英敬知事は3日、名張市を訪れ、亀井利克市長と同市蔵持町の市武道交流館で1対1の対談を行い、約250人の市民が出席した。テーマは「産み育てるにやさしいまちなばり」で、主に少子化対策を話し合った。席上、亀井市長は、「24時間、365 日、対応できる小児救急医療センターを、名張市立病院へ年内に開設したい。県の支援を」と訴えた。鈴木知事は「中勢、伊賀医療圏内には国立三重医療病院に小児医療センターがあるが、伊賀地区は特殊性がある。支援策や費用など具体的に検討協議したい」と答えた。

 
滋賀県の嘉田由紀子知事は4日、岡本栄伊賀市長の招きで、伊賀市駅前のハイトピア伊賀で「住民目線から見た治水対策」と題した講演を行った。環境専門家、行政のトップとしての立場から、新しい治水対策を説明し、400人の市民は熱心に聴講した

8月3日(土)付

伊賀市役所立地に不適当な市有地

今年も美旗メロン品評会

伊賀市は市庁舎位置について市民のアンケートを募集、市役所整備検討委員会に候補地として、市有地を示した。その中に現庁舎の場所と平野区画整理地区の市有地があるが、現庁舎のある丸之内地区、城北の平野市有地は防災上、適当でないという議論が浮上している。丸之内は伊賀上野市民オンブズマンが平成23年、調査の上、不適当と判断、当時の内保伊賀市長に調査を申し出ている。また、平野の市有地および周辺は、伊勢湾台風時には冠水した土地で、昔から服部川、平野川の氾濫原とされている。伊賀市の防災ハザードマップでは0.5メートル、最寄りの消防本部は1メートルの浸水と予想している。岡本栄市長は年内に庁舎問題に結論を出すとしているが、あらためて市有地候補について考えたい。

 
JA伊賀南部美旗メロン部会(山崎晃路部会長)は25日、品評会を行い、審査の結果、市長賞に松本勝世さん、組合長賞に山崎敏子さんが入選した。また、ニューフォスター優秀賞には松本ミチコさん、技能賞に若林良雄さん、努力賞に岡山浩司さんが選ばれた。

7月27日(土)付

伊賀も自民が圧勝

使用料を有料化へ

第23回参議院選挙は21日、投開票され、自民党は改選前の34議席からほぼ倍増し、65議席を確保した。民主王国といわれた三重県も自民新人の吉川有美さん(39)が民主現職の高橋千秋さん(56)の4選を阻んで初当選を果たした。

 
伊賀南部環境衛生組合は、伊賀市奥鹿野にあるごみ焼却施設「伊賀南部クリーンセンター」にある浴場を有料化することを22日、組合議会で決めた。料金は中学生以上100円、小学生以下は50円とした。

7月20日(土)付

鈴木知事と岡本市長が対談

嘉田滋賀県知事治水政策で講演

三重県の鈴木英敬知事と伊賀市の岡本栄市長は14日、三重県伊賀庁舎で1対1≠フ対談を行った。テーマは県と市のコラボレーション(協働)で、観光振興、芭蕉生誕370周年関連事業、農産物のブランド化、森と緑の県民税の市町交付金使途、大規模災害に備えた上野総合市民病院の強化について話し合った。

 
伊賀市は8月4日午後2時から4時まで、ハイトピア伊賀で滋賀県の嘉田由紀子知事を迎え、講演会を開催する。テーマは住民目線からみる治水政策〜生活環境主義でいこう〜。定員約250人。

7月13日(土)付

亀井利克名張市長講演

善意銀行へ寄付

名張市長・亀井利克氏は2日、津市で行われた元三重県議の会研修会で「社会保障制度と自治体の対応」について講演した。元三重県議の会では首長、首長経験者が19人、その中で現職の首長が8人入会しており、定期的に勉強会や意見交換会を行っている。亀井氏は現在、三重県保険組合連合会長を務めている。また、名張市立病院設置者として、三重大学医学部で社会福祉についての講演を毎年行っている。今回の講演内容は次の通り。

