人権週間(12月4日〜10日)期間中の8日、名張市松崎町のADSホールで第65回人権週間記念行事「ふれ愛コンサート」(主催・名張市、名張市教育委員会、名張市人権センター)があった。参加者は約650人。
第1部は人権に関する作文、標語、ポスター、フォトの各部門の表彰式と作文の朗読発表。
表彰作品は、市内から作文約5000点、標語約3400点、ポスター約5200点、写真8点でこの中から啓発ポスター、啓発用ポケットティッシュ、人権作品集として活用する作品も選ばれた=写真。
作品選定は、あらゆる差別、人権問題の解決のため、家庭生活、学校生活、社会生活での体験や学習で学んだことを通して、人権尊重の大切さや差別をなくしていくための意見、感想が述べられているもの。また、観念的なものに留まることなく自分自身をふりかえり、自分の問題としてできることをしていこうとする姿勢や意欲が伝わるものを審査基準とした。
ポスターで表彰された薦原小学校1年生の三田村心春さんは、「いつもはあんまり絵は描かないけど、この絵は学校でみんなと一緒に一生懸命描きました。うれしいです」と喜んでいた。
第2部では故・坂本九の長女、大島花子さんのコンサートとトークショーが行われ、父・坂本九さんの突然の死から感じた日常の尊さや、親から子への愛などを語った。
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