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「リノベーション(改修、活用)」か「解体、新築」か――、伊賀市現南庁舎の利活用関連を含む一般会計予算の原案が6月定例会最終日の6月26日、市議会本会議で可決された。市議会はこれまで3度、南庁舎関連予算の削除、否決を行っている。今回の4度目も、議会は南庁舎関連予算を削除する修正案を提出、可決させたが、岡本栄市長は伊賀市初の再議権≠行使した。その後、修正案は再可決されず、廃案になったが、議会は「リノベーション関連の予算案の執行を凍結する」という付帯決議をつけ、リノベーション関連予算は成立した。 |
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名張市議会は6月27日、すべての障害者のコミュニケーション手段を理念に掲げる県内初の「手話その他コミュニケーション手段に関する施策の推進に関する条例案」を全会一致で可決、施行した。手話や点字、筆談などの障害者を幅広く支援する同条例は、亀井利克市長が昨年9月の定例議会で「手話言語条例」を今議会(6月定例会)に制定する意向を示していた。本会議では情報伝達に困難がある全ての障害者を対象とした条例案の趣旨の説明があった。議場では昨年4月施行の市議会手話通訳実施要網に従い、手話通訳者が初めて3階の傍聴席に入り、10人余りの聴覚障害者に議事進行の状況を伝えた。採決の行方を傍聴席で見守った関係者は、全会一致で可決されると、手話で喜びを表した。市によると、県内では松阪、伊勢両市と県で「手話言語条例」が制定されているが、障害者全てに対象を広げた「コミュニケーション条例」は県内で初めて。 |
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