 
三重県宅地建物取引業協会名張支部青年婦人部は5日、名張市の亀井利克市長を訪ね、名張市善意銀行へ十万円を寄付した。

7月6日(土)付

名張商議所中小企業の経営支援を

関宿を世界遺産に

名張商工会議所(川口佳秀会頭)は1日、中小企業への行政の支援を求める「地域成長実現のための要望書」を市と市議会に提出した。要望書は平成23年、24年度に名張市の全会員にアンケートを実施、これをもとに会議所で意見をまとめたもので、中小企業の経営支援強化や起業を後押しする施策の充実を求めている。国や県でないと解決できない要望も、会員からの意見として紹介され、名張市の支援を求めている。続いて行われた懇談会では、名張市の工事や物品の発注を地元企業に優先するよう要望が出された。亀井市長は「それぞれの所管でできるだけのことをしたい」と述べた。

 
富士山がユネスコ(国際連合教育文化機関)の世界文化遺産に登録され、連日にぎわいを見せている。また、名張市の「春を呼ぶ会」(奈良東大寺二月堂お水取り行事に使う松明を寄進する「伊賀一ノ井松明講」を支援する会)が日本ユネスコ協会連盟の未来遺産に指定され、同協会から支援を得ることになった。そんな中、昨年、亀山市に誕生したユネスコ協会が、同市の有名な史跡「関宿」を、世界遺産に登録できればという願いから30日、名張と松阪のユネスコ協会を招き、関宿見学と関宿についての勉強会を行った。

6月29日(土)付

来年3月統廃合を議決

名張市が総合防災訓練

名張市議会は6月定例会最終日の26日、錦生小を赤目小学校へ、滝之原小を比奈知小学校へ、国津小をつつじが丘小学校へ統合する条例案を賛成12、反対7の賛成多数で可決した。錦生小の赤目小への統合、滝之原小の比奈知小への統合については地域も保護者も最終的には、やむお得ない意向だったが、地元の生徒が就学していない国津小については、特認校教育を評価している保護者を中心に存続を希望する意見が強かったが、これにより26年3月で3校の統廃合が決定した。

 
名張市は9月22日の午前中、巨大地震を想定した防災訓練を実施する。災害対策本部を名張市防災センターに置き、各地区公民館、市民センターに避難所を開設。避難地運営訓練を鴻之台3号公園で行い、災害拠点病院活動訓練を名張市立病院で行う。

6月22日(土)付

職員給与5.6%削減

3小学校統合名張市議会承認か

名張市は18日、市議会全員協議会で市職員給与を平均5・6%削減する方針を示した。国が災害復旧の財源をねん出するため、国家公務員の給与をカットしたのを受け、財務省が地方自治体の職員の給与カットを求めていたもの。名張市は平成14年、財政非常事態宣言を行い、市長などの特別職、職員の給与を暫定的に削減していたが、現在は目的を達したとして職員給与は旧に復していたが、今回、国の圧力で削減をせざるを得なくなった。

 
名張市教育委員会は名張市内の錦生、滝之原、国津小学校の統廃合をめざし準備をしていたが、錦生小、滝之原小の統合については議会に異論はなかったが。国津小については議会に異論があった。

6月15日(土)付

市政再生計画を発表

病診連携で命拾い

伊賀市の岡本栄伊賀市長は6日、伊賀市6月定例議会の開会にあたり、所信表明を行い、市政再生計画と名づけた新しい総合計画を作成していることを報告した。また、市庁舎整備、芭蕉記念館の建設については現在、市長の諮問機関・市庁舎整備計画検討委員会で検討中であることも明らかにした。川上ダムの利水問題については、川上ダム検証・検討委員会の上申書内容を近いうちに市民に説明、検討委員会から指摘があった伊賀市の水道計画は見直しているなど、具体的な方針を示した。

 
医師不足が叫ばれている中、開業以来、最多の38人の医師が勤務する名張市立病院(名張市百合が丘、伊藤宏雄院長)。内科医は13人、伊賀地域の救急医療の5割を担い、評判も上々だ。最新医療で尊い命を取り留めた臨床事例も多い。名張市立病院に緊急入院し、回復した名張市在住のAさんもその一人。かかりつけの開業医が緊急事態と判断。名張市立病院へ紹介、緊急入院し、手術した結果、見事成功。いまではすっかり回復したAさんの実話を聞いた。

