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「ペンは剣よりも強し」。これは、武力より文通を通じて表現される思想や、文学の力の方がもっと強いパワーと効果を発揮するという、もはやすり切れそうに古ぼけたことわざである。同じパターンの名文に「投票は弾丸より強い」がある。その読み人は、第16代の米国大統領、リンカーンというのも有名。「人民の人民による、人民のための政治」こそ民主主義の真髄だと宣言し、対英国戦争を勝利に結びつけた、あのリンカーンである。さて、新しい年が明け、名張市民にとっては、目下の最大関心事は4年ぶりに実施される第17回名張市長選挙。すでに立候補の名乗りをあげているのは森脇和コ氏(44、桜ヶ丘)一人。現職の亀井利克市長は恒例の後援会の「新春の集い」で、自身の出馬を表明するとみられる。さらに非自民系からの立候補の動きもあり、近々出馬に踏み切る予定だ。 |
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2018年、平成30年。新しい年が明けた。今年の名張市は選挙ムード一色に染まる。市長選挙は4月8日告示、15日投開票。真夏の8月は市議会選挙があり、4年に1度、市民の審判が下される。昨年10月、市議会役員改選で、福田博行氏(清風ク、66)が議長選に市長・市議会同日選挙を公約にあげ、3度目の議長に就任した。あれから3か月。公約実現へ話が進んでいるのか。一方の現市長に新人が挑むであろう市長選は、水面下で活発な動きをみせており、2人目、3人目の候補者の出現も「時間の問題だ」とされる。果たして同日選挙は間に合うのか、それとも・・・。 |
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