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伊賀市が設置した川上ダム検証・検討委員会は、2月から5回にわたり議論を重ね、3月25日には最終答申を決定、4日、岡本栄市長に提出した。建設の是非については結論が出されなかったが、委員会ではいろんな資料が開示され、川上ダム関連事業で一般市民が知らなかった事実が明らかになった。「川上ダムありき」として、早期の着工を望む要望が多く、伊賀市議会も前期議会で「川上ダム建設促進」の決議をした川上ダム問題だが、一方では、国土交通省は、建設の是非について現在、検討を行っている状態だ。そんな中、川上ダム検証・検討委員に公募で選ばれた武田恵世委員が川上ダム不要論の立場から、「伊賀市が、川上ダムの建設を必要とした水道事業の背景」を意見書にまとめた報告書は、注目を浴びた。川上ダムについて研究している武田氏に直接インタビューし、詳しく伺った。
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日本が世界に誇った世界最大、最強の戦艦「大和」は不沈艦といわれた。重量は69、000d(積載時最大72、800d)、全長263b、最大幅38・0bで鉄板は厚さ41aもある。船倉内部はブロックからなり、1か所に穴があいても1ブロックだけが破損し、浸水は全体に及ばない不沈艦といわれた。ときは、第二次世界大戦、この不沈艦が、沖縄に向かう途中、アメリカの空軍機によって撃沈された。大和の乗員は3332人で生還したのは269人。この奇跡の生還者の一人に名張市豊後町の北川茂氏(89)がいた。同氏は3月28日、名張公民館で開催された松壽学級で、「大和の装備は世界最大の主砲64サンチ砲9門があり、アメリカの戦艦アリゾナを遥かにしのいでいた。アメリカの戦艦は、パナマ運河を通過するため、横幅が制限され、主砲の数も少なかった。大和は対空砲も高角砲24門、25_機銃150挺をそなえ、対空火力が優れ、蜂の巣城とも言われた」と話し、戦艦大和の最後を証言した。 |
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