6月8日(土)付

亀井利克名張市長が三重大医学部で講義

4千人が美化・名張クリーン大作戦

亀井利克名張市長は5月24日、津市の三重大学医学部で医学科1年生125人を対象に、社会保障と医療、地域医療について、病院の設置者と医療保険の保険者という二つの立場から講義を行った

 
名張市内の一斉美化を目指した、名張クリーン大作戦2013は1、2日、名張川河川敷を中心に市内各地域で行われ、40地域と団体、計4282人が参加した

6月1日(土)付

新たに整備計画策定

大規模な防災訓練

伊賀市丸之内の市庁舎南庁舎の保存活用を審議する岡本栄市長の諮問機関「市庁舎整備計画検討委員会」の初会合が28日、南庁舎で開かれ、新たな計画策定がスタートした。席上、市は南庁舎の活用について市民の意見を集めるためのアンケート調査を実施することを明らかにした。

 
三重県は6日、伊賀市四十九町(旧県立上野農業高校跡地)で伊賀広域防災拠点の開設式と災害救援訓練を行った。M9の南海トラフ地震が起き、沿岸部を中心に大きな被害があったと想定した訓練で、他県、他機関からの応援を受け入れる後方支援基地として同拠点が活用された。防災ヘリは8機、自衛隊、海上保安庁、奈良県、滋賀県など22機関が参加した。

5月25日(土)付

26年度末で統合

名張スポ少が50周年

名張市教育委員会は16日、市議会教育民政常任委員会で市内の滝之原小学校を比奈知小学校へ、国津小学校をつつじが丘小学校へ、錦生小学校を赤目小学校へ、26年度末までに統合する予定で、6月議会に小学校設置条例案を提案すると発表した。27日の全員協議会でも説明が行われる。議員からは国津小学校の廃止について異論があり、教育委員会は全員協議会で補足説明を行うと答えた。

 
名張市スポーツ少年団(梶田淑子本部長)は、このほど創立50周年を迎え、18日、アドバンスコープADSホールで記念事業を催した。

5月18日(土)付

新校舎は名張西高校

間伐材の出荷を促進

名張市議会は9日、全員協議会を開催、伊賀地域高校活性化の具体策について三重県教育委員会から、「統合は平成28年度に行い、新高校の校舎は、教室数や施設面から名張西高が望ましい」との説明を受けた。県教育委は「もう少し時間をかけて協議すべきだとの意見があったが、学校が小規模になると多様な選択科目の開設や部活動が困難になる。できるだけ早い時期にすべきだ」「統合の話が出てから長く放置するのは、生徒や進学者に不安を与える」など、早期統廃合の考えが強く、統合年度を28年度としたと説明。

 
伊賀市は林業振興のため、市場に出荷した間伐材に補助金を出す新制度を創設、16日には三重県伊賀庁舎で関係者を集め、説明会を開催した。従来の制度では、間伐に対する補助制度で、間伐材は切ったまま現地に放置され、災害の原因にもなっている。新制度では、木材市場に出荷した間伐材に対し補助金を出すもので、間伐材の搬出を促進する効果がある。

5月11日(土)付

名張市立病院に光

仏教系譜と伊賀の宗派

最近、地方病院は医師不足が常態化し悩んでいる。医師の研修制度が変わり、医大の学生は研修先を自由に選べるようになった。結果、研修医は大都会の有名病院、有名医師のいる病院、臨床例の多い病院を志向、地方病院には医師が集まらなくなった。そんな中、名張市立病院は開院以来、最高の医師数を確保、医師数は38人、うち内科医が13人という陣容で、伊賀の救急医療の約5割を担い、頑張りをみせている。そこには、名張市長を中心としたトップセールスや、職員の努力、また、最新の医療器具の導入など、経営努力を忘れてはならない。関係者の話をもとに、医師不足の中、健闘≠続ける名張市立病院を取材した。

 
伊賀地域には真言宗、天台宗、浄土宗,浄土真宗、日蓮宗などの各宗の寺院が点在。特に真言宗の寺院が目立つ。伊勢には浄土真宗、曹洞宗の寺院が多い。そこで、仏教の系譜を整理し、それぞれのルーツを調べた。諸説があることから、文部省検定の歴史教科書を参考にした。

