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熊本県などを中心とした地震は本震から1週間経過した後も、震度3以上の地震が続き、被害状況が連日、報道され、三重県内をはじめ、各地で防災意識が強まっている。熊本地震は、活断層の横ずれによる地震だとしているが、県が5年前の平成12年3月に改訂した「三重の活断層」によると、県内には内陸直下型地震の震源となる活断層は、主なものとして北から、養老-桑名-四日市断層帯、鈴鹿東縁断層帯、布引山地東縁断層帯、頓宮断層、木津川断層帯、伊勢湾断層帯(白子-野間)の6断層と指摘している。北勢から中勢、伊賀にかけて活断層が多くみられるが、県では、ほかにも多くの活断層が点在していると推定し、日ごろの対策を呼びかけている。 |
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伊賀市民オンブズマンで一級建築士の堀井信雄氏から4月25日、「全国紙1面に、熊本県の5市町の役場が倒壊の危険から閉鎖したとある。伊賀市の新庁舎の耐震性は大丈夫か。また、旧庁舎地での建設は、最新の技術だと、大丈夫だとしているが、どう思うか」という電話があった。朝日新聞は23日、「倒壊の恐れ5庁舎閉鎖」、翌24日の中日新聞は「熊本5市町の庁舎損壊。罹災証明、生活保護に支障」と大きく報じた。災害時での市役所閉鎖は、災害対策の機能が発揮できず、大きな影響が出るのは明白。あらためて堀井さんの質問に答えながら、伊賀市の市庁舎建設を再検証した。 |
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