歳末の特別警戒や交通安全を願って伊賀市と名張市で「年末年始特別警戒取り締まり」と「年末の交通安全県民運動」出動式があった。
伊賀市では10日夕、上野西小学校で警察、消防、防犯協会、交通安全協会の役員など約300人が参加して年末年始の取り締まりが行われた。伊賀署の中村正義署長が「県内で交通事故が多発している。シートベルトを締める。安全運転を心掛ける。年末年始の交通事故を減らし良い年を迎えるよう努力していただきたい」とあいさつした。
照明車で明るく照らされた会場を白バイやパトカーが市内に向けて出動した。この後、市内の量販店で交通事故防止を呼び掛け、テイッシュなどを配って街頭啓発を行った。
名張市では11日午前9時から夏見の市中央公園駐車場で、名張警察、安全協会、防犯協会員、老人クラブ連合会長、小学校交通安全保護者の会長など約150人が集合。栃木新一名張警察署長が県内の犯罪発生と交通事故について説明、「年末年始は犯罪や交通が増える。皆さんのご協力で犯罪や交通事故がない安全で安心な名張市をつくり素晴らしい正月を迎えていただきたい」とあいさつ。亀井利克名張市長や西本彰文名張地区防犯協会長、野中敬子ら来賓が安全、安心を訴えた。
最後に名張署の白バイが先導、パトカー、各地区の青色回転灯舎、市の広報車など一斉に出動、「高齢者の交通事故防止」「飲酒運転根絶」「振り込め詐欺に注意」などを名張市、伊賀市青山地区の住民に呼びかけた。参加者はこのあと、市内の量販店で買い物客にチラシなどを配布した。
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