4月27日(土)付

企業進出阻む時代おくれの政策

有栖川有栖氏が講演

名張市、旧上野市は都市計画制度を採用、建築物の種類を決める用途地域を指定、指定していない部分を「無指定地域」としている。無指定地域は建物の制限がない。名張市の無指定地域には、多くの住宅団地や小工場が進出した。旧上野市も、名阪国道沿いに、多くの企業が進出した。ところが、現在の両市は土地規制を強化して開発を抑制していることがわかった。名張市は都市マスタープランで、伊賀市は旧上野市の「線引きによる調整区域」で開発を抑制、さらに、従来の町村地区にこれを押し付けようとしている。最近、国の方針が変わり、線引きは自治体の判断で取りやめることこができ、現に、線引き制度を返上した自治体もあり、名張市、伊賀市の土地政策は時代遅れであるとささやかれ始めた。

 
名張ロータリークラブ(川地清広会長)は20日、名張産業振興センターで人気ミステリー作家・有栖川有栖さんを招いた講演会を開催し、名張生まれの江戸川乱歩をテーマにした創立50周年記念事業の最後を飾った。

4月20日(土)付

議長に空森氏選出

名張からの入学者を

伊賀市議会は15日、臨時議会を開催し、改選後初めての議会役員選挙を行い、議長に空森栄幸議員(無所属、4期)、副議長に中谷一彦議員(公明、2期)、議会推薦の監査委員に中井洸一議員(無所属、2期)を選任した。

 
名張市議会と近畿大学工業高等専門学校は13日、市議会特別委員会室で懇談会を開催、市議会議長や議会の各委員長が近大高専の幹部と近大高専の支援について語り合った。また、亀井市長や前田副市長も出席、意見を述べた。

4月13日(土)付

景観損ない、公害の恐れも

県教委は地元無視だ

伊賀市ゆめが丘住宅団地の11万坪の土地に計画が進められているメガソーラー(大規模太陽光発電)施設が、地元住民から「景観を損ない、電磁波の危険性がある」という不安の声が上がっている。同地は都市計画の用途上、第2種住居に指定され、地区計画ではスポーツパーク用地となっている地域。計画のメガソーラー施設は建築物でないため、都市計画法、建築基準法の適用は受けず、伊賀市は住民の声に対し、 規制できない≠ニしている。住民や地権者の建設反対の申し出を受け、建設事業者に対し、住民と話し合うよう求めているが、伊賀市の対応に住民の不安は収まっていない。

 
県立高校再編問題について、名張市議会議員全員と名張選出の中森博文県議、北川裕之県議の懇談会が9日、名張市役所で行われた。名張市議会側は県教委が示した28年度に名張市内の県立桔梗が丘高校、同西高校を廃校にし、新たに新高校を設立、校舎を名張西高にする統合案に異議を伝えた。名張市の永岡禎議長は「伊賀市からも両校へ多数の通学者がある。伊賀市の議長が決まれば共闘を申し入れたい。岡本市長にも伊賀の実情を説明し協力を要請する」と述べ、「県教委の思い上がりだ。住民を無視している」と強く語った。

4月6日(土)付

川上ダムはいらない

奇跡の生還した北川茂氏講演

伊賀市が設置した川上ダム検証・検討委員会は、2月から5回にわたり議論を重ね、3月25日には最終答申を決定、4日、岡本栄市長に提出した。建設の是非については結論が出されなかったが、委員会ではいろんな資料が開示され、川上ダム関連事業で一般市民が知らなかった事実が明らかになった。「川上ダムありき」として、早期の着工を望む要望が多く、伊賀市議会も前期議会で「川上ダム建設促進」の決議をした川上ダム問題だが、一方では、国土交通省は、建設の是非について現在、検討を行っている状態だ。そんな中、川上ダム検証・検討委員に公募で選ばれた武田恵世委員が川上ダム不要論の立場から、「伊賀市が、川上ダムの建設を必要とした水道事業の背景」を意見書にまとめた報告書は、注目を浴びた。川上ダムについて研究している武田氏に直接インタビューし、詳しく伺った。

