「第11回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストin庄内町」メジャー部門で城山和夫さん(伊賀市北山)が優秀金賞、JA伊賀南部赤目地区稲作品質向上委員会の竹田優(まさる)さん(名張市赤目町柏原)が優良金賞に入賞し、赤目地区稲作品質向上委員会は12月19日、名張市の亀井利克市長に受賞の喜びを報告した。コンテスト決勝大会は12月2日、青森県の庄内町であり、過去最高の465点が全国から寄せられ、審査員が生産者の名前を伏せた米飯を試食し採点を行った。その結果、城山和夫さんのコシヒカリ優秀金賞、竹田優さんのコシヒカリも優良金賞を受賞した。出品候補米を仲間に試食してもらって出品したという2人は「入選するとは思っていなかった、うれしい」と語った。
竹田さんは定年退職後、米つくりを始めた。12年前、JA伊賀南部赤目地区稲作品質向上委員会に入り、農協の営農指導を受け、土壌分析を行うなど、必要な知識を得た。竹田さんは出穂前に施肥する「穂肥」も牛糞を使った有機農業。
入賞米を作った田圃(たんぼ)の土は粘土質、灌漑水はため池からとり、体力を考え耕作面積を少なくし、良質の米づくりに専念した。農協の営農指導員は「良いコメを取るためには田圃をかわいがり、田圃と接触する時間が長い方がよいようだ」と話している。 |