大規模地震など広域的な災害が発生した場合に備え、三重県は伊賀市の旧県立上野農業高校跡地に伊賀防災拠点施設を整備し、伊賀広域の災害に備え、25年度から運用を開始する予定。
この拠点は伊賀広域のほか、東紀州地域の支援歳も兼ねている。東紀州には県の防災拠点があるものの、東紀州地区は津波の恐れもあることから、津波被害のない伊賀の拠点が支援することになっている。
拠点施設の面積は37000平方メートルで、名阪国道へのアクセスもよい。周辺には人家がないため、災害拠点に適している。旧グランドをヘリポートとし、グランドや照明施設も利用できる。建物は旧校舎を利用した管理施設、備蓄倉庫、宿舎が整備される。不要の建物を撤去した部分には、トラックなどが出入りする荷さばき所として使うよう現在整備中。
県下の拠点整備は、平成13年度に中勢拠点、21年度に伊勢志摩拠点が整備済み。今後は北勢拠点の整備になるが、現在は未定となっている。 |