 
日本が世界に誇った世界最大、最強の戦艦「大和」は不沈艦といわれた。重量は69、000d(積載時最大72、800d)、全長263b、最大幅38・0bで鉄板は厚さ41aもある。船倉内部はブロックからなり、1か所に穴があいても1ブロックだけが破損し、浸水は全体に及ばない不沈艦といわれた。ときは、第二次世界大戦、この不沈艦が、沖縄に向かう途中、アメリカの空軍機によって撃沈された。大和の乗員は3332人で生還したのは269人。この奇跡の生還者の一人に名張市豊後町の北川茂氏(89)がいた。同氏は3月28日、名張公民館で開催された松壽学級で、「大和の装備は世界最大の主砲64サンチ砲9門があり、アメリカの戦艦アリゾナを遥かにしのいでいた。アメリカの戦艦は、パナマ運河を通過するため、横幅が制限され、主砲の数も少なかった。大和は対空砲も高角砲24門、25_機銃150挺をそなえ、対空火力が優れ、蜂の巣城とも言われた」と話し、戦艦大和の最後を証言した。

3月30日(土)付

水道計画は見直しを

伊賀市議選地味感漂い66.29%

伊賀市が設置した川上ダム建設に関する市長の諮問機関の検証・検討委員会は25日、同市丸之内のハイトピア伊賀であり、宮本博司委員長が会議の冒頭、上申案(答申案)を提示した。これを受け2月から5回にわたり、住民らを含む9人が協議した答申内容について各委員が意見を述べ、最終案を決めた。委員はダム必要論者、不要論者、中立論者から構成され、それぞれの立場で意見を出した。川上ダムについての「必要」、「不必要」についての具体的な結論は出されなかったが、伊賀市水道については、計画と実績の乖離(かいり=開き)が大きく、見直しを指摘した。

 
伊賀市議会議員選挙は24日行われ、即日開票の結果、現職16人、元職1、新人7人が当選した。投票率は66.29%で前回の68.22%を下回った。最高得票者は、市川岳人氏で、2874票を獲得した。

3月23日(土)付

無視された議会の民意

名張近鉄ガスが発電所建設

三重県教育委員会は14日、名張地区の県立名張桔梗が丘高校と県立名張西高校を平成28年に統合することを決め、校舎は西高を使用すると発表した。これを受け、18日開かれた議会教育民生常任委員会では、議会の民意が無視されているという不満の声があがり、永岡禎議長は議長声明文として県に抗議する構えをみせた。

 
名張近鉄ガス株式会社(村井宏社長、88人)は18日、名張市内の自社所有地(名張市八幡製造所敷地内)7千平方メートルで約700キロワットのソーラー発電所を建設すると発表した。

3月16日(土)付

定数減で激戦必至

名張駅に乱歩像

3月17日告示、24日投開票の伊賀市議会議員選挙に立候補すると見られる予定者は15日現在、定数24人に対し33人。このうち現職は22人、元職1人、新人は10人と多く、激戦が展開される。

 
名張ロータリークラブ(川地清広会長、42人)は11日、名張市で生まれた作家・江戸川乱歩のブロンズ(青銅)像を、同クラブ創立50周年記念事業として近鉄名張駅東口前の市有地前に設置すると発表した。全国初の乱歩全身像で、高さ2.9b(銅像1.8b、台座1.1b)、富山県高岡市で製作。台座の題字「江戸川乱歩像」は、名張市安部田在住の奥野桜州氏が揮毫(きごう)した。総事業費は約500万円で、同クラブ会費や積み立て金を充当。

3月9日(土)付

川上ダム事業を検討

名張と万葉集

国土交通省、水資源機構が主催し、関係自治体が参加した「川上ダム建設を検証検討する」第5回幹事会が1日、大阪合同庁舎で開かれた。近畿地方整備局、水資源機構、関係自治体関係者が、川上ダムの代替案についてのパブリックコメント結果を報告、関係自治体は意見を述べた。同幹事会には、幹事の近畿地方整備局河川部長、水資源機構関西支社長、三重県県土整備部長、同地域連携部長、伊賀市水道部長、同建設部長のほか奈良県土木部長、京都府建設交通部長、大阪府都市整備部長、摂津市土木下水道部長らが出席した。

 
皇学館大学ふるさと講座が23日、皇学館大学、名張市教育委員会、名張市の主催で、名張市蔵持里の武道交流館いきいきで開催され、市民大学名張学部の聴講生を中心に約100人の市民が参加。講師の皇学館大学教授・大島信生氏は、万葉集に収められている名張に関する歌や万葉仮名を説明、さらに、日本書紀の名張に関する記述を紹介した。

