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伊賀市と名張市の26年度決算がそれぞれの9月定例市議会決算委員会で承認された。予算規模は伊賀市が総額492億7238万円、名張市は288億487万円、伊賀市の予算は名張市の予算の1・7倍になる。人口は伊賀市が約9万5千人、名張市約8万1千人で、人口比率は、名張市を1とすれば、伊賀市は約1・2倍だが、予算比率は1・7倍となる。これを住民1人当たりに割ると、伊賀市は約49万8千円、名張市は35万1千円になる。隣接した地方都市としては、大きな格差が生じている。両市の確定予算を比較検証した。 |
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名張商工会議所(川口佳秀会頭)は、名張市が導入を計画している都市振興税について、8月10、11日の両日、名張市の亀井利克市長と吉住美智子市議会議長に提出した「都市振興税の導入計画に関する意見・要望書」の回答がないまま、9月議会に条例案として上程されたのは、遺憾だとして11日、回答要請書を再度、市長、議長あてに提出した。都市振興税導入に当たり、市議会議員や市3役らの報酬カットは提案されたが、会議所役員は、意見・要望書への回答があるものだと考えていただけに、9月の役員会では、市の対応に辛辣(しんらつ)な意見が相次いだ。今議会での採決は30日と見込まれるだけに、対応次第では波乱が巻き起こりそうだ。 |
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