3月2日(土)付

改革達成から躍進へ

名張市議会が議員研修会で学習

亀井利克名張市長は2月28日、市議会3月定例会の開会冒頭、25年度の施政方針演説を行い、行財政改革、名張躍進の土台づくりなど、主要施策を発表した。その中で、人権、健康づくり、自然環境の保護と省エネ、医療の充実と防災、教育と文化、自立と協働による地域づくりを具体的な施策として説明した。亀井市長の任期最後の年であり、施政演説は原稿13ページに及び、市政全般にわたった。

 
名張市議会は2月25日、予算案の事前説明会終了後、全議員が出席し、「水について」の研修会を行った。山下松一議員が講師になり、名張市の水の利用状況を説明した。

2月23日(土)付

美旗古墳群メガソーラー建設

メリハリ緊縮型予算

名張市はこのほど新田の市有地、美旗古墳群の毘沙門塚古墳があるL地区の一部4.1ヘクタールをメガソーラー(大型太陽光発電池)用地として民間企業・新日本輸送(本社・大和郡山市)に売却、一部を多目的広場として整備すると発表した。年間発電量は6000世帯の年間消費量に相当する225万キロワット時で11月から稼働し中部電力に売却する。

 
名張市は21日、25年度当初予算案は昨年度の当初予算に比べ22億1000万円の減で8.5%の減額で本年度は緊縮型の予算であると発表した。減額は、市税収入や地方交付税が減収のほか、前年度の繰越金が少ないことなどが原因。さらに単年度要因として、開発公社の改革推進費が不要になり、市債の借り入れが昨年度に比べ、9億8千万円減ったことも大きいとしている。国からの交付金等は未定であり、計上していないが、決定分は6月の補正予算で修正する。

2月16日(土)付

名張市の水利権を伊賀市へ

全国4番目に認定

岡本栄伊賀市長は川上ダム検討・検証委員会を議会の了承を得て立ち上げ、14日には第1回の委員会をハイトピア伊賀で開催した。また、伊賀市議会も1月31日、市議会基本条例に基づき、川上ダムについて議論を交わした。そして伊賀市議会は政策討論会を開き、13日、伊賀市合併後、初めて「ダム建設推進決議案」を賛成多数で可決した。伊賀市議会は3月17日に告示、24日には改選される。決議の有効性は議論の余地があるが、水利権についてはあまり議論されておらず、治水と利水の区別がされていない状態だ。川上ダム水利権の伊賀市負担は大きく、余剰のある青蓮寺ダムの水利権を買い取る方が負担金が安いといわれている。伊賀市は、水余りで使っていない名張市の青蓮寺ダムの毎秒0.19トンの水利権を活用することで負担は少なくなり、同時に名張市の財政は潤うことになる。結論は、同市の検討・検証委員会の報告を待つことになるが、川上ダムを語るには欠かせない議論「治水と利水の区別」を考えてみた。

 
名張市は8日、市議会産業建設常任委員会で名張市、地域づくり団体、名張商工会議所が進めている「名張市エコツーリズム」が全国4番目に認定される見通しだと発表した。エコツーリズムは環境保全を前提とした観光振興や地域振興を基本理念としたエコツーリズム推進法に基づくもので、国の補助が優先的に採択されるなどのメリットがある。全国では、埼玉県飯能市、沖縄県渡嘉敷村、群馬県水上村などについで、4番目に認定される見通し。

2月9日(土)付

川上ダム改めて議論

前年比0.1%減420億円

伊賀市議会は31日、市議会基本条例に基づく政策討論会を開き、建設が止まっている川上ダムについて討論を行った。岡本市長が1月16日、全員懇談会で「川上ダム検討・検証委員会」の設置を報告したことにより、議会でも改めて研究、検討をしようというもので、伊賀市議会の全議員が参加、激論を戦わせた。特に、川上ダムが必要だとする資料が手渡され、出席議員は、それぞれの立場、考えから意見を述べた。

 
伊賀市は6日、平成25年度予算を発表した。本年度は市議会議員改選で例年より早く定例会を開催するため、例年より2週間早い。一般会計は420億1208万円で、前年比0.1%の減。市債は前年より抑え、残高は582億5202万円となった。「医療再生」、「むだのない財政」「観光農林業の再生」などを新規に盛り込んだ。昨年11月に就任した岡本市長としては初めての予算編成。市長は「学校改修などの多額の予算を強いられていたが、前年より削減した。市政再生元年予算だ」と述べた

2月2日(土)付

新庁舎は、ゆめが丘へ

鈴木知事と初懇談

市民団体「健全な合併伊賀市庁舎の建設を求める会」(世話人・福島正信=阿山、山中隆行=大山田、高山泉=青山、竹之矢虎雄=ゆめが丘の各氏)は1月9日、「伊賀市の新庁舎は、伊賀のほぼ中心部・ゆめが丘への建設を求める」提言書を岡本栄伊賀市長に提出した。「同求める会」のメンバーは、23年5月25日、「現庁舎と敷地周辺の丸之内は観光・文化の拠点とし、新庁舎は他の場所への建設を求める」とする請願書を提出。請願書は同6月24日、市議会で賛成15、反対11で採択されている。今回の提言は、請願を具体化するもので、同会では、「この案に対して、多くの市民の意見や別の案が出ることを期待し、議論が活発化することを望んでいる」と話している。

 
名張商工会議所(川口佳秀会頭)は24日、名張産業振興センターで鈴木英敬三重県知事と県の産業振興に向けた取り組みについて、役員議員懇談会を開催した。冒頭、川口会頭は、「いままで三重県知事が、名張商工会議所の役員議員と懇談を持った記憶がない。有意義な日にしたい」とあいさつした。

1月26日(土)付

実情無視の高校再編

伊賀市議会・今年も報告会始まる

名張市議会の12月定例会の一般質問で細矢一宏議員は、三重県教育委員会が県立名張桔梗が丘高校、名張西高校の統合を進めている問題を取り上げ、伊賀の実情を説明、名張市の受験生を無視したものだと詰問した。

 
伊賀市議会は12月議会の審議内容について6班に分かれ、今月10日の諏訪地区会場を皮切りに、各地で報告会を行っている。議員が報告した主な内容は、補正予算の承認、副市長の新任、教育長の交替、新監査委員の承認など。住民側からは、市庁舎問題、川上ダム問題、学校統廃合や地元関連の意見や要望が出された。

1月19日(土)付

川上ダム不要論も

自覚と決意誓う

伊賀市は16日の全員懇談会でダムの専門家を招き、川上ダム進捗状況、伊賀市の負担について国土交通省近畿整備局の中込淳調査官から説明を受けた。また、「伊賀市の新たな水源は、青蓮ダムからだ」と主張する近畿整備局淀川流域委員会の宮本博司元委員長から、川上ダム不要論があがった。さらに元副委員長の千代延明憲氏は「伊賀市の水源は青蓮寺ダムにある名張市の水利権を買えばよい」と話した。

 
「成人の日」(14日)を前に13日、名張、伊賀両市で成人式が行われた。名張市は1010人、伊賀市は941人が対象で、会場には振袖姿やスーツ姿で参加した新成人が、久しぶりに会った同級生と歓談、写真を撮るなど、大人の仲間入りを喜び合った。

1月12日(土)付

地域経済発展目指し

団長出演し「消防大精神」を吟詠

名張商工会議所の新年祝賀会は7日、南町の産業振興センターアスピアで開かれ、来賓、会員約180人が参加、新年の賀詞交歓を行った。

 
名張市消防本部、名張市消防団の出初め式が6日、夏見の市総合体育館で行われ、市消防本部職員、名張市消防団員340人、幼稚園児39人が参加した。

1月1日(祝)付

今春から同時開所

伊賀市副市長に辻上氏

名張市はかねてから要望があった名張市総合教育センターと子ども発達支援センターを4月から同時に開所すると12月14日、市議会教育民生常任委員会で明らかにした。
名張市百合が丘西5番町の旧三菱田辺製薬の研修所と宿泊施設を買い受け、改修するもので、建物は鉄筋コンクリート5階建一棟(元宿泊施設)と鉄筋コンクリート2階建(元研修棟)一棟で延べ床面積は4522平方b、土地は5180平方b。

伊賀市は12月定例議会の13日、空席の副市長に三重県議会事務局企画法務課副課長の辻上浩司氏を選任した。同氏は、伊賀市柘植の出身で48歳。